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(回答先: Re: 著者Xを日本国内人と見ることは困難、その必然性もない。 投稿者 ただのどかな青空がほしいだけ 日時 2002 年 7 月 08 日 11:05:25)
「ただのどかなな青空がほしいだけ」さんへ。お言葉ですが、やっぱり著者は日本人だ、と思います。その理由は、この本の文体はとても翻訳とは思えないからです。翻訳をやったことがある人なら、すぐ分かりますが、翻訳ものの文体は、日本人が書いたものとは微妙に異なります。また、あっしらさんも指摘しているように、70年頃に新左翼各セクトが使っていた用語というか、概念が多用されており、これらの用語に外国人が精通している、とはとても思えません。
まあ、著者が何者か、は別に重要なことではなく、書いてある内容が妥当かどうか、が重要なわけですが。ただ、なんとなく、かっての新左翼の「攻勢的階級闘争論」(プロレタリアが世界中で攻勢に出ている)をイスラミストに置き換えただけ、という気がします。米国への錨はもっともですが、主観を情勢分析に置き換えるのはうまくないでしょう。