(回答先: パレスチナ:イスラエル軍2都市撤退、ラマラ封鎖が焦点[毎日新聞4月10日] ( 2002-04-10-01:34 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 10 日 10:13:50)
【エルサレム海保真人】
ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニンで9日、過激派掃討作戦中のイスラエル兵13人がパレスチナ人武装集団の爆弾攻撃で死んだ事件で、イスラエル軍首脳は同日、事件にパレスチナ人自爆者が関与した疑いが強いと明らかにした。
同首脳によると、軍部隊は爆弾製造工場とされる建物をしらみつぶしに捜索中、現場の建物に入ったが、建物内の至る所にあらかじめ爆弾が仕掛けられていた。さらに、パレスチナ人の自爆者1人がそこに現れ、自らを爆発、爆弾の相乗効果で建物が倒壊した。兵士がパニック状態に陥っていた中、周囲の建物の屋上から武装集団が一斉に発砲、死者13人、負傷者7人の被害に発展したという。
また、ジェニンの難民キャンプでは同日午後にも、武装したパレスチナ人が投じた爆発物でイスラエル兵11人が負傷する事件が発生。西岸ナブルスでも、兵士を輸送する装甲車を狙った爆弾で5人が負傷するなどパレスチナ側の待ち伏せによる逆襲が続き、イスラエル兵の被害が急増している。
だが、軍首脳は「兵士の士気は落ちていない。ジェニンでは当分、激しい戦闘が続くだろう」と述べ、過激派掃討作戦の継続を強調した。イスラエル・メディアと世論は、再び反パレスチナの意見が強まっている。