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(回答先: 色気というのは、内面を磨くことによって年齢を重ねてくるとともに、ぐんぐん増していく〜アンチエイジングという欺瞞/帯津良一 投稿者 藪素人 日時 2014 年 3 月 12 日 20:18:12)
〔青雲の志を常に抱く〕
青雲の志とは何だろうか。何となく、青春期における立身出世や功名心のような意味に解釈しやすい。辞書によって、そのような意味のものもあるが、別の意味もあった。「徳を修めて聖賢の人になろうという志」とあったのだ。私の感覚に近いのである。
私の出身校の小石川高校は名門校ということもあって、才気あふれる優秀な学生が多かった。みな勉学に励み、まさに功名心としての青雲の志に燃えていたのである。卒業してからは立身出世を果たそうと社会に飛び出していった。実際に産学官の中枢を担う存在になった仲間はたくさんいる。
彼らも60歳を過ぎると第一線を引退し、同窓会などで会う機会も増えるようになった。その姿に接した私の印象。言葉はきついかもしれないが、これが青雲の志の成れの果てか…というものであった。
話を聞いていても、ゴルフや趣味、お金儲けなどつまらないものでしかない。こころが少しもときめかないのである。彼らが別に暗いことを考えているわけもない。立身出世を目指した人生には限界がある。
聖賢の人にとって、人の目は関係ない。自分を高めるために生きているのである。人から称賛されるためではない。自分の道を目指しておおらかに生きていく。だから定年で終わりどころではないのだ。
【出所】「帯津良一の生きる力」六耀社‘11年
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