(回答先: パレスチナ:自爆者関与の疑い 兵士13人死亡で[毎日新聞4月10日] ( 2002-04-10-10:16 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 10 日 10:15:41)
ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の一部から撤退したイスラエル軍は、9日も西岸北部のジェニン難民キャンプで抵抗を続けるパレスチナ武装勢力に対し、戦車や武装ヘリコプターなどからさらに激しい攻撃を加えた。パレスチナ筋は、これまでに150人以上が死亡したとしている。しかし、内部からの連絡が絶たれているため、実際の死傷者数は把握できない状況が続いている。また同日午前、パレスチナ側の攻撃でイスラエル兵13人が死亡した。
先月29日の大規模侵攻開始以来、1日のイスラエル兵死者としては最多。これを受けてイスラエルのシャロン首相は9日、同国のテレビに対し、パレスチナ過激派を壊滅させるまで軍事作戦を続けると改めて表明した。
ジェニンの難民キャンプは面積1平方キロメートル足らずで、約1万5000人が暮らしていた。同軍によると、これまでの攻撃で全域をほぼ制圧、残るわずかな地域にパレスチナ武装勢力が立てこもり、激しい抵抗を続けている。メンバーの一部は体に爆弾を巻き付けて戦っているといい、イスラエル兵に対する自爆攻撃も行っているという。イスラエルのイディオト・アハロノト紙は軍高官の話として、「彼らは玉砕を決意したようだ」と伝えた。
同軍はこの武装勢力の中に、テロに関与した活動家が含まれているとして攻撃の手を緩めておらず、ミサイルや砲撃による攻撃のほか、ブルドーザーを使った周囲の建物の破壊を続けている。
完全に封鎖された難民キャンプ内では医療活動がまったくできず、多くの死者やけが人が放置されたままだ。同国のハーレツ紙(インターネット版)に対し、軍高官は「国際社会が現場の惨状を目撃した時、われわれは計り知れない非難を浴びるだろう」と語った。
一方、パレスチナ武装勢力が立てこもっている西岸ベツレヘムの「聖誕教会」では、同軍が依然周囲を包囲、膠着(こうちゃく)状態が続いている。(23:38)