(回答先: イスラエル:パレスチナ自治区2都市からの撤退を開始(エルサレム4月9日ブルームバーグ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 09 日 11:39:27)
【カイロ9日=久保哲也】
米国のパウエル国務長官は8日午後、パレスチナ情勢沈静化に向けた調停のため、中東・欧州歴訪最初の訪問国モロッコに到着、ムハンマド6世国王、同国滞在中のアブドラ・サウジアラビア皇太子と相次いで会談した。
皇太子との会談を終えた長官は9日未明、記者団に、ヨルダン川西岸2都市からイスラエル軍撤退について「さらなる撤退の始まりであることを望む」と述べ、追加撤退を呼びかけた。
これに先立ち長官は、国王との会談後の記者会見で、イスラエルに対し撤退開始の意思を示す「明確な声明」を出すよう求め、「ただちにそうせよ」と強い調子で要求した。ただ、アラファト・パレスチナ自治政府議長がテロ抑止に応じるよう、国王に議長への働きかけを要請したとも述べ、イスラエルへの配慮を示した。
これに対し国王は、長官が周辺国訪問を後回しにしてまず現地入りすべきだと指摘、米国の調停姿勢に疑問を呈した。
長官はエジプト、ヨルダン、スペインを歴訪後、11日にイスラエル入りする予定。
(4月9日11:25)