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(回答先: 自由貿易と輸出・インバウンドが日本経済を滅ぼす 投稿者 中川隆 日時 2020 年 12 月 12 日 13:50:18)
最低賃金を引き上げるとサービス残業させたり、個人事業主との事業契約に見せかけて雇用関係をなくされる
2021年07月17日
最低賃金を引き上げ過ぎた韓国、ゆがむ労働環境
韓国の最低賃金の伸びは2000年代までGDP成長に釣り合っていた。
2010年代後半は成長率の2倍も最低賃金を上げている
画像引用:https://www.newsweekjapan.jp/kim_m/2019/07/2020287.php 韓国、2020年の最低賃金の引き上げ率2.87%が「惨事」と言われる訳|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
最低賃金引上げが経済成長を上回っている
日本では政府内で最低賃金引き上げの議論が行われ、早ければ次の国会でも成立すると言われています。
韓国は最低賃金引き上げを国策にしていて、急激に引き上げて日本を超えようとしています。
20年の8,590ウォンから21年は8,720ウォン、8,720ウォン、2022年には9160ウォンに引き上げられる。
韓国の最低賃金は2010年に約4200ウォン、2000年に約1600ウォン、1990年は約700ウォンに過ぎなかった。
10年ごとに最低賃金が2.5倍以上増えていて、国民所得もその程度増えていると考えられる。
韓国のGDPは2019年に1.647兆ドル、2010年に1.144兆ドル、2000年は5762億ドル、90年は2834億ドルだった。
GDPの伸びは90年代は10年で2倍だったが2000年代は2倍以下、2010年代は10年で1.4倍に過ぎなかった(2020年はマイナス1%だった)
90年代や2000年代はGDPの伸びに比例して最低賃金を上げていたが、2010年代からは経済成長が鈍化したのに賃金の伸びは同じままです。
これが韓国経済に打撃を与えているという主張があり、実際に打撃を受けている経営者も多い。
韓国は日本と同じようにコンビニが多いが、最低賃金に従うとバイトの給料は夜勤で260万ウォン(約25万円)にもなる。
10年前の韓国では考えられない高額報酬だが、コンビニオーナーの給料は20万円に過ぎない。
バイトに払う給料が多いほど経営を圧迫し、結局オーナーはボランティアのように働いている。
見せかけの賃金で犠牲にされる人々
オーナーは事業者なので最低賃金は適用されず、ただ働きをするのは日本のコンビニと同じです。
特に打撃を受けるのは小企業と個人事業者で、最低賃金すれすれなので引き上げ分だけ赤字になる。
サムスンのような大企業はもともと最低賃金よりかなり多いので、特に打撃を受けない。
韓国は労働者の25%が個人事業者、日本は自営業者が労働者数の10%で89.3%は雇用者となっている。
日本の2.5倍自営業者が多いのだが「チキン屋台」に代表されるような小さな事業がほとんどです。
高齢になると清掃、若者はフードデリバリーなどが多く、彼らは自営なので最低賃金が適用されない。
結局最低賃金が適用されるのは、自営でもなく大手の正社員でもなく、零細企業のギリギリラインの労働者だけです。
韓国では最低賃金が上がるにつれて脱法が増え、実際には払っていない事が多い。
ある韓国人が日本のコンビニで働いて「働いた分だけ給料がもらえる」と感激した逸話が残っている。
韓国では時給が上がった分だけ労働時間を少なく申告し、サービス残業が当たり前になっている。
コンビニやネットカフェだと長時間労働させて、申告せず定時退社した事にするのが当たり前になっている。
だから時給が引き上げられて政府統計で収入が増えていても、額面通りには受け取れない。
日本で最低賃金を大きく引き上げたら、多くのバイトは個人事業主との事業契約にし、「雇用関係にない」と切り捨てるでしょう。
現実に派遣会社と事業契約し、派遣先の企業とも事業契約にし、法律上の雇用関係がないように偽装している例が多い。
コンビニで働いていても「8時間の労働」を事業として契約すると、雇用関係がなくなるので時給という考えがなくなります。
日本はデフレで30年間給料が下がり続けたので、最低時給を上げて歯止めをかけるのは理に適っている。
だが事業契約に見せかけて雇用関係をなくす手法や、サービス残業で違法労働をさせ、政府は野放しにしています。
これではより一層弱者や貧困者は過酷な低賃金労働を押し付けられかねない
http://www.thutmosev.com/archives/86293076.html
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