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ベストセラーになったモニタースピーカー ヤマハ NS-1000M の音は現代でも通用するのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/952.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 24 日 08:21:00: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ソニー SS-R10 _ 史上最高の静電型スピーカーだったんだけど… 投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 24 日 07:31:54)


ベストセラーになったモニタースピーカー ヤマハ NS-1000M の音は現代でも通用するのか?


YAMAHA NS-1000M - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=YAMAHA+NS-1000M


YAMAHA NS-1000M
1974年発売
¥108,000(1台、1978年頃)
¥119,000(1台、1993年頃)
https://audio-heritage.jp/YAMAHA/speaker/ns-1000m.html



▲△▽▼


YAMAHA NS-1000M
NATURAL SOUND SPEAKER SYSTEM \108,000 (1台)
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/ns-1000m.htm

ヤマハが1974年発売以来23年間にわたって作り続け,20万台以上売れたという,言わずと知れた国産スピーカーの名機です。

他の多くのメーカーにとって,そしてヤマハ自身にとって本当の意味でどうしても超えられなかった,独走を続けた孤高の名機でした。

何と言っても,高純度(99.99%)のベリリウムをLSIの製造にも用いられていた電子ビーム真空蒸着によって真空中で直接ドーム型振動板に成形した,スコーカーユニットとツィーターユニットが大きな特徴でした。

ベリリウムは,ハードドームユニットに使われる金属系素材の中でも,比重が小さく,高い剛性と硬度を持つというもので,ハードドーム型振動板としてかなり理想的な特性を備えていたようです。特に音の伝播速度については非常に優れていました。そのため,NS-1000Mの中高域の音のすばらしさは,現代のスピーカーと比べてもそんなに遜色はないのではと思います。さすがにピアノメーカーでもあるためか,ピアノの音は絶品だと思います。

ベリリウムは,その毒性の問題で,今はスピーカーにはあまり使用されていないようですが,海外メーカーでは最近になって採用されている例も見られます。そして,このNS-1000Mの成功は,その後ハードドーム型ユニットの全盛期を招いたとも言われています。


ベリリウムダイアフラム   

ツィーターJA-0513は,直径23mm,0.03g以下という超軽量のドーム型振動板を搭載し,粘弾性樹脂と熱硬化性樹脂を二重コーティングした布製のタンジェンシャルエッジが採用され,スコーカーとの音のつながりをスムーズにする低いfo(1kHz)を実現していました。

ボイスコイルは直径23mmで,ベリリウム振動板直結のアルミ線エッジワイズ巻きが採用されていました。ボイルコイルの背後空間のセンターポールはテーパー化されて,不整形に吸音用ウレタンが充填され,共振の影響を抑えていました。


NS-1000MのトゥイーターNS-1000Mのスコーカー


スコーカーJA-0801は,直径68mmの大口径のベリリウムドーム振動板を搭載し,ツィーター同様に粘弾性樹脂と熱硬化性樹脂を二重コーティングした布製のタンジェンシャルエッジが採用され,ウーファーとの音のつながりをスムーズにする低いfo(300Hz)と低歪率を実現していました。

ボイルコイルは,直径66mmの大口径で,銅リボン線エッジワイズ巻きとして高い効率を実現していました。振動板背後は,センターポールをくり抜き,バックキャビティに通じ,また,エッジの背後はボイスコイルボビンの空気穴を通じ,さらにアウターポールにも空気穴をあけてエッジ部の空気を逃がすようにして,振動板,ボイルコイル,エッジなど各部分の空気圧が同一になるように考慮された設計となっていました。

磁気回路は,直径156mmとウーファーと同一口径という大型のマグネットを採用し,磁束密度は16,000gaussを確保していました。


ウーファーJA-3058は口径30cmの紙コーンでしたが,これも強力なボイスコイルを持ち,じっくり検討され開発された特製コーン紙を使った強力なユニットでした。辛口のツィーター,スコーカーの音に比べ,ウーファーの音はやや甘口だったので,それをバランスをとって鳴らすのがこつでした。 また,エッジ部が当時一般的だったウレタンエッジではなく,熱硬化性樹脂と粘弾性樹脂を二重コーティングした布製だったのも特徴で,そのため,長く使ってもエッジ部がぼろぼろになることがなく,高いリニアリティを実現していました。

磁気回路は,直径156mmの大型マグネットを採用し,ボイスコイルは銅リボン線のエッジワイズ巻きとなっていました。

ネットワークも強力なものが搭載されていました。専用の大型モールドベースにMP(メタライズド・ペーパーコンデンサー)が林立し,線形の太いしっかりとしたコイルが整然と配置されたもので,かなりのコストがかかったものでした。

アッテネーターには,二重巻き線の耐入力特性のよい大型のものが搭載され,スコーカー用,ツィーター用それぞれ−∞〜 +3dBまで連続可変することができるようになっていました。
               
キャビネットも頑丈な作りで,すぐれたユニットをしっかりささえていました。前面バッフルボード24mm厚,背面板25mm厚,側板,天板,底板には20mm厚の高密度パーチクルボードを用い,ウーファーの取付穴の上部に厚さ24mmの合板を背面板にわたして補強材とするなど,各所に補強も施され,きわめて頑丈な構造となっていました。黒塗装仕上げでスピーカーユニットの頑丈なアルミダイキャストフレームの銀色とよくマッチし,虚飾を排した精悍なデザインでした。全面の金属製の網は取り外しができませんが,ユニットをしっかり保護してくれます。音質的にはどうなのか分かりませんが。 


YAMAHA NS-1000
NATURAL SOUND SPEAKER SYSTEM ¥145,000(1台)


また,同一ユニットを使用し,黒檀高級ウレタン仕上げのエンクロージャーをもち,サランネットも付属した落ち着いた色調のNS-1000も当初発売されていました。前面バッフルボード29mm厚,背面板40mm厚,側板,天板,底板24mm厚という,より重量の増したやや大型のエンクロージャーを持つだけに,音の方もやや重厚感を増した感じになっていました。


以上のように,NS-1000Mは,モニターと名乗っているだけあって,高域から低域までエネルギーバランスがとれており,バランスのとれた再生音でした。しかし,アンプの素性の違いもよく出し,アンプが駆動力がないとウーファーがしっかり動いてくれず,アンプの力をある程度求めるところもありました。しかし,家庭でも使いやすいサイズと音のスピーカーだったと思います。


国営放送スタジオ

当時,スウェーデン国営放送のモニタースピーカーに採用されたということで,初めて海外で認められた国産スピーカーとも評され,このことも人気につながりました。当時,スウェーデン国営放送の試聴・選定にあたっては,アナウンサーの声がもっとも忠実に再現されていたことが決めてであったと言われています。

1997年3月の生産中止が残念がられた1台でした。
ベリリウムユニットの生産やネットワーク,アッテネーターのパーツの入手が困難になったということなのでしかたありませんが・・・・。まさに,国産スピーカーの歴史に残る名機だったと思います。


以下に当時のカタログの一部をご紹介します。

ツィーター,スコーカーに
ベリリューム振動板採用
音楽の心を
明解な音像の中で豊かに表現
すぐれた素材から開発された
高性能スピーカーシステム


◎ベリリューム振動板の開発と採用

◎新開発の特性コーン紙採用のウーファー

◎音質を執拗にチェックしたネットワーク

◎ブラックの精悍なデザインと
  高級仕上げのエンクロージャー
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/ns-1000m.htm

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ヤマハ NS1000M を考える
mixiユーザー 2005年12月18日 01:30


1974年(私の生まれ年!)以来23年にわたり20万台を販売したスピーカー史上最も成功?したスピーカー

果たしていいスピーカーだったのか、私の父の実話を元に語らせていただきます

?ウーハーが動かない!

はっきりいって市販の30万クラスのアンプでは駆動不可能です。
もともと甘めに設定されてるにも関わらずこのウーハーは動かない。

これにぴったりあうのは電源をしっかりとった真空管アンプ。もしくはトランジスタなら純A級アンプ。これじゃないと動かない


?ベリリウムツイター&スコーカー

甘いウーハーに比べ辛口な高音域。今では毒物扱いのベリリウムが使われているツイターとスコーカーの分解能は現代のスピーカーと比べても遜色がない。いや、むしろ高性能。ヴォーカルの口の開き方、オーケストラにおける楽器の位置まで指摘できるほどの表現力には脱帽。

?基本的にはモニターなんだよ!?

本来、置き場を選ばないはずです。しかし、バスレフポートを持たない密封型のエンクロージャーは異常に置き場、部屋の環境に敏感。ほんらい、聞く側の立場としてはすっきりとした環境で聴きたいのも事実。しかし、現実は毛布をひいたり、わざと雑誌を積み上げたりと、低音を引き出すのに汗をかく。

?首を突っ込んで聴くスピーカー?

一般的なスピーカーが部屋を共鳴し、耳に心地よい音を伝えるのに対し、NS1000Mは部屋の反射音を考えず頭を突っ込んでまるでヘッドフォンのように聴くのが一番だという。何か前近代的な精神主義世界を感じる。


これってスピーカー? ?NS1000って

残念ながらオーディオファンを魅するルポテンシャルを持ちながら誰も鳴らしえなかった世紀の謎品。

その問題は1wayであること。どんなに低く見積もっても低音と中音、高音は別のアンプで駆動されないと全然性格が違う。できれば3wayで駆動したいところだ。しかし、そんなことをする人は誰もいやしないのが現実。例えばJBLの4344MK?ならバイアンプ駆動に挑戦する人はいるだろう。しかし、ペアで30万のスピーカーにそんな投資をする人はいないのだ。だったら30万で納得のいくまとめをするのがヤマハの義務ではなかったのでは?志の高さは分かるが、意あって力足らず。運よく鳴らすことができた人もいるだろうが、一握りだろう。

言っては悪いが10万以下のうちのJBLの方がまとまりがよく、音を楽しませてくれる。最近ビクターはこの衰退産業に力を注いでいる。ヤマハはオーディオの老舗だ。ここで一つオーディオマニアをぞっこんにさせるスピーカーの開発をしてもらいたい。今は儲からなくてもどう市場はどう動くか誰にも想像つかないのだ。

ここで提言したい。どうだろう、20万クラスでヤマハの技術を結集したトールボーイを作ってみては。もちろん志は50万クラスのスピーカーだ。そこから無駄を省き、我慢を重ねた結果の20万の、いわゆる中流層が手をだしやすい価格のものを作ってはどうだろう?その我慢を重ねたコストダウンの技術はヤマハの将来を占うはずだ。時代の変化は厳しいものがあるが、ぜひヤマハには日本を代表するオーディオ機器メーカーとしての誇りを保っていただきたいものである
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=331724&id=3469611

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ヤマハNS1000Mの位相調整♪ 2017-04-24
https://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/3d8e8f98f7cb68098d6ebbc430dba2f3


この時代のスピーカーはクロスオーバーの位相がまだ合わせられない時代の3ウェイで、今の時代に聴くとユニットがバラバラに聴こえちゃいます。(^_^;)

もちろん今の時代だから位相を合わせる技術がどこのメーカーにもあるかというとそうではないですけど…(^_^;)

Dynaudio社はスペックシートにクロスオーバーの位相差角が書いてあるものがあります。
これは位相を合わせる技術があるという証拠です。
大体60〜90度以内に収まってれば位相が合って聴こえます。

YGアコースティック社はなんと5度以内という驚異的数値です!!

4344でもそうですが、NS1000Mにも付いていますレベル調整用のアッテネーターを使って位相を合わせるというテクニックがあります♪

やり方は簡単なのですが、結構経験を積まないと違いが分かりにくいかも知れません。。

ユニット間のモジュレーションの無いポイントを探します。

簡単に言いますと、2つのユニットが1つのユニットで鳴っているように聴こえるポイントを探すのです!(^^)v

レベルを調整するんじゃないんです。

なので、場合によってはマイナスゲインにしたのにグッと音が前に出てくることがあるんです!

お客さまがズレるといけないのでマーキングされてました!

個体差があるので左右で若干位置が違いましたし、他のNS1000Mを同じ位置にしても位相が合わないと思いますので予めご了承下さい。(^_^;)

位相が合ったポイントで調整してお客さまに聴いてもらったらとてもビックリされてました!!

こんなに違うんですね!!!と!

あたかもフルレンジが鳴っているような一体感が出ます!!

もしアッテネーターの付いているスピーカーをお使いの方がいらっしゃいましたら是非やってみて下さいね♪
https://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/e/3d8e8f98f7cb68098d6ebbc430dba2f3



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DRACの末裔による徒然の日々
YAMAHA、NS-1000を最良に鳴らす方法 2011-01-05
https://sawyer.exblog.jp/12639976/

小生が使用しているYAMAHA,NS-1000は1978年、今から33年前に購入したものだ。

以来、一度不注意にてスピーカーケーブルを接触させて、右のツイーターを飛ばしたことぐらいで、後は何のトラブルもなく、長年傍に置いてきた。

しかしその音と言えば、ピアノではまずまずだが、弦となると、時によっては突然本性をあらわにするがごとく、鋸バイオリンさながらの音を発するのであった。

NS-1000がなんとかまともな音になるようにと、いろいろ手立てをくわえて来たが、どうしようもなく、それでQUAD、ESL-63を入手することにした。

ドライブパワーアンプは、LUXのB12・・・150Wモノラルコンストラクション×2という、当時ではかなり優れたもの。

それにYAMAHA、C-2aという、今でも現役のかなり優れ物のプリアンプでコントロールしていた。

それ以前使用していたYAMAHA、CA-1000Uというプリメインアンプに比べると、NS-1000は重心が下がった各段に良い音がしたが、QUADは全く其の力を発揮できないばかりか、頻繁にアンプがクラッシュするので、その都度ヒューズを交換しなければならないという厄介なことに陥った。

一方NS-1000は、以前よりは少しましになったが、とてもじゃないがクラシック音楽全般を聴くにはトゲがぬぐい去れず満足度が低かった。

それでアンプを、ハーマンカードンhk−87×2で、擬似ブリッジ方式とし、出力を推定300W/Chほど出るようにした。

その結果、音に馬力が出てESL-63のによるアンプクラッシュは、免れることが出来たが、擬似ブリッジの弱点、アンプの歪などの悪い点も倍以上に増長されるから、出てくる音は余り気持ちのよい音とはいえなかった。

NS-1000も、1986年に購入したQUAD,ESL-63も、アレコレやってはみたが、結局満足度の高い音では鳴ってくれす、諦めかけていた2001年のある日のこと。

もう少しで見逃してしまいそうなオーディオ雑誌のごく小さな記事に「ESL専用のアンプ」InnersoundのElestrostatic Amplifierが発売されたとあって、・・QUADやSTAX,Martin Logan など、コンデンサータイプのスピーカーをドライブするのに最適と宣伝されていた。

それで藁をもすがるように、InnersoundのElestrostatic Amplifierをデモしてもらい、そのドライブ能力の高さに、高額ではあったが、まよわずに購入を決意した。

それから7年間は蜜月時代。

QUADが今まで経験しなかったようなハイレベルな音・・・室内楽は言うに及ばずマ^ラーブルックナーワーグナーといった巨大なオケも難なくこなしてを聞かせてくれ、その結果YAMAHA、NS-1000を邪魔物のように部屋の片隅に追いやってしまった。

33年連れ添ってきたが、もうNS-1000と格闘することにはさよなら・・・そう想っていたのだが、なんと皮肉なことか、どっこい問屋はそう簡単に下ろさない。

2008年夏、オーディオルームのエアコンが壊れたが、冷風扇でなんとか凌ごうとしたのが悪かった。
ある日QUADのコンデンサーがリークし始めてしまったのである。

こうなるとお手上げで、修理となるが、費用は60万ほどかかる見積もり。
実は修理はこれで2度目。
その時は20万ほどかかったガ、小生が現役であったから、サラリーマンの特権たるボーナスでなんとかなった。

しかし今は事情がちがって、余りにもの高額に怯えて、手も足もでなく、しかたなくYAMAHA,NS-100に再登場願うことにした。

さて、ここからが本日の本題だが、初めてInnersoundのElestrostatic Amplifierでドライブすると、それまでのNS-1000では再現不可能であった・・・これがNS-1000の潜在能力なのかと、初めて実感することが出来るほどの豊かな音で鳴り響いたではないか。


https://sawyer.exblog.jp/12639976/


30年にも渡ってNS-1000と戯れてきたが、一度たりとも満足できる音で鳴ってくれたことのない、この厄介者が、人格が変わったかのように変貌し、素晴らしい音を響かせてくれた。

InnersoundのElestrostatic Amplifierの能力の高さは、コンデンサースピーカーだけに、その能力を発揮するものではなく、ダイナミックス型ピーカーにおいても十分すぎる能力を発揮してくれるという事実に、うれしい驚きを獲得することとなった。

それでもよくよく聴いていると、まだ何かが物足りない・・というか、刺激的な音で鳴る場合が、減ったとはいえ、まだ存在することに気がついた。

それで金銭的余裕もないことだし、アレコレ周辺機器をいじることはやめて、設置環境を見直すことにして、実施したのがTAOKを2種類重ねてスピーカー台としたこと。


https://sawyer.exblog.jp/12639976/


そしてこれが1番効果的なことであろうが、アッテネーターを極端にいじって、ツイーターもスコーカーも0db・・・これが「標準」だと思っている人がかなり多いと思われ、小生も30年間0dbにしていたのをいずれもほぼ-4db・・・メモリではそう見えるが、その付近でいちばん聴覚的に良いと思われる位置を耳で聴いて設定した。

https://sawyer.exblog.jp/12639976/


アナログとCD、SACDとDVDオーディオでチェックした、その結果。

ツイーター、スコーカーのアッテネーターを絞った悪影響が出ることは全くなくて、それどころか重心がさらに低くなって、バランスのとれた音楽的な音(オーディオ的な音ではなく)で鳴り響き始めてくれたのである。

クラシックでは、定評だったピアノの音は響きが丸くなって、楽器の音色がわかるようになり、弦の音が艶やかで美しく、いつも試しにするアナログのベルリンフィル六重奏団のブラームス弦楽六重奏の最高音部でも、決して金切りとならなくなった。

アートブレーキーの「モーニン」では、JAZZ喫茶の4344などよりもレベルの音響で鳴りはじめてくれた。

カラヤン/ベルリンフィルのベートーヴェン、ミサソレムニス(1974年盤)でのシュライヤー(T)や、ショルティ/シカゴ交響楽団でのルケッティ(T)の張り上げた声も全く歪まなくなった。

そして現在、YAMAHA,NS-1000は、その能力をフルに発揮してくれ、QUADが破損してもじゅうぶんにクラシック、JAZZを問わずに、素晴らしい音を響かせてくれるようになったのである。

部屋がライブ気味であるのなら、アッテネーターを絞ってみるのが、良い効果を生む・・・・損な発見をしたのが苦節30年立ってからというわけであるから、このスピーカーを愛好している方、未だ多いと、御見受けするから、音に不満がある方は是非お試しください。

アッテネーターを0dbからさらに「絞る」・・・なかなかできない発想でした。

Comments(15)


Commentedby ま〜さん at 2011-01-09 12:53 x

S先輩、オーディオ・ネタ待ってました!NS-1000はかつてオーディオ全盛時代にヤマハが本気で製造した素晴らしいSPではないでしょうか。言いたいことをはっきり言ったため、鳴らす難しさが出てきたと思います。一生ものだとおもいますよ。


Commentedby noanoa1970 at 2011-01-09 13:31

ま〜さん さま
このSPは中古市場にたくさん出ています。ということは、たくさん売れたと同時に、手放す人が多い証拠でもありますね。
でもたぶんほとんどの方はこのSPの力を存分に発揮できないままに手放されたのではないでしょうか。このSPの能力をフルに発揮するためには、高品質で高出力の…思いのほか費用のかさむアンプが必要でして、ほとんどのユーザーがそうであるような、価格バランスを取ったシステム構成だと、よい音で鳴ってくれません。小生もようやくこのSPの真の実力を知ることとなり、クラシックでもジャズでもとてつもなく素晴らしい音が鳴り響いています。(決して大げさではないです)JBLの4344などを凌駕してしまうのですから、すごいことです。
貴君は確かタンノイのユーザーでしたね。音に満足されてますか?
能力を十分発揮されているでしょうか?


Commentedby ま〜さん at 2011-01-10 10:16 x

S先輩、よく覚えていらっしゃいますね。私のSPはタンノイのGRFメモリーです。で、ご質問への答えですが、とても十分に能力を発揮させているとは言えません。タンノイを本当に鳴らしたら、どんな音が出てくるのか?タノノイのスピーカー・エッジは固く、個性が強いんです。それで、とにかく聴くことだと思っています。自分の好きなディスクを時間をかけて聴いて、自分で探っていくしかないでしょう。ところで私もかつて、QUADのESLが本当に欲しい時期がありました。しかし、当時ペアで80万円という価格は、私には高すぎました。でも、あの音触は好きでしたね。他では得られない独特のものでしたから。S先輩のESLの音については、別の先輩から聞いて知っています。ベタ褒めでしたよ。うらやましかったなあ。


Commentedby noanoa1970 at 2011-01-10 11:21

ま〜さん さま
GRFでしたか、それはよいSPをお持ちですね。
タンノイは効率のよいSPですが、だからと言って、皆がやりがちな、極小出力の、球のA級アンプなどで鳴らすのには限界があります。タンノイも進化しているのですから、昔のイメージで装置を組むと失敗することが多いようです。たとえばQUADでもダイナミック型SPを鳴らすことを目的としたアンプでは、どんなに高級なものでも、QUADの潜在能力まで引き出すことはできません。しかしコンデンサー型SPに完全に対応するアンプで鳴らすと、今まで経験したことのないような音で鳴ってくれます。
コンデンサーSP専門のアンプで組んだ小生の環境で聞いた人間のほとんどが驚くことになるのです。彼らの経験値やイメージとは全く違った音が鳴っているからです。
でもQUADの最大の欠陥は、壊れやすいということ。Quality Unit Amplifier Domesticの略ですが、家庭用とは言い難いことで、設置環境に依存するし、修理費はものすごく高額ですので、いまだに修理に出せないでいる、もったいない状況です。
それでもあの音をもう一度聞きたいと思うこのごろです。


Commentedby ま〜さん at 2011-01-11 09:17 x

もう一つ、忘れていました。S先輩のリスニングルームの天井はすごく高いですよね。最近の研究でも、天井が高ければ低域のリバウンドによる音響への悪影響(定在波と言われている)を避けることが出来る、ということです。確か3メートル50センチ位ありましたよね。この影響も大きいと思います。私の部屋は一般的な2メートル40センチなので、低域の処理にはイコライザーを使用しています。しかしそれでも、まだまだ不十分です。


Commentedby noanoa1970 at 2011-01-11 17:09

ま〜さん さま
アキュフェーズ、ヴィクター、パナソニックの高級イコライザーでも、これに頼ると、なかなか抜けられなくなってしまいませんか。依然小生も実施したことがありますが、音質はそれなりにピュア接続よりも悪化することが多いです。もし定在波が顕著な場合は、ナチュラルなものでそれを吸収する方向が望ましいと思います。イコライザーで測定値がもしわかれば、その周波数を吸収するように試行錯誤することを勧めます。ちなみに小生の天井裏には、ギッシリとグラスウールを詰め込んであります。以下のURL参考ししてみてください。ただし、小生は未使用です。URLhttp://www.phileweb.com/review/article/200910/01/69.html…昭和電線のクワイアットパネルという製品一度確認されたし。
最近はオーディオ関連商品も、テクノロジー発達が顕著だから
役に立つものがかなり存在するようです。

Commentedby ま〜さん at 2011-01-11 17:15 x

有難うございます。私のイコライザーはアキュフェーズです。ご紹介いただいた情報、確認してみます。

Commentedby KENat 2012-01-23 21:06 x

僕もNS1000Mを所有しています。あるご縁で設計にも関係している、ヤマハのかなり上の方にいらしたエンジニアの方と知り合いまして(CDの規格とかを考えだした方だそうで、知る人ぞ知る方とほかの方よりお聞きしましたが。。)あてネッターのことに関しては同じ事を言っていましね。。−3DBにしてウファーと揃うような設計になっているとか。。それと。。直接に床に置くということも当時は考えていたようですね・・それで 上とのバランスを取るとか・・・・

Commentedby noanoa1970 at 2012-01-24 00:52

KEN さんこんばんは
相当偉い方と知り合われたそうで、なによりです。小生は長い時間をかけてたどり着いた方法でいたが、おそらく万人が0dbで使用していると思われます。更に多分1000は和室で聴くの前提に設計されているようですから、ライブな洋室で聴くときには相当調整を必要とするようです。そのあたりの説明がないのがとても残念なことです。モニターSPを家庭で着く難しさを持っていますね。直接床に置くという発想もおそらく和室での発想ではないでしょうか。座して聴くと中高音が耳の高さに揃います。

Commentedby tomtonat 2012-12-21 13:31 x

noanoa様
こんにちは
InnersoundにNS1000ですか。良いかもね。
Quadが破損って残念ね。

私はマーチンローガンで頑張ってますが、当方のは壊れるそぶりも見せません。アンプは色々あってクレルのKSA50Sに落ち着いてしまいInnersoundは眠り、NS1000Mも冬眠中です。
−3db+NS1000M+E300って、遊べるネタです。

Commentedby noanoa1970 at 2012-12-21 19:38

tomtonさま、コメント有難うございます。
QUADは今年の正月に修理から戻りました。
それで、今はもっぱらQUADデ聴いています。
ナーチンローガンは、使用したことはないですが、E-300に決定する直前にクレルKSA80を持ち込んでもらい3日ン試しました。次にE-300を持ち込みデモしてもらって1週間聴きましたが、部屋の環境など比較し、E-300に決めました。クレルはもう中古しかない時だったので、調子も優れなかったかもしれません。QUADが壊れてからの2年間、YAMAHAを調整し、結局アッテベーターを絞ることで、今までで最高の音になりました。QUADが直って聴きましたらYAMAHAがQUADに近い音がしたのには驚きでした。

Commentedby tomtonat 2012-12-26 17:50 x

naonao様、こんにちは。
ハイブリットと純ESLの違いがE-300とクレルKSAの違いになるのかもしれません。
電圧だけでいい純ESLはE300、電流を流がすハイブリットにはKSAかも。

先週スタッドパネルを外して点検したら急に音が出なくなって
大慌て、半田はずれでした。数千V近くある電線の修理はこわごわ。無事音がでて、やれやれでした。


Commentedby noanoa1970 at 2012-12-26 20:34

tomtonさん、こんばんは。
なるほど、そのようなことがE-300の説明書きに書いてありました。
通常の電流タイプのアンプは、どんなに高出力でも、SPが低負荷になると、高域が出にくくなるといいます。


Commentedby IchiZatouat 2014-12-17 03:24 x

NS-1000は、ちまたでは低域が出ないとよく言われてますが
本当は中高域の能率が良すぎて低域が出ないように感じる
のではないかと。
というのは、他の小型スピーカーと切替器で切り替えるとアンプのボリュームの位置はそのままで音が大きくなります。
また、超大音量にしたときには低域はちゃんと出ています。
つまりアッテネータの位置は、おもいきってマイナス側にして高域を絞ってあげて普通一般のスピーカと同じレベルにしてあげた状態でアンプの
ボリュームを上げる。
というのが正しいセティングではないかと
急に思い至りアッテネータを絞って聞き始めたところで
この記事にたどり着いてあ〜やっぱりそうなんだ
と確信した次第です。
ただマイナス4まで絞ってはいませんでした。
試して見ます。


Commentedby noanoa1970 at 2014-12-19 09:10

IchiZatouさん
その通りだと思います。アッテネーターをどのくらい絞るかは部屋の環境によるものと思います。
https://sawyer.exblog.jp/12639976/



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YAMAHA NS-1000M - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=YAMAHA+NS-1000M

オーディオの足跡


YAMAHA NS-1000M
1974年発売
¥108,000(1台、1978年頃)
¥119,000(1台、1993年頃)
https://audio-heritage.jp/YAMAHA/speaker/ns-1000m.html


永くリファレンスとして愛用されるものを創ろうという基本思想のもと、ベリリウム振動板などのヤマハ独自の技術を投入して開発されたスピーカーシステム。

1974年から1997年までの23年という長期間にわたり販売され、スウェーデン国営放送やフィンランド国営放送でモニタースピーカーとして使用されました。


中高域の振動板にベリリウム振動板を採用しています。

この振動板は、LSI製造技術に用いられている電子ビーム真空蒸着法と特殊合金技術を応用し、独自の技術力によって開発に成功したもので、高真空中で製造するため、圧延板材により仕上げたものより化合物が少なく、高純度を実現しています。
また、一度原子状またはプラズマ状にしてから蒸着するため、絞り成型では困難な深いドーム形やタンジェンシャルエッジをもつものなどが、製造可能となっています。

さらに、腐蝕しやすいベリリウム素材に約5ミクロンの厚さで特殊コーティングを施すことにより、大気中の有害な諸成分から保護することにも成功しています。

低域には30cmコーン型ウーファーであるJA-3058Aを搭載しています。

振動板には、長年の素材研究の積み重ねの経験から開発されたコルゲーションつきコーン紙を採用しています。またエッジには熱硬化性樹脂と共振抑えの粘弾性樹脂を2重コーティングした布が用いられ、入力信号に対するリニアリティを高めています。

磁気回路には156φのフェライトマグネットを採用しており、ボイスコイルは銅リボン線のエッジワイズ巻となっています。

中域には8.8cmドーム型スコーカーであるJA-0801を搭載しています。

ヤマハ独自の製法による振動板径68mmのベリリウムダイアフラムを採用しています。またエッジにはNS-690などのソフトドーム型開発時の研究成果である粘弾性樹脂と熱硬化性樹脂を含浸させた2重コーティングのタンジェンシャルエッジを採用し、ベリリウムの特長を損なうことなく充分な形状保持と中心保持能力を得ています。また、ボイスコイルは66φの大口径を採用し、銅リボン線エッジワイズ巻とすることで効率の増加を図っています。

この振動系はベリリウム振動板・ボイスコイル・エッジなど各部分の、背後の空気圧が同一となるよう考慮された設計がされています。振動板背後はセンターポールくり抜きバックキャビティに通じ、ボイスコイル背後は磁気回路の底板に空気穴をあけてバックキャビティに通しています。またエッジの背後はボイスコイルボビンの空気穴を通じて、さらにアウターポールにも空気穴をあけてエッジ部の空気を逃がしています。

磁気回路は156φの大型マグネットを採用しており、磁束密度16,000gaussを得て、過渡特性を向上させています。

振動板の剛性の増加と指向性の向上を計るため曲率半径の小さいドーム型が採用されています。このために帯域外の軸上特性に起る干渉による谷を、ディフューザーを採用することにより抑え、軸上の特性を可能な限り広域まで伸ばし、トゥイーターとのクロスオーバー周波数付近のつながりを改善しています。

高域には3.0cmドーム型トゥイーターであるJA-0513を搭載しています。

振動板にはベリリウム素材の特質を生かした重量0.03g以下という23mm軽量振動板を採用しており、粘弾性樹脂と熱硬化性樹脂を二重コーティングした布製のタンジェンシャルエッジを採用し、不要な共振を抑えています。

ボイスコイル径は23mm、ベリリウム振動板直結のアルミ線エッジワイズ巻が採用され、振動系全体でも軽量に仕上げられています。

またNS-690のトゥイーターなどの研究成果であるボイスコイルの背後空間の、センターポールをテーパー化して不整形に、吸音用ウレタンを充填するなど共振の影響を抑えています。

ネットワーク部の設計には、電気的特性のチェックだけでなく、基本的な実際の聴感を重視し、カットアンドトライによって試聴を繰返して決定しています。

ウーファー回路には、1.0φのホルマール線を使用し大口径フェライトコア入りボビンの採用により、直流抵抗の減少と耐入力特性の向上を計っています。

またスコーカー、トゥイーターのレベルを設定するアッテネーターには2重巻線の耐入力特性の良い大型のものを採用しています。

エンクロージャーは完全密閉のブックシェルフ型4面仕上げで、ブラックフィニッシュのデザインを採用しています。

NS-1000Mでは、前面バッフル24mm、背面板25mm、側板、天板、底板には20mmのパーティクルボードを採用しています。さらにウーファー取付穴の上部に24mm厚の合板を背面板に渡して強固な補強材とし、各所に適切な補強を施しています。

仕上げは、クロスネット無しで黒色半艶仕上げとなっています。


機種の定格

方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型

使用ユニット
低域用:30cmコーン型(JA-3058A)
中域用:8.8cmドーム型(JA-0801)
高域用:3.0cmドーム型(JA-0513)


再生周波数帯域 40Hz〜20kHz
クロスオーバー周波数 500Hz、6kHz、12dB/oct
最低共振周波数 40Hz

インピーダンス 8Ω

出力音圧レベル 90dB/W/m

定格入力(JIS連続) 50W
最大許容入力 100W

レベルコントローラー 中・高音、連続可変型

外形寸法 幅375x高さ675x奥行326mm
重量 31kg
https://audio-heritage.jp/YAMAHA/speaker/ns-1000m.html


_____


YAMAHA NS-1000
¥145,000(1台、1978年頃)

NS-1000Mと同一のユニット構成を採用し、仕上げが異なるスピーカーシステム。

中高域の振動板にベリリウム振動板を採用しています。

この振動板は、LSI製造技術に用いられている電子ビーム真空蒸着法と特殊合金技術を応用し、独自の技術力によって開発に成功したもので、高真空中で製造するため、圧延板材により仕上げたものより化合物が少なく、高純度を実現しています。
また、一度原子状またはプラズマ状にしてから蒸着するため、絞り成型では困難な深いドーム形やタンジェンシャルエッジをもつものなどが、製造可能となっています。

さらに、腐蝕しやすいベリリウム素材に約5ミクロンの厚さで特殊コーティングを施すことにより、大気中の有害な諸成分から保護することにも成功しています。

低域には30cmコーン型ウーファーであるJA-3058を搭載しています。

振動板には、長年の素材研究の積み重ねの経験から開発されたコルゲーションつきコーン紙を採用しています。またエッジには熱硬化性樹脂と共振抑えの粘弾性樹脂を2重コーティングした布が用いられ、入力信号に対するリニアリティを高めています。

磁気回路には156φのフェライトマグネットを採用しており、ボイスコイルは銅リボン線のエッジワイズ巻となっています。

中域には8.8cmドーム型スコーカーであるJA-0801を搭載しています。

ヤマハ独自の製法による振動板径68mmのベリリウムダイアフラムを採用しています。またエッジにはNS-690などのソフトドーム型開発時の研究成果である粘弾性樹脂と熱硬化性樹脂を含浸させた2重コーティングのタンジェンシャルエッジを採用し、ベリリウムの特長を損なうことなく充分な形状保持と中心保持能力を得ています。また、ボイスコイルは66φの大口径を採用し、銅リボン線エッジワイズ巻とすることで効率の増加を図っています。

この振動系はベリリウム振動板・ボイスコイル・エッジなど各部分の、背後の空気圧が同一となるよう考慮された設計がされています。振動板背後はセンターポールくり抜きバックキャビティに通じ、ボイスコイル背後は磁気回路の底板に空気穴をあけてバックキャビティに通しています。またエッジの背後はボイスコイルボビンの空気穴を通じて、さらにアウターポールにも空気穴をあけてエッジ部の空気を逃がしています。

磁気回路は156φの大型マグネットを採用しており、磁束密度16,000gaussを得て、過渡特性を向上させています。

振動板の剛性の増加と指向性の向上を計るため曲率半径の小さいドーム型が採用されています。このために帯域外の軸上特性に起る干渉による谷を、ディフューザーを採用することにより抑え、軸上の特性を可能な限り広域まで伸ばし、トゥイーターとのクロスオーバー周波数付近のつながりを改善しています。

高域には3.0cmドーム型トゥイーターであるJA-0513を搭載しています。

振動板にはベリリウム素材の特質を生かした重量0.03g以下という23mm軽量振動板を採用しており、粘弾性樹脂と熱硬化性樹脂を二重コーティングした布製のタンジェンシャルエッジを採用し、不要な共振を抑えています。
ボイスコイル径は23mm、ベリリウム振動板直結のアルミ線エッジワイズ巻が採用され、振動系全体でも軽量に仕上げられています。

またNS-690のトゥイーターなどの研究成果であるボイスコイルの背後空間の、センターポールをテーパー化して不整形に、吸音用ウレタンを充填するなど共振の影響を抑えています。

ネットワーク部の設計には、電気的特性のチェックだけでなく、基本的な実際の聴感を重視し、カットアンドトライによって試聴を繰返して決定しています。

ウーファー回路には、1.0φのホルマール線を使用し大口径フェライトコア入りボビンの採用により、直流抵抗の減少と耐入力特性の向上を計っています。

またスコーカー、トゥイーターのレベルを設定するアッテネーターには2重巻線の耐入力特性の良い大型のものを採用しています。

エンクロージャーは完全密閉のブックシェルフ型4面仕上げで、ブラックフィニッシュのデザインを採用しています。

NS-1000では、前面バッフル29mm、背面板40mm、側板、天板、底板には24mmのパーティクルボードを採用しています。さらにウーファー取付穴の上部に24mm厚の合板を背面板に渡して強固な補強材とし、各所に適切な補強を施しています。
仕上げは、黒檀裏タンと層仕上げとなっており、落ち着いた色調のサランネットが付属しています。

機種の定格

方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型

使用ユニット
低域用:30cmコーン型(JA-3058)
中域用:8.8cmドーム型(JA-0801)
高域用:3.0cmドーム型(JA-0513)


再生周波数帯域 40Hz〜20kHz
クロスオーバー周波数 500Hz、6kHz、12dB/oct
最低共振周波数 40Hz

インピーダンス 8Ω

出力音圧レベル 90dB/W/m

定格入力(JIS連続) 50W
最大許容入力 100W

レベルコントローラー 中・高音、連続可変型

外形寸法 幅395x高さ710x奥行349mm
重量 39kg
https://audio-heritage.jp/YAMAHA/speaker/ns-1000.html


 

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コメント
1. 中川隆[-10176] koaQ7Jey 2019年5月24日 18:57:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2170] 報告

価格.com - 『YAMAHA NS-1000M と現在のスピーカー を比べると?』 のクチコミ掲示板
https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=17057650/

YAMAHA NS-1000M と現在のスピーカー を比べると? 2014/01/10
スレ主 山葉音響さん


ここを読んでると いまだ話題にのぼるNS-1000Mですが、今でも最高の音質と言えるのでしょうか?

FOSTEX GX250、B&W 8シリーズ、DYNAUDIO M3、JBL 4319、などと比べて どちらのが良いのでしょうか?

フルレストアしてあるNS-1000M と現代のモニター系 どちらが買いですか?

▲△▽▼

たなたかたなたかさん 2014/01/10 23:39(1年以上前)

確か90年位に、当時人気の"607"、"333"、"717"等の花形プリメインでは巧く鳴らず、アルパインLUX"109u"だけが巧み鳴らしていた記憶が有ります。

腕力ごり押しだけでは駄目で、重いパルプウーハァーと繊細なボロンスコーカー(だったかな?)のバランスを揃える時間(エイジィング)凄く懸かる頑固者ですね。

"B&W"・"ディナウデオ"・"PMC"・"KRK"等とは違う難しさが有ったと思います。
強いて言えばSCMモニターの忍耐・時間を求められ、それを堪えられると至極な音で答えてくれる感じかな?(う〜ん微妙)。


たなたかたなたかさん 2014/01/11 01:02(1年以上前)

拝啓、又間違い有りて再投稿です。
いや〜ボロンじゃなかったですねぇ!、ベリリュウムですね。
それとアッテネーターが付いてるですけど定期的に回してやらないと(グリグリ捻る)、数年後にガリちゃんですよねぇ。
其処が少し面倒臭いかも知れませんが。

HDMaister_さん 2014/01/11 03:31(1年以上前)

YAMAHA NS-1000Mの話が出たので余談ですが、NHK 『偉大なるお年寄り「人生の大先輩に学ぶ健康長寿の秘訣』 という
番組内で1人暮らしで 99歳の長岡三重子さんと言うおばあさんの部屋内にも きれいなNS-1000Mが置いてありましたね。
http://www.nhk.or.jp/you-doki/archive/life/20140109.html (お年寄りのご用達品 定番かい?)
それにしてもNS-1000M は BOXのみとかエンクロージャとユニットの切り売りされるケースが多くいまだに仕上げようとするファンが多いみたいですね。

1000Mの特徴は良くも悪くも密閉での量感も緩みも無い低音とクールな高域だとユニット構造からは推察します。
中古が多く出回っているのは故人の遺品処分も多いでしょうが、ゆったりとした低音が出る今のバスレフ型への買い換えも多いはずですから、1000Mに多くの期待は禁物だとも思いますよ。
ヴェアリアスクラフトさんが作ってるバスレフ化kitも結構売れてるようですしね。

20〜30万円の予算でしょうか? 個人的には遊びで2代目3代目ならともかくとして、1台メインの体制なら1000Mは手を出さないでB&W805シリーズとかのが良いかと・・・・・


LE-8Tさん 2014/01/11 06:04(1年以上前)

音の好みは、人其々ですから・・・

今市販中のSPに比べてもNS1000Mの方が好みだと思う人もいらっしゃれば好みじゃ無いと思う人もいらっしゃるでしょう。

小生の様に小音量で聴く場合が多ければ中低音域以下の量感が乏しいと感じる方が多いとは思います。
暖色系の音では無いけど、フォステクスの様な寒色系かと問われればそうでも無い中間色って感じでしょうか?


130theater 2さん 2014/01/11 06:30(1年以上前)

当時、このNS-1000Mとテクニクス7(SB7000)
http://www.audio-heritage.jp/TECHNICS/speaker/sb-7000.html

とでどちらを購入するかで迷いました。

NS-1000M は金属振動板によるスピーカー構成、
テクニクス7はペーパーとトゥイーターがシルクドームとバスレフ

と、音色的には正反対でした。

カラッとした乾いた感じのNS-1000M、しっとりゆったりしたテクニクス7・・・
音色は正反対ですが迷いましたね!。

当時、リニアフェーズを謳いテクニクスもオーディオに10000番シリーズを投入し、かなり力が入っていました。
話題からズレますがカートリッジは色々買いましたが、Technics EPC-205Cmk2,3で私はMM型は完結しました。
リニアフェーズなどの新技術、ボロンという聞いた事もない最先端素材(原子記号;Bホウ素)、サマリウムコバルトという超強力マグネット採用のカートリッジカンチレバー・・・なにかワクワクしました。

で、スピーカーはテクニクス7にしました。今なら両方買っていますね。


スレ主 山葉音響さん 2014/01/11 12:49(1年以上前)

たなたかたなたかさんを始め多くの皆様ありがとうございます。
賛否両論と言うかNS-1000Mを冷めた目で見ているマニアさんが多いのも意外でした 国産ものだと歴代最高のスピーカーだと思っていたからです。
ひとつわからないのは今売られている小型ブックシェルフ型よりもかなりデカくて重いのに低音が出ないんですよね?
ウーハーが弱いのか弱点なんでしょうか?不思議です。
フルレストア品なら大丈夫だと思っていたんですがアッテネーターも定期的に回してやらないと数年でガリちゃんとはいやですよね。
ところでYAMAHAからはNS-1000Mに似たような新製品はもう出ないんでしょうか?


Strike Rougeさん 2014/01/11 13:00(1年以上前)

30センチクラスのウーハーを搭載したレガシィスピーカーの方が最近のトールボーイスピーカーよりポテンシャルが高いと感じるモノです。

現役でその手のスピーカーを探すとJBLかタンノイあたりに限られてきますね。

で、1000Mに限りませんが、試聴比較出来ないものを選択することは全くお勧めしません。

他人がどんなに絶賛しようがね。


デジタル貧者さん 2014/01/11 14:17(1年以上前)

>国産ものだと歴代最高のスピーカーだと思っていたからです。

まあ、ここを読んでると「NS-1000M最高」と思ったり「ダイヤトーン最高」と思ったりする事もあるでしょうね。

当時NS-1000Mにはさほど感銘は受けませんでしたね。

>ところでYAMAHAからはNS-1000Mに似たような新製品はもう出ないんでしょうか?

YAMAHA曰く出す予定は全くないそうです。
直接YAMAHAに聞く人は多いようで。

素朴に思うことさん 2014/01/11 14:39(1年以上前)

NS-1000Mの欠点を克服したようなものが FOSTEX GX250あたりなんだと思います。

YAMAHA NS-1000M が今でも愛される理由のひとつは その小型ブック型にはない、落ち着いたドッシリとした見た目の良さからではないでしょうか。
ボクも見た目は好きですが、あそこまで大きくなくとも充分満足できる製品が多くあるから 買うまではいきません。

Strike Rougeさん 2014/01/11 14:47(1年以上前)

ハンネからはヤマハ大好きな方なんでしょうね。
オモロイつうか好きなメーカーではあります。
楽器がオリジナルかな? ロゴはトリプル音叉ですからね。

バイクにボート、楽器繋がりのAV音響機器、ピアノ造りを活かした家具、撤退しましたがスキー板にラケットも手掛けてましたね。

テンモニとセンモニはヤマハスピーカーの双璧かもしれません。

歴代最高かどうかは多少怪しい感がありますが・・・・・・

密閉スピーカー好きなメーカーでした。

〉今うられている小型ブックシェリフ型よりもかなりデカくて重いのに低音が出ないんですよね?

店頭処分、半額以下投げ売りの598を衝動ゲットしたことがありますが、低域量感はサッパリでした・・・・・

早々に諦め、手放してしまいましたが(^_^;)

岡チャーンさん 2014/01/11 14:51(1年以上前)

最近のYAMAHAの音は私の耳ではキンキンに聴こえちゃうので敬遠してたんですが、作りの良さはさすが国内メーカーだと感じますね。

ちなみに私は、YAMAHAのセンモニ好きです。

晴れの日はお散歩さん 2014/01/11 15:11(1年以上前)

>今でも最高の音質と言えるのでしょうか?

結局は聴く方の好みの問題ですよね。
ヤマハNS-1000Mの音はFostex,B&W,Dynaudio,JBLのどれとも結構明確に異なるように思います。その個性がご自身にとって他では得難いものであるならばNS-1000Mを最高と感じるのでしょうね。
ちなみに私は、当時オンキョーMonitor2000Xと比較し1000Mは高音域が線が細く少しナーバスに感じたのでのびのびと明るい音の2000Xを選んだ記憶があります。

レストア品のお値段は結構なものが多いようですが発生する人件費や時間を考えればやむお得ないでしょう。ただ元値20万ちょっとの製品に対しそれだけの費用をかけることが適切な方策なのかは良く考えた方がよいかも。


たなたかたなたかさん 2014/01/11 18:35(1年以上前)

僭越ながら再講釈します。失礼ながら山葉音響さんは文面から観るとお若い方かな?
当然当時音を知らないし答える側は多分最低20年位のベテラン諸氏です。"607"や"333"は判っても、"717"や"109u"はご存知ないでしょうね?、千モニの音作りに同時期人気アンプの2千番を使ったそうです。

このアンプの音(当然今のYAMAHAとは全く違う)が今無いので、例えられる物も皆無で質問主さんがベストコンディションの千モニを聴け無いかもしれません。私は運良く10年位使い込んだ物(エイジィング出来た物)を聴ける環境が有ったので、音の良さも鳴らす難し様も判るつもりです。

ビギナー(素人)さんが手を出すと大変だよ!と進言します。

"アンプ選び"
"部屋の広さ"
"音量は上げられるか?"
"床の条件に重量級SP台の用意"

等の覚悟がありますか?、覚悟あれば否定はしません。悪しからず。

LE-8Tさん 2014/01/11 19:31(1年以上前)

>ひとつわからないのは今うられている小型ブックシェリフ型よりもかなりデカくて重いのに低音が出ないんですよね?

ちゃんと低音域は出ますよ。
ある程度まで音量を上げると体感出来る(体に響く?床が振動する)低音が出てきます。
同じ程度の音量で LE8T-H よりもね。S3500(25pWウーファー)よりは少なめ。
小生の場合は、バイアンプで使えるように改造(改悪)したので小音量でも問題無く聴いてますけど。

どちらにせよ、今の市販品を買った方が良いとは思いますよ。
NS1000Mは販売終了後年月経ってるし、20年以上のロングセラーのSPなので其れなりに中古の玉は有るでしょうが、ユニットの固着とかコンデンサの劣化とか問題も有りますから。


HDMaister_さん 2014/01/12 00:57(1年以上前)

そうですよね、全てがそうでないにしろhttp://sakumo.kir.jp/V_kraft/AUDIO-3menteSP4-85_YAMAHA_NS-1000M.html

ここまでやらないと 当時の新品と同じとはいかないはずです。

ただスレ主さんが言うにはフルレストア品=フルオーバーホール品とのことなんで大丈夫かな・・


スレ主 山葉音響さん 2014/01/12 13:21(1年以上前)

多くの多くの皆様、また多数のご意見ありがとうございます。
さすがマニアのみなさんだけあって略されてる品番とかほぼ分らない状況です。

E-8Tさん S3500(25pWウーファー)というのはヤマハでしょうか?
1000Mが30cmなのにそれより小さくても低音出るんですね。

Strike Rougeさんレガシィスピーカーとはスバル純正でしょうか? 
初めて聞くもので知らなくてすみません。

たなたかたなたかさんすみません。607"や"333"はサンスイとソニーでしょうか?
"717"や"109u"あと2千番は分りませんでした。
もしかして今のアンプだと合わないということですか?

デジタル貧者さんもう出ないとはこれだけ人気あるのに不思議ですね。

クリームパンマンさん 2014/01/13 07:52(1年以上前)

音の好みは人それぞれ、
バスレフ型の量感ある低音、密閉型の締りのある低音、
これは好みの問題ですので比較するのも変な話です。

LE-8Tさん 2014/01/13 08:34(1年以上前)

言葉足らずで申し訳ない。
S3500ってJBLのスピーカーで
25pウーファーが2発 + ホーンツィーター って構成です。
(計算上は、36p程度のウーファー)

NS1000Mと略同じウーファーを使ってると言われたNS690系の音は、NS1000Mよりも低音域は豊かに聴こえてた。(NS690系のウーファーのエッジは柔らかなウレタンエッジ)
NS1000MよりNS690系の方が一般向けで良い様には思います。
但し、ウーファーの固着やウレタンエッジの劣化等NS690系も弱点は有りますし、今のSPを聴き慣れてる方からすると高域に物足りなさが出るかも知れません。

やっぱり傑作RS-1506U 38-2Tも可さん 2014/01/13 16:07(1年以上前)

NS1000をモニター化したのが1000Mで10万ちょっとの価格でした。
ヨーロッパの北欧の放送局のモニターとして採用されたということで人気となったモデルだったと思います。
価格の割にはパフォーマンスがよかったんではないかと思います。
いずれにせよ、ヤマハの顔となったモデルには間違いはありませんでした。

元・副会長さん 2014/01/13 19:00(1年以上前)

 えーっと、要するにトピ主さんは何をされたいのですかね。
NS-1000Mを買いたいのですか? 
今までの書き込みを読むと、トピ主さんはNS-1000Mの音を聴いたことがないとお見受けしますが、それで合ってますか?

>フルレストアしてあるNS-1000Mと現代の
>モニター系、どちらが買いですか?

 オーディオ機器なんて「聴いてナンボ」の商品ですから、トピ主さんが「フルレストアしてあるNS-1000M」を試聴されて、それが現行のスピーカーよりも音が良いと思ったのならば買うのを検討すれば良いし、そうじゃなかったら買うのをやめればいい・・・・ということに尽きるのではないでしょうか。

 確かにNS-1000Mは過去における人気機種の一つですけど、現時点で入手して使う価値があるかどうかは、人それぞれの価値観と音の好み次第でしょう。

>YAMAHAからはNS-1000Mに似たような
>新製品はもう出ないんでしょうか?

 出ません・・・・というか、出せないでしょう。
オーディオフェアの会場で某評論家が言ってたように記憶していますが、
今のYAMAHAにはNS-1000MやセパレートアンプのC-1&B-1、アナログプレーヤーのGT-2000、CDプレーヤーのGT-CD1といった往年の名機と呼ばれているような機種をリメイク出来るような技術力もスタッフも不在であるとのことです。

 まあ、たとえリメイク出来たとしても、喜ぶのは往年のマニアか一部の好事家だけかと思いますけどね。

 余談ですが、YAMAHAに101Mという超弩級のメインアンプ(価格が100万円。重量が60kg)がありましたが、昔それが大手スーパーの家電コーナーに置かれていたのを目撃したことがあります。今で例えれば、西友やイトーヨーカドーの家庭用品コーナーにピュア・オーディオ機器が展示・販売されるようなものですから、昔はオーディオを取り巻く環境は現在とはまるで違っていたことを痛感しますね。

ほにょVer2さん 2014/01/14 15:27(1年以上前)

NS- 1000Mのユーザーです。今でも現役で使ってます。もう、30数年使ってます。
一言で言うと、無駄な音を鳴らさない、多少神経質な音を出すスピーカーと言う感じでしょうか。

30cmのウーハー積んでますが、今時のスピーカーに比べると、低音は必要最低限出ているかな、と言う感じにきこえるかもしれませんね。
このスピーカーは、迫力ある音場を再現させるものではなく、音像と定位置とカッチリした音場を確認するためのスピーカーです。
ある程度満足感のある低音を得るためには、普通のスピーカーよりもアンプの物量が必要です。パワーに物言わせて大音響で鳴らせる環境をお持ちなら、納得出来る実力を持ちます。

因みに、過去、私がこのスピーカーに繋いだ歴代のアンプは、サンスイの初代AU- D907ltd、AU- X11ヴィンテージ。そして、今は、防音のオーディオルームにてデノンのPMA- SX でドライブしてます。


Kyushuwalkerさん 2014/01/14 22:36(1年以上前)

私もアンプにパワーがあれば低音は出ると思います。
私もいまはモノラル接続です。
各ユニットの固着などの掃除と、ネットワークの見直しができるなら、
安い中古を買ってもいいと思います。
フルレストア品はちょっと高いような気がします。
軽井沢という工房に出すという手もあります。

スレ主 山葉音響さん 2014/01/16 18:55(1年以上前)

また多くの書き込みありがとうございます。
総合判断して NS-1000M の購入は見送ることとしました。
当時最高でも技術進歩というのは無視できないレベルに達しているのかもしれないですね。
同じモニター系でも現代のモニター系を検討することにしました、

みっどぼんどさん 2014/01/19 12:14(1年以上前)

いまさらですが。
当時のオーディオ事情がNS-1000Mの評価を上げていたと思います。
主役ソースがアナログレコードで、RIAAを使用していたため、どうしても超低音のノイズが乗ります。
レコーディングもアナログなので、機種間に超高音再生の能力差が厳然と存在していました。
密閉型でベリリウムツィータのNS-1000Mは、超低音ノイズのネガを消すとともに、超高音をリニアに再生する、というモニターとしてのツボをついていた、それなのに10万円程度で買えた、という製品だったと記憶しています。

今のデジタルオーディオ環境では、もし新品状態のものが入手できても、その良さを発揮出来ないのではないでしょうか。


ドンシャリオヤジさん 2016/08/20 23:12(1年以上前)

NS1000Mは良いSPですよ、私も特別仕様を所有しています。
置き方・部屋などで影響は大きいですが、ただ色気がない(モニターだから仕方ないでしょうが)

長いことAUDIOをしていると特性とかでは表現出来ないものがあると思います。

自動車に例えると、排気量が少ないが、過給して出力を出している(数値は良いが、人為的)
それよりも能率の良い(反応がよい)SPのほうが空気感があって良いように感じています。

自宅ですはELAC247SEの横にALTEC A7があります。
ELACを聞いているときは良いSPと感じていますが、A7を鳴らすと空気感が全く違います(音楽が自然に感じます)

他にBRAUNやスペンドールもありますが(NS1000Mと並んでいます)・・・こちらは色気がある、さ行かな?

色々書きましたが、結局自分の好みです。

だけど、NS1000Mはすごいスピーカーです。
手放せません。

ドンシャリオヤジさん 2016/08/21 09:35(1年以上前)

NS1000Mの台はTAOC
理由は展示会でTAOC社員の方が「当社のモニターとして使用している」と言われていたから
ちなみにアンプはアキュフェーズでした。
ケーブルはベルデン9497です、うるさいセンモニが落ち着いた音になる。

SPの外装は鏡面塗装(北海道製)です。

低域は出過ぎるほど出ています(乾いた締まった音です、密閉型の良い所)


参考
「ドンシャリオヤジ AUDIO三昧」
https://blogs.yahoo.co.jp/pri_30_a


hoskinsさん 2016/11/27 16:22(1年以上前)

約2年半前に、長岡式バスレフに改造後の、感想ですが、ボリュームを9時の位置から上にすると、ウーファーの低音が、相変わらず、ズンズンと響きます。エージング効果もあるのだと思います。

この2年半の間に、実績ある専門業者に、ウーファーとスコーカーを外して送り整備してもらいました。
ピアノの音、声楽、シンフォニー、ジャズ、歌謡曲、アメリカのオールディーズ、ジャンルを選ばず大活躍しています。

プリメインアンプは、ヤマハA2000で、これも、一度、専門業者に整備してもらいました。このアンプも響きが繊細にして、骨太な感じがして、気にいってます。


hoskinsさん 2017/06/25 15:35(1年以上前)

アンプをA-2000からラックスマンの507uxに買い換えました。濃密なサウンドに生まれ変わりました。昭和のスピーカーが現代のアンプの力で、見事に鳴ってます。
https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=17057650/

2. 2023年7月22日 03:07:03 : 0in075jOFM : d2NsdzdBQWMwekU=[2] 報告
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676 :ちょっとだけ :2023/07/16(日) 21:28:20 HOST:p1229004-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
いつの間にか消えてしまった雑誌『ステレオ時代』が『ステレオ時代 neo』としなって復活、
書店に並んでました。復活版第一号では、ヤマハNS-1000M誕生秘話を取り上げてます。
 ttps://stereojidai.com

NS-1000無印が完成したが思わぬコスト高になってしまい、こりゃいかんとNS-1000Mが
コストダウン版として開発されたようです。
開発陣が頑張って98000円でも出せるとなったのを、営業的戦略で108000円にしたとか。


677 :ワッチ :2023/07/17(月) 19:00:09 HOST:softbank060114171027.bbtec.net
>>NS-1000無印が完成したが思わぬコスト高になってしまい、こりゃいかんとNS-1000Mが
コストダウン版として開発されたようです。


へえ〜、そうなんですか。私は1000Mが先で後から1000だとばっかり思ってました。
面白いですね。


678 :ちょっとだけ :2023/07/18(火) 20:29:27 HOST:p1229004-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
私もまず1000Mがあって無印はその豪華版と思ってましたが、無印の廉価版が1000Mと
逆だったんですね。
だとすれば型番の謎(なんで1000Sや1000DXじゃなくて無印?)も納得できます。
モニター・業務用を前面に出したデザイン・仕上がコストダウンに有効だったようで、
廉価版/コストダウン版とはいっても、中身は手抜きせずに済んだみたいです。


679 :RW-2 :2023/07/19(水) 13:52:30 HOST:104.3.52.36.ap.yournet.ne.jp
>NS-1000無印が・・・NS-1000Mがコストダウン版
>1000Mがあって無印はその豪華版

1000も1000Mも同時発売ですから、最初から豪華版(家庭用)と業務用の2種戦略だった
んじゃないでしょか。蓋開けたら売れたのは1000Mばっかしだったので1000が埋没。
そんなこともあって後々色んな伝説が生まれたのかと・・・。。。


680 :ちょっとだけ :2023/07/20(木) 20:42:30 HOST:p1229004-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
私の記憶でも同時発売だったので、無印が「完成」し・・・と書いたのは私の勘違いですが、
>『ステレオ時代 neo』・・・ヤマハNS-1000M誕生秘話
> ttps://stereojidai.com

の記事では、当初は無印一本で開発を進めてたのが、コスト高が問題視され、
1000Mが追加されたと読めます。
モニター用というキャラ設定もコストへの効果を期待してのものだったとも...。

まあ、ほぼ半世紀前の話ですから、当時の設計者がそう言ってるとしても、
すべて真実とは限らないとは思いますが。


681 :ワッチ :2023/07/20(木) 21:53:39 HOST:softbank060114171027.bbtec.net
>>679 1000も1000Mも同時発売ですから、最初から豪華版(家庭用)と業務用の2種戦略だった
んじゃないでしょか


私もまだその本を読んでいないのでなんとも・・・なんですけど。
発売は同時であっても開発が同時とは限らないでしょう。
最初に1000を開発して、その高コストに慌てて1000Mを追加したというのは
ありえます。型番の末尾にサフィックスがつくのは2番目以降の開発機種です。
例えば最初の機種には「M100」という型番が与えられ、後継機は「M100U」
とか「M100X」なんて型番になります。その逆の例なんて無いと思います。


682 :。。。 :2023/07/21(金) 13:22:35 HOST:KD106154122131.au-net.ne.jp
NS-1000は黒檀ウレタン仕上げで39s、NS-1000Mは黒塗装仕上げで31s。
それじゃあ無印145,000円、1000M108,000円とお高くもなりますよね。。。


683 :RW-2 :2023/07/21(金) 14:09:48 HOST:104.3.52.36.ap.yournet.ne.jp
コストダウンした方にモニターを名乗らせるってのはどうも腑に落ちない。

開発時期が違うのであれば、普通だったらコスト掛けた業務用モニター機が
先にあって、そこから家庭用にフィードバックした機種が出そうなもんです。

1000作って。「こりゃ高くて数売れなそうだからコストダウンしよう。ただ
何かしら威厳・品格持たせなきゃならんからモニターと名乗らせよう・・。。。」
ってなことか〜。まさかね。やっぱし1000Mは最初からモニターとして設計
したんだと思うんですよ。NWにはカネ経けるけどけど板材・塗装は端折ってね。


684 :ワッチ :2023/07/21(金) 19:12:36 HOST:softbank060114171027.bbtec.net
>>683 1000作って。「こりゃ高くて数売れなそうだからコストダウンしよう」


 ま、そうでしょうね。開発者の方がそうおっしゃっているのだし。
で、ただコストダウンしたのでは下位機種に見られてしまうから、「モニター向け」
としてコンセプトのベクトルを変えたのではないかと思いますね。こうすれば
コストダウンモデルとしてではなく、派生モデルとしての立ち位置にできますから。
苦肉の策ともいえますが、正しい選択だったのではないでしょうか。


685 :ちょっとだけ :2023/07/21(金) 21:38:33 HOST:p1229004-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
>何かしら威厳・品格持たせなきゃならんからモニターと名乗らせよう・・

そんな話も載ってました。
こりゃ想定した価格じゃ無理だ・・・で事業部長に相談したら、
同じユニットを使って「業務用っぽい外装にしとけば・・」なんて。

モニターを意識た音作りもしてないそうですが、箱の構造が違うので、
無印とは音が変わり、結果的にモニターにふさわしい音に仕上がったとか。
設計者が目指した音は無印の方だったそうです。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1147868622/

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