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(回答先: 色気というのは、内面を磨くことによって年齢を重ねてくるとともに、ぐんぐん増していく〜アンチエイジングという欺瞞/帯津良一 投稿者 藪素人 日時 2014 年 3 月 12 日 20:18:12)
〔人は哀しい存在であることを知る〕
生きることの本質は哀しみであり、表面的な明るさ、前向きさはもろく崩れ
やすいものなのです。反対に、哀しみの大地は盤席です。これ以上崩れ落ちることはないからです。
そこで私は、ときめきの効果を際立たさせるための“こころの循環”の構図を作成しました。これは、生きる哀しみ→希望の種をまく→ときめきを感じる→明るく前向きになる→生きる哀しみ、という流れです。人間は誰でも一人でこの地球にやってきて、また一人で去っていく孤独な旅人です。これが哀しみの根源です。本来哀しい生き物なのですから。不安でも哀しくてもいいのです。
〔自分の死について折にふれ考える〕
青木新門『納棺夫日記』のとくに好きな一文がある。
「末期患者には激励は酷で、善意は悲しい。説法も言葉もいらないのだ。きれいな青空のような瞳をした、すきとおった風のような人がそばにいるだけでいい」
死の不安におののいている人に安心を与えることができるのは「がんばってね」という言葉ではなく、自分の死について考え、死について洞察を深めるような生き方をしている人が傍らにいることだと思ったのです。
〔老衰死は理想的か?〕
私の個人的な考えでは、老衰はあまりいい死に方だとは思っていません。
藤原新也さん流にいうと、老衰というのは死ぬ瞬間をつかみそこねてしまった末の死と思えるのです。つまり、自分で選びとった死ではないということです。
実際に、老衰の場合、亡くなる寸前まで元気でぴんぴんしているケースはまれで、たいてい人格や顔つきが変わっています。できればそうなる前の、もう少し早い段階で死を迎えるほうが、「いのち」のエネルギーが高い状態で虚空へ旅立っていけると思うのです。
【出所】同前
- Re: 人間にはちょうどいい「死に時」がある〜野生動物には「寝たきり」や「要介護」はありません/帯津良一 藪素人 2014/3/13 20:11:50
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