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(回答先: 「安倍1強」にもの申す 大衆逆なですれば自壊 伊吹文明 元衆院議長 投稿者 あっしら 日時 2016 年 4 月 15 日 11:14:17)
党がより意見を 亀井静香 元国民新党代表
――自民党で議員による不適切な言動が相次いだ。
「本来、国会議員が言うべきじゃない酒飲み話のようなことを公のところで言っている。こんなのが議員でいいのかというのがやっている。政治家たるものは口に出したことに責任を持たないといけない。次の選挙で淘汰されるだろう」
――「安倍1強」で党側の存在感が薄い。
「若い議員は風で当選している。ちょっと上の連中は入閣したいので官邸の嫌がることを言わない。党が政策をばーんと出すべきだ。いまの党政調は会合もしーんとしていると聞く。ポストや、公認など選挙のことを考えると、にらまれたらいけないということだと思う。つかみ合いまでやって議論していくことはなくなったんじゃないか」
――本来、与党のあり方はどうだと考えるか。
「政権を必死になって支える。それは駄目なことは駄目と言うこと。こうすべきだというのはどんどん言うべきだ。党が省庁に具体的に示し、それを官邸がバックアップすればいい」
――アベノミクスの新3本の矢では社会保障対策や格差是正も重視している。
「中身がダメだ。花火だけぶち上げている。中小企業経営がちゃんとならない限り難しい。安倍政権は大企業の仕事が増えれば滴が落ちて中小も元気になると考えるが、そうはいかない。太るのは大企業だけで下に落ちていかない。安倍晋三首相が考えていたのは『美しい日本』『日本人の心を大事にする』。やっているのは逆のことだ」
「首相にいくら言っても良くならない。見切りをつけた。『大義親を滅す』だ。慶大の小林節名誉教授を先頭に、個人参加で日本を変える政策集団の『さくらの木連合』をつくる。市民連合、野党連合だ。参院選までに対応を決めるが政権と戦わないと世の中は変わらない。(野党で統一名簿で戦う)オリーブの木だ」
――野党第1党の民進党支援では駄目なのか。
「民進党は簡単に言えば社会党と一緒だ。資金はそこそこあり、議席がそこそこあればいい、政権を取れなくていいと思っているようにみえる。ただ、若い議員は自民党より政治家としていいのがたくさんいる」
かめい・しずか 衆院当選13回、無所属。小渕、森政権で自民党政調会長として政策運営を主導。2005年の「郵政解散」の後、自民党を離れて国民新党をつくり、09年発足の民主党政権に参加した。79歳。
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主導というより独裁的 横路孝弘 元衆院議長
――首相官邸主導で「安倍1強」ともいわれる。
「集団的自衛権などいろんな問題を閣議で決めてしまう。主導というより独裁的だ。国会だけでなく国民をないがしろにしている。2017年4月予定の消費税率の10%への引き上げでは、前回先送った14年、次は必ずやると言って衆院選を戦った。なのに先送りの話がある。上げない方向なら安倍晋三首相の言うことは信用できないとなる」
――増税先送りに絡む衆参同日選論も出ている。
「衆院解散は内閣不信任案が可決された場合の対抗措置として認めているものだ。最近は選挙に勝てると思えば自由自在。4年の任期があるのに(14年12月に)やったばかりだ」
――野党には政権取りの機会ともいえるが。
「衆参の二院制の意味は何か。選挙の時期が違い、その時々の意見を聞くというところもあると思う」
――官邸に比べ自民党の存在感が薄い。
「(選挙区で1人しか当選しない)小選挙区制の問題がある。議員は安倍首相に逆らうと選挙区に対立候補をたてられる恐怖感にとらわれている。小泉純一郎首相が(05年の郵政選挙で)やった。小選挙区制は政権交代しやすいが、マイナス面が目につく」
――不倫問題での議員辞職など不適切な議員の言動が指摘される。
「小選挙区制の中、公募などで候補を集め、知名度や顔などで選んでいる場合がある。社会の問題は貧困の増加、格差の拡大だが、そういったところに目線がいっているか。候補選びは党派を超えた共通問題だ」
――民主、維新両党の合流でできた民進党の支持を高めるにはどうすべきか。
「民主党の問題は政権を取ったときの内部紛争だった。一番の反省点だ。徹底的に議論して決まったことには従う。これを若い連中はできない。民進党は給付型奨学金など教育を最優先にすべきだ」
――安倍政権は新3本の矢で格差是正を訴える民進党の政策に近づき、選挙の争点隠しとも言われる。
「悪いことじゃない。自民党と社会党の時代も、議論して3年後ぐらいに実現することで医療や年金などは充実してきた」
――民進党議員に必要なことは。
「政策の専門家になることだ。委員会に1、2年いればその分野の専門家にならないといけない。地方議員とのコミュニケーションも必要。党員、支援団体をまとめる地方組織をがっちりつくらないといけない」
よこみち・たかひろ 衆院当選12回、民進党。「社会党のプリンス」と呼ばれ、北海道知事を経て旧民主党の結党に参加し、旧社会党系議員らを率いてきた。民主党政権時代は衆院議長を務めた。75歳。
[日経新聞4月10日朝刊P.12]
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