(回答先: イスラエルのアラファト議長「監禁」〜見えぬ首相の終幕展望〔東京新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 02 日 11:57:11)
【エルサレム1日島田佳幸】
テロとの「戦争状態にある」とシャロン首相が宣言したのを受け、イスラエル軍は一日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区カルキリヤを制圧したのに続き、西岸ベツレヘムを包囲し、軍事行動を拡大させた。アラファト・パレスチナ自治政府議長は西岸ラマラの議長府での監禁状態が続いている。
目撃者の話によると、イスラエル軍はベツレヘムに侵攻、中心部にあるキリスト教の聖地「聖誕生教会」まで五百メートルの地点まで進んだ。その後、戦車や装甲車約四十台を同市北部に集結させ包囲。さらに、ベイトジャラなど近郊の町や難民キャンプにも侵攻したもようだという。
ラマラでは同日、散発的な爆発があり、パレスチナ人警官二人が死亡、イスラエル兵ら三人が負傷したもようだ。
また、ヨルダン川西岸のトルカレムで一日、パレスチナ情報機関の建物に覆面姿の武装パレスチナ人二人が侵入、イスラエルに内通した「裏切り者」だとしてパレスチナ人八人が射殺される事件も起きた。さらに西岸各地でも「裏切り者」として三人が射殺体で見つかった。イスラエル軍の戦車は同日、トルカレムにも侵攻した。
一方、一日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトは、シャロン首相がアラファト議長のチュニジアの首都チュニスにへの追放を真剣に検討していると伝えた。しかし、チュニスが議長を受け入れる可能性はほとんどないとみられる。