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(回答先: Re: キャリアさんも謙虚になったら 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2002 年 7 月 25 日 11:20:25)
まだ正規の終業時刻にはなっておらず、こういう書き込みもどうかとは思いますが、まあ良いでしょう。どうせ、今夜も民間語彙で言うところのサービス残業が延々と続きますから。
結果が出てこその選民階級だという貴殿のご指摘はひとまず甘んじて受けることにしましょう。
その上でさて、問題です。日本経済がかくも長きにわたる低迷に喘いでいる理由はヒトコトで言うと何でしょうか。答えはこうです。「政治家や官僚をも含む経済活動に携わる殆ど全ての人々が、過去の延長線上に未来を思い描き、楽観的な見通しの下、失敗の清算と新たな時代を迎えてのマインド・セットを先送りにしたため」
過去イヤと言うほど人口に膾炙した言説で何の新味もありませんが、これが真実です。「これはひょっとすると大変なことになるのではないか。」という危機意識が我々の間では遅くとも93,94年頃までには強く意識され、内々の議論は活発に行われておりました。
しかし、所詮政治のリーダーシップを欠いた構想は画餅に過ぎませんでした。ようやく橋本内閣において我々の意図する政策を実施に移すチャンスが巡ってきましたが、これがいかなる経緯で中絶されて行ったかは皆様も良く御存知のところでしょう。結局は小渕政権の「何でもあり政策」を経て万策尽き果てるまで、日本国民が覚醒されることはありませんでした。
これからが日本の底力を世界に見せつける時期だと思います。苦境に当って日本民族がどれだけ強靭な対応を示せるか。職柄を離れ、私は個人的には小泉政権を支持しておりますが、改革に向けてのリーダーシップをさらに強く発揮できる方なら、別の人でも構わないと思います。小泉氏も含め、これから総理総裁を務める人は歴史に名を残す事ができます(無論、改革路線を進めればの話です)。微力なりともその歴史的偉業の一角を担いたい、との思いを日々新たにしています。