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(回答先: 給与(家計可処分所得)が増加しなかったことが内需がそれほど拡大しなかった最大の理由 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 28 日 16:36:40)
>>マネーが消費性向の高い層に届かず、規制のせいで輸入品が割高だった
>「生産性が上がり利益が増加し」ながら、賃金を抑制したから、需要がそれほど拡大しなかったのです。
抑制はしてないんじゃないかな。バブル後不況期の激増は目立つが、それ以前でも労働分配率水準自体は増加してたようだ。
ただ日銀からの巨額の資金供給に全く追い付かず、しかもそれがボーナスやキャピタルゲインなどで相対的に富裕者のメリットにしかならなかったことに問題があったのだろう。
>(輸入ブランドに回る需要は、国内産業・サービスの低迷要因になります)
>80年代後半は株式時価発行など、本来の直接金融が膨らんだ時期です。
>それが、国内投資に回るのではなく、海外投資や投機に回ったことが需要拡大の制約要因の一つです。
円高条件で過剰融資の一部分が海外に金が回ること自体は、日本経済にとって悪くは無い。円高を抑制し、海外からの輸入をサポートする効果もある。問題はやはり国内投資を予想以上に食ってしまったことにあるんじゃないかな。
>直接金融か間接金融かの違いは、投資が起きるかどうかはそれほど関係ありません。
いずれにしても一度、投機(バブル)が始まると、世界中から資金が集まって来るから、なかなかコントロールは難しく、企業も本業より投機に力を入れることになってしまう。投機を全部無くすのはい無理としても、過剰融資と同時にキャピタルゲイン課税などの税制改革を行っていたら大分変わってたかもしれないね。
あと土地本位制の間接を全否定するわけではないが、バブルが破綻した時に直接投資主体だったなら自己責任原則を貫きやすく、現在まで尾を引く金融システム問題(不良債券問題)は小さかったろうね。
正当な手段はやはり低所得者減税や投資減税、それに福祉充実型の財政拡張だろう。国内生産力が大きく円高なのだから赤字国債を恐れる必要は無いのだが、政治的に難しかったってことか。
今も昔も行財政を支配してるのが金持ちとその奉仕者(官僚、自民党)だから当然の結果だけど、内需拡大=可処分所得上昇のために日銀を使ったのがまずかったのカモ
今回もまた日銀に同じことをやらせようとしているみたいだが。。