http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/898.html
Tweet |
(回答先: ストラヴィンスキー バレエ音楽 『ペトルーシュカ』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 21 日 10:37:21)
リムスキー=コルサコフ 『シェヘラザード』
ストコフスキー指揮 リムスキー=コルサコフ 『シェヘラザード』
N. Rimsky-Korsakow: SCHEHERAZADE (4/4), dirigiert von Leopold Stokowski
Gespielt vom Philadelphia Sinfonie-Orchester,
Leitung: Leopold Stokowski (1882 - 1977)
Aufgenommen am 3. Mai 1927 in der
"Academy of Music", Philadelphia (USA)
Fünf Schallplatten á 30 cm der Firma
ELECTROLA (1927)
▲△▽▼
Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Stokowski & PhiladelphiaO (1934)
________
Alexander Hilsberg (1897-1961), Violin
Leopold Antoni Stanislaw Boleslawowicz Stokowski (1882-1977), Conductor
Philadelphia Orchestra
Rec. 8 October & 12 November 1934, at Camden Church, in Philadelphia
▲△▽▼
Rimsky-Korsakov "Sheherazade" Leopold Stokowski Stokowski Philadelphia Orchestra 1962
Philadelphia Orchestra
Leopold Stokowski, Conductor
06.II.1962
ストコフスキーの『シェエラザード』、1962年ライヴ!
20世紀の巨匠であり「音の魔術師」レオポルド・ストコフスキーとフィラデルフィア管弦楽団のロシアン・プログラムは、音楽監督退任から約20年後、1962年のライヴ!
リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』は、1927年のフィラデルフィア管弦楽団との電気録音を皮切りに5度の全曲録音を行い、コンサートでも頻繁に取り上げるなど、ストコフスキーにとってまさに十八番中の十八番。1962年2月6日、かつての手兵、フィラデルフィア管弦楽団の指揮台へと帰還を果たしたストコフスキーの『シェエラザード』の登場です!
https://www.hmv.co.jp/en/news/article/1309300038/
▲△▽▼
Rimsky-Korsakov - Scheherazade - Leopold Stokowski - London Symphony Orchestra (1964)
Conductor : Leopold Stokowski
Solo Violin : Erich Gruenberg
London Symphony Orchestra
Rec. September 1964
ロンドン交響楽団、エリック・グリューエンバーグ(Vn)
DECCA。1964年録音。
10:03, 11:40, 11:52, 12:06
今までキング国内盤しか出ていなかったが、2001年にオリジナル・マスターを使用したユニバーサル国内盤が出たので入手した。下のRCAと違いDECCAのマスターテープ保管状態が良く、実に鮮明な音質である。そのため、ストコフスキーの様々な反則技がよく聞こえて、実におもしろい。ストコフスキーのこの曲を聴くなら、このDECCA盤にとどめをさす。
http://classic.music.coocan.jp/orch/r-korsakov/scheherazade.htm
指揮:レオポルド・ストコフスキー
ヴァイオリン:エリック・グリュエンバーグ
ロンドン交響楽団
録音:1964年9月22日、ロンドン、キングスウェイ・ホール
スタジオ録音 DECCA
評価:★★★★★(5)
デフォルメも含めて伸縮自在・強弱自在のめくるめく音絵巻。ソロはもとより、オーケストラ全体を強烈な節回しでふりまわし、粘っこく歌いこみ、ふと力を抜いたりする。
なるほど、これが「ストコ節」か!80歳の指揮者とは思えない大胆さ、そして統率力。勢いだけではない、非常に作りこまれた演奏であると感じる。
同じロンドン響でも、2年前のマルケヴィッチの慎ましい演奏と比べると、その違いに驚く。ここでのグリュエンバーグのソロ・ヴァイオリンなんて、まるで別人で、妖しい魅力すら感じるのだ。原典への忠実さや明晰さなどを超えて、最高の娯楽をもたらしてくれる。
録音はちょっと特殊。"Phase4"というマルチトラック録音だが、音をいじりすぎて音場が変になってたり、強奏部で音割れしたりする。一般的な意味での優秀録音とはとても言えないが、音の鮮度というか、エネルギー感は DECCA らしくはある。
クセがあって万人向けとはいかないものの、面白い。
指揮:レオポルド・ストコフスキー
ヴァイオリン:エリック・グリュエンバーグ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975年2月26,28日、3月3日、ロンドン、EMIスタジオ
スタジオ録音
RCA
評価:★★★☆☆(3)
奇しくも十年前のストコフスキー旧録音と同じグリュエンバーグのソロ(この間、グリュエンバーグはロンドン響からロイヤル・フィルへ移籍した)。
しかし、演奏内容は大きく様変わりしている。
表現へのこだわり、作り込みの細やかさはDECCA盤同様。しかし、アプローチはかなり客観的というか、やりたいことがとても明快に、わかりやすくなったし、スムーズな音楽の流れはストコフスキーが非常に洗練された感覚の持ち主であることを改めて実感させてくれた。
DECCA盤からいろいろ変化した創意工夫の変化にはおお!と思わせられるところがある。インパクトの強さ、カラーの強さ、面白さでは断然DECCA盤だが、音質のクリアーさと解釈の丁寧さではこちらが勝る。どちらをとるかは好み次第だが、DECCA盤を先に聴いてしまうと、このRCA盤は物足りなさがある、というのが正直な感想。
オーケストラを豪腕でぶん回すような異様な空気がなく、あくまでも健全な風なのが物足りない。オーケストラは元気に鳴っているが(とりわけホルンの威力は凄まじい)、録音がその迫力やカラーを際立たせることなく、小さくまとめてしまっている。RCA録音の方が断然聴きやすいのは確かだが、ノイズだらけでもあれだけ色彩感のあったDECCA録音はやっぱり凄かった、と改めて思った。
http://freishuetz.blog24.fc2.com/blog-entry-21.html
ストコフスキー晩年のシェエラザード 2010-08-12
いやあ、おもしろかった。
レオポルド・ストコフスキー指揮で1975年録音のリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を聴く。
当時ストコフスキーは93歳。
R.コルサコフ:シェエラザード/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
個人的なベストを言えば、やはり上の新録音ではなく、1964年にロンドン交響楽団を指揮したデッカ盤を取りたい。音質も鮮明であり、ストコフスキーのやりたい放題の指揮が鮮明に響いてくるからだ。
だいたいストコフスキーという人は楽譜通りに演奏するということを知らない。おのれの表現意欲の方が先に立っていて、恐ろしいくらいの味付けをしてしまうのだ。脂ののった肉料理をチーズフォンデュで食べるようなもの。それが全面に出ているのがまさに1964年のデッカ盤のシェラザード。畢生の名演である。
それに対し、この1975年録音、最晩年のストコフスキーがロイヤル・フィルを指揮した演奏は打って変わって冒頭の雰囲気に不思議な冷静さが漂っている。それだけで驚いた。これ本当にストコフスキー? たぶん旧盤と2枚連続で聴かせたら絶対に同じ指揮者だと信じる人はいない。それくらい第1楽章「海とシンドバッド」の出だしは違う。
そういう意味でこの1975年盤・ストコフスキーのシェエラザードは万人にお薦めする一枚ではないが、ストコフスキーが好きでたまらないという人にはぜひ聴いてみることをお薦めしたい。93歳のストコフスキーは自分の今までの表現に安住していないどころか、むしろ積極的に表現を求めようとしているのである。
まず興味深いのは全4楽章、切れ目がない。
連続で演奏している。
これだけで今までのストコフスキーと違う。なんで93歳になって今までのスタイルを変えるのさ?って言うくらい大胆。
全体として見ると、最初は冷静さと音色の渋さで聴かせるような趣があり、ちょっと戸惑った。しかし曲の後半、とりわけ第4楽章に入ると「これまでがストコフスキーの伏線だったのではないのか?」とさえ思うんですね。
楽器の随所で見られるえぐりもストコフスキーならでは。
第2楽章でのハープのアルペジオってこんなに強烈だったっけ?
第3楽章のスネア等の打楽器の使い方もおもしろい。後半、8分38秒くらいから突如音楽が盛りあがり、生き生きしてくるところも凄みがある。
しかし真骨頂はフィナーレ。船の難破のシーンなどもう評する言葉がない。最後のヴァイオリンの悲しさなんて巨匠の雰囲気さえ感じるもの。
全体のおもしろさという意味では1964年盤に軍配が上がるが、93歳でこの指揮とは!
まさに恐れ入るしかない。この人、全然老人じゃないっす。
1977年、ストコフスキー最晩年(なんと95歳!)の指揮でメンデルスゾーンの「イタリア」を聴いたことがある。その時も「しかし年取ることを忘れた人だなあ」と思ったけど、今回の演奏もそんな感じ。若いね、おやっさん。
おまけ:
どーでもいいんですが、ソロヴァイオリンを担当しているのは1964年盤ではロンドン交響楽団のコンサートマスターであるエーリッヒ・グリューエンバーグという人。
そしてこの1975年盤ではオーケストラはロイヤル・フィルなんだけど、なぜかソロヴァイオリンは同じエーリッヒ・グリューエンバーグなのね。
ストコフスキーが呼んだのかしら? こういうところに彼のこだわりを感じたりします。
彼の経歴を見て意外に思ったんですが、ストコフスキーってけっこう現代音楽のアメリカ初演とか世界初演をしているんですね。エドガー・ヴァレーズの「インテグラル」を初演したのは実は彼なんですね。ヴァレーズやシェーンベルクの世界初演は意外とストコフスキーが指揮してたりするんですね。
ちょっとあげてみると……
○マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」(アメリカ初演、1916年3月2日)
○シェーンベルク:室内交響曲第1番(アメリカ初演、1916年11月5日)
○ヴァレーズ:「インテグラル」(世界初演、1925年3月1日)
○ウェーベルン:「パッサカリア」(アメリカ初演、1927年3月4日)
○ヴァレーズ:「アルカナ」(世界初演、1927年4月8日)
○ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(アメリカ初演、1928年11月2日)
○シェーンベルク:「グレの歌」(アメリカ初演、1932年4月8日)
○シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲(世界初演、1940年12月6日)
○シェーンベルク:ピアノ協奏曲(世界初演、1944年2月6日)
○アンタイル:交響曲第4番(世界初演、1944年2月13日)
○ミヨー:「ブラジルの思い出」(世界初演、1947年1月2日)
○メシアン:「聖なる秘蹟への讃歌」(世界初演、1947年3月13日)
○R・シュトラウス:「メタモルフォーゼン」(アメリカ初演、1947年3月19日)
○ホヴァネス:「神秘の山」(世界初演、1955年10月31日)
○アイヴズ:交響曲第4番(世界初演、1965年4月26日)
○パヌフニク:「宇宙の祈り」(世界初演、1970年5月24日)
他にもショスタコーヴィチとかヴォーン=ウィリアムズの交響曲のアメリカ初演などたくさんありますが……このへんで。
思うに、管弦楽の編曲の楽しさを感じる曲を旺盛にストコフスキーは求めていたんじゃないのかなって思います。そういうのが好きなんじゃないのかしら。
たとえばストコフスキーは1965年7月に日本を訪問しているんですが、この時に日本フィルを指揮したコンサート・プログラムを見て非常にストコフスキーらしいと思ったんですね。
○バッハ:パッサカリアとフーガ
○アイヴズ:「答えのない質問」
○柴田南雄:シンフォニア
○チャイコフスキー:交響曲第4番
どうしてこうも脈絡の全然ないような4曲を持ってくるのかなあ(笑)。ちなみにこの来日の際、彼は読売交響楽団も指揮しているんですが、曲目はベートーヴェンの交響曲第7番だったそうです(笑)。
https://ameblo.jp/noburin28/entry-10617369757.html
▲△▽▼
▲△▽▼
▲△▽▼
『シェヘラザード』(Шехераза́да)作品35は、1888年夏に完成されたニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲である。千夜一夜物語の語り手、シェヘラザード(シャハラザード、シェエラザード)の物語をテーマとしている。
シェヘラザードを象徴する独奏ヴァイオリンの主題が全楽章でみられる。
各楽章の表題は本来は付けられていない。作曲途中では付けられていたものの、最終的には『アンタール』のように《交響曲第4番》として聴いてもらうために除去したものといわれている。
作者の死後の1910年にミハイル・フォーキンの振付によってバレエ『シェヘラザード』が制作された。
作曲者自身による、ピアノ連弾版が存在する。
作曲の経過と初演
『シェヘラザード』作曲の頃のリムスキー=コルサコフは、全生涯のうちで最も作曲意欲が湧き上がっていた時期にあり、この作品の前に『スペイン奇想曲』、後に『ロシアの復活祭』序曲といった代表作が作曲されている。1888年8月7日に完成したとみられ、同年中にサンクトペテルブルクの交響楽演奏会にて初演された。総譜は1889年に出版された。
楽器編成
木管楽器
ピッコロ
2 フルート(2ndは第2ピッコロの持ち替えを含む)
2 オーボエ
イングリッシュホルン(第2オーボエの持ち替え)
2 クラリネット
2 ファゴット
金管楽器
4 ホルン
2 トランペット
2 トロンボーン
バストロンボーン
チューバ
打楽器
ティンパニ
タンバリン
バスドラム
スネアドラム
シンバル
トライアングル
タムタム
ハープ
弦五部
第1ヴァイオリン(Solo, 6Soli, 2Soli含む)
第2ヴァイオリン(6Soli含む)
ヴィオラ
チェロ(Solo含む)
コントラバス(4Soli含む)
構成
第1楽章《海とシンドバッドの船》(Largo e maestoso—Allegro non troppo)
ホ短調 - ホ長調
力強いユニゾンはシャリアール王の主題、ハープ伴奏の独奏ヴァイオリンがシェヘラザードの主題を示す。これらの序奏が終わったあとに主部となり、うねるような海の様子をよく表す伴奏音型にのって、海の主題、船の主題がつづく。シャリアール王とシェヘラザード王妃の主題が絡み合う。
第2楽章《カランダール王子の物語》(Lento—Andantino—Allegro molto—Con moto)
ロ短調
カランダールとは諸国行脚の苦行僧のこと。シェヘラザードの主題に始まり、ファゴットによる3/8拍子のメロディがカレンダー王の主題を示す。その後、中間部ではトロンボーンやトランペットの力強い響きが特徴的。そしてさまざまな主題が絡み合い、力強く激しく終わる。
第3楽章《若い王子と王女》(Andantino quasi allegretto—Pochissimo più mosso—Come prima—Pochissimo più animato)
ト長調
主部では歌謡的主題をヴァイオリンがゆったりと奏でる。中間部では独特な小太鼓のリズムに乗って、クラリネットが快活な舞曲風の王女の主題を奏する。シェヘラザードの主題を挟みながら、静かにやさしく終わる。
第4楽章《バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲》(Allegro molto—Vivo—Allegro non troppo maestoso)
ホ短調 - ホ長調
1楽章のシャリアール王の主題がテンポ違いで示されたあとに、シェヘラザードの主題がそれを受けるところから始まる。主部となり、バグダッドの「祭り」の主題が6/16拍子で激しく奏でられる。前楽章の各主題も回想されつつ、徐々に曲は盛り上がっていく。その頂点で荒れ狂う波に呑まれる船の難破の場面に変わり、そして穏やかに波が引く描写となり「海」の主題を静かに再現、独奏ヴァイオリンのシェヘラザードの主題を奏して、消え行くように終結する。
代表的な録音
エルネスト・アンセルメ指揮:スイス・ロマンド管弦楽団(1960年録音)
ヴァイオリン・ソロはローラン・フニヴ。
レオポルド・ストコフスキー指揮:ロンドン交響楽団(1964年録音)
ヴァイオリン・ソロはエリック・グリューエンバーグ。
ストコフスキーは都合5回この曲を録音しており、1975年録音のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との演奏や1951年のフィルハーモニア管弦楽団との演奏、1934年のフィラデルフィア管弦楽団との演奏などがある。
1975年のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団でのヴァイオリン・ソロは1964年のロンドン交響楽団との録音と同じくエリック・グリューエンバーグ。
1951年のフィルハーモニア管弦楽団ではマヌーク・パリキアン、
1934年のフィラデルフィア管弦楽団ではアレグザンダー ・ヒルスバーグ
がヴァイオリン・ソロを担当している。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1967年録音)
ミシェル・シュヴァルベによるヴァイオリン・ソロ。
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮:ソヴィエト国立交響楽団(1969年録音)
ヴァイオリン・ソロはゲンリヒ・フリジゲイム。
他にロンドン交響楽団とのスタジオ録音・ライヴ録音(ともに1978年録音)がある。ヴァイオリン・ソロはジョン・ジョージアディス。
キリル・コンドラシン指揮:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1979年録音)
メンゲルベルク時代から在団するヘルマン・クレバースがソロを担当。
セルジュ・チェリビダッケ指揮:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1984年録音)
ライヴを放送用に録音した音源。ヴァイオリン・ソロはヴェルナー・グローブホルツ。
チェリビダッケには、シュトゥットガルト放送交響楽団との放送用のライヴ音源(1982年録音)もある。シュトゥットガルト放送交響楽団とは、これとは別に1982年11月のスタジオでのカラー映像演奏記録もある。ヴァイオリン・ソロはどちらもハンス・カラフースが担当。
ウラジミール・フェドセーエフ指揮:モスクワ放送交響楽団(1994年録音)
ヴァイオリン・ソロは木野雅之。
ヴァレリー・ゲルギエフ指揮: キーロフ歌劇場管弦楽団(2001年録音)
デジタル録音。ヴァイオリン・ソロはセルゲイ・レヴェーチン。
先行する音楽作品
『シェヘラザード』は次の作品の影響を受け、あるいはアイディアを取り入れて成立したと言える。
ベルリオーズ:ヴィオラ独奏付き交響曲『イタリアのハロルド』
メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲(木管合奏による序奏部など)
バレエ『シェヘラザード』
詳細は「バレエ・リュス」および「ru:Шехеразада (балет)」を参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/バレエ・リュス
本作はロシアの「バレエ・リュス」の振付師、ミハイル・フォーキンとレオン・バクストの振付によって同名のバレエ作品に使用されている。1910年にパリのオペラ座で初演された。
バレエの使用は作者の未亡人ナジェージダ・リムスカヤ=コルサコヴァを始め遺族の批判を受けた。しかし「バレエ・リュス」の芸術活動が評価されると、その代表作品であるバレエ『シェヘラザード』もロシア本国でも受け入れられるようになり、ボリショイバレエやマリインスキー・バレエなどロシアのバレエ団でも上演されている。
バレエ『シェヘラザード』は『千夜一夜物語』の冒頭、シェヘラザードが夜伽の際にお話をするきっかけになった事件を題材にしたもので
(詳細は千夜一夜物語のあらすじ #シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語を参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/千夜一夜物語のあらすじ#シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語
脚本はアレクサンドル・ベノワが、衣装と美術はレオン・バクストが手掛けた。
初演時の指揮はニコライ・チェレプニン、主な出演者はイダ・ルビンシュタイン、ヴァーツラフ・ニジンスキーである。
バレエ『シェヘラザード』あらすじ
シャハリヤール王が狩りで城を留守にしている最中に、彼の愛妾ゾベイダを含む後宮の女奴隷たちは看守のユーマクを買収し、男奴隷部屋のカギを入手する。女奴隷たちは男奴隷たちを解放し、彼らとの逢瀬を楽しむ。ゾベイダもまた「金の奴隷」との逢瀬を楽しむ。そこへ王が帰還。後宮の女たちの不義密通が露見してしまう。王はあらかじめ弟から女たちの留守を利用した不貞の可能性を警告を受けており、今回の狩りでの外出はそれを調べるためのものであった。王は「金の奴隷」を含む男奴隷を皆殺しにする。ゾベイダは悲嘆のあまり短剣で自殺。愛妾の自殺に王は深く悲しむのであった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シェヘラザード_(リムスキー%EF%BC%9Dコルサコフ)
- チャイコフスキー バレエ音楽 『くるみ割り人形』 中川隆 2020/3/06 13:23:34
(0)
- チャイコフスキー バレエ音楽 『白鳥の湖』 中川隆 2020/3/03 23:05:07
(2)
- ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 中川隆 2020/6/27 05:42:26
(0)
- ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 中川隆 2020/3/04 21:49:10
(0)
- ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 中川隆 2020/6/27 05:42:26
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。