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h拉致の鹿沼市職員「遺体は榛名山」3人自供
栃木県鹿沼市で一昨年10月、市環境対策部担当参事だった小佐々守さん(当時57歳)が連れ去られた事件で、営利目的略取容疑などで逮捕された容疑者3人が「小佐々さんを殺し、遺体を榛名山(群馬県)の山中に放置した」と供述したため、栃木県警は9日、殺人・死体遺棄事件で捜査本部を設置し、榛名山一帯で遺体の捜索を始めた。10日も捜索を続けている。
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事件を巡っては、同容疑などで逮捕状が出ていた廃棄物処理会社社長の曽根正志容疑者(61)(6日に遺体で発見)と鹿沼市との間で、「廃棄物について便宜を図る」との念書の存在が明らかになっており、小佐々さんは、癒着を断ち切ろうとして逆恨みされたとみられている。佐々木容疑者は、曽根容疑者から「邪魔だから消してしまおう」と殺害を持ちかけられ、遊び仲間の3人に依頼したと供述している。
事件の半年前の2001年4月。鹿沼市環境クリーンセンターの会議室に、曽根容疑者の怒声が響いた。「何で、おれのごみにいちいち文句をつけんだ」。木くずを処分するため、センターに勝手に持ち込んだのを小佐々さんに注意され、すごんで見せた。
同市は1992年に曽根容疑者と念書を交わし、市内へのごみの持ち込みのチェックを甘くするなど特別扱いしていた。しかし、小佐々さんはこれを認めず、摩擦が続いたという。
「曲がったことが嫌いで、筋を通す公務員の鏡だった」と、同僚は口をそろえる。家庭ではめったに仕事の話をしない小佐々さんだったが、2000年10月、環境対策部担当参事としてセンターへの異動が決まった時、「どこへ行っても全力投球だよ」と話した。
仕事に追われる日々で、来年3月の定年退職後に、夫婦でゆっくりとハイキングや散歩に出掛けることを楽しみにしていた。妻の洌(きよ)子さん(55)は「そんなささやかな夢もかなわなくなった。まじめに仕事をしていた夫が、なぜ狙われなければならなかったのか」と涙を浮かべた。
(2月10日12:15)
ttp://www.yomiuri.co.jp/index.htm