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(回答先: イスラエル軍、アラファト議長を再監禁――自爆テロに報復〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 20 日 15:45:55)
イスラエル軍は19日夜、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマラのアラファト自治政府議長府を十数両の戦車で包囲し、攻撃を始めた。18、19日にテルアビブなどで計6人が死亡した自爆テロ事件への報復で、アラファト議長を監禁下に置いた。銃撃戦で議長警護隊員1人が死亡し、パレスチナ人2人が負傷した。イスラエルはテロへの関与などで指名手配しているパレスチナ人約20人が議長府内にいるとして、投降を求めている。
アラファト議長の監禁は今年5月に約1カ月余にわたる監禁から解放されて以来。イスラエルには、議長がパレスチナ過激派による自爆テロを抑え込めていないことへのいらだちがあり、議長退陣に向けて圧力をかけていくとみられる。自治政府指導部は20日未明、国連安保理の緊急開催を求める声明を出した。
議長監禁は、同日夕の緊急閣議で決まった。テレビ報道によると、閣議に先立ち、シャロン首相は「アラファト追放」の方針を閣僚に示したが、「追放という強硬策は国際社会の批判を招くだけでなく、アラファト議長の地位を高める結果になり逆効果だ」とみるベンエリエゼル国防相やペレス外相らの反対で、追放案は閣議にはかけられなかった。
自治政府筋などの情報では、議長府を取り囲んだ戦車や軍用車が敷地内に侵攻。拡声器で指名手配者の投降を要求した。その中には西岸の公安警察長官タウフィク・ティラウィ氏も含まれているという。敷地内にいたパレスチナ人8人がイスラエル軍に投降したとの情報もあるが、指名手配者かどうかは不明だ。
議長側近の一人はイスラエル紙に、「議長は無事だが議長府は危険な状態だ。イスラエルから議長への投降要請は届いていない。イスラエルが言う指名手配者は議長府にはいない」と語った。
またイスラエル軍は同日夕、ヘブロンを除く西岸の全域に外出禁止令を出したほか、ガザ自治区北部のガザ市とベイトハヌーンにも同夜、戦車で侵攻した。テルアビブの自爆テロで犯行声明を出したパレスチナ過激派ハマスの逮捕作戦とみられる。
(11:57)