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マネタリーベースの拡大と投資マネー 
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1429.html
投稿者 中川隆 日時 2022 年 1 月 13 日 05:51:56: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 本当はヤバイ MMT 投稿者 中川隆 日時 2021 年 2 月 12 日 09:55:41)

2022/1/13
マネタリーベースの拡大と投資マネー 
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2784.html 
 
■ 日銀の純粋な負債の通貨の価値はどうやって保たれるのか? ■

日銀の実施して来た量的緩和や異次元緩和は、「市場から国債や株式などの資産を購入によって、金融機関に強引に資金を供給し、実質金利を下げる政策」と一般的には理解されています。

量的緩和(異次元緩和)=マネタリーベース(MB)の拡大

マネタリーベース=日銀当座預金 + 現金


中央銀行は通貨の発行権を持っています。中央銀行が〇〇銀行の日銀当座預金に〇〇円と記載した時点で通貨が生まれます。

通貨 = 中央銀行の純粋な負債


ただし、中央銀行にいくら信用があると言っても、「純粋な負債」に信用があるとは思えません。以前は金兌換制度により「金が通貨の信用を支えて」いました。しかし、ニクソンショックによって金兌換制度が停止されて以来、通貨の信用は「国家の信用」が支えている事になっています。

何故ならば、中央銀行は勝手に通貨を発行するのでは無く、通貨発行に伴って応分の資産を購入しているからです。下は日銀の資産の内訳です。

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日銀の資産 = 国債 + 貸出金 + 民間債権

日銀の資産の中で、金額的に圧倒的に多いのは国債です。「国債=国の借用書」と捉えるならば、それに見合う資産が国になければ「通貨の信用」も損なわれます。

国家の資産 = 将来的な税収 + 国有資産(国有地やインフラ、対外債権など)

日銀の純粋な負債の「通貨」を支える資産が国債という「国家の債務」というと通貨に価値があるのか不安に思えて来ますが、「国家の債務」の担保は「将来的な税収と、国有資産」と考えれば通貨に価値が有る様にも思えて来ます。

これは日銀貸出金も同じで、貸出金に関しては無から有を作るが如く「純粋な日銀の負債」を民間金融機関を通じて「貸出」していますが、「借り手の信用」を資産と考える事も出来ます。

■ 通貨の価値を支えるのは「国の生産力」 ■

日本国政府の保有する米国債は事実上売る事が出来ませんし、国有地やインフラを大規模に売却する事も想像し難いので、「国家の資産」というのは便宜上の価値の裏付けと考えた方が良さそうです。

将来的な税収に関してはどうか・・・。例えば、空洞化が進み大手企業が海外に流出して、日本がサービス業だらけの国になって、国民の年収が下がった場合、税収はそれ程伸びるとは思えません。(これ現実的にそうなる可能性が高い)。一方で年金を始めとした福祉コストは増大するので、「財政赤字の拡大>税収」となる事は避けられません。

極端な話として、生産に携われない高齢者だけの国になったとして、税収はゼロで、福祉コストだけが発生するとします。成長力はゼロ以下ですから金利はゼロなので、当然国債金利もゼロ。この条件では、無限に国債を発行して通貨を発行出来ますが・・・こんな国の通過は国際的にはほぼ価値は有りませんから、為替は極端な円安になり、日本は輸入すら出来なくなります。

私は次の様に考えています。

通貨の価値 = 「国民の生産力(稼ぐ力)」

「生産力」とは、農業や業業などの一次産業や、鉱工業などの二次産業に限りません。アニメを制作して海外に売って外貨を稼ぐのも立派な生産です。(国内でアニオタが消費するのは・・・生産的とは言えません!)


■ マネタリーベースを増やすだけでは生産力は増えない ■

異次元緩和の理論的裏付けとなた「リフレ論」の目的は、「実質金利を下げて経済を活性化する」というものでした。これは「通貨が増えても、生産力が拡大すれば問題は無い」と言い換える事が出来ます。

しかし、結果的に異次元緩和でも日本経済は拡大しなかった。


そこで「量的緩和や異次元緩和で供給されたマネタリーベースは実体経済を刺激出来ない」という方が出て来た。(元々、「ブタ積」論は有りましたが)

マネタリーベース = 日銀当座預金 + 現金

「日銀当座預金は市中で使われるお金では無いので、実体経済に影響を与えない」とい主張です。これは勘違いです。


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上のグラフはマネタリーベースとマネーストックの推移です。

マネーストック = 国全体にある通貨の量 = 日銀の発行した通貨 + 民間の発行した通貨

上のグラフで衝撃的なのは、異次元緩和で日銀が通貨(マネタリーベース)を増やしている額よりも、マネーストックの増加額が少ない事です。日銀がマネタリーベースを増やしても、民間の信用創造が減少している・・・。

■ 異次元緩和は、民間投資をクラウディングアウトした ■

異次元緩和の結果だけを簡潔に書くと・・・

1)日銀がマネタリーベースを拡大する一方で民間金融機関は貸し出しを減らした

2)日銀がマネタリーベースを増やして供給した資金が海外に流出した


この二つが同時進行していると考えられます。

金融緩和は調達金利をゼロにする事で金融機関のリスクテイクのハードルを下げようとしますが、社債市場が発達した現在では、大企業は社債市場で低金利の恩恵を享受するだけとなった。一方、金融機関からお金を借りようとするのは、リスクの高い企業ばかりになったので、結果的に金利をゼロに張り付ける異次元緩和は、金融機関を間接金融の世界からクラウディングアウトする結果となった。


■ 異次元緩和は、海外への資金流出を生んだ ■

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上のグラフは日本の海外資産の推移です。特徴的なのは「直接投資」が増えている事。これは企業などが海外で製造設備を作るなどして行う投資です。リーマンショック後も大手企業などは業績を拡大していますが、国内で金利の安い資金を調達して、海外の生産設備などに投資しているのです。問題なのは、その利益を国内に還流しない為、企業業績は好調でも、国内の景気に対して影響を与えません。

意外なのは、証券投資がそれ程増えていない事。

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ただ、米国債に限っては、その保有額は増加し続けています。

これは異次元緩和の効果とも得ます。

1)日銀が国債を買い入れる
2)国債金利がゼロになる
3)日銀当座預金の金利もゼロ又はマイナスにする
4)金融機関は日銀に国債を売却した資金を、金利の取れる米国債に投資する

■ 日銀当座預金は取り崩されて海外資産に変わった ■

ここで「金融機関が日銀に国債を売却しても、日銀当座預金の残高が増えるだけで民間で使えるお金は増えない」というトンチンカンな事を言う人も居ます。

日銀当座預金の残高は確かに増えていますが、金融機関の日銀当座預金の額は絶えず変動します。当然、金融機関は日銀当座預金を取り崩して、その資金を運用する事が可能です。マイナス金利が掛かる日銀当座預金にブタ積する事はナンセンスですし、マイナス金利政策の目的が日銀当座預金からの資金流出なのですから。

そもそも、過去の日銀の金融調節機構というのは、日銀当座預金の金利操作によって行われていました。インフレ率が高まった場合は、日銀当座預金の金利を上げて市場から資金を吸収し、景気が低迷したら金利を下げて日銀当座預金の資金を市中に放出させた。


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上のグラフは産経新聞の悪意のあるグラフで、日銀が増やしたマネーが中国に流れていると曲解させるものですが、中国の対外債務を無視すれば、日銀が2012年以降拡大した通貨に相当する額が、ほぼ海外金融債権に置き換わっている事が分かります。

半分は邦銀が直接米国債などを購入した資金ですが、半分は邦銀が国債融資をした額です。海外の金融機関や投資ファンドなどに邦銀が融資している。


■ 日本の異次元緩和はブタ積と、海外投資を増やしただけ ■

MMT派の方々は、ゼロ金利の環境下では、国債を発行しても、日銀が国債を購入してマネタリーベースが膨らむだけだから問題は無いと言います。

しかし、異次元緩和で供給されたマネーは、日銀当座預金から引き出されて、確実に海外に流出しています。(日本のマネーストックは微増)そして、米国債を買い支えたり、怪しい金融商品に投資されています。全ては、日本の金利がゼロになってしまったからです。

そして、FRBの供給したマネーも、ECBの供給したマネーも等しく資産市場に流入して、バブルを成長させています。

世の中には様々なジレンマやトリレンマが存在します。先進国が成長の限界を迎える時点で、中央銀行の金融調節機能は非効率なものになっていた。そして、それは1970年代には既に始まっていたのかも知れません。

そして、現行の中央銀行制度の限界が訪れようとしているのでしょう。だからグレートリセットが必要とされるのでしょう。

https://green.ap.teacup.com/pekepon/2784.html  

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コメント
1. 中川隆[-14224] koaQ7Jey 2022年1月13日 13:31:25 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[25] 報告

日本銀行
決済と銀行
第5章 決済と銀行

預金がおかねとして広く利用されている理由のひとつは、預金がいつでもおさつに換えて引き出せるからだと考えられます。

銀行は、中央銀行に預金口座(日本では、日本銀行当座預金 がこれに当たります)を持っていて、必要に応じていつでもおさつを引き出すことができます。銀行は、中央銀行当座預金と、人々から預かっている預金という2つのものを使って、中央銀行と私たちとの間におさつを行き来させています。
https://www.boj.or.jp/paym/outline/wkkey5.htm/


1.おさつと銀行
https://www.boj.or.jp/paym/outline/kg51.htm/

こんにち「おかね」として広く使われているのは、おさつと預金という2種類の決済手段です。私たちがおさつや預金を利用するとき、銀行と中央銀行がそれぞれの役割を果たしています。ここでは、銀行と中央銀行が決済の世界で果たしている基本的な役割について調べてみることにします。

おさつと預金との関係
まず、私たちが商店などでおさつを使って決済する場面を考えてみます。買い物をして、財布からおさつを取りだして商店に渡す。商店はこれを受け取ってレジの中に収める。このプロセスに銀行や中央銀行は関与していません。おさつを用いた決済は、銀行や中央銀行から切り離されて、支払人と受取人だけで完了できるのです。それでは、私たちが決済に使うおさつを手に入れたいと思った場合はどうでしょうか。

私たちは、おさつの形でおかねを受け取ることもありますが、銀行預金の形でおかねを受け取る場合も少なくありません。また取りあえず使わないおさつを銀行に持ち込んで預金にしておくので、決済のためにおさつが必要になったとき、私たちは多くの場合、預金を置いてある銀行から「引き出して」おさつを手に入れるのです。実際、預金がおかねとして広く利用されている背景のひとつは、このように預金がいつでもおさつに換えて引き出せるところにあると考えられます。もちろん、「いつでも」と言っても、預金をおさつに換えられるのは銀行の営業時間中に限られます。しかし最近では、夜おそくまでATMが使えるようになったりして、預金をおさつに換えられる時間はかなり長くなってきました。

預金は、それを預けてある銀行が倒産すると、おさつに換えることも出来なくなってしまう心配があります。ですから、ある銀行の安全性が疑わしくなると、人々はその銀行に預金を置くのをやめ、別の銀行に預金を移したり、おさつの形で持っていようと考えるようになります。この点、預金は、江戸時代の「両替屋包み」に似ています。「両替屋包み」(「包み金銀」とも呼ばれます)は、今日の銀行にあたる両替商が金貨・銀貨を紙で包んで封をして、その表面に金額を記したもので、封をされたまま流通していました。封を破って金貨・銀貨にバラしても使えるのですが、両替屋の面前で封を切らない限り、中身が足りなくても持ち主の責任とされたそうです。


「両替屋包み」は、両替屋が信用されていて、いざ包みを開けば中に正しい額の金貨・銀貨が入っていると信じられるからこそ、人々に受入れられたわけです。両替屋が信用できなくなれば、人々は包みを両替屋に持ち込んで封を切り、正しい額の金貨・銀貨を手に入れようとしたでしょう。預金も同じことで、人々はその銀行が信用できなくなれば銀行の信用という包み紙を破って、「中身」のおさつを手に入れようとすることになるのです。


おさつの旅
さて銀行は、私たちが引き出す場合に備えて、窓口やATMの中におさつを準備しています。このおさつを銀行はどこから手に入れるのでしょうか。銀行は中央銀行の本店や支店に出かけていって、自分が中央銀行に置いている預金を減らして同額のおさつを引き出すのです。おさつは、このように発行者の中央銀行から銀行を経由して個人や企業に渡ります。中央銀行は、個人や企業といったおさつのユーザーに直接おさつを供給することが基本的にありません。これは中央銀行に口座を持つのが銀行などに限られていて、個人や企業は中央銀行への預金をもっていませんから、直接中央銀行からおさつの形で引き出すということがないからです。銀行は、中央銀行に預けている預金と、人々から預かっている預金という2つのものを使って、中央銀行と私たちとの間におさつを行き来させているわけです。

私たちが銀行から引き出したおさつは、人々や商店などの間を転々と流通していきます。おさつを受け取った人や会社がそのおさつを銀行に持ち込んで、自分の預金口座に入金したり、別の人への振込を依頼したりすることで、おさつは銀行に戻ります。銀行は、持ち込まれたおさつを別の預金者がおさつを引き出しにきた時の払い出しに使うかもしれませんが、使わないおさつは中央銀行に運び込み、自分の中央銀行預金を増やしておくのです。

銀行がおさつを中央銀行に持ち込んで中央銀行への預金にしようとする事情はいくつかあります。ひとつは、多くの国に準備預金制度と言って、「銀行は自分が預かった預金の一定割合を中央銀行に預けねばならない」という決まり(法律)が存在することです。このため銀行は、手元に余っているおさつがあれば、これを中央銀行に持ち込んで準備預金の一部に充てようと考えます。また、あとでお話しするように、銀行は普通よその銀行との決済を行う時に、おさつではなく自分が中央銀行に預けている預金を用います。このことも、銀行がおさつを中央銀行に持ち込んで中央銀行への預金という形に変えておこうとする理由だと考えられます。

このようにして戻ってきたおさつを中央銀行はどうするのでしょうか。中央銀行は、銀行を通じて戻ってきたおさつ1枚1枚について、ニセ札でないこと、汚れたり破れたりしておらず引続き使用に耐えること、を確認します(こういう仕事を鑑査といい、鑑査には自動鑑査機と呼ばれる機械が広く利用されています)。使用に耐える本物のおさつは、引き出しにきた銀行への支払に充てられ、再び世の中を流通し始めます。一方、汚れたり破れたりしているおさつは中央銀行において処分され、代わりに中央銀行の金庫に備蓄してある新品のおさつが投入されていくのです。
https://www.boj.or.jp/paym/outline/kg51.htm/

日本銀行当座預金
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1604.html

2. 中川隆[-14223] koaQ7Jey 2022年1月13日 14:14:57 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[26] 報告
「日銀貸出金」とはその名の通り、日銀が民間金融機関に資金を貸し出すことです。 この貸し出しに使われる金利が「公定歩合」です。 貸し出しを増やせば日銀当座預金は増え、減らせば日銀当座預金も減ります。

公定歩合(こうていぶあい)
中央銀行が民間の金融機関に資金を貸し出す際の基準金利のこと。金融政策の基本的なスタンスを示す代表的な政策金利です。日本でも、規制金利時代には、預金金利などの各種の金利が「公定歩合」に連動していたため、「公定歩合」が変更されると、こうした金利も一斉に変更される仕組みになっており、日本銀行の金融調整に利用されていました。しかし、金利自由化で公定歩合と預金金利の直接的な連動がなくなったことで、政策金利としての役割を終えました。2006年に「公定歩合」から「基準割引率および基準貸付利率」に名称が変更され、基準貸付利率は短期の市場金利の事実上の上限としての役割を担うようになっています。
https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST0533/


公定歩合
「公定歩合」とは、中央銀行(日本銀行)が民間の金融機関に、お金を貸し出す際に利用していた基準金利のことで、金融政策の基本的な方針を示す代表的な政策金利でした。

1994年の金利自由化まで、預金金利を始めとする様々な金利と連動していました。2006年に「基準割引率および基準貸付利率」と名称が変更され、現在は「公定歩合」という言葉は使われることがなくなりましたが、2001年に導入された保管貸付制度(金融機関からの申し出により日銀が資金を貸出しする制度)の適用金利としての役割を担っています。

以前は、日銀が公定歩合をコントロールすることで、景気政策を行っていました。公定歩合の引き上げは、銀行の貸出金利も引き上げになるので、金融引き締めの効果が期待できます。

一方で、公定歩合の引き下げは、銀行の貸出金利の引き下げにつながるので、低金利で企業が資金を調達できるため、消費活動が活発化し、経済活動の拡大を狙えます。特にデフレのときに行われていた政策のひとつです。

バブル期の日本では、金融引き締めのため1989年2.5%だった公定歩合の引き上げを段階的に行い、1990年代は6%台でした。バブル崩壊後は引き下げが続き、2001年には0.1%まで公定歩合の引き下げを行いました。

https://www.crowd-realty.com/glossary/ko/kouteibuai/50/#:~:text=%E6%84%8F%E5%91%B3.%20%E3%80%8C%E5%85%AC%E5%AE%9A%E6%AD%A9%E5%90%88%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E9%8A%80%E8%A1%8C%EF%BC%88%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%8A%80%E8%A1%8C%EF%BC%89%E3%81%8C%E6%B0%91%E9%96%93%E3%81%AE%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%AB%E3%80%81%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E8%B2%B8%E3%81%97%E5%87%BA%E3%81%99%E9%9A%9B%E3%81%AB%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E5%9F%BA%E6%BA%96%E9%87%91%E5%88%A9%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%80%81%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%96%B9%E9%87%9D%E3%82%92%E7%A4%BA%E3%81%99%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%94%BF%E7%AD%96%E9%87%91%E5%88%A9%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82.,1994%E5%B9%B4%E3%81%AE%E9%87%91%E5%88%A9%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%8C%96%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%81%E9%A0%90%E9%87%91%E9%87%91%E5%88%A9%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E6%A7%98%E3%80%85%E3%81%AA%E9%87%91%E5%88%A9%E3%81%A8%E9%80%A3%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82.%202006%E5%B9%B4%E3%81%AB%E3%80%8C%E5%9F%BA%E6%BA%96%E5%89%B2%E5%BC%95%E7%8E%87%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%9F%BA%E6%BA%96%E8%B2%B8%E4%BB%98%E5%88%A9%E7%8E%87%E3%80%8D%E3%81%A8%E5%90%8D%E7%A7%B0%E3%81%8C%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%95%E3%82%8C%E3%80%81%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%AF%E3%80%8C%E5%85%AC%E5%AE%9A%E6%AD%A9%E5%90%88%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%AF%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%80%812001%E5%B9%B4%E3%81%AB%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E8%B2%B8%E4%BB%98%E5%88%B6%E5%BA%A6%EF%BC%88%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%94%B3%E3%81%97%E5%87%BA%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E6%97%A5%E9%8A%80%E3%81%8C%E8%B3%87%E9%87%91%E3%82%92%E8%B2%B8%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%99%E3%82%8B%E5%88%B6%E5%BA%A6%EF%BC%89%E3%81%AE%E9%81%A9%E7%94%A8%E9%87%91%E5%88%A9%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%92%E6%8B%85%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82.%20%E4%BB%A5%E5%89%8D%E3%81%AF%E3%80%81%E6%97%A5%E9%8A%80%E3%81%8C%E5%85%AC%E5%AE%9A%E6%AD%A9%E5%90%88%E3%82%92%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%80%81%E6%99%AF%E6%B0%97%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82.

3. 中川隆[-14220] koaQ7Jey 2022年1月13日 14:21:38 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[29] 報告
日本銀行

以前の「公定歩合」は、現在、どのように位置づけられていますか?
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/seisaku/b38.htm/


回答
かつて、日本銀行の主な金融調節手段は、オペレーションではなく、「公定歩合」により金融機関に貸出を行うことでした。また、規制金利時代には、預金金利等の各種の金利が「公定歩合」に連動していたため、「公定歩合」が変更されると、こうした金利も一斉に変更される仕組みになっていました。このため、「公定歩合」は金融政策の基本的なスタンスを示す代表的な政策金利でした。

しかし、1994年(平成6年)に金利自由化が完了し、「公定歩合」と預金金利との直接的な連動性はなくなりました。この連動関係に代わって、現在、各種の金利は金融市場における裁定行動によって決まっています。こうした状況のもと、かつての「公定歩合」は、現在、「基準貸付利率」と呼ばれ、「補完貸付制度」の適用金利として、無担保コールレート(オーバーナイト物)の上限を画する役割を担うようになりました。

基準貸付利率の推移等については、「基準割引率および基準貸付利率(従来『公定歩合』として掲載されていたもの)の推移」のページをご覧ください。

補完貸付制度
補完貸付制度は、日本銀行が予め定めた条件(貸付期間を1営業日とする等)に基づき、貸付先からの利用申込みを受けて、担保の範囲内で受動的に実行する貸付制度であり、2001年(平成13年)2月に導入されました。本制度の対象先は、銀行、証券会社といった金融機関のうち、貸付先となることを希望する先で、信用力が十分であると日本銀行が認めた先です。

本制度については、何らかの理由により、短期市場金利が本制度の適用金利(基準貸付利率)を超えて上昇した場合、対象先は、いつでもこれを利用できることが予め明確になっています。このため、結果的に、基準貸付利率が短期市場金利の上限を画するものと期待されます。

https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/seisaku/b38.htm/

4. 中川隆[-14219] koaQ7Jey 2022年1月13日 14:31:32 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[30] 報告
補完貸付の概要
2021年9月30日現在
日本銀行金融機構局
https://www.boj.or.jp/mopo/measures/mkt_ope/len_a/opetori15.htm/

この資料は、日本銀行が「補完貸付制度基本要領」に基づいて行う補完貸付の概要を記載したものです。また、記載している内容は、今後変更することがあり得ますので、予めご承知おき下さい。

1. 貸付先
金融機関、第一種金融商品取引業者、証券金融会社、または短資業者のうち、貸付先となることを希望する先で、信用力が十分であると日本銀行が認めた先を貸付先とします(注)。

貸付先の承認は、原則として年1回の頻度で更新します。

(注)日本銀行では、ペイオフ全面解禁後の金融システム面への対応の一環として、2005年に補完貸付先の承認取消しにかかる予告措置を導入しています。同措置の概要については、「補完貸付先の承認取消しにかかる予告措置の概要 [PDF 343KB]」をご参照下さい。
2. 貸付店
日本銀行本店(業務局)または支店のうち、各貸付先が指定した店舗を貸付店とします。

3. 貸付期間
1営業日とします。

4. 貸付利率
基準貸付利率とします(注)。

(注)ただし、1積み期間に累計で5営業日を超えて貸付けを実行した場合、6営業日目以降は+2%の上乗せ金利を加えた利率を適用します(ただし、現在は、当分の間臨時措置として、この上乗せ金利を適用せず、すべての営業日を通じて基準貸付利率による利用を可能とすることとしています。)。
5. 担保
補完貸付にあたっては、日本銀行が適格と認める担保を予め受入れるものとします。

6. 貸付金額
貸付先が日本銀行に対して差入れている適格担保の担保価額の範囲内で、貸付先が希望する金額とします。

7. 実行方法
日本銀行は、貸付先から日本銀行が別に定める刻限までに借入申込みを受けた場合には、受動的に貸付けを実行します。

貸付けは、電子貸付の方式により行います。

日本銀行による貸付けの実行は即時処理により行います。また、貸付先から日本銀行への返済は翌営業日のコアタイム開始後速やかに行います。

https://www.boj.or.jp/mopo/measures/mkt_ope/len_a/opetori15.htm/

5. 中川隆[-14216] koaQ7Jey 2022年1月13日 14:41:51 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[33] 報告
預貸率とは 預金から融資に回る割合
2021年10月2日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC015OC0R01C21A0000000/


▼預貸率 金融機関の預金がどれだけ貸し出しに回っているかを示す指標で、貸出金残高を預金残高で割って計算する。数値が高いほど融資が活発で、数値が低いほど融資していない預金が余っているといえる。金融庁の元地域金融企画室長の日下智晴氏は「『産業構造』『人口動態』『金融機関の競争』の3つの要素が預貸率を左右する」と指摘する。

経済が成長していた時期は企業や個人の資金需要が旺盛で、銀行の預貸率が100%を超えることもあった。全国は2001年3月末で87.0%あったが、バブル崩壊後の景気低迷などで低下が続き、21年3月末には58.1%まで落ち込んでいる。

足元の預貸率を地域別でみると、西日本が高い傾向がある。造船や海運業が集積する愛媛県に加え、新型コロナウイルス感染拡大前までインバウンド需要に沸いた沖縄県などがけん引する。一方で大都市近郊のベッドタウン地域は預金が過剰になりやすく、預貸率も低い。21年3月末の都道府県別の預貸率をみると、最も低いのは大阪府に隣接する奈良県の37.6%だった。東京都に隣接する埼玉県、千葉県、神奈川県もいずれも40%台にとどまり、全国平均を下回っている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC015OC0R01C21A0000000/

6. 中川隆[-14215] koaQ7Jey 2022年1月13日 14:45:18 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[34] 報告
預貸率 よたいりつ
英語: Loan deposit ratio
分類: 指標
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/finance/fin130.html


預貸率は、銀行において、預金残高に対する貸出残高の割合(比率)をいいます。

預貸率の算式

銀行の経営指標の一つで、銀行が集めた預金のどれだけが融資(貸出)に回っているかを示すものであり、例えば、預金が10兆円で貸出金が8兆円であれば、預貸率は80%となります。



預貸率の概念について
預貸率が預金残高に対する貸出残高の比率(%表示)をいうのに対して、一定期間中の預金の増加額に対する貸出の増加額の比率(%表示)を「限界預貸率」と言います。

・預貸率=貸出残高÷預金残高
・限界預貸率=貸出の増加額÷預金の増加額

また、昨今では、預貸率の低下により、債券等の有価証券での資金運用も大きく増加していることから、貸出残高と有価証券残高とを合算したものを預金残高で割った「預貸証率」も、同様の観点からよく用いられています。

一般に預貸率の低下は、経済面において、景気にも負の影響を及ぼすと言われ、実際にバブル崩壊後の日本では、銀行の預貸率の低下が企業活動を圧迫して、長期の景気低迷につながった一つの要因とされています。

◎預貸率が100%を割った場合、全体の貸出額が全体の預金額を下回っていることを意味する。

◎預貸率が100%を超えた場合、「オーバーローン」と呼ばれ、全体の貸出額が全体の預金額を上回っていることを意味する。

<預貸率の認識について>

・預貸率が100%超:資金調達が必要
・預貸率が100%未満:資金余剰が発生
・預貸率が低下:資金需要が低迷 or 貸出を抑制
・預貸率が増加:貸出が活発化

日本の預貸率の現状について
日本では、1990年代のバブル崩壊によって、企業の経営破綻が相次ぐなど不良債権問題が長く深刻化したため、銀行は貸し渋りや債権回収に走り、2003年に預貸率はついに100%を割り込みました。

その後も、企業が将来不安や安全策から借入を抑え、また個人(家計)も安全性の高い預金を積み増した結果、銀行の預貸率は、令和の今でも、100%を大きく下回って推移しています。

なお、銀行は、預貸率が低い場合、余った資金をうまく運用できなれば、収益を圧迫することになります。

https://www.ifinance.ne.jp/glossary/finance/fin130.html

7. 中川隆[-14213] koaQ7Jey 2022年1月13日 14:48:15 : 46PFDOQUKI : SS55N2NlU0xZMGc=[36] 報告
自己資本比率
英語: Capital ratio, Equity ratio
分類: 財務分析
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/account/acc001.html#car2


自己資本比率は、「株主資本比率」とも呼ばれ、株式会社において、総資産(負債+純資産)に対する自己資本(純資産)の割合(比率)を示すものをいいます。

 自己資本比率=(自己資本÷総資産)×100

企業の財務体質の安全性を見る基本的な指標の一つで、また業種によってその水準が大きく異なることから、相対的にチェックする場合には、同業種の競合企業と比較するのがよいでしょう。

目次:コンテンツ構成

企業の自己資本比率について
銀行の自己資本比率について


企業の自己資本比率について
自己資本比率は、貸借対照表(B/S)の総資産に占める自己資本(純資産)の比率(%)で、一般的には高比率なほど健全な財務体質と言え、現在、数ある財務指標の中でも重要度の高いものとなっています。

自己資本比率の計算式

自己資本比率の自己資本
自己資本とは、資金調達を分類する概念では、企業の総資本のうち、資本主(出資者)に帰属する部分をいいます。現在、B/S上において、本用語は出てきませんが、通常、自己資本の認識として、以下の3つがあります。

(1)自己資本=純資産(「資産の部」と「負債の部」の差額)

(2)自己資本=株主資本+評価・換算差額等(その他の包括利益累計額)

(3)自己資本=株主資本(資本金、資本剰余金、利益剰余金 他)

この3つの中で、自己資本比率で用いられる自己資本の認識は、(1)の「自己資本=純資産」が一般的です。

自己資本比率の概念
企業の資金調達の源泉は、返済を必要としない「純資産」と返済を必要とする「負債」の二つに分けられ、通常、自己資本比率が高いほど、返済や金利負担のある負債が少ないことになるため、企業経営の安全度が高いと言えます。

 自己資本比率=(自己資本÷総資産)×100

一般に自己資本比率を高めるためには、分子(自己資本)において、税引き後利益の蓄積である「剰余金」を増加させるか、または分母(総資産)において、非効率な「資産」を圧縮するなどの施策が必要となります。

◎自己資本比率が高い場合は、B/S上の負債が少なく(外部依存度が低く)、過去の利益蓄積が多い。

◎自己資本比率が低い場合は、B/S上の負債が多く(外部依存度が高く)、過去の利益蓄積が少ない。

銀行の自己資本比率について
自己資本比率は、銀行業界においては、銀行業務の健全な運営を保つことを目的とした「自己資本比率規制」における指標で、上記の概念とは異なり、以下のようになっています。

国際統一基準(バーゼル3):2013年3月期から適用
海外営業拠点(海外支店または海外現地法人)を有する銀行(預金取扱金融機関)に対しては、国際統一基準である「バーゼル3」が適用され、達成すべき自己資本比率を8%以上と定めています。

銀行の自己資本比率(国際統一基準)の計算式

|普通株式等Tier1|
最も損失吸収力の高い資本(普通株式、内部留保等)をいう。

|その他Tier1|
優先株式等をいう。

|Tier2|
劣後債、劣後ローン等、及び一般貸倒引当金(信用リスク・アセットの1.25%が算入上限)等をいう。

|リスク・アセット|
資産の各項目に各々のリスクウェイトを乗じて得た額の合計額(信用リスク)、資産の市場変動リスク相当額(マーケットリスク)及び種々の事故リスク相当額(オペレーショナルリスク)の和をいう。

国内統一基準:2014年3月期から適用
海外営業拠点を有しない銀行(預金取扱金融機関)に対しては、国内基準が適用され、達成すべき自己資本比率を4%以上と定めています。

銀行の自己資本比率(国内統一基準)の計算式

|コア資本|
損失吸収力の高い普通株式及び内部留保を中心にしつつ、強制転換型優先株式や協同組織金融機関発行優先出資及び一般貸倒引当金(信用リスクアセットの1.25%が算入上限)等を加えたものをいう。

|リスク・アセット|
上記の国際統一基準と同じ。

https://www.ifinance.ne.jp/glossary/account/acc001.html#car2

8. 中川隆[-14181] koaQ7Jey 2022年1月15日 16:51:54 : GhTxcLiTVY : UmtDRE9QTUIzckk=[13] 報告
銀行券・貨幣の発行・管理の概要 : 日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/outline/index.htm/

銀行券の発行・流通・管理
日本銀行は、日本で唯一、銀行券を発行する発券銀行です。日本銀行は、皆さんが安心して銀行券を使えるよう、銀行券の安定供給を確保するとともに、銀行券の信認を維持するために、さまざまな業務を行っています。

銀行券の発行
日本銀行法では、日本銀行は、銀行券を発行すると定めています。銀行券は、独立行政法人国立印刷局によって製造され、日本銀行が製造費用を支払って引き取ります。そして、日本銀行の取引先金融機関が日本銀行に保有している当座預金を引き出し、銀行券を受け取ることによって、世の中に送り出されます。この時点で、銀行券が発行されたことになります。

銀行券は、さまざまな資金の受払いに利用可能な決済手段であり、特に小口資金のための受払いの手段として広く利用されています。銀行券には、銀行券を用いて支払いを行った場合、相手がその受取りを拒絶できないという、法貨としての強制通用力が法律により付与されています。

現在、日本銀行は、一万円券、五千円券、二千円券、千円券の4種類の日本銀行券を発行しています。

銀行券の流通
日本銀行が発行した銀行券は、その後、金融機関から預金を引き出した人々や企業の手に渡り、商品やサービスの購入などに利用されます。また、銀行券の一部は金融機関に持ち込まれ、預金として預けられます。

金融機関は、利用者への支払いに当面必要としない銀行券を、日本銀行の本支店に持ち込み、日本銀行当座預金に預け入れます。このように銀行券が日本銀行に戻ってくることを、銀行券の還収といいます。

日本銀行や金融機関は、銀行券が全国各地にくまなく行き渡るための流通拠点としての役割を果たしています。

銀行券の管理
金融機関を通じて銀行券が日本銀行の本支店に戻ってくると、日本銀行は、受け入れた銀行券の枚数を確認し、偽造・変造された銀行券がないか、厳重に真偽鑑定を行っています。また、損傷や汚染の度合いから再度の流通に適するかどうかも判別しています。日本銀行が行うこのようなチェックのことを鑑査といいます。日本銀行の鑑査によって選り分けられた、本物で再度の流通に適していると判断された銀行券は、再び金融機関に支払われていきます。

一方、鑑査の結果、流通に適さないと判断された銀行券は、復元できない大きさに裁断のうえ廃棄され、銀行券の一生を終えることとなります。銀行券の平均寿命は、一万円券で4〜5年程度、五千円券、千円券は使用頻度が相対的に高く傷みやすいため1〜2年程度となっています。

また、日本銀行では、本支店の窓口において、損傷した銀行券の引換えを行っています。

日本銀行券には、偽造・変造を防止するために、さまざまな偽造防止技術が施されています。日本銀行は偽造対策のため、外国の中央銀行との情報交換や共同研究などの国際的な取組みを行っています。

銀行券の発行、流通、管理の流れを示した図。詳細は本文のとおり。

貨幣の取扱い
貨幣は、日本銀行ではなく、政府が発行しています。貨幣は、独立行政法人造幣局が製造した後、日本銀行へ交付されますが、この時点で貨幣が発行されたことになります。

貨幣も銀行券と同様に、日本銀行の取引先金融機関が日本銀行に保有している当座預金を引き出すことを通じて、世の中に送り出されます。

https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/outline/index.htm/

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