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(回答先: アメリカの罠にはまった日本(早見の相場観より) 投稿者 ザイン 日時 2002 年 9 月 21 日 16:45:49)
早見さんは、これまでの内容や今回の内容を読んでもわかるようにけっこう間とマナ現実分析を行っている。
しかし、小泉首相の訪朝を米国政権と無関係に行ったという認識はいただけない。
米国政権の狙いはイスラム法国家の壊滅であり、北朝鮮や中国などその他の国家は、近代経済システム(資本制経済)と近代法を基礎とする国家は政策の転換を迫る対象でしかない。
この時期に日本の総理大臣を北朝鮮に向かわせ国交正常化交渉に踏み切らせたのは、北朝鮮のミサイル輸出・核兵器開発を阻止し、北朝鮮の近代化=安定化を実現させるためである。米国政権の世界戦略における北朝鮮問題を日本のお金で実現しようとしたのである。
小泉首相が米国政権の意向を無視して訪朝したと考える“評論家”は、そのことのみで廃業すべきである。
タカ派の反共主義者として名を知られたニクソン元大統領であったが故に、物価と賃金の統制という共産主義的経済政策を実施でき、米中国交正常化に道筋を付けることもでき、ベトナム戦争を終結させることができた。
(あれらの政策を民主党大統領が行っていれば、アカ呼ばわりされ、弱腰と罵られ、うまくいかなかったであろう)
日朝国交正常化も、反共タカ派的系譜(岸−福田)で親米派の小泉首相だからこそ、国内政治勢力からの反対を受けずに実現できた。
村山政権であれば、ピョンヤンに政府専用機が飛ぶことはなかったであろう)
拉致問題も、真相や本当の現状はともかく、あのような雑でむちゃくちゃな家族への報告で“解決”したのである。
“解決”したというより、無理矢理“解決”させたといったほうがふさわしい。
>そして今回の件で日本はアメリカに対して借りを作ってしまいました。この借りをど
>のように返すかは明らかです。それは日本が強大な軍事力を持ち、アメリカと共同歩
>調を取って中国と対決する道を歩まざるを得なくなるということです。
> 大多数の人々は全く気付いていないでしょうが、日本は今回の首脳会談で北朝鮮の
>仕掛けた罠にはまっただけでなく、アメリカの罠にもはまったのです。愚かなピエロ
>の役回といえるでしょう。
早見さんにまで、米国への“貸し”を、“借り”だと認識させてしまうほど愚かな政策を実行したのが小泉首相である。
小泉政権は、米国に対して大きな“貸し”をつくった上に、日本領土内での米軍の自由な活動を認める有事法制までつくり、日米軍事協力をさらに強化しようとしているのである。