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(回答先: 一般教書演説:合意欠いたイラク軍事行動をけん制 民主党知事 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 29 日 21:41:17)
【ワシントン斗ケ沢秀俊】米国の内外政策を示した28日のブッシュ大統領の一般教書演説を受けて、民主党の有力議員は同夜、一斉に演説内容を批判した。批判のトーンは例年になく厳しく、一昨年9月の同時多発テロ以降続いていたブッシュ共和党政権と議会民主党の結束の終わりを印象付けた。民主党は04年大統領選挙を視野に入れて政権批判をさらに強める見通しで、両党の対立激化は、対イラク軍事行動にも影響を与えそうだ。
民主党は演説後の公式見解の発表者に、民主党知事会議長のロック・ワシントン州知事を指名した。同知事はブッシュ政権の失業対策や教育、医療政策を批判し、「多くの点で、米国は間違った方向に進んでいる」と述べた。
イラク問題では「民主党は今まで大統領を支援してきた」とする一方、「砂漠の嵐作戦(湾岸戦争)やDデー(第二次大戦でのノルマンディー上陸作戦)と同様に、米国は同盟国を必要としている」と、米国単独の軍事行動をけん制した。
04年大統領選の民主党予備選に名乗りを挙げているケリー上院議員もイラク問題に言及し、「大統領は世界の足並みをそろえる機会を無視してきた」と非難した。
さらに、ケネディ上院議員は「大統領は(米国にとってイラクが)差し迫った脅威であり、戦争が唯一の選択肢であるという根拠を示していない」と指摘。大統領がイラクに派兵する前に「差し迫った脅威」の証拠を示すことを求める議員投票を両院に提案する考えを明らかにした。
民主党は同時テロ以降、テロ対策で大統領に全面協力してきた。昨年10月の上下両院の対イラク武力行使容認決議には、多くの民主党議員が賛成した。
しかし、同党は11月の中間選挙で明確な争点を打ち出せず、上院では少数派に転落、下院の議席も減らしたことから、選挙後はブッシュ政権批判を鮮明にし始めた。
昨年の一般教書演説では、対テロ戦争を訴える大統領に、両党議員が総立ちで拍手して応じる場面が多かった。今回は席に座ったまま無言で異を唱えるかのような民主党議員が目立ち、議事堂の雰囲気は様変わりした。
ダシュル民主党上院院内総務やケネディ議員らが今後、「イラクの大量破壊兵器保持の証拠開示」を求める動きを活発化させた場合、ブッシュ政権が議会対応に苦慮することも考えられる。
[毎日新聞1月29日] ( 2003-01-29-21:54 )