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(回答先: ハザマが金融支援要請へ 1500億円、不動産事業分離 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 17 日 00:12:19)
経営再建中の準大手ゼネコン(総合建設会社)のハザマは16日、同社を新設の建設事業会社と不動産事業会社に分割することを柱とした経営再建計画を固めた。建設事業会社は現ハザマの資本を引き継ぐ形で資本金100億円で10月に上場させ、不動産会社にはハザマが抱える単体ベースで約2000億円の有利子負債のうち一部を切り離し、建設事業会社の有利子負債を約500億円に圧縮する。
また、建設事業会社に対しては、来年1月に取引先の銀行団が100億円の債務の株式化を実施し、さらに有利子負債を減らす計画だ。2005年度には有利子負債を170億円規模まで縮小したいとしている。
一方、不動産事業会社は建設事業会社の株式を51%握って傘下に置くが、実質的には不良資産を処理する業務に集中する。大和文哉社長は責任を取り辞任する見通しだ。
計画では、2005年度には新会社の受注規模は現行の約3100億円から約2000億円に縮小するが、従業員は約3000人から1950人に減らしてリストラも強化し、効率経営を目指すことにしている。
ハザマは2000年9月に総額1050億円の債権放棄を主力行の第一勧業銀行(当時)などから受けた。再建策を巡っては、新たな債権放棄も検討したが、事業分割を柱にした再建策で最終的に調整し、再建計画が固まった。
ハザマは黒四ダム工事を手がけるなど大型土木工事の技術力に定評があり、官公庁工事に支えられて業績を拡大してきた。しかし、公共事業の削減で売上高が減少を続けたうえ、バブル期のゴルフ場開発などの不動産投資の失敗で有利子負債が膨らんだ。
(1月17日08:57)