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2002.12.24
Web posted at: 17:23 JST
- AP
米フロリダ州ケープ・カナベラル(AP) 「人類は月に着陸していなかった」「アポロからの中継は、実は米西部のスタジオで撮影されたでっち上げ」――30年前から一部でささやかれてきた説が、昨年以来米国内で新たな広がりを見せている。これまで通り取り合わないのがいいのか、正面から反論すべきかと、米航空宇宙局(NASA)も対応を決めかねているようだ。
「でっち上げ説」の大筋は、旧ソ連との宇宙開発競争で苦戦し、あせった米政府が、勝ったと見せかけるために偽物の月着陸シーンを流し続けていた――というもの。昨年2月、米FOXテレビがゴールデンタイムの特別番組で取り上げたのをきっかけに、あらためて勢いがついた。インターネット上で議論が巻き起こり、生徒に質問された教師がNASAに問い合わせるケースも急増した。
そこでNASAは、学校などで使える「反論ハンドブック」の発行を企画し、かつてスペースシャトルの地上司令官を務めた科学者のジェームズ・オーバーグ氏に執筆を依頼した。しかし、「そんな説を相手にするべきではない」との批判が続出したことから、発行計画は白紙に。一方、オーバーグ氏は「NASAが手を引いても本は出す」と、執筆を続ける構えだ。「無視すれば隠していると思われるだけだ」と、オーバーグ氏は力説する。
アポロ13号の船長を務めたジム・ロベル氏は最近、「月に行ってきたなどとうそをついた」として訴えられたという。今年9月には、アポロ11号で月に降り立ったバズ・オルドリン氏が「うそつき、泥棒」などとののしられて誓いを強要され、こぶしで応じるという事件も起きている。でっち上げを主張する意見は、ここへきて一気に激しさを増しているようだ。