http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/490.html
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(回答先: 内田樹『現代の仏の知識人たちは、一ひねりも二ひねりもしたややこしいロジックで結局何を言いたいのかわからない。仏も衰えた』 投稿者 仁王像 日時 2017 年 7 月 09 日 18:16:15)
第三章 帝国再編とコミューン型共同体の活性化
≪難民が帰属感を得られる共同体支援は?≫
内田 ヨーロッパで枢軸国について敗戦国になった国々は…自国の歴史的な汚点を直視すべきです。すれば中東からの難民流入について「迷惑」とは軽々と口にできる立場じゃないことは分かるはずです。
その点、イギリスはやはり相対的には「大人」の対応をしていると思う。もちろん、イギリスは帝国としてかなりあくどい植民地主義的な収奪を行ってきました。でも、七つの海を支配していた大英帝国を切り回すだけの資源がなくなったと判断した段階で、帝国を畳んで、大西洋の小さな島国にまで縮減してみせた。世界帝国を島国にまで縮小することに成功したんです。これを評価する人はあまりいまでんが、僕はこれはすごい成功事例だと思います。
確かに、短期間に帝国から島国までシュリンクしたわけですから、それによってイギリスのシステムはガタガタになりました。でも、それが亡国の危機というところまではいかず「英国病」と呼ばれた社会的な停滞くらいで済んだ。
≪オーディエンスの質問に答えて/第六章≫
内田 アメリカはアングロ=サクソンの先輩であるイギリスが世界帝国を縮小したという実例を半世紀前に見ているわけです。ソフトランディングした実例を見ているんだから、それは参考にしていると思います。だから、「帝国の縮小」という戦略をアメリカが今真剣に検討しているということを、日本の政治家も誰も考えてないのじゃないですか。
【出典】同前。
(トラ大は世界から米兵を引き上げたがっている/木村太郎)
・http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/521.html#c14
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