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(回答先: あれは米国に対して言ったのです。失礼しました。 投稿者 狂的電磁波 日時 2002 年 12 月 27 日 18:35:55)
狂的電磁波さん、どうもです。
それでは、この写真、ちょっと見てみましょうか。
狂的電磁波さんの疑問に沿っていきましょう。
>上の写真は逆光線にも関わらず宇宙飛行士にかなり光が当たっていることも問題にされていますが、
ヒントは、飛行士のバイザー部分に写った撮影者側の影です。
この写真はクレーターの中のような場所で撮られており、撮影者は、斜面を背にして立っています。その反射光は、ちょうどレフ板を当てたのと同じように、飛行士に当たっています。飛行士に当たっている光が、斜め下から当たっていることを見ればよく分かるでしょう。
それ以上におかしいのはやはり影です。
アポロ飛行士の右腕の影の左側にある2つの石ころの影に注目すると、飛行士の影などの他の影は正面に伸びているのに、それらの2つの石ころの影だけははっきりと右へ伸びています。どうしたらこんなことになるのでしょうか。
写真のピントを良く見てみましょう。これだけの広角レンズとはいえ、この距離で飛行士にピントを合わせれば、手前はやはりボケます。そのボケを写真の下端から飛行士に向かってずっと追っていって見ましょう。途中で急にピントの具合が変わります。
ちょうど、飛行士の影の腰と見えるあたりです。そこから左に行ったところに問題の影がありますね。この段差と影の関係を良く見てみると、これは、突き出した岩の陰であり、その方向にも不自然さは感じられないことがわかるでしょう。この段差は、飛行士の左手の影がこの段差のところで切れてしまっていることからも良く分かります。
複数のライトによって複数の影が生じてしまったので、特定方向の影だけを濃くして他の影は消す作業中に混乱してしまったようにも思えます。
この2点から考えれば、複数のライトを使用しての撮影ではないことは一目瞭然です。
ちなみに、画面上端の白い影は太陽ではなくフレアと呼ばれるレンズ内での光の屈折によって起こる現象です。このフレアにより、画面の中心部、帯状に霧がかかったように見えています。
この写真についてはこんなところです。ほかの写真も、追々見ていきましょう。