現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: “きちんとした官僚国家”が「最強の近代国家」です 投稿者 あっしら 日時 2002 年 7 月 25 日 21:01:51)
(注・これは5月の記事です。)
------------------------------------------
今月中旬、マレーシアのマハティール首相がブッシュ大統領の招きで米国を訪問する。テロとの戦いで利害が一致し、米国に積極強力した同首相を高く評価してのことである。マレーシアの政治を「非民主的」と批判し続けたクリントン政権時代の険悪な両国の外交関係を思えば、まさに「世界は変わった」と感じる。
実は、同首相、経済面でもクリントン時代に反発、国際通貨基金(IMF)の支援を受けず独自に危機乗り切りを図った。IMFが支援融資の際に課す様々な条件を「内政干渉」と嫌い、為替管理を導入、結果的に同国経済は同じような危機に見舞われた域内の他の発展途上国に比べ順調だ。
アジア開発銀行(ADB)が先月発表した二〇〇二年の東アジアの実質国内総生産(GDP)の伸び率は五・二%と前年より一・三ポイント上昇する。二〇〇三年の成長見通しはさらに一ポイント増しの六・二%と一段伸びるが、よく見ると東アジア発展途上国の成長具合は二つに分かれる。
順調組は中国(二〇〇二年七・〇%、二〇〇三年七・四%)、シンガポール(同三・七%、同六・五%)、マレーシア(同四・二%、同五・八%)など。政治システムは独裁・統制型で、経済面では外資を積極活用した成長策を採用しているのが共通点だ。
もたつき組はインドネシア(同三・〇%、同三・六%)、フィリピン(同四・〇%、同四・五%)が代表だ。政治システムは民主的だけれども政治、社会が落ち着かず、経済政策も力強さに欠けることが否めない。独裁から民主政治へと移行したインドネシアで特にその印象が強い。
四月初旬に来日したインドネシアの経済政策最高責任者ドロジャトン・グンチョロジャクティ調整相は「民主化で多様な意見が出て、調整に時間がかかるのはやむをえない」と言うが、同国の債権国はそのもたつきにいら立ち始めている。東南アジアの民主化をあおったのは前政権下の米国。ブッシュ大統領がマハティール首相に経済面で何を話すか興味深い。
(編集委員 小牧利寿)
-------------------------------------
※統制型政治であれ、民主主義であれ、結局は質が問われるべきということでしょう。
特に極東のある国の洗脳ボケ烏合国民は、イデオロギーの名称のみで○か、×か、なんて幼稚な二元論で思考停止しようと何ら咎められなかった無能無責任付和雷同洗脳民主主義をもはや卒業せねばならない時代であろう、そのことを、もうそろそろ思い知ってほしいものです。