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イスラエル軍、ラマラ侵攻 テルアビブ・テロの数時間後
2002.09.20
Web posted at: 05:13 JST
- CNN
ヨルダン川西岸ラマラ(CNN) イスラエル軍はテルアビブの中心街のバスで19日午後起きた自爆テロの数時間後の同日夜、当地にある自治政府議長府付近に侵攻し、砲撃を始めた。武装した兵士や戦車が機関銃を発射しているという。パレスチナ自治政府の交渉役エラカット地方自治相が明らかにし、CNNのスタッフも銃声を確認した。
砲撃が始まったとき、同地方自治相はアラファト議長と電話で話していたが、同議長は無事だという。同地方自治相の話では、議長の護衛官2人が負傷し、「状況は続いている」と議長は話したという。
別の広報担当者によると、議長府は無防備の状態になっており、イスラエル兵が議長府の門から侵入した。議長は執務室にいるという。
イスラエル軍は、ラマラで軍事行動が実施され、軍に警戒態勢でいるよう命じていることは認めたが、詳細は明らかにしなかった。
同日のテルアビブのテロのあと、イスラエル・シャロン首相のギシン顧問は、パレスチナ人テロ集団の「活動性は高い」と指摘し、パレスチナ自治政府は「テロをやめさせるための方策を何も取っていない」と非難した。
今回のテロは、18日にイスラエル北部の村ウンムエルファヘムで警察官1人が死亡した自爆テロに続くもの。このテロまで、自爆テロは1カ月半起きていなかったが、同顧問は「イスラエル軍が占領を続けているからこそ、小康状態が保てた」とも述べた。
一方、自治政府のエラカット地方自治相は、自治政府は「テロをやめさせるためのあらゆること」をしている、と反論。また「イスラエル市民に対する攻撃を非難し、暴力の連鎖を止めるには和平交渉を再開するしかない」と話した。
ブッシュ米大統領は「私たちはテロ、暴力を強く非難する。そして、中東の良心ある人たちに対し『もし平和を求め、平和のうちに人々が成長することを望むのなら、暴力を止めるためにあらゆることをすべきだ』とのメッセージを送り続ける」と述べた。