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田中康夫氏(46)の知事失職に伴う長野県知事選は投開票日の1日、田中氏が「反田中」の5新人を破って再選を果たした。ダム問題や政治手法を巡り県議会の不信任決議を受けた田中氏が有権者の信任を得て、再び議会と向き合う前例のない事態となる。
午後7時半現在の投票率は63.23%で、前回選(00年10月)の同時刻より2.22ポイント高い。最終的にも前回の69.57%を数ポイント上回る見通し。
知名度で勝る田中氏は草の根選挙で「改革を進めるか、後戻りさせるのか」と訴えた。毎日新聞が実施した出口調査の結果などを総合すると、県内全域、各年代に支持を広げて無党派層にも浸透したことが、当選につながった。
「反田中」の県議・首長から支援を受けた弁護士の長谷川敬子氏(50)は「対話による真の改革」を説いた。告示直後、県議らが前面に出る組織戦に転じたが、広がりを欠いた。
選挙戦は、県議会が「独善的」と反発した田中氏の政治手法を巡る論戦が中心となった。田中氏が建設中止を表明した二つの県営ダム問題は、対立候補の大半が建設是非の判断を棚上げしたため争点から遠ざかった。6候補とも政党の推薦・支持を受けず「無党派」ばかりの争いだった。