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経営再建中のダイエーが200円割れ。前日に発表された2003年2月期下期の営業政策では業績回復にはつながらないとみられており、先行き不透明感を強めた向きからの売りが膨らんでいる。
株価は一時、前日比10円(5%)安の191円まで下落。午後1時7分現在は、同7円(3.5%)安の194円。前日も最安値が197円となるなど取引時間ベースで200円を割り込んでおり、200円割れは2日連続。ダイエー株の貸借取引の申し込み停止措置が前日に解除されており、今回の営業政策の内容を受けて、業績の先行き不透明感を強めた投資家からの売りが継続している。
主な売り手口は、松井証券が147万株、メリルリンチ証券110万株、丸三証券95万株、日興ソロモンスミスバーニー証券66万株など。
ダイエーは、営業時間の拡大や期間限定セールの強化の2つを柱とした下期の営業政策を発表、2003年2月期下期の既存店売上高の目標値を従来の前年同期比4.1%増から2.0%増に引き下げることを明らかにした。経営体制についても、これまで営業統括を担当していた平山敞専務と佐々木博茂専務は9月1日付で社長補佐の専務となり、マネジメントを高木社長に一元化する。
リテラ・クレア証券の井原翼投資情報部長は、「マネジメントを社長に一元化したからといって新しい経営体制といえるかどうか。下半期の営業政策の内容も数字に結びつくような変化が期待できるとは言いにくい。200円の壁は大きく、割れた今となってはますます買いづらい」との見方を示している。