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(回答先: 承前:観音経の「七難」 投稿者 みやした 日時 2011 年 4 月 25 日 22:28:31)
『立正安国論』の引用文から
薬師経に云はく「若し刹帝利・灌頂王等の災難起こらん時、所謂人衆疾疫の難・他国侵逼の難・自界叛逆の難・星宿変怪の難・日月薄蝕の難・非時風雨の難・過時不雨の難あらん」
http://www6.plala.or.jp/housyou/obe-a-1-5yakusi.html
「薬師本願功徳経」
こちらの全文訳から引用すると
(ココカラ)
また次にアナンよ。もし殺帝利、灌頂王などが災難を起こす。
衆生の病気の難、
他国からの侵入の難、
自分の存在する世界の反逆の難、
時節外の風雨の難、
雨が降らない難、
時節によらない日食や月食の難、
宿曜星の怪しげな不吉な難である。
かの殺帝利・灌頂王などは、その時一切の生きとし生けるものにおいて、慈悲心を起こし、諸々の束縛を許し、先に説いた供養法によって、かの世尊薬師瑠璃光如来を供養し奉りなさい。この善根及び薬師瑠璃光如来の本願の力によるが故に、薬師瑠璃光如来の世界は安穏になることを得させる。
風雨は時に順じて穀物が実り、一切の生きとし生けるものは無病にして喜び、その国の中で粗暴な夜叉などの神が生きとし生けるものをなやますことはない。・・・
(ココマデ)
殺帝利(クシャトリア、王族・貴族・武士階級)あるいは即位灌頂をうけた大王にとって切実な、王・王族・臣下・人民におよぶ七種の災厄ということになりましょうか。
ここにおいて「国難」という視点があらわれます。
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