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(回答先: Re: キャリヤ問題と国家のバランスシート 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2002 年 7 月 27 日 19:54:21)
「こんなところに書き込んで税金の無駄遣いしていないで、とっとと仕事しろ」というコメントがないところに、ここの投稿者の質の高さを感じます。
それに類する苦情の投書とか電話というのが、信じられないほど多いのです。特に90年代後半以降。自業自得の面もありますがね。
省益に反することを主張しているわけでもありませんし、あくまでも個人の立場としての投稿ですので、問題はないと思います。それでも
何かアラを探そうとモニターしている人々はいるでしょうから、然るべき自重は怠らないようにしたいと思います。
>国家(日本国に限りません)のバランスシートと企業のバランスシートは根本的に性格が異なる、ということです。
>現在の世界では、国家を超える権力機関はまだ存在しません。
これは貴殿のおっしゃる通りです。また、ご賢察の通り、そうではあっても、基軸通貨国であり最強の軍隊を誇る米国のような国と
他の国は同列に論じられないという面も強く意識しておく必要があります。 経済大国であり、経済力を背景に発言力を確保できる
からこそ我が国が世界で一目置かれるのであり、そうでなければ辺鄙な東洋の小さな島国に過ぎません。
企業のバランスシートと国のそれとは全く意味合いが異なるから、債務超過も気にする必要はない、ということにはなりません。
企業ほど限界が明確ではないものの、国の債務負担にも限界があります(理論的には増税で賄えますが、疲弊が極まった段階
での増税は国家の破綻とほぼ同値の結果をもたらします)。そうなる前に自らを変えて行き、世界の中でも一定のプレゼンスを誇れる国で
あり続けたいものです。