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【米コロラド州デンバー26日AP=共同】
モスクワの劇場占拠事件で、ロシア政府の特殊部隊が突入時に使用した催眠ガスについて、米国の毒物学者や軍事専門家らは26日、人質の証言からバリウム(精神安定剤ジアゼパムの商標名)が噴霧された可能性が高いと分析した。
米国など数カ国は、呼吸障害や吐き気、視覚障害を引き起こす非致死性の薬剤を開発しており、専門家の1人は「ロシアがそういった薬品を開発していたとしても不思議ではない」としている。
証言によると、人質は当時、眠気を感じ、意識がもうろうとしたが、蒸気のようなものや化学物質のにおい、催涙ガスなどによる刺激などはなかったという。
このため、米バージニア大のホルスティッジ博士は「まず頭に浮かんだのはバリウムの噴霧だった」と話す。断定はできないとしながら、バリウム吸入で「眠くなりもうろうとしたり、何が起こったのか、後から思い出せない状態になることがある」と説明した。
(17:00)