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2009年07月16日
小沢一郎と田中康夫の究極の政治決断はあるのか
以下は私の有料メールマガジンの本日の配信文である。ブログの読者にも読んで頂きたいと思ってその全文を掲載する。
小沢一郎と田中康夫の反公明党共闘の動き
─究極の政治決断はあるのかー
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麻生降ろしをめぐる自民党内部の醜い闘いが連日報道をにぎわせている。
しかし、こんな問題はどうでもいい話だ。どちらに転んでも自民党に風は吹かない。
考えても見るがいい。麻生首相が降りるはずはない。現職総理が辞めないと言っている限り誰もそれを引きずり降ろせない。
それに、麻生降ろしを騒いでいる連中の顔ぶれが悪すぎる。その志が低すぎる。国民はついてこない。
そんな事よりも、今度の総選挙をめぐる政局の中で、ついに究極の政治選択が行われる可能性がでてきた。
それは小沢一郎の東京12区への鞍替えと田中康夫の兵庫8区からの衆院出馬の同時決断である。
7月16日の朝日、毎日、産経がこれを一段の小さな記事で報じていた。
それら記事によると、7月15日の記者会見で鳩山由紀夫民主党代表が明らかにしたという。
「結論は出ていない」、としながらも、
「小沢代行が近々東京12区の関係者を呼ぶ。できれば小沢代行(に出てほしい)という思いが伝えられる。そのことも含めて小沢代行が判断される」。
(記者会見に先立って会談した田中康夫氏の兵庫8区からの出馬について)
「衆院選出馬と(小沢氏の東京12区)国替えをダブルでやって意味が出てくる(田中氏)と主張していた」、
「いずれ近いうちに小沢代行と(田中康夫氏が)会われ、結論を二人の間で出されると期待している」。
この鳩山民主党代表の発言は、麻生おろし問題など吹っ飛ぶような発言である。
公明党に気兼ねをしてわざと目立たせなかったのか。まだ結論が出ていないから大きく取り上げなかったのか。
もし小沢・田中が今度の総選挙で反公明党共闘を決意し、東京12区の太田昭宏公明党代表や兵庫8区の冬柴鉄三公明党常任顧問と同時対決する事になれば、これこそが、今度の総選挙の究極の選挙決戦となる。
容易な決断ではないと思う。何しろ公明党代表らとの正面対決だ。国民の目の前での一騎打ちである。
それでも私は小沢氏と田中氏の政治決断を心から期待する。
なぜか。それが国民にとって好ましい決断だと思うからだ。
決断するだけではもちろん不十分である。二人の共闘によって公明党を打ち破らなくてはならない。
そしてそれは日本国民にとって望ましい事だ。いや創価学会員にとっても好ましい事なのだ。
公明党は自公連立政権にきっぱりと決別し、平和の実現と弱者救済のための一野党に立ち戻る時だ。それこそが会員の多くが望んでいることではないのか。
小沢一郎という政治家が日本や国民の事を真に思う政治家であれば、ここは政治決断をする時だ。田中はそれを小沢に迫り、小沢とともに政治生命を賭ける時だ。
国民は必ずそれを支持する。
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