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【鈴木宗男の桜井よしこからの批判に対する宣戦布告・・・ ? 】---- ムネオ日記から
鈴木宗男が桜井よしこからの批判に対して鋭い反論を浴びせています。さすがに国策捜査(操作×)をモノともしない根性男、ブログの記事もなかなかのものです。
ブログの記事からは桜井よしこが単なる「思い込み」で決め付け「へ理屈」をこねて「レッテル貼り」をしているように感じられます。
桜井は雑誌「SAPIO」や「正論」において、鈴木に対する批判を続けており、それらは比較的良く知られていますが、対する鈴木の反論は知られていないようなので、ブログを紹介します。
真偽は良く分かりませんが、ブログを読む限りではどうも、アルツハイマー症候群にかかっているのは桜井のようです。
このケンカ、場合によっては訴訟になりそうです。
政権が交代した今、外務省がらみで事件になりそうな案件は山ほどあり、このバトルも今後の動向が注目されます。
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http://www.muneo.gr.jp/html/diary200909.html
ムネオ日記 ----鈴 木 宗 男
2009年9月2日
昨日発売された月刊『正論』10月号に、「北方領土問題であなたは本当に国益を害しませんでしたか 鈴木宗男氏の批判に答える」との題の、櫻井よしこ氏による論文が掲載されている。これまで何度もこのムネオ日記で取り上げてきたが、事の発端は、櫻井氏が5月14日付の産経新聞上で、
〈いま、4島返還論の側に立つかのような印象を与える鈴木宗男氏は「4島一括返還」という言葉自体を「時計の針を逆に戻すもの」と批判した。いわゆる段階的返還論を論ずることで、鈴木氏もまた、日本側が2島返還でとりあえず、問題決着をはかる用意があるかのような印象を、ロシア側に与えたのであり、責任は重大だ〉
と、私は一貫して四島返還論者であるのに、あたかもかつてはそうでなかったとの印象を与えかねない論文を発表したことである。
私はこれまで何度も櫻井氏に内容証明文書で質問状を送付し、同氏の真意を問うてきた。それに対する回答が、今月号の正論における
論文ということの様だ。
その内容を読んで感じたことは、櫻井氏自身の言葉で語られていないということである。全て他人の話、論文を引用したものだ。しかも、2002年の新聞記事、雑誌である。更に言うと、2002年に外務官僚が流した情報操作や共産党の国会質問に依拠した強弁で、噴飯物の内容だ。
あの時の異常なメディアスクラムによるムネオバッシングによる報道が正しかったのかどうかを検証もせずにただ引用しているところに、櫻井氏の基礎体力のなさが感じられる。もっとも、櫻井氏がジャーナリストを名乗るにもかかわらず、真実を追求する姿勢に欠ける政治扇動家のような態度をとっていることは、櫻井氏の人間性を知る上ではそれなりに参考にはなる。
まずはじめに一点、指摘しておきたいことがある。「四島一括返還」の定義に関する櫻井氏の考えである。
129頁において、櫻井氏は次の様な主張をしている。
〈ここで重要なのは、「四島一括返還」の定義である。私は中山氏、もしくは日本政府が「四島一括返還」の「一括」をどのような意味で用いているのかを質した。氏が答えた。
「一括は、一括りという意味で、必ずしも同時返還ではありません。最終目標として四島返還に辿りつけばよいのであって、島々の返還の時期や方法は違っていてもよいという考えです。しかし、あくまでも、二島で終わり、ではない。当時も二島返還論はありましたが、日本政府はあくまでも四島返還の基本を確保し、あとは柔軟にということです」
これが私の言う「四島一括返還」の定義でもある。頑なに同時返還を言っているのではない。〉
ここで櫻井氏が言っている「四島一括返還」は、まさに私が主張してきた「段階的返還論」、そして外務省が発行している『われらの北方領土』にある「我が国固有の領土である北方四島の帰属の問題を解決してロシア連邦との間で平和条約を締結するという基本的方針を堅持しつつ、北方四島の我が国への帰属が確認されれば、実際の返還の時期、様態及び条件については柔軟に対応する」の記述と意味が同じではないか。
私は過去から現在に至るまで、一度たりとも歯舞、色丹、国後、択捉の四島を最終的に日本に取り戻すことを諦めたことはない。また、四島のうちの何島かの返還をもって、北方領土問題の最終的解決を図ろうと考えたこともない。最終的には四島全てを返してもらう。この点で私は一切ぶれない。
櫻井氏がかねてから主張してきた「四島一括返還」が、四島全ての同時返還にこだわるものではないのなら、なぜ私が言う段階的返還論を批判してきたのだろうか。櫻井氏は議論をすり替えているのではないだろうか。四島一括返還の定義が、初め私を批判して時と変わっているのではないだろうか。この点、櫻井氏の真意を是非ともお聞きしたいものである。
更に櫻井氏は134頁で次の様に書いている。
〈さて、私が、鈴木氏は「二島返還」を目指していると疑ったもうひとつの情報がある。それは2002年3月11日の参院予算委員会で、民主党が明らかにした外務省内部文書だった。1995年6月、当時の西田恒夫欧亜局参事官が鈴木氏を訪れ、色丹島での診療所建設問題を説明した際のやりとりの記録である。
同資料は外務省で「秘 無期限」と分類されていたが民主党の情報開示要請によって外務省が秘密私邸を解除したものだ。全文が開示された文書には次のような鈴木発言が記されている。
〈そもそも、北方領土問題というのは、国のメンツから領土返還を主張しているに過ぎず、実際には島が返還されても国として何の利益にもならない。そうであれば、戦後50年もたって返還されないという事実を踏まえ、わが国は領土返還要求を打ち切って、四島との経済交流を進めていくべきと考える。領土返還運動に十時している人たちはたいへんな被害にあっているので、自分と同じような意見をもった者がいる〉
なんと、島が返されても「何の利益にもならない」「領土返還要求を打ち切」り、「経済交流を進めていく」と語ったというのだ。〉
この件については、後段に櫻井氏自身が書いているように、国後島を目前に望む北海道根室管内羅臼町では、この様な意見を持っている人がいるということを述べたものである。私自身がこの様な考えを有しているのではない。
この時、福島正則という外務事務官が西田氏と話していた私の発言をメモ取りしていたのだが、私はかなりの早口である。福島氏が正確に私の発言を書き取って作成された報告書ではない。
また、私の発言を元にして報告書をつくるのなら、事前に私に確認を取れば良い話だ。それをせずに一方的な報告書をつくり、それが事実だと言い切る外務省。そして、それを鵜呑みにする櫻井氏。悪意に満ちた負の連鎖が続いている。
この点について、櫻井氏はプロのジャーナリストとして、どの様な認識を持っているのか。ノンフィクション作家としての櫻井氏の水準が問われる。
もう一つ指摘したいのは、既に触れたが、櫻井氏の論文の情報元である。論文には随所に、北海道新聞のコラム「虚実『鈴木宗男』を追う」が引用されている。また、2002年当時の『正論』における齋藤勉氏の論文等、日本国民全てが“反ムネオ”状態にあったとも言える、当時のマスコミの論調が元にされている。
櫻井氏に問いたい。これらの報道は正しかったのか。櫻井氏自ら、北海道新聞そして齋藤氏に対し、当時の報道が公平、公正であったのか否か、確認をしているのか。ある情報が正しいか否かの裏づけ作業もせず、ただそれを鵜呑みにして文書を作ることなどは、大学生の卒業論文ですら許されることではない。
また櫻井氏は127頁から128頁にかけ、次の様に書いている。
〈2001年3月25日、森喜朗首相はイルクーツクでプーチン大統領と首脳会談を行った。その約ひと月前の2月、鈴木氏(自民党総務局長)が、元首相で沖縄及び北方対策担当相の橋本龍太郎氏の発言をやり玉にあげた。(中略)
橋本氏は、首相在任中に、クラスノヤルスクや川奈などでエリツィン大統領との首脳会談をこなし、北方領土問題に取り組み、日ロ関係をそれなりに深めた人物である。しかもこの時、橋本氏は北方領土担当大臣である。加えて鈴木氏の属する橋本派の長である。その上下関係が、北方領土問題においては完全に逆転し、現職の担当大臣、かつ、派閥の長に、「四島一括返還」の発言を訂正させた。鈴木氏が北方領土政策を、全力で変えようとしていたことを見せつける出来事だった。〉
私が橋本元総理に直言したことは事実である。それは全て日本の国益を考えてのことだ。事実、真実を指摘する際、派閥の領袖、大臣等、相手の肩書きを見て判断することは逆に誠実ではない。国民の負託を受けた国会議員として、相手が誰であろうと、正しいことは臆することなく主張しなくてはならない。
また橋本元総理は、私の指摘を受け、自らの発言を訂正するコメントを出している。このことを櫻井氏は承知しているだろうか。また、橋本元総理がご健在のうちに、直接ご本人に話を聞く等の確認作業をしたことはあるのか。この点も、櫻井氏の主張は根拠が曖昧だ。
詳細な反論は、私も然るべき場において改めてさせて戴きたいと考えている。読者の皆さんも、櫻井氏の主張が公正、公平なものか、冷静に判断して戴きたいと思う。
また、論文中で櫻井氏がその名を挙げている末次一郎氏にしても、元外務官僚の新井弘一氏にしても、私はそれぞれ興味深い話を知っている。いずれ公(おおやけ)にしていきたい。
終日議員会館でたまった手紙や書類等の整理をする。一か月留守にすると、やはり大変な量である。
量と言えば、落選し、議員会館を出るはめになった議員の部屋からの膨大な書類等が廊下に溢れている。本など、「捨てるのはもったいない」と目につくものもある。
部屋を明け渡さざるを得ない人に同情を禁じ得ない。勝負の世界は何においても厳しいものである。
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