(回答先: パレスチナ犠牲者、最悪の規模に〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 06 日 20:57:44)
イスラエル軍とヨルダン川西岸パレスチナ自治区の武装勢力との交戦は5日夜から6日朝にかけ、西岸最大のナブルスやジェニンで激化、同軍兵士3人が死亡し、パレスチナ側にも民間人を含む20人以上の死者が出ている模様だ。同軍は6日、南部のヘブロンでも制圧範囲を拡大。今週に予定されるパウエル米国務長官の中東訪問を前に、作戦を加速化しているともみられる。
同軍が「テロ出撃の本拠」と非難するナブルス近郊では5日夜、イスラム過激派組織ハマスの軍事部門の幹部ら活動家6人を殺害した。同軍放送などによると、この幹部は先月末、ネタニヤで20人以上が死亡した自爆テロに関与していたとされる。
パレスチナ治安筋によると、5日夜からの戦闘でナブルスでは13人のパレスチナ人が死亡した。近郊の難民キャンプでも8歳の少年らが戦闘に巻き込まれ死亡した。
ジェニンでは、同軍兵士3人が死亡、十数人が負傷した。パレスチナ側は、14歳の少女が武装ヘリの砲撃で死亡するなど3人のパレスチナ人が死亡したとしている。
カタールの衛星テレビ・アルジャジーラは、5日夜からの戦闘で、計36人のパレスチナ人が死亡したと伝えている。
一方、ラマラでは5日夜、パレスチナ自治政府のアベドラボ情報相の自宅に同軍兵士が押し入り、同相を一時拘束した。
自治政府のエレカット地方行政相は、パウエル米国務長官とアラファト議長との会談が未定であることについて「会談が実現しないなら、自治政府は同長官とのいっさいの交渉を拒否する」と語った。(20:26)