http://www.asyura2.com/16/senkyo204/msg/490.html
Tweet |
未明に投稿した「「寸止め」という選択肢:安倍首相がもう「4年の猶予」を手に入れたいと願うなら、消費税増税凍結→衆参同日選挙」
http://www.asyura2.com/16/senkyo204/msg/481.html
で、「仮に、安倍首相が来年4月の消費税増税を中止するという判断をすれば、(違憲だが)衆議院を解散して総選挙で信を問うほかない」と書いたが。井吹代議士も、「憲法の精神から、国会との対立で内閣が行政権を行使できないとの大義が解散には必要だ。来年4月の消費増税を延期するとしても、参院選と同時に今信を問う理由にはならない」と書いている。
幅広い国民による時間をかけた論議を経ていない現行憲法は、条文の意図や目的が曖昧なまま運用されているきらいがある。
伊吹代議士は、「当面の景気も大切だが、財政再建をしないと長期的に日本は信認を失う。個人的なことや地域のことも大切だけど、国家全体のことを考える。これが政治家の矜持(きょうじ)で、与党に求められている姿勢だ」とも語っている。
財政再建は近未来的に必要だと思っているが、財政再建や財政健全化の意味や概念が重要であり、財政再建を絶対視しそれのみをターゲットに下政策を実行するととんでもない落とし穴にはまる。
設備投資が古い設備を更新するレベルで低迷する一方、長寿命化が進んでいる日本は、供給力強化が何よりの財政再建策と理解せず、財政さえまとになればいいという政策を実施すれば、財政さえ中長期にはボロボロになり、肝心な国民生活レベルは劣化する一方になる。
※ 参照投稿
「内閣不信任案可決を経ない首相の衆議院解散は憲法違反という理由」
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/448.html
======================================================================================================
[永田町インサイド] 「安倍1強」にもの申す
大衆逆なですれば自壊 伊吹文明 元衆院議長
閣僚や自民党議員の不適切な言動、後手に回った待機児童問題――。安倍政権は高い内閣支持率を保つが、おごりや緩みとの指摘を受ける出来事が相次いだ。追及する野党の存在感も薄いまま。首相官邸の権限が強い「安倍1強」の現状を政界に長く身を置くベテラン議員に聞いた。(黒沼晋、四方弘志)
――育児休暇を取得する意向を示していた自民党の宮崎謙介氏が不倫問題で議員辞職するなど「緩み」が目立つ。巨大与党のおごりが背景か。
「おごりというより、日本社会を覆う、豊かな時代に生まれた世代の奇妙な安心感や権利意識は自民党でも例外ではないということだ。憲法を読みこなしている議員が何人いるかな。『国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し』だから、預かった主権の行使を育休という私的理由で放棄するなど考えられないでしょう」
――衆参同日選を巡り自民党の溝手顕正参院議員会長は「賛成だ。参院にとって有利だ」と発言した。
「語るに落ちる。憲法の精神から、国会との対立で内閣が行政権を行使できないとの大義が解散には必要だ。来年4月の消費増税を延期するとしても、参院選と同時に今信を問う理由にはならない」
――憲法改正を大義に掲げた場合はどうか。
「発議には衆参の3分の2が必要だ。衆院で改憲勢力は3分の2ある。いつの時代にも党利党略はあり、権力は大切で、本音をうまく包んで話すのもリーダーの条件だ」
――党執行部からは若手議員を教育し直すべきだとの意見が挙がる。
「教育は党が教えてできるものではない。大切なことは憲法の精神、日本国の統治のあり方と自分の立場を理解することだ。例えば牧野伸顕や木戸幸一の日記、昭和天皇実録、エドマンド・バークの著書にある程度触れる必要がある。毎日1時間読書している若い議員がいるかな」
――「自民1強」なのか。
「民主党の体たらくがあったから自民党は政権に戻れたのだ。自民支持率が高いのは、他に投票するところがないからだ。大衆の気持ちを逆なですればガタガタと崩れる可能性は常にあると謙虚に考えることだ」
「かといって大衆迎合では国がもたない。当面の景気も大切だが、財政再建をしないと長期的に日本は信認を失う。個人的なことや地域のことも大切だけど、国家全体のことを考える。これが政治家の矜持(きょうじ)で、与党に求められている姿勢だ」
「安倍さんの政治理念は共有するところが多い。第1次安倍内閣時の、理念に忠実な手法が変わったかなあ。あのときの参院選敗北と、ねじれ、民主党政権誕生から学んだ権力の大切さ、維持の難しさの結果だ。権力を謙虚に大切に使うことだ」
いぶき・ぶんめい 衆院当選11回、自民党。大蔵省(現財務省)出身で税財政、福祉政策に精通。党幹事長、財務相などを歴任、2012年末から約2年、議長も務めた。大所高所から歯にきぬ着せぬ発言も多い。78歳。
[日経新聞4月10日朝刊P.12]
- 党がより意見を 亀井静香 元国民新党代表 あっしら 2016/4/15 11:20:58
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK204掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。