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〔アンチエイジングという欺瞞〕
以前、ある雑誌で、評論家の故・福田恒存さんの奥さんの写真を見たとき、なんと素敵な女性だろうと思いました。年の頃はなん歳くらいだったでしょうか。
長い竹筒を使って風呂の火を焚いている様子を写した写真でしたが、華奢なからだを質素な和服で包んで、もんぺをはき、ひっつめ髪で化粧っけのない、その全体のただずまいが何ともいえず色っぽくて素敵だったのです。
女性としての魅力を失っていない人に共通しているのは、「こころ根がいい」ということです。ですから、色気というのは表面を飾り立ててつくり出すものではなく、内面を磨くことによって自然に生まれてくるのだと、私は考えています。その意味で若いときには本当の色気というのはでてきません。
年齢を重ねて「いのち」のエネルギーが高まってくるとともに、色気はぐんぐん増していくのです。そして同時に、老境に入って落ち着きのある人生になっていきます。
アンチエイジングという言葉に踊らされて、いつまでも見た目の若さに執着しているより、あるがままに年齢を重ねていくのがいちばんいいのです。
【出所】帯津良一「ピンピン、コロリ。気持ちよく生き愉しい死に方をするために」青志社‘10年
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