http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160415&t=2&i=1132908925&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016041501001206.-.-.CI0003
地震対応優先で国会運営

　自民党の佐藤勉、民進党の安住淳両国対委員長は１５日午前、衆院の委員会質疑を巡り国会内で会談し、熊本県で発生した地震への対応を優先することで一致した。これを受け、衆院環太平洋連携協定（ＴＰＰ）特別委員会は、安倍晋三首相が地震の被災状況を説明した後、実質審議を実施せず休憩に入った。同日中の質疑は行わない見通しだ。

　両国対委員長は、具体的な運営について各委員会の協議に委ねると確認。衆院国土交通委員会も石井啓一国交相が地震対応を説明後、質疑を見送り散会した。衆院地方創生特別委員会には石破茂地方創生担当相が出席し、予定通り質疑を行った。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016041501001182

　九州地方で大規模な地震災害が発生した翌日の１５日夜、必死の救命・救援が続く中、衆院環太平洋連携協定（ＴＰＰ）特別委員会の西川公也委員長が国会近くのホテルで政治資金パーティーを開催しました。

　取材に駆けつけた約２０人の記者を会場から締め出した西川氏。「（地震で）こんな時だから、気を使って会場の電気を暗くしているんだよ」と言い訳しました。

　パーティーには、自民党の二階俊博総務会長、佐藤勉国対委員長らの姿も。扉の隙間から見えた会場はシャンデリアがともり、円卓にはビールグラスと料理が並び、時おり拍手や笑い声がもれ聞こえました。

　出席した幹部の一人は、記者団に「私は保秘義務も、守秘義務もわかった人が書いたのだから大丈夫だろうと話した。茂木先生（敏充選対委員長）は、『小説にすれば良い、芥川賞がとれる』と話していたよ」と笑いながら話しました。

　西川氏の出版を予定していた『ＴＰＰの真実』の校正刷りをめぐっては、政府・与党は国会でも存在そのものを認めようとしていません。それを身内の宴会では笑い話にしています。日本の農業と経済を米国に売り渡すＴＰＰを強行する国民への裏切りを何だと思っているのでしょうか。（秋）

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-04-17/2016041702_02_1.html