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(回答先: 昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 鈴木保奈美・三上博史 この世の果て (フジテレビ 1994年) 投稿者 中川隆 日時 2020 年 8 月 02 日 18:07:46)
昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 安達祐実 ・内藤剛志 家なき子 (日本テレビ 1994年)
家なき子 1話
『家なき子』は、1994年と1995年に日本テレビの土曜グランド劇場で制作・放送されたテレビドラマ。また、ドラマのヒットを受けて1994年12月17日には劇場版が公開されている(後節参照)。
家庭内暴力を受けている小学生の少女が、理不尽な環境の中でも困難に負けずに生きていく様を描いた物語。
当時12歳だった安達祐実の出世作としても知られている。特に「同情するなら金をくれ!」という劇中の台詞が新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームとなった。その一方で後述のように過激な暴力・いじめのシーンが批判の対象となり、内容が社会的議論も巻き起こした。菅井きんの強烈でインパクトのある役も話題になる。シリーズ第1作は平均視聴率24.7%、最高視聴率37.2%(最終話)を記録する大ヒットとなり、さらにシリーズ第2作も引き続き人気を保ち平均視聴率22.5%、最高視聴率31.5%(最終話)を記録している(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。
テレビ版シリーズ2作と劇場版が製作されており(シリーズ第1作→劇場版→シリーズ第2作の順)、3部作構成となっていた。初期こそエクトール・アンリ・マロの児童文学作品『家なき子』へのオマージュがあったが、シリーズ第2作ではサスペンスやサイコスリラー、教育問題などオリジナル路線を強めていった。
なお、本作は前述の児童文学を同局が制作したアニメシリーズおよび、1974年10月1日〜1975年3月25日(火曜19:00 - 19:30、JST)にTBS系列で放送されていた、坂口良子主演のテレビドラマと直接の関係はなく、内容も別物である。
企画 野島伸司
脚本
高月真哉
いとう斗士八
主題歌
中島みゆき「空と君のあいだに」(ポニーキャニオン/原盤権はヤマハミュージックパブリッシングが所持しているため、現在は移籍先であるヤマハミュージックコミュニケーションズから発売)
制作 日本テレビ
放送期間 1994年4月16日 - 7月2日
1994年4月16日から7月2日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。
あらすじ
酒浸りで暴力的な養父、重病で入院中の実母。そして貧しい暮らしを理由に同級生たちから冷たい視線を浴びせられる日々を送っていた相沢すずは、歩み寄ろうとする担任教師の片島智之に反発。同時に母の手術費用を捻出するため、盗みなどに手を染めていく。ある日、一時帰宅をした母に暴力を振るった養父を殺害しようと、自宅アパートに放火するという事件を起こす。以降、すずは波瀾に満ちた人生を歩みながらも、不遇な現実に立ち向かっていく。
登場人物
相沢家
相沢 すず(あいざわ すず)〈12〉
演 - 安達祐実
1982年5月生まれ。川崎市立若宮小学校に通う6年生。この作品の主人公。継父の悟志による家庭内暴力および児童虐待が横行する貧しい家庭で育ったが、母である陽子への愛情は本物。優れた絵画の才能は父の悟志から、特殊な血液型(ボンベイブラッド。ドラマ内では「ボンベイプラス」)は母から受け継いでいる。服装は常にオーバーオールを着ており[注 1]、首からガマ口の財布(中身はお金や裁縫セットが入っている)を下げている。母・陽子は死亡。実父と知った悟志(死亡はしていない)も、失ってしまう。様々な体験を得て本人も知らないうちに成長するものの、その過程で無関係な人間や周りの人間を知らないうちに不幸に陥れていくなど狡猾な一面ものぞかせていくことになる。<本人も自覚しており自身は地獄行きだと語っていた>
相沢 悟志(あいざわ さとし)〈37〉
演 - 内藤剛志
戸籍上ではすずの継父だが、実は血の繋がった父親。美術的才能を持つが、その類稀な才能を怖れた画壇の陰謀によって画家の道を閉ざされて以来、粗暴な性格に変貌してしまい、飲んだくれの日々を送るようになる。自分を一度捨てた陽子に復讐すべく、改心したように見せかけて再婚後、陽子を昼夜働かせてヒモ生活を送るが、愛情は失っておらず、終盤では悩んだり、陽子の体調を気遣う場面も見られる。すずを敵視し、すずに執拗な虐待を行っていたため互いに犬猿の仲。アパートへの放火の容疑をかけられ拘置所に収容されているときに、仮病を使って警察病院に搬送される。そこで片島の父親である倉田幸助と出会い、釈放後に片島を強請るようになる。火災後に別居してからもすずとの敵対関係は続いていたが、死に際の陽子から真実を聞かされたことで荒んだ生活から足を洗い、父親として再出発を図る。だがその矢先、それまで父親が起こした殺人事件を元に強請りをかけていた片島に刺される。
相沢 陽子(あいざわ ようこ)〈37〉
演 - 田中好子
すずの母で悟志の妻。旧姓園田。悟志とはかつて恋人同士だったが、DVを受けるようになったことから、妊娠を告げずに逃亡。その直後に別の男性と結婚(すずの戸籍上の父となるが、詳細は不明だが、後述する手紙の中には亡くなったとあるので、故人ではある模様。)。すずの出産を経て、悟志と再婚。悟志の元を去った罪滅ぼしから昼夜を問わず働き詰めた末、重度の心臓病を患う。経済的な理由に加え、特殊な血液型であることから手術に踏み切れずにいた。すずや悟志に対しての愛情は深いものの、真実を告げるのを先延ばししていた為、両者の仲をより険悪な関係にしてしまってもいた。黒崎の手術により一旦、快方へ向かうが、交通事故で負傷したすずを救うために自身の血を輸血したことが元で亡くなってしまう。死の直前、リュウに真実を書いた手紙を託しており、すずはのちに、その手紙を読んで悟志が実の父親であったことを知る。
リュウ
演 - ピュンピュン(犬)
すずの相棒。帰宅途中のすずと出会って以来、常について回るようになり、次第に信頼関係を深めてゆく。すずがピンチになっているときには突如救出にやってきたり、すずが片島の罪を被り少年院に入ることになってもそこに入ってくるほどで、すずのいる場所を常に把握しているほどのすずに対して高い忠誠心を持っていた。園田家にいた頃、保健所に送られた事もあるが、のちに片島に救出され、予防接種を受けた上ですずの元へ帰還。リュウという名の由来は「すずの父親が辰年生まれだったことから、男の子が生まれたら“リュウ”と名付けるつもりだった」と陽子が教えたことから。
片島家
片島 智之(かたしま ともゆき)〈25〉
演 - 保坂尚輝
すずの担任教師で、出生名は「倉田智之」。小学生の頃、父親が事業失敗を苦にして母親を殺害し逮捕。歳の離れた兄、智浩は思い出す事もない程に疎遠となっており、親戚をたらい回しにされた末、改姓の為に片島家の養子となった過去を持つ(大学卒業、就職後の交流は見られない)不幸な境遇や美術的才能などの共通点からすずにシンパシーを感じ、何かと力になる。一方、父親が殺人犯であることを知った悟志から度重なる脅迫を受けながら、次第に悟志からの誘惑と罠に溺れていく。絵を介して岡崎章子と知り合い交際。途中で章子が、日本有数の大企業である「OSエンタープライズ」の後継者と知ることになる。若くて容姿端麗[注 2]な事もあり、京子と真弓の母子に好意を抱かれるほか、章子の母の玲子とも関係を持ってしまう。純朴で正義感の強い青年で、次第にすずも心を開いて行ったが、章子の持つ背後関係、そして浮上した後継者問題もあり、結婚に伴い、教職を退いて社長に就任。父親が手に出来なかった富と地位を手に入れたことから金の魔力に取り付かれ、周囲を簡単に裏切る人間へと変化。これまで自身に行った脅迫への復讐も兼ねて、自分の過去と経歴を知る悟志の殺害を企てた。そして、この事件の罪を自ら被って少年院に収容されたすずをも、口封じの為に殺害しようとするが失敗[注 3]。のちに結婚披露宴会場に押し掛けてきたすずに屋上で罵られ、そしてテープレコーダーでやりとりを録音していた章子ともみ合う内にリュウに襲われて足を踏み外し、亡き両親との平穏な日々を取り戻したいという思いを頭に浮かべながら転落死した。
倉田幸助
演 - 鶴田忍
智之と智浩の父。実業家だったが、経営破綻・資金繰りに悩み、妻を殺害。一家心中を図ろうとするが失敗し逮捕(この頃、智浩は家を出て自立していた様子)。服役中に重病を患い、警察病院へ入院。死亡直前に智之の所在と変更後の姓を口走ったのを、居合わせた悟志に聞かれ、悟志が智之を強請るきっかけを作ってしまう。
岡崎家、OSエンタープライズ
岡崎 章子(おかざき しょうこ)〈24〉
演 - 水野真紀
大企業「OSエンタープライズ」の社長のひとり娘で父親とは死別し、母に育てられた。母とは対照的に無垢で明るく、愛情深い性格。街頭で似顔絵師をしていたところを片島と知り合い、素性などを隠した状態で交際を開始。一時は次第に荒れて行く片島に絶望して別れを告げるが、母に勧められた縁談の席に押し掛けた片島の暴露[注 4]で縁りを戻す。
その後、母が急死した事により、後継者問題に直面。富を手にしたことで変わり行く片島を目の当たりにしながらも信じ続けたが、最後は全て裏切られた[注 5]。
岡崎 玲子(おかざき れいこ)〈50〉
演 - 新藤恵美
章子の母で「OSエンタープライズ」の総帥。夫(章子の父親)とは死別しており、実親から継いだ会社を女手一つで切り盛りし章子を育てた。やや腹黒い面があり、悪辣な印象だが、実業家としてのプライドが高く、やり手で知られる。
章子の交際相手である事を知る前、画商として現れた片島から贋作の油絵を売りつけられ、後日訪れた章子が社長室に飾られた油絵を見て「偽物じゃないこれ!!」と告げられ、驚く。再び現われた片島に対し、「今度は本物でしょうね?」と贋作であると知った事を告げた(後述)。
金の無心を「男絡み」と見破り、気に掛けるなど、章子に対して母親としての愛情は持ち合わせているものの、娘の恋人と知らずに贋作を売りつけた片島と肉体関係を持ち、逆援助交際となった事を理由に章子と片島の交際を執拗に反対。その一環として悟志とともに当たり屋行為を謀ったが、実際は悟志の策謀に利用されていた。後に章子と口論の末、階段から転落死する。
秘書
演 - 小野武彦
OSエンタープライズ社長秘書。新社長となった片島の腹心として彼をサポートするが、片島が悟志から度重なる脅迫を受けていた事を章子に忠告したことが原因で後に危険分子扱いされ、会社を追われる。
医療関係者
黒崎 和彦(くろさき かずひこ)
演 - 京本政樹
天涯孤独な生い立ちを持つ天才外科医。人体実験まがいの違法手術や法外な謝礼要求などが原因で、過去に医師免許を剥奪されている。ニヒリストを気取り、他者の慈悲や信仰に救いを求めようとする人間を徹底的に蔑視しているが、それは人間個々が本来、持ち合わせる可能性の素晴らしさを強く信じているためであり、闇医療で稼いだ金を自らの育った児童養護施設に寄付するなど優しい一面もある。すずの依頼で陽子の手術を執刀後、「経過を見届けない」事を理由に謝礼を受け取らずにオーストラリアへ旅立つ。次作では帰国している。
永井 秀雄(ながい ひでお)
演 - 塚本信夫
陽子の主治医。心臓外科の権威でありながら、誠実かつ思慮深い良識者で、貧しいすず親子に対しても深い理解を寄せる。すずが支払う医療費を彼女の将来の為にと、密かに貯金箱に入れている場面も見られる。黒崎とは旧知の仲であり、陽子の死後も、主にすずと黒崎との間を繋ぐパイプ役としてシリーズに深く関わっていく。
ナース
演 - 古畑京子、大森映美
陽子の担当ナース。永井と同様、すず親子に対して親身に接する。母に会いたい一心で病院の廊下を走ったすずを注意した事がある。
園田家
園田 真弓(そのだ まゆみ)〈12〉
演 - 西田彩香
園田家の長女で、すずとは従姉妹同士でもあり同級生(1982年5月頃生まれとみられる)。性格は母の京子と似た面があり、大人の前では優等生ぶってはいるが、すずへの軽蔑心、片島への淡い恋心[注 6]などから、子分と共に、便所に落とした握り飯をすずに無理やり食べさせようとするなど、すずに暴力を振るう等、同級生らの前では性格の悪さを隠そうとしない。家では母から溺愛を受ける兄に対して嫉妬を覚え、母にすずの中傷を吹き込んでいた。第4話のステージ上での一件の後、母京子の実家に連れられていった。
園田 公昭(そのだ きみあき)
演 - 篠原俊晴
園田家の長男で、すずとはいとこ同士となる。中学生に該当する年齢だが、小学校入学直後に事故に遭い下半身不随・車椅子生活となってからは、母の京子によって監禁のような状態で家に閉じ込められ、学校へ通う事はなかった[注 7]。外の世界をほとんど知らずに育ったが、心優しい性格の少年で、すずに心を開き、「外出させて欲しい」と依頼。しかし追って来た京子に自立を宣言した直後に誤って崖から転落死した。
園田 京子(そのだ きょうこ)〈40〉
演 - 小柳ルミ子
すずの外縁の伯母。経済的困窮などもあり、すずを疎んだり[注 8]、やる気のない和夫を「役に立たない」等、罵倒していた(ただし工場経営は、和夫以上の努力をしている上、子供達からも母親として認められている)。片島に色目を使い、豪華な弁当を作り、真弓に届けさせるなどを始め、好色家である事を理由に、すずから「お色気ばばあ」と嘲笑される。同時に息子の公昭を溺愛。娘に「兄ほど愛されてない」と嫉妬させてしまう[注 9]。公昭の死にショックを受け逆上して、すずを刺殺しようとした事もある。のちに和夫の計画に加担したことですずの怒りを買い、第4話の学芸会のステージ上でこれまで関係した男との写真をばらまかれ、同時に悪事が発覚し警察へ連行。その後、和夫と離婚し真弓を連れて実家に帰省。
園田 和夫(そのだ かずお)〈42〉
演 - 小倉一郎
陽子の実兄であり園田家の主。自宅で缶製造の工場を経営するが、やる気は全く見られず、たびたび京子から罵倒を受けている。すずを思いやる優しい伯父に見えたが、実は様々な問題を持ち込む[注 10]陽子を疎んでいて、事故に見せかけて殺害し、保険金を受け取り、罪を京子に着せて愛人と駆け落ちする計画を立てていた事をすずに知られる。そして学芸会のステージ上で京子と大喧嘩を展開した他、陽子への殺人計画を口走った。この時にすずの陰謀と同級生らの手違いでマイクの音源が入っていた為、話の内容すべてを学校関係者に聞かれてしまう。同時にすずの仕組んだ下着泥棒の罪を着せられ警察に連行される。その直後に離婚(この時、自分を逮捕に来た警官の一人が京子と不倫していた事を知る)。のちに「友人の仕事を手伝うために地方へ引っ越す」「すずの世話が出来なくなってしまった」と電話で陽子に伝えた。
窃盗団
田畑 光江(たばた みつえ)〈65〉
演 - 菅井きん
窃盗団の元締め。悟志の債権者であり、借金の棒引きの代わりにすずの身を買い取った。愛称は「ババア」。すずにスリや売春[注 11]を強要し、時には暴力を振るうなど冷徹な性格だが、全ては「貧乏人は他人を踏み台にしても稼ぐ以外にない」という独自の信念ゆえの行動であり、陰では稼いだ金を身寄りのない窃盗団の子どもたちの巣立ちのために貯金していた[注 12]。美辞麗句を嫌う徹底した現実主義者で、「踏まれてもたくましく生え続ける雑草になれ!」という言葉を残し、後のすずの前途に大きな影響を与えた。しかし、その身体は病に侵されており、陽子の手術費用を捻出するために計画した私立小学校への窃盗未遂(窃盗中に吐血)で逮捕。次に来た冬に獄中死した事が『2』で圭太の口からすずに語られる。
圭太(けいた)
演 - 松田勝(現・松田優)
窃盗団のメンバーであり、光江の用心棒的な存在。愛称「圭太兄(けいたにい)」。寡黙で威圧的な形相で初期の頃はすずに暴力を振るったりもしたが、心は優しく、病院から抜け出した陽子の居場所を知らせる等、次第にすずの理解者となってゆく。窃盗事件の直後、警察署の前で私立小学校の校長の言動に激怒し、この校長を殴打すると共に、窃盗の手引きをしたと自供。光江と共に逮捕される。苗字は不明だが、コミカライズ版では、光江と同じ「田畑」と記載されている。
奈美(なみ)
演 - 濱田万葉
窃盗団のメンバー。愛称「奈美姉(なみねえ)」。蓮っ葉で無愛想な印象があり柄は悪いが、根は優しく、中学生の頃に先生から聞かされた「神様は平等に幸せをくれる」という言葉を信じている。普段はホステスをしていて、そこで指名客だった浅野から甘い言葉を掛けられた直後、妊娠が判明。しかし彼から別れを告げられた上に突き飛ばされ流産してしまう。のちにすずの前で「自分にも差別心があったのかもしれない」と己を省みた。苗字は不明だが、働いている店でも「奈美」と名乗っている様子が見られる。
シゲ
演 - 西川義郎
窃盗団のメンバー。愛称「シゲ兄(しげにい)」。長身で長髪。仲間への思いやりは強いが直情的で血の気が多く、光江に対しても反感を抱いている[注 13]。光江が金庫の鍵を開けている最中に自分勝手に動いた事が元で警報ベルが鳴り、失敗を招いてしまった。苗字は不明。
浅野家
浅野 雅彦(あさの まさひこ)
演 - 真野圭一
エリートサラリーマンであると同時に、大手インテリアショップの跡取り息子。奈美の勤務する店の常連客で彼女と交際していたが、母親から持ち込まれた見合いを理由に別れを告げる。この時に妊娠を告げられ狼狽。逆上して突き飛ばし流産させ、その場から逃げ去る。見合いの席に乗り込んで来た窃盗団一味に格差を持ち出し、自分は選ばれた人間として悪態をつくも、すずから呪詛を込めた罵倒を受ける。ややマザコン気味で、無責任な一面がみられる。
浅野 朋枝(あさの ともえ)
演 - 茅島成美
雅彦の母で実業家。自分の犬に迫ったとして、リュウに暴行を加え負傷させる。のちに窃盗団一味と、すずから仕返しを受ける。雅彦の父については詳細不明。
大坪家
大坪 英二(おおつぼ えいじ)〈54〉
演 - 細川俊之
莫大な資産とニヒルな印象を持つ画商兼美術評論家。美術的才能と亡き娘(ユカリ)[注 14]の面影を見出し、すずを弟子として自宅に迎え入れる。一方で異常なまでの耽美主義者であり、すずとユカリを重ね合わせる余り、徐々に倒錯性を露わにしていき、ついにはすずを監禁[注 15]。乗り込んで来た純と対立した直後、使用人の鶴子に刺されて窓から転落し死亡する。批評家としての審美眼は優れているが金に汚く、過去に金のために悟志の絵を酷評し、悟志の人生を狂わせるきっかけを作っている。
一条 鶴子(いちじょう つるこ)〈34〉
演 - 深浦加奈子
大坪家の住み込み使用人兼運転手。密かに主人である大坪を想い、嫉妬心からすずに陰湿な虐待を繰り返す。のちに大坪から「醜い」等、罵倒・解雇されたショックから錯乱し、大坪を刺し窓から一緒に転落死する。『2』に登場する一条家とは無関係。
滝川家
滝川 純(たきがわ じゅん)
演 - 篠原俊晴
父と二人暮らしの中学生。病身の父に代わりおでんの屋台を引いて生計を立てていた。純朴な性格で、リュウが公昭と見間違えた事をきっかけにすずと親しくなり、大坪から救い出したり、父に「(すずを)嫁にしたらどうだ」とからかわれて照れていたこともある。父の死後、アパートの大家から立ち退きを迫られて困惑。同時に再会した母に対して、一度は反発するも、すずの愛想尽かしの演技と後押しもあり、母と和解。渡米することになる。
純の父親
演 - 森川正太
妻のますみに逃げられてからは純と一緒に暮らしていたが、病気(糖尿病)を患い、貧しかった為に治療を受けられず、自宅で寝たきりに近い状態になっていた。純の行く末を心配し、ますみに手紙を出した直後に急死してしまう。心優しい性格ですずの来訪を喜んでいた。氏名は不明。
滝川 ますみ(たきがわ ますみ)
演 - 久我美智子
純の母親。諸事情から夫と息子を捨てるような形で渡米していたが、純に関しての手紙が届いたことから帰国。純に謝罪し同居を申し出る。明るい印象で、すずに対して純が世話になったと礼を言う。和解した純と共に再び出国。資産家と再婚しているとみられる。
その他
警官A
演 - 斉藤洋介
老人ホームで窃盗を働いたすずを取り調べたが、逆に罠に嵌められる。
警官B
演 - 中西良太
靴磨きをしていたすずを補導した。
靴磨き屋
演 - 石倉三郎
すずに靴磨きを伝授。
ロリコン
演 - 酒井敏也
すずの靴磨きの客。スリを拒んだすずに宛がわれた売春客。
日向 有紀子(ひゅうが ゆきこ)
演 - 河野景子
美大助教授。街頭で似顔絵描きをしていたすずの才能に注目する。のちに悟志を刺した罪で少年院に入所したすずを面会に訪れ、「あなたは誰かを庇っているのではないか」と疑念を投げ掛ける。
銀行員
演 - 彦摩呂
園田家を来訪。京子に対して担保の引き渡しを要求するが、色仕掛けで迫られて困惑する(担保に入っていた家は和夫らの逮捕後、競売に掛けられたことが5話で描かれている)。
修学院中学校校長
演 - 草薙幸二郎
光江達が忍びこんだ学校の校長。裏口入学を斡旋し入学希望者の親から多額の賄賂を受け取り私腹を肥やしている。善良な教育者を装っているが、実際には偏見に満ち溢れており立場の弱い相手を見下している。
警察署ですず達と対面して賄賂の件で罵倒された際にも見下す言動を繰り返した事で激怒した圭太に殴り倒される。
小学校
中山 史彦(なかやま ふみひこ)
演 - 米山善吉
片島と同じ6年担当教諭で真弓の担任。片島には良き先輩としてフレンドリーに接するが、仕事に対してはいささか無責任な言動も目立つ。
川崎市立若宮小学校 6年2組
川崎市立若宮小学校に通う6年2組の男女児童。出演した子役には役名は与えられておらず、実名のまま出演。出演者のほとんどが安達祐実と同じ年齢であり、中には1、2歳くらい年下もいれば、年上で中学生になっている子役もいる。
第1話(1994年4月16日放送)ですずを保健室に連れて行った「斎藤」という女子児童もいたが、エンディングのスタッフロールの6年2組の生徒一覧には表記されていなかった。
男子児童役
上村裕樹
蝦名隆広
大野紀人
荻野純一
金子勝
栗田鉄平
清水秀樹
車完洸
杉肉竜太
中崎達也
永本貴大
平尾淳
米井文教
女子児童役
青木夏海
石毛さや
大野愛
川尻幹子
桑原真代
小林愛
酒井麻由美
仙台エリ
滝本有美
成本玲子
萩生雅弓
星野結佳里
宮島育美
藁科みき
放送日程・データ
各話 放送日 サブタイトル 視聴率[1]
第1話 1994年4月16日 盗み嘘泣き放火! 少女とノラ犬の愛の旅路!! 17.1%
第2話 1994年4月23日 悪魔の誕生日! 継母のいじめ!! 19.6%
第3話 1994年4月30日 禁断の初恋! 車椅子の美少年!! 22.0%
第4話 1994年5月7日 シンデレラの復讐! 目には目を 21.0%
第5話 1994年5月14日 涙の約束! 強欲スリ老婆の罠! 22.3%
第6話 1994年5月21日 ああ無情! ノラ犬の大悲恋! 母の死!? 23.8%
第7話 1994年5月28日 命の値段! 母のための強盗! 26.0%
第8話 1994年6月4日 仮面の家! 家政婦のいじめ爆発 26.5%
第9話 1994年6月11日 監禁! 嫉妬! 秘められた異常愛 24.4%
第10話 1994年6月18日 母の絆! 罪深き欲望の殺人! 27.4%
第11話 1994年6月25日 12歳の同棲! 地獄におちた天使 28.7%
最終話 1994年7月2日 母の遺言! 愛犬が走る衝撃の結末! すず死なないで 37.2%
- 昔のテレビ・ドラマは面白かった _ 安達祐実 ・堂本光一 家なき子2 (日本テレビ 1995年) 中川隆 2020/8/24 00:04:01
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