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昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 安達祐実 ・堂本光一 家なき子2 (日本テレビ 1995年)
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投稿者 中川隆 日時 2020 年 8 月 24 日 00:04:01: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 安達祐実 ・内藤剛志 家なき子 (日本テレビ 1994年) 投稿者 中川隆 日時 2020 年 8 月 19 日 12:22:21)

昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 安達祐実 ・堂本光一 家なき子2 (日本テレビ 1995年)


家なき子2 1話



企画 野島伸司
脚本 高月真哉 いとう斗士八 山崎淳也


主題歌
中島みゆき「旅人のうた」(ポニーキャニオン/原盤権はヤマハミュージックパブリッシングが所持しているため、現在は移籍先であるヤマハミュージックコミュニケーションズから発売)


挿入歌:安達祐実「風の中のダンス」(ビクターエンタテインメント)


制作 日本テレビ
放送期間 1995年4月15日 - 7月8日


1995年4月15日から7月8日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。前作『家なき子』の続編にあたる。


あらすじ


すずはサーカス団から旅立ったあと、父・悟志が生存していることを知り、再会。愛犬であるリュウと共に暮らしていた。ある春の日、駅で落ちていた財布を手にしていたところを窃盗と誤解され、留置される。そこで軽薄な印象を持つ少年、牧村晴海と出会い共に脱走。警官に追われていたところを圭太に救出される。現在は大富豪である一条泰造の屋敷で運転手をしているという圭太は、すずに「当主が孫娘を探している」と伝え、過去と身分を偽って屋敷に来る事を勧めた。嘘をつく事に負い目を感じつつも、経済的な理由と父を救うために一条家に乗り込み、私立・修学館中等部[注 16]へ編入することになったすずだが、間もなく海外から帰国した一条の親族である絵里花の弁により、偽物扱いをされるようになる。同時期に孫娘を名乗ってやって来た千穂と屋根裏部屋に住まわされ、絵里花らから殺人罪の濡れ衣を着せられ、屋敷内・学校内で辛辣ないじめを受けるも、修学館高等部に在籍するという晴海に再会。次第に理解を深めてゆく。


登場人物


主要人物


相沢 すず
演 - 安達祐実


路頭での靴磨きと道路工事のアルバイトをしつつ、再会し和解した父の悟志の面倒を見ていたが、圭太の勧めもあり、一条家の財産を手に入れるために孫娘を騙って一条家に乗り込み、修学館中等部に編入する。絵里花と真弓などその腰巾着たちから、千穂と共に執拗で陰湿ないじめを受けるほか、一条家の遺産相続をめぐる謀略に巻き込まれ、たびたび命を狙われる。晴海との同居を繰り返している(この事で真弓や絵里花から晴海との不純異性行為を疑われる)。自分を殺そうとして逮捕された悟志を許したり、自分を裏切った千穂が小村家で虐待される光景を見て助け出すなど、懐の深さと大胆で愛情深い面が目立つようになった。母と同じ病に襲われるが、悟志とリュウの命懸けの行動と黒崎・永井の手術で一命を取り留める。一条家の惨劇が終わりを告げた後、リュウの遺児であるトラと共に旅立つ。


牧村 晴海(まきむら はるみ)
演 - 堂本光一(KinKi Kids)


修学館高等部に特待生として在籍するボクサー志望の少年。アパートで一人暮らしをしている。やや軽薄で口数が多いが、すずの最大の理解者でもある。幼少時に町工場の経営者だった両親が一条家に追い詰められ、目の前で焼身自殺した(この件に関しては、のちに真実が判明する)ショックで、記憶の一部が消失。施設に収容され、長年に渡り言葉を発しなくなっていたが、中学生の頃に一条家への復讐を決意した事から性格に変化が発生。父の使用していた関西弁で喋る様になり、詐欺、窃盗、試験における不正行為などをおこなうようになるが、同時に正義感の強さを持ち合わせるようになる。絵里花から片想いされた事を復讐の道具に利用しようと婚約を交わしたこともあったが、すずへの想いから破棄。実は彼こそが一条家の後継者であり、呪われた血により生まれた子であった(絵里花とは血縁ありとなる)。小百合が実母だとわかったと直後に月田らにすずともども拉致され、一条家の屋敷で焼殺されそうになるがトラの助力で脱出し、小百合を救出するために地下牢に向かうものの、落下物により気絶する。最期は記憶を取り戻した小百合の愛情を実感し、ともに地下牢で絶命した。出生の秘密は最後まで知らずにいた様子。



相沢すずの関係者


相沢 悟志
演 - 内藤剛志


すずの父。片島に刺されたものの搬送先で奇跡的に命を取り留める。刺されたショックで白髪化、下半身不随となったように見えていたが、自力歩行が可能になって以降の3ヵ月間は、すずに自分の世話をさせるための芝居であった。陽子にすずが本当の娘であることを告げられ改心したことから、以前のような攻撃的な態度は消えていたが、すずの目を盗み夜な夜な都内のクラブに通うようになる。そんな折、あるホステスに陽子の面影を感じて交際するも、そのホステスはヤクザである氷室の愛人であったことから度重なる脅迫を受け(実際は氷室の仕組んだ美人局であった)、慰謝料捻出の為に氷室が加入を強要した生命保険の保険証書を見つけた晴海とリュウ。そして事情を聞きつけた倉田の目の前ですずを銃撃したとして現行犯逮捕される。しかし、取調室での倉田との対話などを経て、自らの生き様を深く見つめ直すことになる。その後、氷室が黒崎の元から、すずの手術用のボンベイブラッドを盗んだことを知ると、血液を奪還するために脱獄。氷室の凶弾を全身に受けながら輸血パックを取り戻しリュウに託した。警察病院に搬送されたものの手の施しようがなく、「人間は金に負けない」と呟き続けて絶命した。


相沢 陽子
演 - 田中好子(特別出演)


すずの母で悟志の妻。最終回におけるすずの空想シーンのみ出演。


リュウ
演 - ピュンピュン(犬)


すずの相棒の柴犬。何かとすずの力になり、悟志に狙撃されたすずを追って、海へ飛び込んだ事もある。オスだと思われていたが、実はメスだった(途中で森山に指摘され判明)。倉田刑事の盲導犬ジョーと恋に落ち、一条家の庭園内に用意されていた犬小屋で双子を出産する。月田によって轢き逃げされて重体になりながらも、すずを救うために輸血用血液を運び、回復したすずの腕の中で最期を迎える。すずに付き添ってから亡くなるまですずを一度も裏切ることなく忠誠し続けたことで、すずは「リュウを超える信頼のできる者はもう出てこないだろう」と語っており、すずにとっては最高のパートナーとなっている。墓石は、悟志・陽子と共に並べられて祀られることとなった。


トラ
リュウが産んだ双子の一匹。すず曰く「へちゃむくれ顔」。「リュウの子だから“竜虎相搏つ”」とかけて、晴海が名付けた。最終回では燃え盛る屋敷内に拘束されたすずの指示で日本刀を運び、すずと晴海を救った。事件後、黒岩家に引き取られるも脱走し、リュウの遺志を継ぐ形ですずの新たな相棒として共に旅立つ。


歩(あゆむ)
演 - 益田圭太


悟志に撃たれた後、海岸に打ち上げられたすずを救い保護。警察に届けた際に、倉田の指示で晴海に知らせている。漁師の父はマグロ漁船で長期間に渡り出漁中、母は家出してしまっている為に、父の家で干物などを製造・販売しながら一人暮らし状態となっていた。楽天的かつ前向きな性格で、すずを実姉のように慕い、病気を知ると手術を受けるよう強く勧めた。事件後はその豪胆さを気に入った一条に養子として迎えられ、財閥の跡継ぎとなった。


医療関係者


黒崎 和彦
演 - 京本政樹


氷室たちの陰謀によって左腕を失い[注 17]、自暴自棄の生活を送っていたが再会したすずや晴海の説得と励ましで医師としての誇りを取り戻し、すずに助手を依頼した上で一条の手術を見事に成功させ、のちに永井とともにすずの手術を執刀。事件との関わりを経て、すずの希望に満ちた精神と生命力に対して崇拝に近い感情を抱くようになる。(第6・12・最終話のみ)


永井 秀雄
演 - 塚本信夫


陽子のかつての主治医で、何かとすずを気に掛けている。前作では無免許医である黒崎を忌避するような言動も見られたが、本作では互いに信頼し合う関係となり、すずの手術の際には黒崎の助手として尽力する。


一条家


一条 小百合(いちじょう さゆり)
演 - 高橋惠子


一条泰造の娘であり、晴海の母。高校生の頃、自分を溺愛する父からの近親相姦により妊娠。一条の影武者にのみ真実を伝えた上で家出。関西地方出身者の牧村と結婚し、牧村の子として晴海を出産。小さな工場を経営していた。6年後に火災に遭い、来訪していた倉田に救出された直後、父の手先によって家に連れ戻され、地下牢に幽閉されてしまう。火災時のショックなどから記憶障害を発症。常に子守歌を口ずさむようになる。表向きは死亡扱いとなっていたが、一部の人間は所在を知っていた様子で、恭子からは「あの方」、和幸からは「バケモノ」と呼ばれていた。穏やかな印象と言葉が、傷ついたすずの心を癒やしたこともある。財産を相続する権利者として恭子に命を狙われた頃、倉田やすずたちの手によって地下牢から救出され、晴海のアパートに匿われるが、彼らの目が千穂の起こした事件の方に向いた隙に森山(一条泰造)の手によって再び一条家に連れ戻される。その直後に発生した火災により記憶を取り戻し、晴海を救うために燃え盛る屋敷へ飛び込んでゆく。


一条 泰造(いちじょう たいぞう)
演 - 西村晃


財界を席巻する「一条財閥」の会長。一条家の当主であり小百合の父。以前から重病で寝たきりだったが、周囲の誰もが遺産目当てで本心から気遣ってくれないことを嘆き、自らの人生に深い絶望感を抱いていた。しかし、黒崎に手術依頼の連絡をしたことや本心からの気遣いから、すずに対して心を開くようになる。ただ、出生直後から一条泰造の身代わりとして育てられた影武者であり、本来は誠実な人柄で密かに一条家の財産の一部を慈善事業へ寄付していた。小百合が唯一、真実を伝えた人物でもあり、最終話で晴海の出生の秘密を吐露している。屋敷の火災発生直後に警察に救出されて病院に搬送されるが、健康を取り戻したこともあり、森山に扮する本物の一条泰造の亡き後は、名実ともに財閥の全権を掌握。両親と離れて暮らしている歩を養子として迎え入れた上で、新生・一条財閥の総帥として再出発を図る。


森山 敏男(もりやま としお)
演 - 小林昭二


一条家に庭師として住み込み、すずと千穂に親切に振る舞い和幸の態度には毅然と抗議する、また、リュウには小屋を用意し、すず不在時には代わりに餌を与えるなど温厚な性格のように見えたものの、彼こそが本物の一条泰造であり、一条家の遺産を狙う者たちを排除するために千穂の復讐心を利用して連続殺人に走らせた黒幕であった(木崎家には正体を知られていなかったような描写が見られる)。娘の小百合に対する溺愛が昂じ、高校生だった小百合を強姦。それにより生まれたのが晴海であった。月田らに屋敷に火を放たせた直後、自らが仕立てた影武者の一条から晴海の出生の秘密を打ち明けられ、晴海と小百合を救うために炎の中へ飛び込み、落下物の直撃を受けたことと一酸化炭素中毒により死亡する。


一条家の関係者


白石 恭子(しらいし きょうこ)
演 - 川島なお美


一条家の屋敷に住み込む会長秘書。知的な印象の美人だが、同時に野心家の面を持つ。沢村と手を組み、妊娠。産婦人科へ行ってすぐに、邪魔な小百合を殺害するため地下牢へ行くが、彼女に迫る危険を察知した倉田の計らいで、すでにすずたちにより晴海のアパートへと移されていた。
一同を集め妊娠している胎児は一条の子だと言い張るが、沢村によって悪事を暴かれてしまう[注 18]。そして、宿した子供を中絶するために沢村と病院に向かう途中に彼女の本心を知った沢村の怒りを買い、車中で気絶させられて妊娠した状態で体育倉庫に監禁される。鉄格子の檻そして跳び箱に幽閉され、さらに「お人形さん」として弄ばれた[注 19]が、倉庫近くにやってきたすずに対して逃げ出したい一心で発した言葉が元で、真犯人に後から日本刀で刺殺されるが、その後に自宅に隠していた情報が真犯人逮捕の手がかりとなる。幽閉された際に殺害されたため、皮肉にも沢村が彼女に対して言った「ここからもう一生出ることはありません」は現実のものとなった。一条家連続殺人事件の4人目の犠牲者。


園田 真弓
演 - 西田彩香


すずの従姉妹(父とすずの母、陽子が実の兄妹となる)。年下ダンサーと駆け落ちした京子に捨てられた後、すずと同じく家なき子になり、絵里花の専属メイドとして一条家に住み込む。屋敷内・校内と主人である絵里花の腰巾着となり、すずと千穂に嫌がらせをする[注 20]。特にすずに対しては、兄の事故死、一家離散の原因と思い込み、激しい憎悪の念を抱き、関わった者はみな破滅する疫病神と罵る(あながち間違いとも言えず現にすずも真弓以上に卑怯な手を使っていることもある)。しかしすずの持つ強靭な精神力と洞察力に対しては徐々に一目置くようになり、絵里花が真犯人に拉致された際には真っ先にすずを頼り、現場へ向かう際に倉田の手を引くなど協力的な態度を見せるようになる。人気投票に自分の名前を書く等、コメディリリーフとしての一面も多く見られる他、実の兄の死を悲しむなど根っからの非情な性格ではないといえる。屋敷の火災の後の動向は不明。(第2話からの登場)


月田(つきた)
演 - 菅田俊


和幸の扮する氷室の右腕のヤクザとして振る舞っていたが、実は和幸を監視するために本物の一条泰造である森山が派遣したスパイ。千穂の殺人に力を貸すだけでなく、和幸が命を狙うすずや晴海など、小百合以外に一条家の財産を相続する可能性のある者全員の抹殺のために動く。和幸が千穂をピラニアの水槽に落として殺害しようとした際、絵里花をピラニアの水槽に落として殺そうとし、和幸には見間違えたと弁解をしている。すずを抹殺するために、黒崎の元へ輸血用血液を運ぼうとするリュウを車で轢き、瀕死の重傷を負わせる(リュウの死の原因となる)。最終話で森山の命令により晴海とすずを拉致。2人を地下室に閉じ込めて放火。脱出したすずを、一条ともどもに殺害しようと銃を向けるが、駆け付けた倉田たちに狙撃され逮捕される。


尾上 シメ(おのうえ シメ)
演 - あき竹城


一条家のメイド頭。ババ臭い自身の下の名前にコンプレックを持っており、周囲から下の名前やフルネームで呼ばれるのを激しく嫌う。気性が激しく、相手によって態度を変化させ、松井など目下の人間に対しての暴力的な言動が多く見られる。武道をたしなんでおり、絵里花の手先として、真弓と共にすずと千穂に暴力をも含む嫌がらせを展開。実は麗子のコレクションである宝石を盗み、真弓に見つかりそうになると、麗子殺しの犯人に関わる証拠と嘘をつく。この為に真犯人によって殺害される。この時に所持していた麗子殺害の証拠を盾に切り抜けようとするが、日本刀で足を切られ、ピラニアの水槽に落とされている(宝石盗難を最初に騒ぎ出した人物でもあり、隠していた宝石が死後に見つけ出され、窃盗が発覚した可能性が高い)。一条家連続殺人事件の3人目の犠牲者。殺害現場にはMの血文字が残され、そのことから犯人はイニシャルが「M」の人間とも考えられたが、実際は犯人自身が残したものであり、MOTHER=母親を意味していた。


松井(まつい)
演 - 白石玲子


一条家の住み込みのメイド。失敗を理由に尾上に殴られたこともある。穏やかな印象の美人で、他使用人からいじめを受けるすずに対しても「お嬢様」と呼び、身の回りの世話などをおこなっていた。一条家傘下の企業社員であり、麗子の部下だった父が殺人の罪を被った末に自殺した為、周囲から後ろ指をさされてしまい、進学・就職を断念せざるを得なくなった過去・「犯人を見た」という尾上の言葉を立ち聞きしたことと、尾上のダイイングメッセージと自身のイニシャルが一致する等の偶然が重なった事から麗子と尾上殺害の嫌疑を掛けられる。絵里花に部屋を荒らされ、司法浪人中の恋人に対しての脅迫を宣言される等の嫌がらせを受けた直後「無実を信じる」と励ましの言葉を掛けたすずに対して、「一条家にはむしろ感謝している」と告げて笑顔を見せるが、間もなく屋敷内で自殺。すずを悲しませる。


圭太
演 - 松田勝


前作の中盤で描かれた私立小学校での窃盗・傷害罪により逮捕後、服役していたが、模範囚として短期間で出所後、一条家の専属運転手を務めていた。すずを屋敷に乗り込ませた上、何かとすずの味方をした為に絵里花から反感を抱かれる。殺人容疑を掛けられたすずを庇い、偽証をしたことが元でブレーキに細工をされて、事故に見せかけて殺される。一条家連続殺人事件の2人目の犠牲者。誕生祝いとしてカチューシャをすずにプレゼントしようとしており、警察署の霊安室で警察官からすずに手渡された。


黒岩 剛(くろいわ つよし)
演 - 草g剛


晴海の先輩。晴海と同様に修学館高等部に特待生として在学するボクサー志望の少年。一条家が建設するゴルフ場の予定地にかつて住んでおり、一条家が用意した移住地に移り住んでから公害で両親を亡くし、貧しい生活の中幼い弟妹たちを育てている。すずを麗子殺害の犯人だと決めつけ憎悪したり、絵里花に片想いをしたりするような言動も見られたが(実際は復讐の為に絵里花に近づいて利用しようとしたが失敗したと発言している)、千穂に想いを寄せられ変化していく。晴海には激しい敵愾心を燃やし、試合中の殺害計画を立てたこともあるが、インターハイ決勝戦を経て和解。最終回では千穂の前に立ち塞がり、彼女の凶行を阻止。負傷しながらも本心を伝える。事件解決後、リュウの生んだ仔犬の里親になった事が歩のセリフで語られる。


木崎家


表の顔・木崎 和幸(きざき かずゆき)/裏の顔・氷室 龍一(ひむろ りゅういち)
演 - 萩原流行


麗子の夫で絵里花と千穂の父。少年時代、父親は窃盗などで服役を繰り返し不在。同時に母親にも捨てられた為、盗みをしながら暮らして来た。クリスマスプレゼントを渡す為に脱獄した父を警察官と誤解し殺害。その後、工場で一緒に働いていた女性(千穂の実母)と恋仲になるも彼女を捨て、裏社会の住人になる。自身の出自などを偽装し麗子を騙して結婚。木崎家の婿養子となり、娘の絵里花をもうける。同時に一条財閥の常務に就任。表向きは穏やかな印象だが、麗子とは不仲で恭子とは公然の愛人関係。絵里花には甘い顔をする事もあるが、内心では財産乗っ取りの道具扱い。そして、会いに来たかつての恋人と彼女との間の娘の千穂にも手切れ金を突きつける等、冷酷な拝金主義者となる(のちに千穂の殺害を企てるが月田の策略で失敗)裏社会ではヤクザのボス氷室として暗躍しており、悟志に接近。すずの抹殺を企て、手術用の血液を盗み出すが、リュウと悟志の命懸けの行動により奪い返される。その姿に動揺している最中、千穂に背後からナイフで刺され、「俺も、例外ではなかったというのか…」と呟きながら息絶える。一条家連続殺人事件の5人目の犠牲者。(第12話まで)


木崎 麗子(きざき れいこ)
演 - 生田悦子


和幸の妻で絵里花の母。一条泰造の妹の娘である為、小百合とはいとこ同士となる。和幸を婿養子として迎え入れる形で木崎家を継ぎ、絵里花を出産。一条家関連企業の運営にも携わっていた。派手で傲慢な面が見られ、夫・和幸に対しては、皆の前で愛人・恭子の事を持ち出し侮辱し嘲笑。絵里花に対しても冷淡な面があった様子で、死後に彼女から「宝石を貸してくれなかったのが憎かった」などと言われてしまう。食事中、真犯人に空き缶とアイスピックのトリックで胸をアイスピックで刺される形で殺害され、一条家連続殺人事件の最初の犠牲者となる。(第1・2話のみ)


木崎 絵里花(きざき えりか)
演 - 榎本加奈子


和幸と麗子の一人娘。千穂とは異母姉妹、晴海は再従兄。一条泰造の妹の孫に当たることもあり、一条家の暫定相続人に指名されており、同時に修学館中等部に在籍(生徒会副会長に就任)。男子生徒からは人気が高いが、校内・屋敷内と腰巾着たちを従えてすずと千穂をいじめるなど、高慢な振る舞いが見られる。しかし両親の愛情を感じられずに育った様子もうかがえ、母の死にショックを受け逆上。一緒に撮影した写真を眺めて涙をこぼしたり、父に晴海への恋愛感情を訴え、甘える場面もある。相手を罵る際に大仰な比喩表現[注 21]を用いる癖があり、「絵里花がたとえてあげる」という榎本の台詞は本シリーズの定番演出のひとつとなっている。血縁を知らずに晴海に心惹かれ、押し切る形で婚約するが、のちに破棄。最終的に、一条家連続殺人の真犯人にして自身の異母姉妹であった千穂の積年の憎悪と怨みによる復讐の標的[注 22]となり、殺されそうになるが、すずたちの説得で命拾いする。


小村家


小村 千穂(こむら ちほ)
演 - 中山エミリ


私生児として生まれ、母と2人暮らしだったが父・木崎和幸に会いに行った直後に母が過労死(精神的ショックもあった様子)身元を引き受けた小村家で虐待を受けて育った。時には保身の為に他人を陥れる嘘をついたり、絵里花の策略等ですずと距離を置いてしまうなど、弱さと周囲に流されやすい面も見られたが、黒岩に恋をしたり、絵里花にいじめられているすずを命がけで守り、怪我をするなどの変化が次第に現れる。すずと同様に氷室に扮した和幸から命を狙われるが、黒岩や月田に守られ難を逃れる。しかし、実は彼女こそが連続殺人事件の真犯人であり、利害関係の一致する月田らと共謀して一条家・木崎家の関係者など合計5人(麗子・圭太・尾上・恭子・和幸)らを殺害(松井も彼女の証言が元で嫌疑を掛けられ、自殺に追い込まれている)和幸が悟志の死に際の「人は金に負けない」という言葉に憑りつかれ涙を流す場所に居合わせ、和幸から「そうは思わないだろう?お前だって、一条家の財産が目的で潜り込んだのだから」と問われる。このことからも、一条家に暮らすようになってから、人知れず父・和幸とは会話をしていた模様。その場で和幸を殺害した直後に、特に憎悪を抱いていた異母姉妹の絵里花を、月田たちを使いビル屋上に拉致。暴力行為の末に殺害を企てる。到着したすずに説得されるも、気持ちが収まらず弓を引いてしまう(弓を使ったのは、すずをかばう際に絵里花に矢を左肩に射られたことも関係している)が、黒岩に阻止された上にプロポーズをされて正気を取り戻し、贖罪の道を選び警察へ連行されてゆく。


小村 謙二 (こむら けんじ)
演 - 秋野太作


千穂の養父で印刷工場を経営。和幸とは旧知の仲の様子で、一条家の財産を狙い、千穂を一条家に乗り込ませた張本人。身寄りを亡くした千穂を引き取っているが、学校にも行かせず虐待を加える。その中には性的虐待も含まれており、入浴中の千穂を襲撃したり、冴子に「千穂が誘惑した」と嘘をついたりする。この時、千穂を救出に乗り込んで来たすずにより自宅兼工場を放火される。のちの動向は不明だが、一家で焼死した可能性が高い。(第1・3話のみ)


小村 冴子(こむら さえこ)
演 - 大島蓉子


小村の妻で、千穂の養母。経済的な理由などから千穂を疎み、虐待していた。千穂が風呂場で謙二に対して色仕掛けをしたと誤解しデッキブラシで身体をこする等の暴力を振るった。千穂を救出し、家を去ろうとしたすずを「悪魔め」と罵倒した事で彼女の怒りを買う。(第3話のみ)


小村 由佳里(こむら ゆかり)
演 - 関口貴美子


小村家の一人娘(千穂と同年代の様子)。両親同様に意地の悪い性格。インクをかけた白飯を「インクカレー」と称し、千穂に無理矢理食べさせようとするなどの虐待をしていた。この「インクカレー」の虐待は、のちに千穂自身が絵里花への報復へと引き継がれる。(第3話のみ)


その他


美加(みか)
演 - 田中玲香


千穂と同時期に孫娘候補として一条家にやって来ていた少女。和幸から手切れ金として渡されそうになった財布は受け取らなかったが、尾上からピラニアの水槽を見せられた際、「一条家の娘になんかなりたくない」と言い残し、一目散に逃げ出してしまう。(第1話のみ)


美加を連れてきた男
演 - 山本耕一


「一条家の本当の孫はこの子」だと、美加を連れて現れた。麗子からは一条家の遺産に群がるハイエナと罵られる。控えめな性格の美加を、半ば無理やり一条家の孫娘として送り込んでいるような描写がみられる。(第1話のみ)


岬 祥司(みさき しょうじ)
演 - 小橋賢児


岬財閥の御曹司という触れ込みでボクシングを嗜んでおり、インターハイの神奈川代表選手と称しているが、その実力は晴海や黒岩には及ばず、黒岩と対戦した際は自身の拳を砕かれてしまった。すずに交際を申し込んだ直後、絵里花に婚約祝いの言葉を述べるが、用済みだとして札束をつきつけられる(絵里花によって雇われた別れさせ屋である可能性が高い)


倉田 智浩(くらた ともひろ)
演 - 嶋田久作


所轄の刑事主任(警部補)で片島の実兄。疎遠ながらも弟を気に掛けていた事もあり、弟を殺害したのはすずであるという思い込みから復讐目的ですずに付きまとうが、根は心優しい性格で、同時期に起きていた一条家絡みの事件を追う中で真実とすずの本心を知り、次第に周囲に対しての理解者となっていく。悟志に対しては、弟への強請行為とすずに対しての殺人未遂を理由に不信感を拭うことが出来ず、すずが彼を庇い続ける事を危険視し、取り調べの最中に嘘をつくなどをして父娘を引き離そうとしたこともあるが、拘留中に話して聞かせた言葉が、のちに悟志を動かす事になる。晴海の父とは親友同士だったが、片想いをしていた小百合の関心が彼に向いてからは、疎遠になっていた。6年ぶりに来訪した牧村宅で火災に遭遇。この時に小百合を救出する際に負った火傷が元で失明している。最終回の火災発生時、晴海を追っていこうとするすずを「生きなくてはならない」と論し、他警察官とともに外へ連れ出す。寡黙で厭世的な雰囲気が漂うが、最後は旅立つすずを黒崎と共に明るい笑顔で見送った。ジョーというシェパードの盲導犬を連れており、後にリュウと恋に落ちる。(第3話からの登場)


滝川 純
演 - 篠原俊晴


すずの元恋人。実父の死後、母と共に渡米していたが、新しい父の仕事の都合で帰国。修学館中等部に転入し生徒会長となる。裕福な暮らしに慣れてしまった事に加え、すずの過去と素性を知っている為、「すずが嘘をついて屋敷に乗り込んでいる」事を確信。再会を喜んだすずを疎み拒絶。同時に片想いをしていた絵里花の手先として、すずに負傷させ[注 23]、それを知った晴海に叩きのめされるなど、かつての純朴さ、心優しい面影は見られない。絵里花に誘われてキスをしたところを、すずに目撃され、後を追うが、その直後に自身が絵里花に騙されて利用されていた、本心では嫌悪されていたことを知ってショックを受ける。


沢村(さわむら)
演 - 大澄賢也


修学館中等部の教員で、すずと真弓のクラス担任となる(担当教科は数学)。生真面目で神経質な面と同時に、一条らの目を気にする言動など性格に裏表を持ち、熱血漢のような言動と裏腹に、すずに言いがかりを付けて廊下に立たせる・麗子殺しの容疑を掛けられたすずに対して、教室から座席をどかした上で人殺し呼ばわりをする・目前で起きているいじめを見逃す等、生徒同士のいじめにも荷担など問題行動が多い。
白石恭子と交際をし、彼女の妊娠[注 24]を知ると結婚を望むが、実は一条家の財産狙いの為に利用されていたと知って逆上。一条家へと乗り込み、自身の本当の血液型がA型である事を一同の前で告白。「愛なんかいらないのよ!私が欲しかったのは、一条家の財産だけ」と告げられ、妊娠中絶すると言う彼女を体育倉庫に監禁。コスプレをさせて暴力を振るうなど、異常性癖を表出させ、結婚を迫る。のちに彼女が殺害された為、拉致と監禁が発覚。到着した倉田に現行犯逮捕され、大勢の生徒の前で連行されてゆく。血液型はA型。


金田一一
演 - 堂本剛(ノンクレジット)


最終回、インターハイ直後の晴海を呼び止めて励ますが、「もうボクシングはやめた」と返され、気まずそうにその場を立ち去る。


放送日程・データ


各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 1995年4月15日 幸せを盗め! 愛を奪え! 哀しい親子の呪われた旅路! 24.5%
第2話 1995年4月22日 邪魔物は消せ! 氷の微笑に秘められた醜い愛情の殺人 21.8%
第3話 1995年4月29日 悪魔の仮面! いじめの嵐に炎の友情を誓う小さな命! 21.0%
第4話 1995年5月6日 天使の同棲! 車椅子の罠に泣く娘の地獄 19.8%
第5話 1995年5月13日 哀しい誕生日! 愛犬の裏切り 23.6%
第6話 1995年5月20日 背徳のメス! 奇跡の医師登場! 22.2%
第7話 1995年5月27日 Mの悲劇! 家政婦の死の秘密! 18.1%
第8話 1995年6月3日 魂を売った美少年! 哀れすずに病魔!? 20.8%
第9話 1995年6月10日 ああ無情! リュウの涙! 父のために死す 19.7%
第10話 1995年6月17日 呪われた命! 今暴かれる一族の血の秘密 23.5%
第11話 1995年6月24日 魔性の殺人! 遂に真犯人が…愛犬が出産 23.2%
第12話 1995年7月1日 愛犬リュウの死! 悪魔の父も娘のために命を捨てた… 22.4%
最終話 1995年7月8日 さよなら家なき子! 愛犬の遺言…天国の母の胸で眠れ 31.5%


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E3%81%AA%E3%81%8D%E5%AD%90_(1994%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 

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コメント
1. 2020年8月24日 20:54:00 : RyOSypPQPV : NHo0VFdSS2Q4Qlk=[49] 報告
家なき子2 2話


2. 2020年8月25日 20:16:16 : WTRIxbreSo : SmdhZHJZU2RGaVE=[44] 報告
家なき子2 3話


3. 2020年8月26日 11:52:42 : A8G0BLxAv2 : RVYxTWFSbTlPYms=[9] 報告
家なき子2 4話


4. 2020年8月26日 15:46:37 : A8G0BLxAv2 : RVYxTWFSbTlPYms=[17] 報告

家なき子2 5話


5. 2020年8月26日 18:53:56 : A8G0BLxAv2 : RVYxTWFSbTlPYms=[18] 報告
家なき子2 6話


6. 2020年8月26日 21:58:51 : A8G0BLxAv2 : RVYxTWFSbTlPYms=[26] 報告
家なき子2 7話 360p


7. 2020年8月26日 23:35:16 : A8G0BLxAv2 : RVYxTWFSbTlPYms=[29] 報告
家なき子2 8話 360p


8. 2020年8月27日 13:22:55 : 84g9nuhfWg : cVpXQXpGOS9odDY=[34] 報告
家なき子2 9話


9. 中川隆[-11629] koaQ7Jey 2020年8月27日 13:30:22 : 84g9nuhfWg : cVpXQXpGOS9odDY=[35] 報告

家なき子2 9話 360p




家なき子2 10話 360p


10. 中川隆[-11627] koaQ7Jey 2020年8月27日 14:37:29 : 84g9nuhfWg : cVpXQXpGOS9odDY=[37] 報告
これは苛め問題を正面から取り上げた児童文学なんだ
11. 2020年8月27日 16:45:14 : 84g9nuhfWg : cVpXQXpGOS9odDY=[38] 報告
家なき子2 11話


12. 2020年8月27日 18:35:54 : 84g9nuhfWg : cVpXQXpGOS9odDY=[39] 報告
家なき子2 12話 360p


13. 2020年8月27日 20:49:27 : 84g9nuhfWg : cVpXQXpGOS9odDY=[41] 報告
家なき子2 13話


14. 中川隆[-11624] koaQ7Jey 2020年8月28日 09:01:07 : y0GopNjkkY : WHBHR0FhdjMuak0=[3] 報告
家なき子 (日本テレビ 1994年) は中高生向けだったけど

家なき子2 (日本テレビ 1995年)は高校生でもアホらしいと思うだろうね

15. 2021年11月01日 14:56:37 : iqAOGccErg : SEp1OTlwWGlHaWs=[26] 報告
【ゆっくり解説】ドラマ「家なき子2」が絶対に再放送できない理由をゆっくり解説


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