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昭和の日本のスピーカー・ユニットの音質はイギリスやドイツに劣らなかった
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/953.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 24 日 09:33:17: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ソニー SS-R10 _ 史上最高の静電型スピーカーだったんだけど… 投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 24 日 07:31:54)


昭和の日本のスピーカー・ユニットの音質はイギリスやドイツに劣らなかった

Pioneer PAX-12B - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Pioneer+PAX-12B


オーディオの足跡 Pioneer PAX-30B/PAX-12B
¥9,750(1960年代後半頃?)
https://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/unit/pax-30b.html

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私のオーディオ人生 第15回忘れられた昭和の名品 by Y下 
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-015


今回のコラムは(6月17日)の店主日記でご紹介されたパイオニアのユニット、昭和の名品を題材にしました。じっくりと読んで楽しんでいただければ幸いです。

昭和のレトロスピーカー


 ヴィンテージと言う言葉を聞きますと何となく高貴な古い高級品のイメージが湧きます、古い物がすべてヴィテージと表現するのはおかしいような気がしますが、オーディオの世界でもすぐに海外の古いものをヴィンテージと言いますがガラクタで粗大ごみのような物でもヴィンテージにしてしまうのは如何なものか、

 日本の昭和30年代の時代と言えば最近よく聞くレトロと言う言葉は大変懐かしい響きに聞こえます。このレトロを題材にした日本映画(ALWAYS三丁目の夕日)が大ヒットしています。この映画を見ますと古き良き昭和の時代を反映した大変良い映画で携帯もパソコン、CD、テレビもない時代なのに人と人との繋がりと絆は今の時代とは随分違う気がするのは私だけではないはず、この時代はまだ高度成長の前になりオーディオも電気蓄音機からLPレコード再生の高忠実度とかHi−Fiと呼ばれる時代に入っていきますがこの当時の音楽再生装置は私達の時代でなく我々の親の時代になります。

 私達の世代は最初から海外のスピーカー(アルテック、JBL、タンノイ)等からスタートした人は極少数で海外のスピーカーの音などはほとんどの方は聴いたことも見たこともない時代を過ごしてきました、

当時のステレオマニアが自作するのは皆さんが記憶にある

パイオニアのPAX−A20,20F,PIM−16,20、
ナショナルの8PW−1、
三菱のP−610、
コーラルの8CX−50


ぐらいでこれでもこの時代でも贅沢なスピーカーで小型のレコードプレーヤーに安いクリスタルカートリッジで自作の真空管アンプから流れる柔らかい響きを一人静かにパーシーフェースの「シンシアのワルツ」やフランクチャックスフィールドの「星に願いを」の音楽を夜更けまで楽しんでいた時代ではなかったのではないか、

少ないアルバイト代を注ぎ込んでスピーカーユニットのスペックを穴のあくほど見ては予算との兼ね合いを考えたあげく大事そうにユニットを2個買ってみかん箱のような自作箱に入れて「これがステレオか」と一人悦に入っていた記憶は皆さんにもあるはずです。(勿論この当時は親から高級なセパレートステレオなど買ってくれるはずはない)


 当時のスピーカーは高域が「シャリン・シャリン」低域は「ドン・ドン」の今で言うドンシャリが流行していましたが、これこそステレオの音で友達に聴かせては自慢していた方も身に覚えがあるはず、また友達から高級なセパレートステレオを聴かされて自慢された方も昔を懐かしみながら悔しい思いを経験した方もきっと沢山いるはずです。

 それより以前の1950年代の中頃の音は私を含めて団塊世代の皆さんも経験どころか記憶にはないはずですが今の年齢が70代から80代の方たちは記憶の片隅に残っているかもしれません。この時代は私達の親達の時代です。

想像ですが当時はダンスホール、音楽カフェなどに行ってはジャズやクラッシック音楽をカフェのマスターや仲間たちと音楽談義を楽しみながらコーヒーやアルコールを飲んで青春を謳歌していたと思う、おそらく此処で聴くレコードの音は自分の家の電蓄とはかけ離れたHiFiの世界だったのかも知れません。


50数年の時を超えて今宿るPAX−12B

 今回ご紹介しますスピーカーユニットは1954年(昭和29年)にパイオニア(当時の福音電機)から発売された複合型スピーカーです。このユニットのスペックを少しご紹介します。(パイオニアの歴史からお借りした抜粋)


発売年 1954年(昭和29年)

形式 30p複合型スピーカー(ツィーターはコーンタイプ)

マグネット ウーファ、ツィーター共アルニコマグネット

ネットワーク オイルコンデンサーだけによるツィーターのローカット

クロスオーバー約3000Hzぐらいと思われる
※クロスオーバー用のコンデンサーが完全にパンクしていて計算不能

インピーダンス16Ω

許容入力10W

重量4.5Kg

出力音圧レベル102dB/W周波数特性35Hz〜16KHz


※初代の福音電機の複合型スピーカーは1952年(昭和27年)発売のPAX−12Aになり、この12Bは2年後の1954年の発売になります。

昭和30年代後半に型番がインチからセンチに変わりPAX−30Bと変更されました。

このユニットのフレームを見ますと左右に取手が付いています。

多分このユニットは民生用ではなく業務用に使われたのではないか、
当時の業務用なら小ホール、学校の音楽室、音楽カフェ、ダンスホールなどで活躍していたのではないだろうか、

マグネットカバーのエンブレムを見ますと

「FUKUIN ELECTRIC WORKS,LTD,TOKYO」

の名前が入っています、今のパイオニアは当時では「福音電機」と言われていました、

昭和29年の発売ですが当時としては塗装の仕上げとフレームの作りが「日本の工業技術ここにあり」と感心させられます。


ユニットを2本並べた状態ですが50数年の年輪を感じさない昭和のレトロスピーカーですが音も現代のスピーカーには負けないぐらい良い音で鳴ります。

マグネットカバーを外しますと大型のヨークを使っています、手前に見えるネットワーク用のオイルコンデンサーで合格の検印のスタンプが押してあるのを見ると当時も品質管理には厳しかったと思われます。

このユニットの製作に携わった方がこのコラムをお読みになれば懐かしさが込み上げてくるのではないでしょうか、


昭和のレトロスピーカーを鳴らす、

 当時はおそらく使用するアンプもスピーカーボックスも現代とはかけ離れた粗末なもので音楽を楽しんでいたのかも知れませんからこのスピーカーの能力等ははっきり言ってわかりません。

当時の日本の技術力と欧米の技術力とは相当な隔たりがあったのではないか、

現代のオーディオマニアは海外志向になりスピーカーはアルテック、JBL、タンノイ等の海外製しか興味を示さないマニアばかりになってしまったきらいがある。

国産品はバカにされ片隅に追いやられてしまったのは否めないのと日本の気候条件の変化による保存状態が悪いのでほとんどが処分されてしまったと考えられる。


パイオニアPAX−12Bを鳴らす使用機器

CDプレーヤー CEC製TL−51X

DACはサンバレーで購入した真空管式 MODEL2

プリアンプは私がレストアしたマランツ#7

メインアンプはサンバレーのSV−2(2007)300Bドライブの845シングルアンプでの試聴です。

ボックスは店主日記でご紹介されたタンノイ風のコーナー型でボックスの材質はフィンランドバーチ

ネットワークはヴァイタボックスに合わせた自作品を供用

使用のソースはいつも聴いているコジェナのヘンデルアリア集

このラインナップで上手く鳴らなかったら即粗大ゴミかお蔵入りだ、


早速ヴァイタボックスのDU−120コアキシャルユニットをボックスから外してパイオニアのPAX−12Bを取り付けた、果たしてどんな音で鳴るのか今まで以上に興味が湧いて来るのが自分でもわかる、

今までは英国のGOODMANS、VITAVOX、ステントリアン、ワーフェデールのオール英国の伝統あるスピーカーを使ってきたけれど日本製だけはイメージすら湧かない、

ひょっとして昔聴いたドンシャリのような音なのか、分解能も悪く特性だけを追っかけた音楽性のかけらもない酷い音となれば「所詮国産か!」とバカにして諦めが付く、これまで英国ヴィンテージスピーカーやウェスタンの音を自分の耳と肌で感じ取ってきたから十分比較もでき理解もできるはずだ、


SV−2(2007)で鳴らすパイオニアPAX−12Bの音

 SV−2(2007)でスタートだが50年の歳月を経て出てきた音に正直に言って言葉が出ない、

コジェナのチェロから始まる独奏を聴いた瞬間、これが本当に国産のスピーカーなのか?自分の耳を疑った、

「素晴らしい音で陰影を伴った渋く味のある音だ、」

今まで鳴らしてきた英国ヴィンテージスピーカーと何ら遜色はない非常に落ち着いた響きで音の出方と傾向を一言で言えばタンノイのレッドとシルバーの音にヴァイタボックスを混ぜ合わせたような響きで私が所有しているグッドマンの音色に近い感じがしないでもない、

じっくり聴くと英国スピーカーもPAX−12BもY下トーンになってしまっている、どんなにスピーカーを変えても自分の感性が全面に出てきているからガラリとは変わらない気がしてきた、

まだユニットを実装してエージングも無の状態でのスタートのため多少音抜けが悪い感じだがエージングすればもっと良くなるはずだ、

 今回の試聴用のSV−2(2007)は見事に昭和のレトロスピーカーを鳴らしきった凄いポテンシャルを秘めた文句なしの第一級のアンプで私はこのアンプには改めて感服した、是非このSV−2(2007)のアンプを導入して色んなスピーカーを鳴らして頂きたい、

お叱りを受けるかも知れないがマッキン、マランツ等のメインアンプで鳴らして満足しているマニアは私に言わせればまだまだ「ヒヨコ」だ!


 50数年間の眠りから覚めて即良い音を望むのはお門違いである。
おそらくこの時代のレコードの聴き方は現代のマニアックな虫眼鏡で覗いた聴き方とは方向性が違う、端的に言わせてもらうとスピーカーの存在感と機器を忘れて音楽をさりげなく聴く方法が適していると思う、

多分設計者はアメリカンサウンドを意識して研究開発されたと思うが私の印象ではアメリカンサウンドとは多少ニアンスが違う地味な音に聴こえてくる、

  
 このスピーカーの名前を教えずに聴かせたのなら100人が100人とも国産とは見抜けないと思うぐらい素晴らしいユニットだ、

事実このユニットを実装してヴィンテージスピーカーの大先生でもある西山氏に試聴して頂いたら「これが国産?」と驚いていた、

今までの国産スピーカーは個性がなく特性だけを追っかけたスピーカーのイメージで正直言って私も見向きしなかったがこのスピーカーを聴くと当時のスピーカーの技術者の凄腕と努力が伝わってくるような気がする。


昭和のレトロスピーカーをバカにするな!

 オーディオのハイエンドマニア達がスピーカーはウェスタン、アルテック、JBL、タンノイでないと駄目だとかスピーカーは外国製に限ると主張する方が沢山いるが(私もその一人だった)本当に良い条件での国産スピーカーを聴いたことがあるのだろうか

一度も聴かずに風の便りや人の噂だけを鵜呑みにして評価するのはオーディオマニアとしては恥ずかしいのではないか、

 日本の伝統ある工業製品であるパイオニアの半世紀前のスピーカーがこれだけ素晴らしい音で鳴るとは聴いて見るまではわからなかった、正直に言って私は脱帽である。

 このユニットの開発に携わった多くの技術者とユニットを組み上げた職工さんや個々のパーツなど苦労に苦労を重ねて作り上げた下請けの町工場の工員さん、「戦後の日本の工業技術ここにありき」で奮闘された気持がひしひしと伝わってくる、

当時のエンジニア達は欧米のスピーカーを徹底的に研究されたのではないか、
しかも外観がジェンセンのG−610Bに良く似ているのも頷ける、

スピーカーのフレームの検印に個人名のスタンプが押してありますがこれを見ますと当時も高レベルな品質管理をされていた製品だと思う、

多分このスピーカーの設計者や製作に携わった多くの方達はこの世にいない人もいるかも知れませんがこの方達のお陰で今日の日本のオーディオ文化がありパイオニアの70年の伝統と歴史があるような気がしてならない、
 
 このように書きますと日本人である以上海外のスピーカーよりもっと身近に感じてきます。タンノイやJBL、アルテック等の海外スピーカーも良いがもう一度昭和のレトロスピーカーを見直す時が来るような気がする、その時に是非国産のレトロスピーカーを加えて頂きたい、

 今回の比較試聴で英国ヴィンテージスピーカーがドレスの似合う素敵な「貴婦人」的な音ならこのPAX−12Bは和服の似合う「京美人」の音に例えられるぐらい上品な音で音楽を聴かせてくれた。

また50数年の時を超えてエージングもこれからですが時間が経てばもっと素晴らしいサウンドで音楽を楽しませてくれると思う、


 今回ご紹介しました半世紀以上前のパイオニアPAX−12Bは欧米のヴィンテージスピーカーと比較しても何ら見劣りがしないぐらい素晴らしい音楽を奏でてくれたが鳴らし方次第で石ころにもなりダイヤモンドにもなるのではないかと痛切に感じた、

 ヴィンテージショップ等では国産のスピーカーは価値がないと決めつけてバカにする、

名前は伏せたいがお粗末なブリキ板で作ったようなフレームに亜鉛メッキで仕上げてフェライトマグネットを装備しただけの海外のコアキシャルタイプのヴィンテージスピーカーが高値で取引されているがこんなのにどこに価値観があるのか音以前の問題だと思うのだが、


 国産のスピーカーのすべてが良いとは思わないが隠れた名品もあるはずだ、それを探し出して上手く鳴らす、これも一つのオーディオの醍醐味ではないだろうか、

「舶来のブランド」も良いがこんな立派な「Made in Japan」の存在があるのを忘れてはならないと思う、

私は声を大にして言いたい「昭和のレトロスピーカーをバカにするな!」と、


一度は言ってみたいセリフ

 ウェスタンマニア、最新の舶来のブランド志向で固めたスーパーマニアの天狗達のスピーカーシステムにこの部分の音が悪いとケチを付けたら相手はきっと「あんたのスピーカーは何処のスピーカーだ!名前を教えろ!」と目を吊り上げて怒るだろう、

その時胸を張って「僕のスピーカーは昔のパイオニアです!」と言ったら「何んだ!国産か!」とバカにされお叱りを受けるか鉄拳が下るだろうなぁ、

こんな連中に「一度は言ってみたいセリフ」だが怖くて言えないかも、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-015


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Pioneer PAX-12B - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Pioneer+PAX-12B

オーディオの足跡 Pioneer PAX-30B/PAX-12B
¥9,750(1960年代後半頃?)
https://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/unit/pax-30b.html


コーン型トゥイーターを搭載した30cm2ウェイ同軸型スピーカーユニット。

機種の定格

型式 30cm2ウェイ同軸型スピーカー

インピーダンス 16Ω

最低共振周波数(fo) 40Hz〜50Hz
再生周波数特性 35Hz〜16kHz

最大許容入力 10W
出力音圧レベル 102dB/W

総磁束 ウーファー:123,000maxwell トゥイーター:15,500maxwell
磁束密度 ウーファー:10,000gauss トゥイーター:10,000gauss

等価質量 25.0g

バッフル開口 270φmm
取付穴位置 290φmm

外形寸法 直径306x奥行170mm
重量 4.5kg
https://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/unit/pax-30b.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-10184] koaQ7Jey 2019年5月24日 09:39:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2161] 報告

EAS-20PW55 (ゲンコツ) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=EAS-20PW55


オーディオの足跡 Technics EAS-20PW55  
¥6,800(1台、1966年頃)
https://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-20pw55.html


スピーカー製品情報 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php

Technics - スピーカー製品情報 真空管アンプ「カトレア」

ゲンコツ型の最終型で最強のゲンコツです。別名スーパーゲンコツ。
アルニコ磁気回路。
95db 1.6kg
http://www.cattlea.jp/product/speaker.php?no=26


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私のオーディオ人生 第41回 懐かしのスピーカー VOL.1 by Y下 
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-041


西方より二人の強者来たる!


 7月の23日私のコラムをお読みになった方が一度お会いして音を聴かせてほしいと連絡がありました。倉敷にお住まいのK原氏と兵庫県はたつの市のM田氏のお二人が新幹線に乗らず外来線を乗り継いでわざわざ電車でお越しになりました、

 K原氏、M田氏とも百戦錬磨のオーディオ歴をお持ちでK原氏の現在はアメリカのボザークを使いクラシックがメインで聴いておられます。

昔は五味氏と同じタンノイのオートグラフのモニターレッド、マッキントッシュC−22とMC275を使ってこられたオーディオに関しての西方の強者である。

 もう一人の強者は兵庫県たつの市にお住まいのM田氏でK原氏とは大変仲が良くお互いオーディオ理論をお持ちでこの方もオーディオに関しては恐ろしいほどの感性とスキルがありスピーカーはアルテック、JBLのダブルウーファ―と蜂の巣ホーン、アメリカタンノイを使っている歴戦の強者でリスニングルームは50畳の部屋とのこと、

 私のシステムはお二人の方に比較して大変お粗末なシステムでお聴かせするには恥ずかしいですがわざわざ遠方より来られる以上がっかりされないように大切なお客様用に再度システムの変更をしました、

PCオーディオは昇圧トランスWE−618Cを使いアンプは最近製作したウェスタンのパーツを使ったアンプと前回紹介したWEの真空管でVT52刻印武蔵アンプ、

 スピーカーは来客用のヴァイタボックス、DU−120コアキシャルをゲンコツから外してユニット交換した、(DU−120はお客様用)

早速、自宅に招いてシステムのラインナップを説明した後に音出し開始である。こちらとしては遠路遥々来ていただいて聴いて頂く以上戦々恐々だがCDをトレーに入れてPCオーディオの開始である。

 最初にバイオリンとチェロをお聴かせすると百戦錬磨の耳で一言「こんな音」は聴いた事がない、CDが奥行を伴って空気感のあるサウンド、その後バッハのピアノでG線上のアリア、バッハのチェロを聴いて頂いた、

音を聴いている間はお二人の方は終始無言であったが曲が終わると一言「参った!奥行を伴った空気感のあるサウンド」は初めて聴いた、このような音なら生の演奏会に行かなくても自宅で味わえる素晴らしいとお褒めの言葉を頂いた、

 最後にキースジャレットのケルンコンサートのPCオーディオとアナログレコードの比較試聴はキースジャレットではアナログに軍配が上がったが私が聴いてほしかったのは一般的なCDPで聴くデジタルとは違いWE−618Cを介したPCオーディオはアナログに負けない素晴らしさを納得して頂けたと思う、

 帰りがけにK原氏が今まで有名なマニア宅を沢山聴いてきたがこの音は日本でもトップクラスと絶賛して頂いたのとこの音を聴いていたら演奏会にお金を払って足を運ぶ必要がないとも言って頂いたが社交辞令かも?遠方からわざわざ名古屋まで来ていただき有難うございました。私も秋になったらご訪問させて頂く予定です。

前回紹介しましたプロ用ヤマハフォノモーターを集成材を使いプレーヤーケースを製作、縞黒檀の突板を貼りました、アームはグレースのG−565と米国の放送局で使われていたマイクロトラックのウッドアーム、このアームは管球王国の評論家で篠田先生が使用しているものと同じです。

ナショナル EAS−20PW55


このゲンコツスピーカーは昔からのクラフトマニアなら知らない方はいないと云われているナショナルのEAS−20PW55の試聴を兼ねてご報告します。ゲンコツは私も使った経験もあり日本の名器の一つに挙げられています。

ゲンコツの初期モデルは8PW1で1954年に発売されたユニットでインチからセンチに型番がEAS−20PW09に変わった、

その後ゲンコツシリーズはアルニコからフェライトタイプに変わり1980年代に生産中止になりました。

ゲンコツの中で一番人気は大型のアルニコマグネットを採用したEAS−20PW55が最上位機種でこのユニットは状態が良ければ7万〜8万ぐらいで取引されている。
EAS−20PW55はGOODMANSのAXIOM80やAXIOM22などのユニットとよく似た真っ赤なアルニコマグネットが印象的です。

果たして本当にこのユニットは日本の名器なのか以前にGOODMANSのAXIOM80やワーフェデールのスーパー8RS/DDなど試聴した経験もありますが多少自分の好みからは外れていた、今回は記憶をもとに比較検証してみますがこれが絶対評価ではないことをご了承して頂きたい、

松下電器のEAS−20PW55(ゲンコツ)の正面と真っ赤なアルニコマグネットが魅力的なユニットで重量は結構あります。

当時の思い出

このユニットを使ったのはかれこれ52年前になります。当時はまだステレオに関して超が付く初心者ですから本当に良い音がしていたのかは覚えていない、当時のマニアは高いスピーカーシステムなど買えずもっぱらユニットのみ購入して楽しんだものですがユニットを買ったのはよいがこれを入れるボックスがなくみかん箱やリンゴ箱に丸い穴を開けて鳴らしていたと思う、

当時人気のあるユニットはパイオニアのPAX−20F、コーラルの8CX−50がありましたがこのユニットは確か1本5千円ぐらいした記憶があります。私の様な貧乏人にはとても手が出なかったがこの2機種はツィーターにホーンタイプが採用されて大変カッコよかった、

買えてもコーラルの6CX−50ぐらいですが16cmでは物足りなくもないがやはり20cmクラスだと低域も出てくるような気がした、

今では38cmクラスが当たり前だが当時は部屋の事情や金銭面の問題で買えなかった、

スピーカーユニットをなけなしのお金で買ったのはよいがこれを入れるボックスを作らなくてはなりません。

当時のボックスはユニットを買ったときに付いていた段ボールに穴を開けて聴いていたがこの時の音は感動ものであった、

5球スーパーや電蓄の音しか知らないので段ボール箱でもHi−Fiサウンドが楽しめたがその後ラワンの単板で指定箱を作り楽しんだ、その時の音は低音がずっしり来てメリハリの利いた音だった、

当時ナショナルの8PW1の価格は1本3200円でぺアだと6400円私は貧乏人ですからこれでも上等だと思った、

オーディオは感性とノウハウと叩き上げのスキルだ!


 今まで沢山のユニットを使ってきました、フルレンジで特に印象が残るのはGOODMANSのAxiom80、ヴァイタボックスDU−120、パイオニアPAX−30B、ワーフェデールのスーパー8RS/DD、コーラルのべーター10と大変個性のあるユニットばかりだがその中でAxiom80は超が付く名器ですが私の好みとは多少違っていた記憶が残っている、

オーディオで一番難しいのはスピーカーです。これが上手く鳴らなければいくらWE−300Bアンプを繋いでも良い音は望めない、

今までスピーカー遊びをしてきてわかったのはスピーカーこそボックスとボックスに使われる木の材質が決め手と痛切に感じた、

スピーカーボックスはユニット以上にコストがかかるから安く済ませるには平面バッフルが一般的、私も色々やってきたが平面バッフルの場合は16〜20cmクラスのユニットだと効果があるが30cm以上を平面バッフルで使う場合は相当大きな板が必要になる。最低でも2m×2mぐらいのバッフル板を使わないとユニットの裏側から音が前に回り込んで低域が減少して中高域が喧しくなる。低音が出ているように聞こえるだけで本当に出ているならピラミッドバランスになるはずだが残念ながら本当の低音は出ていない、平面バッフルで聴くのなら16〜20cmクラスだと大きなバッフル板も必要なく楽しめるはずだ、勿論バッフルも振動していますから良い素材の板を使いたいものだ、

ネットのユーチューブでスピーカーを検索してみると色んな方が見える。例えばユニットをボックスに入れずに単体で鳴らしているがこんなのまったくもって意味を持たない、裸で鳴らして何を聴かせたいのかこんな鳴らし方なら5球スーパーのスピーカーのが良い音で鳴る。

日本の名器ゲンコツを上手く鳴らすには「感性とノウハウと叩き上げのスキル」ドクターXのセリフで「私失敗しないので」こんなセリフが自作オーディオで言えたらなぁ
たかが20cmされど20cm


JBLやアルテック、タンノイが今のスピーカーの主流でメインに使っている方が沢山いるがアルテック党やJBL党は国産のスピーカーには見向きもしない、スピーカーは海外製に限ると自負しているマニアは日本製のスピーカーと聞いただけで見下げて相手にもされない、

私は20cmクラスのユニットで聴いていると云うと頭からバカにした態度と上から目線で相手にもしない、

国産のユニットを真剣に聴いた事もないくせにスピーカーに関しては師匠や博士になったつもりだろうが私に言わせるなら有名な外国スピーカーすらまともに鳴らせないくせにと声を大にして言いたい、

このような連中に国産の20cmクラスのフルレンジを真剣に試聴したことがあるのだろうか、海外製ユニットでもこのクラスはコンパクトで大変人気がある。アルテックの755EパンケーキやJBLのLE8T、ラウザのPM−6辺りは人気の的だがこのレベルに匹敵するのが「マネシタデンキ」の8PW1である。このユニットもアメリカへ沢山輸出され好評だったらしい、アメリカには755EやLE8Tなど有名なユニットがあるのにゲンコツスピーカーが沢山売れたとはひょっとしてアメリカのユニットよりゲンコツのが音が良かったのかも知れない、

果たしてゲンコツスピーカーの実力はどの程度なのか大変興味が出てくるのだがゲンコツクラスだとボックスは適当、アンプは何でもよい考えで聴いているはず、例えは悪いが美人にボロボロの服を着せるのと同じでゲンコツは哀れだ、

アルテック、JBL、タンノイ、ハーベスなら拘りを持って楽しんでいるがましてや国産の20cmのゲンコツスピーカーなどメインスピーカーにはなれずサブシステムのスピーカーでしかないから多分出番は回ってこないのではなかろうか、

今回テスト的に現在使用している300リッターのボックスに入れたらどんな音の変化が出てくるのだろうか、ネットで検索するとゲンコツスピーカーを沢山の方が評価をしていますがほとんど50〜60リッターのボックスが多いが評価としてはどれも正しいと思う、大型ボックスに入れたゲンコツスピーカーは面白くなりそうだ、

たかが20cmされど20cmを300リッターのボックスに入れ材質はフィンランドバーチと真空管アンプで奏でた音、これは楽しみだ、

ゲンコツスピーカーを鳴らすシステム


デジタル

PCオーディオでの試聴
ノートパソコン
音楽ソフト Foobar 2000
昇圧トランス ウェスタンエレクトリック 618C 
DAC ラステーム UDAC32R


アナログ 

プレーヤー フォノモーターはプロ用ヤマハアイドラータイプ
トーンアーム マイクロトラック303ウッドアーム と GraceのG−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォン SL−15E、GraceのF7M
昇圧トランス ウェスタンの618C

プリアンプ マランツ#7

メインアンプ ウェスタン VT52刻印シングルアンプ、
整流管はWE−274B刻印 最新作の英国直熱三極管アンプ

ウエスタンの618C昇圧トランス、

今回完成したアンプでゲンコツを鳴らしました、

世界の名器に対抗できるのだろうか


以前のコラムでご紹介したワーフェデールのスーパー8RS/DDも20cmユニット、コーラルのベーター10、GOODMANSのAXIOM80は25cmどちらもフルレンジユニットだったが国産の名器と謳われるナショナルゲンコツスピーカーはこれらの名器に対抗できるのだろうか、

ゲンコツスピーカーは過去に鳴らした記憶しかないからほとんど未知数な音、皆さんもゲンコツスピーカーは知ってはいるが聴かれた方は少ないはず、
今回使用するのは真っ赤なアルニコマグネットを使ったEAS−20PW55である。
このユニットに関して詳しくはオーディオの足跡に詳しく紹介されていますから参考にしてください。 試聴開始


いくら日本の名器と云えども所詮20cmのフルレンジだが300リッターのボックスだと今までの評価を覆す音が出るのか、早速バッフルを外して予めサブバッフルに取り付けたゲンコツを実装したが大変な作業でもあった、

最初にCDを使いPCオーディオでの試聴になる。リファレンスCDは一番のお気に入りの豊田裕子が弾く癒し系の「スローバッハ」ピアノとバイオリン、小鳥のさえずり、川のせせらぎが入っている癒し系のCDだ、

聴く曲目はバッハのG線上のアリア、CDをトレーに入れて出てきた音はピアノの響きが素晴らしいサウンドだ、ピアノの音には余分な付帯音もなく切れ込みの良い響きでどちらかと云えばGOODMASのAXIOM80に近い鳴り方でしっとり感と押し出しの良さが何とも心地よく聞こえる。特にピアノは絶品だ

CDをPCオーディオで鳴らすと今までのCDPで聴いてきた音とは全く異りマスターテープに近い鳴り方には驚いたがDACの後に付けたWE−618Cの実力は大変素晴らしくアナログを超えたようなサウンドになり何時までも聴いていたい癒し系のサウンド、耳障りのない上手く纏めた鳴り方である。

バイオリンに関しては多少音痩せしたように聞こえるがこれが20cmとは思えない量感とスケール感のあるサウンドには参った!

AXIOM80の時は低音不足であったがゲンコツは20cmなのに十分出ているのには凄い、1960年代の時に使ったゲンコツとはまったく違うサウンド、やはり300リッターのボックスと材質はフィンランドバーチが威力を発揮しているように思える。
またゲンコツスピーカーをマランツ#7、ウェスタンのVT52で鳴らされている方は多分いないと思うのでこのような評価になった、

ゲンコツスピーカーをトランジスターアンプで鳴らすと5球スーパーや並4ラジオのスピーカーの音になってしまう、ここは是非良質な真空管アンプで聴かないとゲンコツが可哀想だ、

このサウンドを聴くとゲンコツスピーカーは十分世界に通用できる名ユニットの一つに加えてもおかしくないがゲンコツに限らずフルレンジはどうしても高域がやや不足する部分があるがそこはフルレンジの良さで音楽を聴かせるのが魅力だ、

次に聴いたのは流行歌で春日八郎の別れの一本杉、春日八郎は以前千葉県に所要で行ったときブログで有名なこばさん宅に寄って聴かされた名曲中の名曲だ、GOODMANSのAXIOM22とWE−101アンプも素晴らしかったが、ゲンコツの場合は違った意味での良さもある。ゲンコツで昭和の歌謡曲を聴くと時代の雰囲気が良く出てレトロなサウンドになるが最近雑誌に載っている名ばかりの海外スピーカーではHi−Fi調になってこの哀愁に満ちた春日八郎の歌声はなかなか出てこない、

ゲンコツスピーカーを使っている方は多分50〜60リッターのボックスでサブスピーカーやセカンドスピーカーとして聴いていると思うがマランツ#7やWEのVT52、WE−618Cを使って300リッターで聴くゲンコツは一般的なゲンコツとは違う評価になる。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-041

 

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EAS-20PW55 (ゲンコツ) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=EAS-20PW55


オーディオの足跡 Technics EAS-20PW55  
¥6,800(1台、1966年頃)
https://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-20pw55.html

20cmのダブルコーン型スピーカーユニット。

高域用コーンの前面に独自のイコライザー球(立相等化器)を装備しており、音波の回折を利用することで波面を揃え、高域特性を平坦にしています。

エッジには独自のULエッジを採用しており、ハイコンプライアンス化を図っています。

ボイスコイルに高純度のアルミ線を採用することで、高域再生限界を拡張しています。

周波数特性
https://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-20pw55.html


機種の定格

型式 20cmダブルコーン型スピーカーユニット

許容入力 10W
V.Cインピーダンス 8Ω

再生周波数 20Hz〜20kHz
最低共振周波数 25Hz〜40Hz

出力音圧レベル 100dB
Qo 0.48(30Hzにおいて)

磁束密度 12,200gauss
総磁束 96,000maxwell
コーン有効直径 160mm

実効質量 15.5g
概算体積 1,200cm3
重量 2.6kg
https://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-20pw55.html



2. 中川隆[-10183] koaQ7Jey 2019年5月24日 09:43:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2162] 報告

CORAL BETA 10 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=CORAL+BETA+10


CORAL BETA-10
¥18,500(1台、1970年代前半頃)
¥22,500(1台、1980年頃)
https://audio-heritage.jp/CORAL/unit/beta-10.html


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私のオーディオ人生 第24回伝説の名ユニットと男たちのロマン by Y下 
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-024

 今回は伝説の名ユニットと男たちのロマンを題材にします。

 オーディオ(ステレオ)が華々しい頃、国産品でも大変素晴らしいスピーカーユニットが販売されていました。

ナショナルの8P−W1ゲンコツ。三菱のP−610 パイオニアのPAXシリーズ等クラフトマニアなら一度は使った経験をお持ちの方も沢山いるのではないだろうか、


 デジタルオーディオになってからオーディオを始められた方や既製品のスピーカーシステムしか使ったことのない方は興味が薄いかも知れませんがクラフトが趣味の方ならこのようなユニットは見覚えがあるはずです。今回は日本の伝説の名ユニットの紹介になりますから海外のスピーカーしか興味がない方も楽しく読んで頂けるコラムにしました。

 後半はオーディオを離れて誰もが経験したことのあるキットでの初心者に帰ってもの作りの楽しさを一読して下さい。(多分こちらのが面白いかも)


伝説の名ユニット、コーラル BETA−10


 このスピーカーは昭和40年代に発売されたユニットでコーラルと言えば必ずBETA−8 BETA−10を思い浮かべます。それ以外にもコアキシャルタイプやフルレンジのフラットシリーズが発売されていましたがこのBETAシリーズは特別に高価だった記憶があります。GOODMANSのAXIOM−80、ローサのPM−6辺りに対抗すべき国産初の超が付く高級ユニットになります。まずは写真を見て下さい。

肌色のコーン紙は大変綺麗な状態でほとんど無傷です。今時珍しい
BETA−10の超が付く極上品でボイスコイルの断線もコスレもまったくない、

フレーム仕上げは赤色に塗装を施したダイキャストと思われるがマグネットカバーは高級感溢れるクロームメッキ仕上げ

 このユニットを見ますとスピーカーの工芸品に相応しい佇まいを持っていていかにも良い音で音楽を楽しませてくれそうなスピーカーユニットでこれこそヴィンテージの称号を与えてもおかしくはない一つではないだろうか、BETA−8,10は40年以上の前のユニットですからコーン紙はボロボロの状態かエッジが破れて廃棄処分にされた運命にあるか状態が良ければ今でも大切に使っているマニアもいると思う、この伝説のユニットで音楽を楽しんでいる方は絶対手放すことはないから巷ではほとんど見かけない、

 コーラルのBETAシリーズこそ歴代の国産ユニットの中では名器中の名器でマニアの間では伝説のユニットと言われているがこのユニットをじっくり眺めるとフレームの仕上げの良さとマグネット部分をクロームメッキで施し磁束密度は15500ガウスを搭載した強力なマグネット、高域の指向性を考慮した星型の特徴あるディフューザーを採用、これこそはスピーカーの工芸品と思えてくるのは私だけではないと思うのだが果たしてどんな音を奏でてくれるのか、このコラムを読まれるマニアの方は懐かしさと面白さで興味深々ではなかろうか、

星型のディフューザーが印象的なスピーカー

いま愛用しているヴァイタボックスと比較すると音を聴くより飾っておいた方のが楽しそうだ、

信じられない体験


 このユニットを入手出来たのは自分でも信じられないと思っている。

 1月の後半に知り合いの方からアパートの部屋の廃材すべてを処分するから手伝ってほしいと依頼があり休みの日にお手伝いをさせて頂いた時に押入れの奥から一つのスピーカーユニットが出てきた、そのユニットがコーラルのBETA−10である、コーン紙は汚れも日焼けも無く大事なエッジ部分も痛みはほとんどない美品である。

 どうしてこんなのが有るのか理解できなかったが戦利品として勿論私が貰うことにしたが前に住んでいる方は何方か存じ上げませんが相当なステレオマニアであったと想像します。オーディオマニアでも過去のスピーカーユニットを知らない人は多分ゴミ扱いにしてごみ袋に入れて捨てたと思う、

 本当に信じられない体験で粗大ゴミの中からダイヤモンドを見つけたような嘘のような本当の話である。


名器の音とはどんな音?

 当時からこのユニットはクラフトマニアの間では評判が高く1本の価格がサラリーマンの初任給と同じぐらいであるから実際に購入して使われた方はごく少数だと思う、巷の話を総合するとアルテックやJBL、タンノイなどのユニット以上に良い音で鳴るとしか答えが返って来ないが私もこのスピーカーは一度も聴いた経験はない、

 今愛用している英国のワーフェデール、グッドマン、ヴァイタボックス等のヴィンテージスピーカーを使用しているから大変面白い比較になるのではないだろうか、また当時のステレオマニアは予算がないのでSPボックスは適当な箱に入れ音の悪い真空管アンプか半導体アンプで聴いていたのでは・・・・・

 ステレオ好きなマニアでも高級なスピーカーを買ってしまったらもう他の物は簡単に買えない金銭的に余裕などなかった時代です。

 また当時は真空管でもWE−300Bなどは聞いたこともなければ見たこともない、このような球で鳴らしている方は皆無に等しかったと思われる。そう思うとこのユニットの評価はまったく当てにならない、あまり期待するとがっかりする場合が往々にしてあるのがオーディオの世界ですから期待半分にしましょう、

 今回もスピーカーユニットの実装はいつもコラム等でご紹介しているフィンランドバーチで製作して頂いたタンノイGRF似のボックスにリングアダプターを自作してこのユニットを取り付けて聴くことにします。本来はこのユニットはバックロードタイプがメーカー指定になっていますがバスレフ仕様でも内部の吸音材やバスレフポートの調整を上手くすれば十分と考えているのと同じ名器でもあるサンパレーのSV−91Bを使えば力でねじ伏せて鳴るのではないか、伝説の名器コーラルのBETA−10にマランツ#7、SV−91Bを使った組み合わせで試聴します。試聴結果は次回のコラムで乞うご期待!


男たちのロマン

 もの作りでの趣味の世界では真空管アンプを始めプラモデル等のキットで組み立てる商品を扱った物は沢山あります。テレビで放映されていた蒸気機関車D51、トヨタ2000GT、スカイライン2000GTRなどを作るコマーシャルが流れていましたがあのCMを見ますと男なら一度は作りたい気持ちになるのではないか、

 遠い昔プラモデルに興味を抱いて飛行機、戦車、軍艦等を作った経験をお持ちの方は沢山いるはずで(その一人が私でもある)上手く出来ずに最終的に粗大ゴミになってしまった方、上手く出来ても埃まみれになり邪魔になって処分をされた方、このように書くと「俺の事を言っているのか」と思い当たる方が沢山いるはずだ、

 真空管の自作アンプとプラモデルとは同じ土俵での「もの作り」は多少方向性が異なる。プラモデルは製作の過程を楽しむのと飾って眺めるだけで終わりの趣味であるが真空管アンプの製作は作りながらどんな音が出るのか想像する楽しみが残っている。また上手く鳴れば苦労をして作ったアンプには愛着が出てきて手放さないはずだ、そこが自作アンプとプラモデルの違いかも?でも一度は作って見たい「男たちのロマン」がプラモデルだ、

 最近のプラモデルは大変精巧かつ精密でリアル感があります。勿論それなりに価格が高くなっているが、模型雑誌などでの製作記や作られた写真を見ますと本当にこれがプラモデルなのか本物に近い感じには驚かされてしまいます。

 「Y下のオーディオ人生」からは外れますがオーディオはちょっと一休みしてリラックスして「男たちのロマンをお読みください。


大日本帝国海軍の戦艦の写真


 何となく大げさな表題になってしまったが私が中学生の頃、同級生の友人の父親が元海軍の水兵で駆逐艦に乗艦していたと言っていた、当時のアルバムを見せて貰った時一枚の写真が目に飛び込んできた、その一枚が大日本帝国海軍の雄姿ある戦艦の写真だった、

 雑誌等では当時の艦船写真は良く掲載されていたが本物のプリントされた写真は初めてで感激したのを覚えるのと水兵さんの軍服の写真もカッコよかった、後ほどこの写真の戦艦を調べたところ「戦艦日向」とわかった、

 この戦艦の写真を無理を言って頂いたが残念ながら紛失してしまったのが心残りである。あれから50年近くの歳月が流れ記憶が薄れていたが今を持っても大日本帝国海軍の戦艦は迫力があり興味がある。


スクリーンにも登場した日本の戦艦

 1970年代に皆さんもご記憶にある映画「トラ・トラ・トラ」をご存じだと思う、確か帝国海軍の戦艦長門が映し出されていた、山本五十六に扮する山村聡が聯合艦隊司令長官として戦艦長門に乗艦するシーンがあったがあれはカッコ良かった、また「男たちの大和」これも見ごたえのある戦争映画の一つでしたね、


帝国海軍 1/350の戦艦金剛を作る。


 ハードオフ巡りをしていたらプラモコーナーにフジミ模型の戦艦金剛が目に飛び込んできたが価格が10,395円だが高いのか安いのか、まぁ上手く作れば楽しく安い買い物だが失敗すれば高い物に付くから悩むところだ、

 購入したのは良いが家族からは上手く作れるはずはないからそのまま開封せずにオークションに出品して転売するのが利口だと馬鹿にされたがそんな事言われると不安が先に来る。

フジミ模型の戦艦金剛、サイズは1/350になります。

プレーヤー台に乗せて完成した戦艦金剛

プラモデルは難しい

 付属のプラだけのキットパーツだけで組み上げるのはそう難しくはないがオプションの真鍮製エッチングパーツや甲板セットを使うとパーツが細かいので神経衰弱になりそう、特にエッチングパーツは細か過ぎて目が見えないし部品をすぐに紛失してしまう、ラッタル、手すり、窓枠の取り付け及び機銃の接着は拡大鏡を使わないと見えない辛さがあったがどうにかまとめることが出来たのだがもうプラモデルは作りたくない、はっきり言って俺には無理だったのと最初から完璧を求めて作るのが間違っていた、これはキットの真空管アンプにも言えるから最初は簡単な物から作らないといけないと言う鉄則がある。良く聞くことわざで「失敗は成功の元」と言うが失敗したら「使った費用」は誰が面倒を見てくれるのかなぁ、

 老後はボケ防止にプラモデルでも作って余生を楽しむは理解できるが年を取ると目が見えなくなりイライラが先に来るからはっきり言ってやめた方が利口だ!


写真をモノトーンにしますと大変リアルに見えます。


金剛型戦艦の活躍

 日本の戦艦で一番活躍したのは金剛と榛名の2隻でガタルカナル島のヘンダーソン飛行場に初めて36p砲の艦砲射撃を行ったのは有名であり金剛はフィリピンのサマール島沖で米艦隊の空母ガンビア・ベイ、駆逐艦ロバーツを砲撃で撃沈した功績がある。また日本の戦艦で潜水艦に沈められたのは金剛だけで有名な戦艦大和、武蔵は大した功績を残すことも無く大和は東シナ海で武蔵はフィリピンのシブヤン海で米軍に沈められた、金剛型戦艦の功績により今でも海上自衛隊でもこのネーミングが引き継がれている。「こんごう」と「きりしま」はイージス護衛艦、「ひえい」、「はるな」はヘリコプター搭載護衛艦の名称で活躍している。


次回予告

 次回はコーラルのBETA−10の試聴記をお届けします。憎き米英スピーカー対日本スピーカーの対決は期待して下さい。そう言えば戦争ドラマで鬼畜米英と言っていたセリフを聞いたことがありましたね、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-024



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私のオーディオ人生 第25回名器コーラルのBETA−10の試聴 by Y下
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-025

BEAT−10の試聴

 今回はコーラルのBETA−10の試聴になります。

前回でも書きましたがこのユニットは伝説の名器と言われているが名器とは何を基準にして評価しているのだろうか、

スピーカーのユニットの名器は巷には沢山ありましたが名器の称号が付くものは鳴らしづらくまともに鳴らすのは相当のテクニックと苦労を伴うものと言われているが今回のBETA−10はどんな音を奏でてくれるのか、

このユニットを使った経験のあるマニアに聞くと大変明るくパンチ力のあるドンドン攻めて来る豪快な音と評価していたのだが、やはり自分の耳で聴かないと・・・・・


 まぁ気に入らなければヤオフクにワンオーナー極上品で出品すればそれなりの価格になるから興味半分で聴けば腹も立たないし国産のスピーカーのレベルは海外のスピーカーより低いと評価されているらしいのとただで手に入れたユニットですから期待度30%いや10%で聴けば良い、


BETA−10の仕様

 コーラルのBETA−10を試聴する前にこのユニットの仕様がわからなければ先には進まない、ネットで検索しましたら以下のような仕様になっているのがわかった、


再生周波数25〜20,000HZ
最低共振周波数25HZ〜40HZ

インピーダンス8Ω
出力音圧レベル97dB
マグネット密度15,500ガウス

重量4,6Kg
ユニット構造 ダブルコーン

発売時期1968年ごろ    


以上が概略の詳細になります。

 当時の国産のユニットは海外のユニットと比較して大変丁重に作られているのとユニット単体での販売の場合は高級感も重要なポイントと思われる。

今回のコーラルBETA−10は15,500ガウスの強力なマグネットと97dBの音圧レベルを持った国産最高のフルレンジと評価が高くマニアは喉から手が出るほど欲しかったのだが価格が高くて手が出せないユニットの一つでもあった、


BETA−10を鳴らすシステム


アナログ系 

フォノモーターケンウッド KP−880のモーターのみ
使用トンアーム グレース G−565F ロングアーム
カートリッジ エラック EMC−1 MCタイプ、DENON DL−103GL


デジタル系 

CDトランスポート CEC TL51X
D/Aコンバータ Model2

プリアンプ 私が改造したマランツ#7

メインアンプ 英国マツダ PP5/400シングルアンプ


 今回はヨーロッパの直熱三極管で名球と言われている英国マツダのPP5/400で試聴します。

米国球のWE−300Bも良いのですが私が試聴した限りイギリスの直熱三極管はアメリカ球には無いイギリス・サウンドの音がします。

スピーカーは現在愛用中のワーフェデールとの比較も面白いのではないか、


今回のリファレンスアンプである91Bを予定していましたが解体後に組み上げて悪戦苦闘中ですから今回は間に合いませんでしたが完成後には再度報告させていただきたい、


はやる気持ちで早く鳴らしたい


 25cmのリングアダプターが必要のためホームセンターで合板を購入してユニットを前面から取り付けようとしてジグソーで加工したが上手く円形カットにできず最初は失敗、再度合板を購入して仕方なくバッフルの後方から取り付けることにしたのだが早く鳴らしたい気持ちと焦りは私も皆さんも同じではなかろうか、

 大橋氏の店主日記やK藤氏のブログでも紹介されたワーフェデールのスーパー8との違いを確かめたいのとBETA−10は名器と言っても国産のラッパですからマニアが使っているアルテック、JBL、タンノイには足元には及ばない気がするが・・・・・・・

 試聴には私のリファレンスCDでアンヌ・ケフェレックの「バッハの瞑想」とアナログディスクを使っての試聴になりますからこの曲を聴けばスピーカーの全貌が手に取るようにわかります。

 音を聴く前にこのユニットは多分長い年月押入れに放置してあったので完璧な状態ではないのとエージングまでは時間がかかる事をご了承して頂きたい、又ボックスとユニットとのDNAが一致するまでは時間がかかりますので絶対的な評価ではない事をご理解して頂きたい、

BETA−10をワーフェデールから外して取り付け、ボックスの上には戦艦金剛のプラモが展示してある。

30pユニット用のためアダプターリングを取り付けた、

これがコーラルBETA−10の音だ!

 コーラルを聴く前にワーフェデールを十分聴き込んでユニット交換後に早速アンヌ・ケフェレック「バッハの瞑想」のCDをトレーに入れて音出しを開始した、

 最初に出てきた音は話で聞いた音とは正反対でこれは一言では表現できない、

確かにワーフェデールとは音質、音色はまったく違う鳴り方だがこの音は今迄イギリス、アメリカ、ドイツのスピーカーを沢山聴いてきた音とはBETA−10だけは異質、というのか言葉では表せない音でこう言う音の世界も有りとつくづく感じたのだがこれが国産の音とは思えない、

 この音を聴くと国産の音ではなく又英国サウンドとも違う、勿論アルテックやJBLに代表されるアメリカンサウンドとは異なる。

私自身どう評価すればいいのか答えが出ないがピアノやボーカルに関してはずばりワーフェデールよりも渋くて繊細かつコクと味がある。

勿論ワーフェデールも素晴らしい良いユニットだがBETA−10もそれ以上のユニットと捉えた、

勿論スピード感はワーフェデールには負けてはいないと思う、
明るくパンチ力のある豪快な音は影を潜めていぶし銀サウンドだ、

例えを言えば言葉は悪いが「荒馬がロバ」になったような感じになるが半導体アンプで鳴らせばDF値が高いので多分高域のアバレのあるサウンドとなり聞こえは良いが賑やかな喧しい音になるのではないか、このようなサウンドなら名器とは言い難い魅力ないスピーカーになってしまう、


 次に試聴したのはヨー・ヨー・マのバッハ無伴奏ソナタのアナログ盤だ、このレコードはSUNVALLEY AUDIOさんの大阪の試聴会や真空管オーディオフェアにお貸ししたレコードで多分皆さんも聴かれているはずだ、

これも大変心地よく大きな音量を上げても疲れないのと大音量にもかかわらず人との会話が出来るのには素晴らしい、

この独特な音色が心を燻ぶるのは魅力的でアナログの暖かさが大変心地よく改めてアナログの良さを再認識した、


 デジタルCDだけで音作りされているマニアの方も是非アナログに挑戦して頂きたい、自分の好みに合った良い音を出すにはCDだけではなくレコードの良さも引き出してデジタルとアナログとの融合を計りながら音を構築するのも面白いのではないだろうか、レコードの良さがわかればCDの良さもわかるから新しいオーディオが開けるはずだ、


 最後は日本の伝統で以前のコラムでご紹介した坂田美子の琵琶ものがたりの「祇園精舎」

尺八、琵琶、語りは暗く寂しい響きが十分感じ取れ静寂の中から聞こえる鳴り方は今迄沢山の海外のスピーカーを聴いてきたがこの雰囲気感だけは出ない、

答えは簡単で琵琶と言う楽器や小唄のような節回しや演歌等は海外のスピーカー開発者は多分知らないのではないか、

 コーラルBETA−10は期待度10〜30%であったがメーカーの広告では外国スピーカーを超えると書いてあったが正直な話事実かも?

私が聴いてきた英国グッドマンのAxiom−80、ワーフェデールのスーパー8、ローサのPM−6Aより良い音と捉えたのと大変鳴らしやすいユニットでもある。

もうこのスピーカーは手放さずに末長く大切に愛用したいのだがスピーカーが国産品だと言うだけで見下げるマニアが沢山いるのには腹が立つ、

アルテック、JBL、タンノイしか興味がないマニアにコーラルのBETA−10を聴いてもらえば国産スピーカーの良さを再認識するのではないか、

また最近の新しい海外のスピーカーはどれも優等生的な音で魅力に欠けるがBETA−10のような個性のある不良っぽい音の方がスピーカーとしては面白いし飽きが来ない、

 スピーカーに関してはいつも思うのだがユニットはオーケストラでありボックスはコンサートホールであるからどんな良いオーケストラ(ユニット)でもホール(ボックス)が悪ければ良さが出てこない、

 今回は皆さんに試聴評価を伝えたかったですが私のような無知なレベルでは正確に文章では書けなかったのは残念に思いますが、まだ実装直後の音出しですからこれが絶対とは言えませんがこのユニットこそ後世に残る名器の称号を与えてもおかしくは無い素晴らしいスピーカーユニットです。


※名器とはどんなジャンルでもそのような雰囲気感で鳴らなければ名器といえない、

このアナログ盤を聴くとCDにはないアナログの暖かさが聞こえる

BETA−10で聴く琵琶ものがたりはせつなくも悲しい表情が出ている。

大橋氏も愛用の私のリファレンスの定番でこのピアノをいかに上手く鳴らすかがポイントと思う、

コーラルに想う

 私が21歳の頃(40数年前)に25pのコアキシャルを初めて買ったのは確かコーラルの10TX−70でこれを大型の自作箱に入れ自作の半導体アンプで鳴らしていたが良くも無ければ悪くも無い音であったが多分トランジスターアンプでは上手く鳴らなかったのではないかと今にして思うのだが・・・・・

 この時代にWE−300B、DA−30クラスの直熱三極管アンプで鳴らせばオーディオの方向性が今とは違った道を歩んでいたかも知れないが当時は国産より海外のスピーカーが魅力であったけれども今にして手放したのが少し心残りだ、


 このBETA−10を聴くと当時のコーラルの技術者は相当レベルが高かったと思う又スタッフの中に凄い耳の持ち主がいて海外の名器「グッドマンのAxiom80,ローサのPM−6,JBLのLE8T」当たりを十分聴き込んで開発されたユニットではないだろうか、

残念ながらコーラルという会社が今は存続していないのは非常に寂しい気がする。


追記 2軒のオーディオショップ

 所要で神奈川県の川崎に行く機会がありこちらのオーディオショップを覗いてみましたので報告します。こちらの2軒は中部地区には無いヴィンテージの専門店です。大変好感が持てましたのでご紹介させて頂きます。


横浜市内にあります「ホールトーンシティ横浜」は沢山のヴィンテージオーディオがありここの店主も大変良いお方で音も素晴らしいサウンドを聴かせてくれた、


ホールトーンシティ横浜|ヴィンテージオーディオ専門店
http://www.halltone.com/


 確かスピーカーはアルテックとローサのPM−6アルニコタイプ、メインアンプはアンペックスの807プッシュで業務用アンプ、プリアンプはオーディオリサーチのSP−3でしたがここで聴いたローサもアルテックも大変良くクラシックも見事に鳴っているのにはびっくりした、

特にアルテックで鳴らすクラシックは相当のテクニックを駆使しないと中々上手くは鳴らない、コーヒーまで出してくれた店の雰囲気と店主の対応は気持ちよかったのが印象に残る。


 2軒目は横須賀にあります「マツシタハィファイ」です。


ヴィンテージオーディオの店:マツシタハイファイ
http://www.mat-hifi.co.jp/


ここで聴くエレクトロボイスのパトリシアン800は実に芳醇な鳴り方でいつまでも聴いていたい音の一つです。

現在使用中のBETA−10の音を思い出しながら比較しますとどちらも良く好みの差ぐらいにしか感じない、そう思うと名器BETA−10は凄いユニットと痛感したのと私が求める音の方向性は間違っていなかった、


 エレクトロボイスのユニットは私が使用していた物と同じですがやはりアメリカから直輸入されたオリジナルは作りも素晴らしい、

ここの店主も話の分かる方で意気投合、オーディオに対しての共通点は同じですから話は弾みますね、最後にご夫婦で店の外までお見送りして頂くとは、お伺いして良かったと感じました、中部地区にはこのようなアットホーム的な良いオーディオショップがないのが悔やまれる。関東の方は是非この2軒のヴィンテージショップに行って下さい。自分が望む音の参考になるかも?

あとがき

 BETA−10の試聴は上手く表現できないのと言葉では言い表せないのが残念でなりません。私1人の評価では結論が出せませんでした。ここはSUNVALLEY AUDIOの大橋さんや四日市のK藤様に聴きに来て頂き前回聴いて頂いたワーフェデールとコーラルの比較を一刀両断で評価して頂きたい、

またこのコラムを読まれた方でBETA−10を一度聴いてみたいとおっしゃる方がお見えでしたらご遠慮なく聴きに来て下さい。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-025




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CORAL BETA 10 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=CORAL+BETA+10

CORAL BETA-10
¥18,500(1台、1970年代前半頃)
¥22,500(1台、1980年頃)
https://audio-heritage.jp/CORAL/unit/beta-10.html

BETAシリーズの25cmダブルコーン型フルレンジスピーカーユニット。

振動板には主原料のパルプに化学繊維を混入したものを使用しており、従来のスピーカーにみられる厚さや密度の不均一を抑えています。さらに、厳選したものを着色をさけて白色のまま使用しています。

高域用のサブコーンには強靭で高密度のパルプを特殊処理を施して使用しています。

ボイスコイルには銅線とアルミニウム線の長所を併せ持つ銅被膜アルミニウム線を使用しています。

コーラル独自のスカイバーエッジや、指向性を広げる星型ディフューザーを採用しています。

プロミネントフレームを採用しており、バッフル面にフラット・マウントが可能です。


機種の定格

型式 25cmダブルコーン型フルレンジユニット

公称インピーダンス 8Ω

プログラムソース入力
20W(1970年台前半頃)
40W(1980年頃)

最低共振周波数 32Hz
再生周波数帯域 fo〜20kHz

出力音圧レベル 97dB/W/m
磁束密度 15,500gauss

有効振動半径(a) 10.7cm
振動系等価質量(mo) 16g
Qo 0.5
メカニカルクロスオーバー 6kHz

最大外形寸法 直径285x奥行133mm

バッフル穴寸法 240mm
272mm(プロミネントフレームによるフラットマウント時)

取付穴寸法 228mm
258mm(プロミネントフレームによるフラットマウント時)

重量 4.6kg
https://audio-heritage.jp/CORAL/unit/beta-10.html

3. 中川隆[-10182] koaQ7Jey 2019年5月24日 09:45:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2163] 報告

多摩音響研究所 16センチユニット L16A


多摩音響のスピーカーユニット L16A の広告
(オーディオアクセサリー 21号掲載)

ko_genki 2014年5月3日 at 12:26
僕の愛用スピーカーですね 貴重な情報です
昭和56年購入
http://audiosharing.com/review/?p=14581


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横浜のMさんと北関東の遠足 GRFのある部屋 2019年 05月 19日
https://tannoy.exblog.jp/30602341/


駅では、K.Oさんが待っていてくれました。昼食をいただいてから、まずはお嫁に出したDecolaに逢いに行きました。現地では、近くに住む大山君も合流です。


一年半ぶりに見たDecolaはすっかりこの家の住人になり、一回り大きくなった気もして、マダムの風格も出てきました。大山君も今更のようにDecolaの大きさに驚いていました。音を聴いたMさんは、しきりに感心されて、私の家にいたときより幸せだと言われました。私は、ちょっぴり複雑な気持ちですが、その通りだとうなずいていました。遠い英国の古い街から来た彼女を、二年がかりでOさんとレストアーして、いまこのように大輪の花を咲かせている彼女を見て安堵しました。


家の前に広く拡がる悠久の景色に、クレスパンの歌声が消えていきます。忘れていたオーディオの落ち着いた音を聴かせて貰い、里親として、満ち足りた時間でした。


K.Oさんは、Decolaばかりではなく、ご自宅の装置もDECCAのカートリッジをメインにしておられます。長野のLogeさんの手になる、Quad22のプリと、同じくQuad II の組み合わせで、鳴らす英デッカの盤は、とても切れ味も良く、弦楽器の広がり、ピアノのタッチの良さ、そして何よりも魅力的な声に、ここまで音をまとめているK.Oさんの音作りにも大変感心しました。


SPはユニークで、Lawtherの日本版を作っていた多摩音響の16センチユニットを、英国の AudioVector の箱に入れて鳴らされています。


多摩音響の16センチユニット + 英国のAudioVectorの箱
https://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=30602341&i=201905%2F19%2F99%2Ff0108399_12392836.jpg


その音はローサーのイメージとは違った、極めて上品な音で、それと比べると、家のユニコーンは、今少し謙虚にならなければと反省しました。


場所を変えて、K.Oさん行きつけのお店に。ブルゴーニュの白と同じブルゴーニュのNuits-Saint-Georges をごちそうになりました。私の好きなワインです。お気遣いいただきありがとうございました。それから三時間近く帰りの電車を忘れて歓談しました。K.Oさんの趣味の深さ、歴史の長さを感じました。それが今の音をつくり、そして、Decolaの置いてある家に結実されているのだと、徐々にK.Oさんのスケールの大きさがわかってきました。
https://tannoy.exblog.jp/30602341/


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チューブ オーディオ ラボ 多摩音響研究所スピーカー + 後面開放箱

スピーカーコーナー   ☆2015/09/12 
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/Speaker4/Speaker4.html


Part.1
 モノラルをフルレンジでお楽しみの皆さん
是で良いと言うユニットに巡り合えたでしょうか・・・
   ついつい未だ聴いた事の無い他のユニットに・・・
   憧れるのは私だけでは無いと思います。


そんな訳で・・・
今回ご紹介するのは、後面開放のスピーカーボックス・・・
(ボックスとは言わないか・・・)に色んなユニットを取り付けて聴ける様に致しました。

Part.2
 音楽聴くにはフルレンジのSP1本有れば良い・・・と・・・お考えの皆様・・・
 モノラルでぶ厚い再生音を楽しんでいらっしゃいますか?
 後面開放ボックスに取り付けるべく・・・
 SPのサブバッフルが出来上がりましたので・・・ご覧ください。

Part.3
 しばらく時間が空いてしまいましたが・・・
 多摩音響研究所スピーカーを後面開放型の箱に取付けまして・・・
 無事 納品となりました。

Part.1 ◇ ユニット

是から出番を待っているユニットたちです・・・米国が多いです。 後・・・3点ほどバッフルの穴加工に出ています・・・


◇ ジェンセン

スピーカーボックスは・・・こんな感じです。 後は・・・ローサー16Cm サブバッフルに名器ジェンセンのP8P・・・20Cmフルレンジ・・・センターキャップはフェノール・・・ 4本の蝶ネジで固定します。

◇ 後面開放

裏側はこんな感じです・・・ 裏蓋が無いのでユニットの取り換えが容易に出来ます。


◇ 多摩音響研究所1

ご存じの方は・・・いらっしゃいますか? 当時・・・とてもとても高額なユニットでした。 黒のチジミ塗装です・・・採算等・・・考えて無かったと思います・・・ヨ


http://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/Speaker4/Speaker4.html


◇ 多摩音響研究所2

実測で・・・13cm位のフルレンジです。 此のたたずまいから・・・ローサー・・・エクザクト等を連想するのは・・・私だけでしょうか・・・

http://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/Speaker4/Speaker4.html


◇ 多摩音響研究所3

ご覧ください・・・此のフレーム・・・ ぶ厚いアルミダイキャスト・・・開発した技術者の心意気が伝わって来ます。 出てくる音・・・悪かろうはず有りません・・・ネ

http://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/Speaker4/Speaker4.html


Part.3 ◇ 出来上がり

箱が出来上がってきましたので・・・早速にユニットを取付け・・・


◇ 50

万全を期して・・・使用アンプは50シングル・・・(フェアに出品します)


◇ 音だし

はやる心を抑えて・・・音出し確認です・・・ 此のユニットは初めての体験・・・ ターミナルの配線が・・・モドカシイ ボーカルでチェック・・・ びっくりです・・・ 素晴らしいです・・・ 皆さんに・・・聴いてもらいたい・・・ナ〜

◇ セッティング

良い感じで・・・収まりました・・・ 16センチで後面開放・・・実にのびのびと音が出ます。 絶品の美空ひばり・・・


◇ アルテック

隣の名機・・・アルテック・・・色が褪せてしまいそうです・・・(失礼) とても良い感じに仕上がり、喜んで頂きました。

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 SPボックスについての詳細はお問い合わせください。
 ご希望に応じ製作、調整致します。

チューブオーディオラボ 025-775-7383
今すぐメールを!E-Mail:tubeaudiolabo@rouge.plala.or.jp -----------------------------------------------------


http://shinkuukan2.web.fc2.com/2015/Speaker4/Speaker4.html

4. 中川隆[-10181] koaQ7Jey 2019年5月24日 09:48:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2164] 報告

DIATONE 2S-305 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=DIATONE+2S-305

オーディオの足跡 DIATONE 2S-305
https://audio-heritage.jp/DIATONE/professional/2s-305.html

¥47,000(1台、1958年発売時)
¥56,000(1台、1968年頃)
¥78,500(1台、1969年頃)
¥120,000(1台、1971年頃)
¥200,000(1台、1975年頃)
¥250,000(1台、1977年10月1日改定)
¥350,000(1台、1984年頃)


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私のオーディオ人生 第3回懐かしきオーディオ仲間、コンコルド訪問記
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003

三菱2S−305の音

タンノイを聴かせて頂いて感服している後に今度は三菱のモニタースピーカーの音出しとなった。

タンノイの余韻が残っている後の三菱の2S−305モニタースピーカーはどんな響きで鳴り出すのだろう?

レコードはクラッシックから一転して流行歌に変わった、私個人としては、はっきり言って興味がない。しかも美空ひばりと青江三奈だ。戦前派のK藤氏はこんなのが好きなのか、しかもオーディオ装置でこんな歌謡曲を聴くなんて、オーディオマニアはクラッシックかジャズが通り相場なのだが。

三菱のスピーカーからどんな音が聴けるのか、目を閉じてスピーカーに一点を集中しながら美空ひばりの歌が聞こえてくるまで固唾を呑んで鳴り出すのを待った。

最初のイントロから始まり美空ひばりの歌が流れ始めたとき、こんな切ない美空ひばりの歌は聴いたことがない。

低音がどうの高音がどうのと言う次元ではない。歌謡曲なんかバカにしていたけれど感動してしまう。

次は青江三奈の伊勢崎町ブルースだ。

イントロから始まり(あなた知ってる〜港ヨコハマ〜)この歌声を聴くと青江三奈はすごく魅力のある女性と感じた。

お色気ムンムンである。

「俺も青江三奈のファンになっておっかけでもやろうかなぁ」
それぐらい魅力のある歌声だ

良い音で聴く流行歌には本当に感動した。音が良いと歌まで上手く聞こえてくる。今まで色んなスピーカーを聴いてきたがこの三菱の2S−305は、さすがに日本が誇るスピーカーの名機だ、歌謡曲を鳴らしたらこのスピーカーの右に出るものはないぐらい素晴らしい。

この雰囲気はタンノイやエレクトロボイスでは出ない。K藤氏の音には魂がこもっている。

こんな音を聴いてしまうとオーディオとはいったい何だろうと考えさせられた。

(追記)テレビやラジオで青江三奈の伊勢崎町ブルースが流れると、K藤氏のことを思い出して昔を懐かしんでいます。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-003

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伝説の MItsubishi「2S-305」を手に入れる 2013年04月03日
https://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo8/e/c755568f7139f37e553711afbab70288


 前回、Kripton KX-1000P について書きました。

 うん、このスピーカーあたりが、私のレベルではひとつのゴールかなあ・・・
 と思っていたところに、オーディオ関連本「これだ!オーディオ術」(村井裕弥著)を読んでいて件名のスピーカー「2S-305」に関する記事が目に止まったのでした。

「江川三郎実験室の記録」(P43~)より一部を抜粋します;

 珍しく、イベント開始時から良い音が出ている!

 ほとんどの場合、最初は「なんてひでえ音だ。何とかしようぜ。」で始まり、対策を重ねたあげく、ハッピーな世界にたどり着くというのが常で、それがこのイベントの趣旨なのだからそれはそれで良いのだけれど、今日は例外のようだ。

 「何が鳴っているの?」と人垣をかき分けてみると、写真では何度も見ているが実物を見るのは初めての、大型スピーカーが姿を現す。三菱の2S-305じゃないか。伝説のNHKモニター!!

 この2S-305の、それも保存状態がいい個体の音を聞いたことがある人はほとんどいないのではないだろうか。

 かかっているのはチェチーリア・バルトリの「ゆかしい月よ〜イタリア歌曲集」(DECCA)で、軽い振動板の大型ウーファーが鼻歌気分で奏でる音は、昨今の小型スピーカーが逆立ちをしても表現できない世界だ。念のためにいっとくが、「低音がよく出る」とかいう低レベルの話じゃないよ。

 こんな風に書かれたら、聞いてみたくなりますよね(笑)。

 ネットで2S-305を検索してみますと、NHKの現場で使うために開発された伝説のプロ用モニタースピーカーであることが判明しました。

 最初に発売されたのが1958年(私が生まれる前)、生産が終了したのが2001年という驚異のロングセラーを記録し、「スピーカーのダイヤトーン」という名声を得るに至った記念碑的作品です。

 数年ごとにモデルチェンジをしなければ売れない日本のスピーカーの中にあって、奇跡的なシーラカンス的存在という見方もできるかと。


 オーディオ評論家、菅野沖彦氏のコメント:

 「満開の桜を見るように、端正で、淡泊でいて豪華な響きの音は「はんなり」とでも形容したい上品な佇まいのバランスと音色」

 ただ、大きいんですよねえ。

 ・・・W(幅) : 650.00mm  H(高さ) : 880.00mm  D(奥行) : 445.00mm 重量50kg弱。

 ちょっとした「家具」です。 


★ 参考になるHP/ブログ;

□ ステレオの産業史|ダイヤトーン
□ DIATONE 2S-305の仕様 ・・・価格がどんどん上がっていく不思議
□ audiosharing「過去のReview」(菅野沖彦氏、瀬川冬樹氏、井上卓也氏、岩崎千明氏のコメント)
□ ダイヤトーン 2S-305 (BTS R-305) モニタースピーカー
□ オーディオ・音の傾向「diatone 2s-305」


★ YouTubeより;

□ 廿日市のコーヒーハウス・イシイへ名機R305(2S-305)がやって来た
□ スタジオモニター定番スピーカ 三菱 DIATONE 2S-305D(R-305)
□ スッと出る音My Audio test (2S-305,LHH1000,2A3-Z Amp & Preamp was made
□ Diatone Mitsubishi-R305
□ 音楽喫茶「アヒルのジミー」開店 因幡晃のフランス語「わかって下さい」
https://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo8/e/c755568f7139f37e553711afbab70288


 そ、そして、中古の2S-305をボチッ(パソコンのキーボードを押す音)と買ってしまった私。

 アフターケアも可能なショップ「ハイファイ堂」から購入しました。
 何せ古い品物であり、格安のオークション出品物ではキチンと稼働するかどうか不安が残りますので。

 そこで実働するようメインテナンスされ、かつ使いやすいように一部改造した品です。

《メインテナンス内容》

 外装研磨・全塗装 サランネット張替え コンデンサー交換(JRCオイルコンデンサー計4ヶ)

《改造内容》
 スピーカーターミナル背面バッフル加工取付け

 このスピーカーは本来「キャノンコネクター」というプロ用ターミナルしかないのですが、一般のバナナプラグも使用できるようにターミナルを増設してあるのです。
 なお、キャノンコネクターも従来通り使用可能であり、専用ケーブルも付属しています。

 側面にあるキャノンコネクターの形状(↓)


 本来は背面には何もないのですが(↓)


 バナナプラグ対応のターミナルが増設してあります(↓)


 年度末セールで「送料無料」「2年保証付き」というタイミングでゲットしました。

 相談したら、なんと2Fまで運び上げてくれるとのこと(よかった〜)。
 4月中旬に届く予定で、どの位置に設置しようか、スピーカースタンドはどうしようか、と嬉しい悩みを味わっているところです。
 ああ、部屋中に広がるオーケストラの響きを早く味わいたい・・・。

 どうもピカピカの最新式よりも、いぶし銀のヴィンテージものに惹かれてしまう私。
 気がつくと周囲には古いものばかりが増えています。
 腕時計も50年前の機械式のものばかり。
 自分自身もそろそろ骨董品と化してきたかな・・・。
https://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo8/e/c755568f7139f37e553711afbab70288



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DIATONE 2S-305 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=DIATONE+2S-305


オーディオの足跡 DIATONE 2S-305
https://audio-heritage.jp/DIATONE/professional/2s-305.html

¥47,000(1台、1958年発売時)
¥56,000(1台、1968年頃)
¥78,500(1台、1969年頃)
¥120,000(1台、1971年頃)
¥200,000(1台、1975年頃)
¥250,000(1台、1977年10月1日改定)
¥350,000(1台、1984年頃)


1955年に発表された2S-660から3年を費やし改良されて誕生したスピーカーシステム。
NHK技術研究所との共同研究によって開発されました。

2S-305は何十年もの間、BTS-6131に規定された音質監視用R305の指定名称で、国内の放送局をはじめ海外の放送局や、音響専門メーカー、音響研究所で標準再生用として採用されました。

また、高い技術精度で作られる一つ一つのパーツをシステムとして完成させるため、エンクロージャーの製作、部品の組立て、取付けにいたる過程すべてが熟練した職人による手作業により行われていました。

低域には20cmコーン型ウーファーであるPW-125を搭載しています。
PW-125の振動系はクロスオーバー周波数1500Hz以上で高域が減衰するメカニカル・フィルターになっており、ネットワークを使用しなくても不要な高音の放射がありません。

高域には5cmコーン型トゥイーターであるTW-25を搭載しています。
このユニットの振動板は有効振動半径2cmとなっており、磁気回路には磁性材料の中でも高い方の飽和磁束をもつとされている鉄・コバルト合金を使用して、高能率化を実現しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。また、カバとラワンの薄板を1枚1枚接着し外角に丸みを持たせることで、回折現象による中・高域への影響を防止するとともに、機械的強度も高めています。

1台1台に無響室での実測データが添付されていました。

壁掛け用の2S-305C(灰色)や600Ωのマッチングトランス付もありました。

別売りオプションとして専用キャスターがありました。


機種の定格

方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型

ユニット等構成
低域用:30cmコーン型(PW-125)
高域用:5cmコーン型(TW-25)

ネットワーク:HP-170

再生周波数帯域 50Hz〜15kHz 40Hz〜16kHz ±5dB

入力インピーダンス 8Ω

クロスオーバー周波数 1.5kHz

定格入力 20W
最大入力 60W

出力音圧レベル 96dB/W 102dB/VA

ネットワーク 高域:12dB/oct

外形寸法 幅650x高さ880x奥行445mm

重量
45kg(1975年以降のカタログ記載)
50kg(1969年〜71年のカタログ記載)

別売 専用キャスターMC-1380A(¥30,000)
https://audio-heritage.jp/DIATONE/professional/2s-305.html

5. 中川隆[-10107] koaQ7Jey 2019年5月27日 11:28:20 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2243] 報告

i氏山荘オーディオ訪遊記
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304761631-1


i氏山荘のオーディオ部屋の出来事を中心に綴ります。16cmや20cmのSPユニットを取り付けた平面バッフルの音場感、自然な広がり感、臨場感、目の前で演(や)ってる感など、再現される音響空間が感動的です。

頼りない感じの16cmから、耳を圧する大音量が飛び出すことに驚き、それでも破綻しない再生音の品位に感激です。平面バッフルのすばらしさを、さらに追求していきます。


(1)i氏山荘オーディオ訪遊記(第1話) http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14
   **激安ダイドーボイス16cmSPのよさを発見**

(2)i氏山荘オーディオ訪遊記(第2話) http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-14-1
   **箱型では得難い平面バッフルの感動的な音場**。

(3)i氏山荘(第3話)改造! 背面開放型ウーハー http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2013-10-19
   **密閉型ウーハーの大胆改造**

(4)i氏山荘(4)755E、Golden8T新設、訪問雪解け待ち編 http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-03-28  **往年の20cmSP、755E・New Golden 8T・8P-HF1が加わり、高まる期待**

(5)i氏山荘(5)圧巻ASHIDAVOX、755E GOLDEN8 CD408 403A 他を圧倒 http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26 **「美濃和紙」の超軽量コーンASHIDAVOX 20cmが往年の内外著名SPを圧倒**

https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304761631-1

6. 中川隆[-10083] koaQ7Jey 2019年5月27日 18:30:37 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2267] 報告
20cmコーン型フルレンジユニット ASHIDAVOX(アシダボックス)8P-HF1。

「ダイナミック型フルレンジスピーカーの世界的傑作」程度の賞賛では、とても足りない。

まさに「超」を付けるべき傑作と見た(いや、この耳で確かに聴いた)。

今回の試聴において、ASHIDAVOXの前に、各種著名ビンテージ・スピーカーは色を失った。

それぞれのユニットの、いい点・悪い点などを比較して・・、などと比べている状況ではなかった。

今日の日記の冒頭に、品の悪い言葉ではあるが、と断った「ぶっちぎり」であり、その他のユニットの評価や比較など意味がないほどの圧巻であった。

冒頭の繰り返しになるが、なぜこれほどのユニットが埋もれているのか。

まちがいなく、この手の20cm前後のビンテージスピーカーでは、世界の超一級品であり、真のオーディオファンには、きっと高く評価されるに違いないユニットである。


なぜこのASHIDAVOXが「マイナーな傑作」で終わったのか。
高く評価したオーディオ評論家はいた。

しかしそれがなぜ、「幻の傑作」などと言われる経過を辿ったのか。
数量が出なかったのか、生産が間に合わなかったのか?

発売は1957年、その頃はまだ日本のオーディオ環境は貧しく未成熟であった。
早く生まれすぎたのかもしれない。

しかし、かなりの長期間、市場にあったはずである。

当時のオーディオ・ジャーナリズムは、どのような反応をしたのだろうか。

ダイナミック型フルレンジの「音質世界一」のユニットがどこかにあるとしよう。
ASHIDAVOX 8P-HF1は、それに勝るとも劣ることは決してないだろう。

Made in Japan。

使われているのは、コーンの最適素材を追い求めて辿り着いた日本古来の美濃紙。
この純日本madeの「世界に冠たる」はずであったスピーカーユニットが、なぜ埋もれたのか。

なぜ埋もれさせたのか。
まったく残念であり不可解である。

しかしASHIDAVOX 20cmフルレンジが、山荘に用意されたいくつかの錚々たる「世界の名器」を、下品な表現ではあるが「ぶっちぎり」の差で圧倒した事実。
https://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26


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ASHIDAVOX 8P-HF1

フルレンジスピーカーのお手本のようなアシダボックスの20cmユニットです。コアキシャルや巨大マグネットのユニットに隠れて発売当時はあまり人気がなかったようです。今では、高能率で真空管アンプにぴったりのユニットですが、中古品でもめったにお目にかかれません。軽量コーンでフィックスドエッジです。


型式 20cmコーン型フルレンジユニット

インピーダンス 8Ω

最低共振周波数 50Hz
再生周波数特性 fo〜14000Hz

出力レベル 96dB
最大入力 8W

マグネット アルニコ
重量 1.5kg
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tritium/8phf1.htm

7. 中川隆[-10075] koaQ7Jey 2019年5月27日 19:57:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2275] 報告
超軽量の美濃漉き和紙コーンを使った芸術品、世界最高峰のロクハン アシダボックス 6P-HF1


フルレンジスピーカー・アシダボックス16p を真空管EL34単段シングルアンプで鳴らす - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=l2cFOIufUYk

オーディオの足跡 ASHIDAVOX 製品一覧 アシダボックス
https://audio-heritage.jp/ASHIDAVOX/index.html


ASHIDAVOX 6P-HF1
¥870(1台、1960年代頃?)
https://audio-heritage.jp/ASHIDAVOX/unit/6p-hf1.html

MRコーンを用いた16cmフルレンジスピーカーユニット。
MRコーンは従来より軽量化と歪の低減が図られています。


周波数特性図
https://audio-heritage.jp/ASHIDAVOX/unit/6p-hf1.html


機種の定格

型式 16cmコーン型フルレンジユニット

V.Cインピーダンス 4Ω

再生周波数帯域 30Hz〜15kHz
周波数偏差 ±5dB
最低共振周波数 65Hz ±4Hz

出力音圧レベル 97dB/W以上

振動系実行質量 2.9g
空隙磁束密度 7,600gauss

公称入力 3W

最大許容入力
6W(フラット入力)
8W(中域専用、100Hz以下カット)

取付寸法 158mm
バッフル開口径 130mm
重量 0.75kg
https://audio-heritage.jp/ASHIDAVOX/unit/6p-hf1.html


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幻のロクハン、世界最高峰のロクハン ASHIDAVOX 6P-HF1 2013/10/20
https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/47627120.html


今回は手持ちのヴィンテージ?スピーカーユニットを紹介します。

まずは〜

ASHIDAVOX 6P-HF1
https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/GALLERY/show_image.html?id=47627120&no=0
https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/GALLERY/show_image.html?id=47627120&no=1

ASHIDAVOX 6P-HF1 です。最初からすごいのが登場です。

(と、思います)


この幻のロクハン、世界最高峰のロクハンと言われた6P-HF1・・・。

・・・なるほど、取り扱い説明書には〜〜

https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/GALLERY/show_image.html?id=47627120&no=5


“ウルトラ フルレンジHi-Fiスピーカー”とあります。

“ウルトラ”!! “ウルトラ”ですよ(笑)。


このユニットは昭和55年頃 電気屋さんのガラスケースの中に陳列されていたのを見た事がありました。
でも、当時 高校生の僕は「アルミダイキャストフレームでロールエッジでマグネットが大きいユニット」が低音が出る高級機と考えておりましたので、古いラジオなんかに付いていそうなこの貧乏臭いユニットには目もくれませんでした。


イメージ 3
https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/GALLERY/show_image.html?id=47627120&no=2

エッジの部分が分かりますか?薄くなっているでしょ?。

古くなって薄くなったのではありません。

このユニットの特徴はMRコーンという名前のコーン紙を使用しております。

取扱説明書には“MRコーン”の素晴らしさが「これでもか!」と言う位紹介されております。

さて、先日 結婚式の席でアシダ音響の御曹司とお話出来る機会がありました。

僕よりも20歳位若い彼にデジカメのこの写真を見せましたら

彼は・・・「これは、美濃和紙なんですよ」・・・・。

・・・「ユニットの再発の要望がありますが金型は何とかなっても

  (紙を漉く)職人がいません」・・・・・。

と言っておりました。職人はとっくの昔に他界されていて、

手漉きで生産していたと思われるこのMRコーン、

中心から徐々に薄くなってエッジの部分は光が透けて来る位に薄く仕上げる・・・まさしく職人技です。


僕は淡い希望を抱きながら、彼に「会社にデッドストックがありませんか?」と聞きましたが「残念ながらございません」との返事が返ってきました。

まあ、当然と言えば当然の返事に僅かな望みはいとも簡単に打ち砕かれました。


ところで・・・

MRコーンの“M”は美濃のM?でしょうか?

職人のイニシャルでしょうか?

それとも物理的特性か何かの かしら文字をとったものなのでしょうか?

すっきりしたいのでご存知の方がいらっしゃれば教えて下さいませんか?


・・・後から思ったんですが、アシダ音響の若旦那に聞いておけば良かった。

先程までのユニットの写真は時々試聴するユニットで、この元箱写真は“NOS品”です。


取扱説明書、取付ネジ、全て揃っているオリジナルNOS品です。

・・・・写真撮影したので乾燥剤を入れてまた大切に保管します。


“コーヒーと音楽クレシェンド”さんのホムペに6P-HF1の音が紹介されていますが全くその通りと思います。


僕はP-610指定箱に取り付けて聴いたりしますがこのプアーなユニットから本当に信じられない雄大な低音が出て来るのです。
16cm口径とは思えないスケールです。


ただし、アタック感やスピード感という再生音を望んではいけません。


超軽量コーン紙ならではの反応の良い音ですが、耳に突き刺す様な刺激的な音は

出しません。しかし、輪郭がボケていると言うわけでもありません。


低音も高音も音色的に現在のユニットとは全く別の音を奏でるスピーカーユニットで、ゆったりとした優しい音はリラックスして音楽にのめり込めます。

アメリカでも欧州でもない“純日本”的な音とでも言いましょうか。

クレシェンドさんの230ℓ密閉箱とは行きませんが、今後せめて150ℓ位の箱を作って鳴らしてみたいです。


ASHIDAVOX スピーカーの性能を根本から改革したMRコーン

コーン型スピーカーではコーンの設計が最も重要です。

それはスピーカーの周波数特性や歪特性、更に能率の良否にもコーンの性質が大きく影響します。


就中、Hi-Fiスピーカーの性能や音質を支配する決定的要素は、コーンの材質と物理的性質により
従来スピーカーを選定する第一の条件とされておりました磁束密度はスピーカーの設計上、コーンの物理的性能から生まれる諸条件によって決定される、むしろ二次元的な条件なのであります。


このような観点から、コーンの材質と製法を根本的に改革し完成したのがMRコーンであります。

MRコーンはスピーカーの周波数特性、過渡特性及び歪率において、いまだかつて求めても得られなかった全く理想的なコーンとして、従来のHi-Fiスピーカーの性能を一段と高めた画期的なものです。


(1)MRコーンの質量は同口径のスピーカーのコーンと比較して 1/2以下の質量です。


(2)MRコーンの繊維構造は機械的振動に対して非常に強靭で 剛性に富んでいます。


(3)MRコーンの形状はエッヂのQが振動部のQより低くなっていますから、従来の様にエッヂにビスコロイドなどを塗布する必要がなく、硬化に依る経年変化やゴミの付着による特性劣化の心配がありません。


V.Cインピーダンス 4Ω・8Ω・16Ω  

空隙磁束密度  7.600gauss

再生周波数帯域  30Hz−15.000Hz  

公称入力     3W

周波数偏差   ±5db 

最大許容入力 6W

最低共振周波数  65Hz ±5Hz      

(フラット入力)出力音圧レベル 97db/W         

取付寸法     158o

振動系実効質量  2.9g         

バッフル開口孔径 130o

MRコーン質量 1.3g           

重量 0.75kg

イメージ 7
https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/GALLERY/show_image.html?id=47627120&no=6

以上、取り扱い説明書からでした。


to be continued

コメント(27)


名前は、聞いたことあるような・・・(笑)。
諸元を見て納得です。
薄くて軽いコーン紙、高能率。悪い筈が無い!
よく入手されましたね。お宝です(^O^)。
[ びーわん ] 2013/10/20(日) 午後 8:24


薄くて軽いコーン紙ですが丈夫ではないでしょうネ。
だいぶ低い帯域の低音を量感たっぷりに再生しますが
音量を上げるとコイルが焼けるどころか
エッジがぶっ飛ぶのではないかと心配になります。
[ kei94211 ] 2013/10/20(日) 午後 9:16


ASHIDAVOX 6P-HF1、僕もよく知りません。
考えてみれば、スピーカーの事 何も知りません。
どんなメーカーなのでしょうか?

・・・。
[ のんき ] 2016/2/7(日) 午後 9:59


ASHIDAVOXは“アシダ音響”と言いまして

“米国マグナボックス”の極東代理店の“アシダカンパニー”を元にした由緒ある日本の音響メーカーなんですヨ。

戦後、スピーカーを製造始めて、有名なところではスタジオで使われるヘッドフォンなどを製造してました。
昭和30年代〜50年代まではスピーカーユニットにもかなりのバリエーションがあった様です。
16cm口径の“6P-HF1”、 20cm口径の“8P-HF1”はアシダボックスの最後のユニットだったんでしょうねぇ。
ですから今は幻のSPユニットなんです。

ところで 戦後、“福音電機”としてスピーカー製造を始め、 後に“PIONEER”となりました。“
福洋音響”が後に“CORAL”となりました。

気がつかれましたでしょうか? どちらも“福”が付きます。

実は“親戚”関係にあった様ですヨ。 パイオニアとコーラルは・・。
[ kei94211 ] 2016/2/8(月) 午後 8:54


秋空に映える赤とんぼのように、薄い羽根で奏でる幻の名機中の名機です。
さすが美濃漉き和紙の芸術品
[ iso*sob* ] 2016/9/26(月) 午後 8:40


iso*sob*さま、コメントありがとうございました!
とても美しい譬えに肝銘しました。
先日、エッジにひび割れを発見して補修しました。
宜しかったらご覧下さい(笑)。
[ kei94211 ] 2016/9/26(月) 午後 8:58


当方も一本似たような破れが有り美濃和紙の薄手古紙をネットで購入利用し薄糊付けし貼付け後、水筆で均し仕上げました。
乾いた後修復箇所を墨汁を薄めた液で塗装しました。違和感なくまずまずの補修でした。
音質にも今のところ影響はなさそうです。
[ iso*sob* ] 2016/10/1(土) 午後 9:15

> iso*sob*さん

6P-HF1のエッジは振幅に耐えられないと思うほど極薄ですよね。
ひび割れ、破れは必然的なものなのでしょう。
6P-HF1の説明書にはコーン紙の貼替え金額が明記してありますが
不可能な現在、愛しさを込めて補修するしかありません。
[ kei94211 ] 2016/10/2(日) 午前 8:57

季節外れのコメントです。現在76歳で終活中です。五体満足に暮らしていますが、娘二人も独立して私のささやかな趣味のがらくたも風前のともしびです。大正の終わりに生まれた電気趣味の人に組み立てて頂いた真空管ラジオの箱の中に窮屈に閉じ込められていたものを外して、保管してあります。近いうちに探してみます。モノのラジオなのに、二個入れてありました。
[ aon*m*24 ] 2017/6/9(金) 午後 5:48


aon*m*24 さま、コメントありがとうございました!
私、昭和37年生まれで、まだまだ終活には程遠いです。
コメントの内容から想像するに、まだまだお元気そうで嬉しく思いました。
保管されていると思われる“ASHIDAVOX 6P-HF1”・・拝見したいです。
是非、UPの程、お願い致します。
[ kei94211 ] 2017/6/9(金) 午後 7:43


> kei94211さん
ハイ! そうです。只今ぼちぼちです。息切れがしています。
カメラもパソコンも買い替え時期をすぎていますが、自分に相応しいと格闘しながらつかっています。
[ man**194*jpjp ] 2017/6/10(土) 午前 9:05

> kei94211さん
探し出しました。
私の所有するものは時代ももう少し古いようですので、MRコ−ンになる前ではないでしょうか?
マグネツトカバーの印字の色も違いますので。
[ aonami24 ] 2017/6/10(土) 午後 7:07

aonami24さま。拝見致しました。
6P-HF1には 4Ω、8Ω、16Ωとインピーダンス違いのモデルがあります。
又、鉄板プレスフレームも塗装されたモノと未塗装(素地)のモノがあった様です。

4Ωモデルのマグネットカバーにされてる印字のプレートが黄色なのかは私には分かりません。
何せ見た事があるのは 8Ωだけだし所有してるのも8Ωですから・・。

それからアシダには昔かなりのSPユニットがあった様ですが
“MRコーン”をうたい文句に誕生したのは 6P-HF1と 20cm口径の 8P-HF1だけだと思います。

所有されてる6P-HF1はセンターキャップがありませんが切り取られたのか剥がれ落ちたのかどうなんでしょう?
[ kei94211 ] 2017/6/10(土) 午後 8:50


> kei94211さん
私のは4Ωですので黄色という事と理解しておきます。
センターキャップは気が付きませんでした。切り取りはしておりませんので、はがれおちたのかもしれません。
段ボールの中を探してみます。
[ man**194*jpjp ] 2017/6/10(土) 午後 10:27

> man**194*jpjpさん

“6P-HF1”は昭和55年の販売価格が\2.150-とあります。

松下の“ゲンコツ”(EAS20PW09)が\3.900-、 三菱のP-610Aが\2.800-、
この頃にまとめ買いして置けば良かったと今は思いますが、当時はこのユニットに全く興味がありませんでした。

現在、国内での現存数はかなり少ないと思われます。
Yオクでも滅多に出て来ませんが、出品されると中古品にもかかわらずあっと言う間に販売当時の5倍位の値段に上がります。
センターキャップは剥がれ落ちたのでしょう、探して接着して大切にされて下さい。
[ kei94211 ] 2017/6/11(日) 午前 6:47

今から50年前、高校生の時に聴いていました。
サブロクのベニヤ合板を半分に切って取り付け、部屋の両隅の鴨居に下向けに載せて、トリオの真空管アンプとパイオニアのリムドライブのプレイヤーにマイクロのMMカートリッジで当時出たばかりの英DECCAのアナログLPなどを聴いていました。
あの音はもう出ません!
[ 竹内 愼 ] 2018/1/14(日) 午後 0:30

僕、50年前は保育園でした。
父が買って来たポータブルプレーヤーで ウルトラマンやおばけのQ太郎のドーナツ盤を聴いてました。
[ kei94211 ] 2018/1/14(日) 午後 2:01


6p-hf1の黄色ネームプレート16Ωを1ユニットを譲ってもらいました。
60年代初頭はまだまだステレオに買い換えるより、モノラルでしたので、1個のみは理解できます。
今のアンプは超弩級の1950代の球式です。ここは真空管42の出番かと考えます。
しかしトランスが問題です。タンゴの808が愛想が合うかも、もう1個と共に楽しみが増えました。
[ shi***** ] 2018/7/17(火) 午後 0:42


42どころか、45も50も聴いた事がありません。
TANGOも、もう有りませんけど shi*****さまは 808搭載の42Ampを計画されているのですね。
[ kei94211 ] 2018/7/17(火) 午後 8:39


42アンプでは非力を感じ、WE349A出力のWE132Aタイプアンプ、出力トランスはファインメットで聴いています。
嫌な音がせずなかなかよろしい。
低い音も明解で、PIM16Aとはかなり性格が違う事を確認し、デジタルの嫌な音も何とか聞け、もう1個欲しいです。
[ 渋谷 ] 2018/8/4(土) 午後 5:45


渋谷さま。 前回コメントを頂いた方でしょうか?
だとしたら、6P-HF1の16Ωがもう1個欲しいと言う事でしょうか?
[ kei94211 ] 2018/8/5(日) 午前 5:54

前回コメントしたものです。
6p-hf1の16オームは1個しか所有していませんので、できればコーン紙のザラッとした初期タイプの16オームが欲しいです。
今持っているのは磁石が弱っているのか、出力音圧レベルが低くなっています
[ 渋谷 ] 2018/8/5(日) 午前 10:49
https://blogs.yahoo.co.jp/kei94211/47627120.html
 

8. 中川隆[-9996] koaQ7Jey 2019年5月29日 16:10:48 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2356] 報告

>アシダボックス 8P-HF1 の背面の写真のコーンをよく見ると、紙の表面の状態が少し観察できる。
>エッジ部(フィックスド・エッジ)は繊維が粗になっており、向こうの光が透けて見えている


アシダボックス 8P-HF1 の様な音が良いスピーカー・ユニットはすべてフィックスド・エッジだった

最大の特徴はエッジがコーン紙の延長でできているフィックスド・エッジである
エッジの材質が音質の大半を決めてしまう非常に重要な要素である

極めて大事なことなので再度言います

「エッジが音を決める!」

このフィックスド・エッジならウレタンやゴム系のように経年変化でボロボロに朽ち果てることは無い

それだけではない

ウレタンやゴム・エッジより能率が高く、最も重要な過渡特性(音の立ち上がりと立ち下がりのこと)が抜群によい

これが最強無敵で抜群の音質の根拠である

製造後およそ40年以上が経過しているというのにエッジ、コーン紙、フレーム、マグネットすべて新品のようにとてもきれい

昔使用していた 38cm・4wayの JBL4343 はわずか10年でエッジはボロボロに朽ち果ててしまった

今となっては ただの箱であり下駄箱にもならない
これは本当にスピーカーであったのであろうかと思う

プロ用と称していたこのスピーカーは評論家の瀬川冬樹氏がステレオ・サウンド誌で べた褒めしたため一世を風靡したものである

この JBL4343 はほとんどの大小メーカー及びほぼ100%の全国の販売店に採用され、考えられないほど多くのマニアが購入した
オーディオ界始まって以来の極めて異常な現象が全国で起きたのである
エッジがボロボロに朽ち果てるものでこの評論家と雑誌社は大儲けしたという話は有名だ。
ところが、瀬川冬樹氏はある問題で資産のすべてを失い、ガンでアッという間に旅立ってしまった
46歳という若さであった


スイス デュアル 西ドイツ工場製 完全オリジナル 楕円フルレンジ・スピーカー・システム

音質:

極めて質の高い本格的な音を聴くことができる
この音質こそが本物の真の音楽を聴くことができる音である
ずば抜けた音楽表現力がある
これは薄っぺらい安物の音ではない

例えると、特上の にぎりやサーロイン・ステーキである
並みとは旨さや旨味の密度がまるで違うのである
旨いものを食べたとき 旨味が口いぱいに広がるような
そういう音である

クラシックだろうがジャズだろうがボーカルであろうが抜群によく鳴ります
なぜならフィックスド・エッジだからである

ライブ盤では部屋いっぱいに音が広がり あたかもその会場にいるようだ
演奏者の息使い、ライブ会場の空気感まで明瞭に再生でき、実に楽しく音楽が聴ける
ヴォーカル、ピアノ、ベース、ヴァイオリン はあまりにも生々しい真実音である
シンバルはツイーターがついているかのような鳴り方である
バスドラやベース、チェロは踊るようによく弾み、ふくよかでありながらよく締まって、ボケずに音の輪郭や音程が明瞭に聴き取れて気持ちがよい
低音の量感は申し分なく、質も極上である

目の前で自分のために唱ってくれているような、そして、演奏をしてくれているかのようで手を伸ばすと届きそうな感じさえする
この盤はどう鳴るだろう、あの盤はどうだろうと、次々音楽が聴きたくなる音です
音の品位がよく、格調高く、彫りの深い音です
音楽の歓びや哀しみ、心を熱くする音楽表現力が抜群に優れている
ときには あたかも美しい女性の瞳が潤んでいるかのような表現力にウットリする
愛を燃やし、心を溶かし、綿みたいな雲の乗って深い感動の世界で時を忘れて朝まで聴いてしまう
心に染み入り夢心地の幸せに満たされる
とくにジャズはノリノリとなり、跳ね、踊り スイングし、エネルギーが爆発する
声は張りがあってよく通り生のような真実音
オーケストラは立体感があり、トゥッティにも優れていて生を彷彿とさせる 堂々たる鳴りっぷりである

フィックスド・エッジのため音量を絞ってもつまらない音にならず いい音で鳴る

これが最も大事なことである


そして、「音が矢のように飛ぶ!」

フィックスド・エッジの音の特徴は超ハイ・スピードに音が飛ぶことである

こうゆう音は聴いていて気持がよい

それだけではない

微弱信号が楽々再生できることである

これが最も重要であり大事なことである

では「飛ぶ音」 とは一体どんな音なのか。言葉で正しく伝えるのは難しく
これは体験してみないと分からない音かもしれない

WE(Western Electric) や Siemens の劇場用スピーカーは まず音が矢のように飛ばなければ使い物にならない
なぜなら、最後部の客席まで 例えば大地を揺るがす大砲のとどろきから 恋人のささやきや 虫の音(ね)まで かすかな音も明瞭に届けなければならない

1982年 当時大流行していた JBL 4343 (38cm・4way 60万円した) を使用していたが
これがまったく音が飛ばない

プロ用であると宣伝していたが 官僚の国会答弁と同じ「ウソ」であることが後に分かったのである

当時日本中の中〜上級者が瀬川冬樹という一人の評論家とステレオサウンドという雑誌社の「ウソ」に引っかかったのである
JBL4343 を購入した多くのマニアが騙されたのである
日本オーディオ史上初のマニア、販売店、多くの業界関係者、多くの大小メーカーを巻き込んだ大事件に発展していった

瀬川冬樹氏の急死と共に JBL4343 への熱病は急速にしぼんだ

Accuphase の M100 500W×2 で鳴らしていたが これまた、まったく音が飛ばないアンプであった
この飛ばない柔なアンプが100万円したのである

この時「音が飛ばない」スピーカーとアンプがあることが分かった
60万円のスピーカーも100万円のアンプもまったく飛ばなかったのである
飛ばない同士の組み合わせは最悪であった
あゝ160万円の授業料である
この当時のコンポーネントとしては最高級の組み合わせであったが、バカなことをしていたものである

では一体「飛ばない音」とはどんな音なのか

それは、スピーカーのまわりに音がまとわりつき 、聴き手に音が矢のように飛んでこない
そして、たいてい低音が引きずるように重く、特にドスン ドスンというような質のよくない低音は気分が悪くなり 聴くに耐えない。JBL4343 がこのような低音であった
こんな低音ならないほうがましだ

いくらボリュームを上げても飛ばない音は絶対に飛ぶことはない
ボリュウームの問題ではないからだ
例え小さな部屋で小音量で聴く場合であっても この「飛ぶ音」はがぜん威力を発揮する

優れた 「音が飛ぶ」スピーカーは音量を絞っても「つまらない音」とはならない
なぜなら、音楽の旨味成分である微細なニュアンスや倍音等の微弱信号も楽々再生できるからである

単なる大音量なら大抵のスピーカーは鳴る
ところが、微弱信号はどんなスピーカーでも再生できる訳ではない。ここが一番重要なところである

出来のよくないスピーカーほど微弱信号の再生が不可能となるため「つまらない おおざっぱな音」となり
大事なニュアンスが伝わらなく音楽にならないため面白くも何ともない

『スピーカーの優劣を判定するには音量を絞って微弱信号の再生ができるかどうかを聴くとすぐ分かる』

一度「飛ぶ音」を経験すると飛ばない音はもう聴く気がしないであろう

それにしても、JBL4343 も Accuphase も高価なだけに あゝ本当に「罪深い」と思う


例えばこの盤では:

ジャズ・ヴォーカルの名盤「ヘレン・メリル ウイズ クリフォード・ブラウン」(米Emarcy)
ヘレン・メリルのハスキーで洗練されたセンスとしっとりした情感やデリケートな表現が心に伝わって
自分のために唱ってくれているようで、手を伸ばすと届きそうな感じさえする
昔小さなライブ・ハウスでまじかで聴いたことがあるが、そのときを彷彿とさせるリアルさである

フィックスド・エッジによりずば抜けた美しい音質となっているのが大きな歓びである
あゝ深い感動の世界だ!
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o237764088


▲△▽▼

ヤフオク 独 SIEMENS COAXIAL

過去3ヶ月の「 COAXIAL 」の統計データ情報
「COAXIAL」 に関する落札商品は全部で 98 件あります。

平均落札価格 9,532 円
最高落札価格 146,000 円
最低落札価格 100 円

独 SIEMENS COAXIAL/シーメンス コアキシャル 25cm 同軸2ウエイ・スピーカー・システム 平面バッフルの完動中古品のペアです。

コアキシャルは上級者の間で あまりにも有名である。
この音を聴くと他のスピーカーは雑魚(ざこ)同然に思うであろう。
コアキシャルは終生の伴侶≠ニなりうるスピーカーである。
コアキシャルはオイロダインと同じフィックスド・エッジである。
このエッジならウレタンやゴム系のように経年変化でボロボロに朽ち果てることは無い
これが本物のプロ用である

昔使用していた 38cm・4way の JBL 4343 はわずか10数年でエッジはボロボロに朽ち果ててしまった
今となっては ただの箱であり下駄箱にもならない
これは本当にスピーカーであったのであろうかと思う。

プロ用と称していたこのスピーカーは評論家の瀬川冬樹氏がステレオ・サウンド誌で べた褒めしたため一世を風靡したものである。
エッジがボロボロに朽ち果てるものでこの評論家と雑誌社は大儲けしたという話は有名だ
ところが、瀬川冬樹氏はある問題で資産のすべてを失い、ガンで46歳という若さでアッという間に旅立ってしまった
あゝ無常 哀れなり


SIEMENS COAXIAL の音質:

まるで次元の違う別世界の音である
この劇場用の音はいくら言葉で説明しても実際に聴かないと分からないかもしれない
この音を聴くと他はあまりにも柔(やわ)で聴くに耐えないであろう
生々しい真実音、圧倒的リアリティー、高解像力、高音楽表現力、超ハイ・スピードである
抜群の高音楽表現力により、実に楽しく音楽が聴ける
聴き手の心を揺さぶり感動の世界で幸福感に満たされる
これらは他のいかなるスピーカーとも大きく異なっている

クラシックだろうがジャズだろうがボーカルであろうが抜群によく鳴ります
なぜなら、音の立ち上がりや立ち下がり のことを過渡特性というが これが抜群によいからです
過渡特性のよくないスピーカーからいい音を引き出すことは不可能と言ってもよい

ライブ盤では部屋いっぱいに音が広がり あたかもその会場にいるようだ
演奏者の息使い、ライブ会場の空気感まで明瞭に再生できる
ヴォーカル、ピアノ、ベース、ヴァイオリン は生々しくあまりのリアルさにゾクッとする
バスドラやベース、チェロは踊るようによく弾み、ふくよかでありながらよく締まって、ボケずに音の輪郭や音程が明瞭に聴き取れて気持ちがよい
ヴォーカルは目の前で自分のために唱ってくれているようで手を伸ばすと届きそうな感じさえする
声は張りがあってよく通り生のような真実音
この盤はどう鳴るだろう、あの盤はどうだろうと、次々音楽が聴きたくなる音です
音の品位がよく、格調高く、彫りの深い美しい音です
音楽の歓びや哀しみ、心を熱くする音楽表現力に極めて優れている
音楽の感情表現力が凄いのである 他のスピーカーではこうはとても行くまい
ヴァイオリンもピアノも響きがキリッとしていて、しなやかでリアリティがある
ジャズは「水を得た魚」のようであり、エネルギーが爆発する すさまじさがある
オーケストラは立体感があり、トゥッティにも優れていて生を彷彿とさせる 堂々たる鳴りっぷりである
フォルティッシモでは部屋の空気を揺るがす強烈なパワーに本当に鳥肌が立つ

最も大事なことは、

本当にいいスピーカーは必ずかすかな音や演奏者の息使い、会場の空気感まで明瞭に再生できる
音量を絞ってもつまらない音にならず いい音で鳴るのが本当に優れたいいスピーカーである
そして、「音が矢のように飛ぶ!」

こうゆう音は聴いていて気持がよい。

では「飛ぶ音」 とは一体どんな音なのか。
言葉で正しく伝えるのは難しく、これは体験してみないと分からない音かもしれない。

ウエスタンやシーメンスの劇場用スピーカーは まず音が矢のように飛ばなければ使い物にならない。
なぜなら、最後部の客席まで 例えば大地を揺るがす大砲のとどろきから 恋人のささやきや 虫の音(ね)まで かすかな音も明瞭に届けなければならない。

1982年 当時大流行していた JBL 4343 (38cm・4way 60万円した) を使用していたが、これがまったく音が飛ばない。
プロ用と称しながら玩具同然である。

Accuphase の M100 500W×2(この超弩級ハイパワー・アンプは100万円した)で鳴らしていたが これまた、まったく音が飛ばないアンプであった。
玩具同然のアンプであったと言わざるを得ない。 100万円の玩具である。

この時「音が飛ばない」スピーカーとアンプがあることが分かった。
飛ばない同士の組み合わせは最悪であった。
この当時のコンポーネントとしては最高級の組み合わせであったが、バカなことをしていたものである。

では一体「飛ばない音」とはどんな音なのか。
それは、スピーカーのまわりに音がまとわりつき 、聴き手に音が矢のように飛んでこない。
そして、たいてい低音が引きずるように重く、特にドスン ドスンというような質のよくない低音は気分が悪くなり 聴くに耐えない。JBL4343 がこのような低音であった。
こんな低音ならないほうがましだ。

いくらボリュームを上げても飛ばない音は絶対に飛ぶことはない。
ボリュウームの問題ではないからだ。
例え小さな部屋で小音量で聴く場合であっても この「飛ぶ音」はがぜん威力を発揮する。
優れた 「音が飛ぶ」スピーカーは音量を絞っても「つまらない音」とはならない。
なぜなら、音楽の旨味成分である微細なニュアンスや倍音等の微弱信号も楽々再生できるからである。

単なる大音量なら大抵のスピーカーは鳴る。
ところが、微弱信号はどんなスピーカーでも再生できる訳ではない。ここが一番重要なところである。
出来のよくないスピーカーほど微弱信号の再生が不可能となるため「つまらない おおざっぱな音」となり、大事なニュアンスが伝わらなく音楽にならないため面白くも何ともない。

『スピーカーの優劣を判定するには音量を絞って微弱信号の再生ができるかどうかを聴くとすぐ分かる。』

一度「飛ぶ音」を経験すると飛ばない音はもう聴く気がしないであろう。
それにしても、JBL4343 も Accuphase も高価なだけに あゝ本当に「罪深い」と思う。
https://aucfree.com/items/u190943639


詳細は


どうしようもないダメスピーカー JBL 4343 がバカ売れした理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/944.html

9. 中川隆[-9995] koaQ7Jey 2019年5月29日 16:11:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2357] 報告

アシダボックス 8P-HF1 の様な音が良いスピーカー・ユニットはすべてフィックスド・エッジだった _ 2


エッジの材質が音質の大半を決めてしまう非常に重要な要素である

極めて大事なことなので再度言います

「エッジが音を決める!」

このフィックスド・エッジならウレタンやゴム系のように経年変化でボロボロに朽ち果てることは無い

それだけではない

ウレタンやゴム・エッジより能率が高く、最も重要な過渡特性(音の立ち上がりと立ち下がりのこと)が抜群によい

これが最強無敵で抜群の音質の根拠である

製造後およそ40年以上が経過しているというのにエッジ、コーン紙、フレーム、マグネットすべて新品のようにとてもきれい

昔使用していた 38cm・4wayの JBL4343 はわずか10年でエッジはボロボロに朽ち果ててしまった

フィックスド・エッジのため音量を絞ってもつまらない音にならず いい音で鳴る

これが最も大事なことである


そして、「音が矢のように飛ぶ!」

フィックスド・エッジの音の特徴は超ハイ・スピードに音が飛ぶことである

こうゆう音は聴いていて気持がよい

それだけではない

微弱信号が楽々再生できることである

これが最も重要であり大事なことである


フィックスド・エッジによりずば抜けた美しい音質となっているのが大きな歓びである
あゝ深い感動の世界だ!
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o237764088


▲△▽▼


リムエッジの種類
ハイファイ堂メールマガジン第710号 日本橋店
http://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/170908/index.html


真空管アンプで鳴らすスピーカーですが、やはり定説として高能率のスピーカーとの相性が良しとされています。

しかしながら、真空管アンプにはその構造からトランジスタアンプと比べて中低域の太さが持ち味の一つとしてあります。

低域が鳴りにくい低能率のスピーカーをあえて真空管で駆動してみると思いがけない相性を生み出す時があります。是非一度お試しを。

また、低域が鳴りにくいというご要望はお客様からよく聞くことがあります。
箱(エンクロージャー)の構造や、ネットワーク、ユニット、色々な要因があると思います。
そんな中、今回はウーファーユニットのストロークを補助するリムエッジの種類について調べてみました。


____

[ウレタンエッジ]

JBLやTANNOYに代表される発泡ウレタン整形によるエッジ。非常に動きが良い上に負荷が少なくしっかりと固定出来ます。音質重視でストロークもあるので小音量からしっかりと仕事します。
唯一の欠点は劣化素材で約10年周期で張り替えなければなりません。


____

[布エッジ]

国産スピーカーでよく見られるベーシックなエッジ素材。
繊維にダンプ材を入れてストロークさせています。
圧倒的な耐久性から密閉型のスピーカーに適した素材。
ゴム系ダンプ材の為、長期にわたる使用で硬化してしまう難点があります。

もしご自宅のユニットがガチガチに硬くなっている場合は是非ご相談下さい。修理で豊かな低域が取り戻せます。

____

[ゴムエッジ]

今やもっともポピュラーなエッジ素材。
昔からある素材ですが、国内外問わず採用される事が増えたエッジです。耐久性の高さ、バリエーションの豊富さ等魅力満載。
素材自体にやや重量がありウレタンに比べると初動作が重いですが、近年のものは随分と改善が進んでいます。


____

[フェルトエッジ]

純正としてはもう見かけなくなったマニアック素材。
簡単に入手でき加工も容易、品質に大きなバラつきがないので自作派の方が使う事がほとんど。
エッジとしての仕事はこなしますが、エア抜けやほころび等性能はそれほど高くありません。

____

[革エッジ]

セーム革に代表される割とポピュラーなエッジ素材。素材を薄く出来るのでユニットの動きはピカイチ!しっかりと低域を出したい方にオススメです。
しかしながら、薄手で柔らかい素材ですのでうまく張ったユニットでなければすぐにセンターずれを起こしてしまいます。あまり大きなユニットにはおすすめ出来ません。
右記DIATONE610のような小径ユニットにおすすめ。

____


[エッジレス]

分類分けとして属さない気もしますが、その名の通りエッジのない作り。ストロークの大きいウーファーユニットには向きませんが中域・高域用のユニットに見られます。
とは言ってもユニット自体ある一定量はストロークしますのでコーン部分の柔軟性が必要になります。
左記B&Wユニットですとケブラーコーン(繊維の折り込み素材)でしなってエッジの役割の肩代わりをしています。

____

[コルゲーテッドエッジ]

エッジ部分をコルゲーション形状にしストロークを確保した形状。ギザギザに折り目を入れているものが主流ですが、フラットエッジ、コルゲーテッドエッジ、アップロールエッジ、ダウンロールエッジ、Vエッジ、切れ目付きエッジ等たくさんの折り方があります。


____

[フィックスドエッジ]

コーン紙の延長上をコルゲーション状にしてエッジにしたものです。繋ぎがないのでズレにくく高耐久。コルゲーションを増したもの、ウレタンフォームを上からかぶせたもの、ダンピング材を塗布したもの、コルゲーションに角度をつけたものなど様々なものがあります。PA等思いっきりパワーをかけて鳴らせる形状です。


____

色々な素材、手法によって考え出されたユニットエッジですが、一概にこれが一番と決めきれるものではありません。

ご紹介させて頂いた様にそれぞれに特徴があり長所・短所があります。
またエンクロージャーやユニットとの相性もあります。

なかなかすっと決めれるものではありませんが、自分の音探しの参考にして頂ければ幸いです。

株式会社 ハイファイ堂 日本橋店 東 貴之
http://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/170908/index.html

10. 中川隆[-9994] koaQ7Jey 2019年5月29日 16:12:39 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2358] 報告

ASHIDAVOXのSPシステム
http://www3.ezbbs.net/cgi/reply?id=1000zxl_ko&dd=38&re=4646


名前:Moca 日付:7月3日(金) 13時28分

Original Size: 513 x 450, 62KB
https://audio-heritage.jp/ASHIDAVOX/speaker/ads-61.html

6P-HF1(4Ω)が2個入ったシステムなんだそうな・・・。

こんなの出してたんですねェ。
初めて知ったぞ、こんな物体!

1960年代の初め頃は、モノからステレオに移行しようとしてた時代、
横に長い形は、まだモノ時代の名残りとも思えるし・・(JBLのハークネスなんぞも同類?)

しかし、当時で¥13600とは!!!
ユニットの価格に比して高すぎなんじゃァないの?
結局は売れなかったんだろな(-人-)

ココのサイトに詳しいこと載ってる

https://audio-heritage.jp/ASHIDAVOX/index.html


4648.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:通りすがり 日付:7月3日(金) 22時57分


アシダ音響(株)

現在は、ヘッドフォン、イヤホン、宣伝などで使うトランペットスピーカを作っていますね。
こちらの本命サイトも面白いと思います。

http://www.ashida.co.jp/


ちょっとだけ古い物が整理棚に有ったので載せておきます。

カセットウォークマン13年ほど前の物(ソニーWM-EX3)
ブック型ラジオ(20年ほど前?)
どちらも動きます。

4652.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:ハニカミオヤジ 日付:7月5日(日) 1時9分

アシダの 6P-HF1 は昭和32年(1957)11月に発売されて
モデルチェンジされずに昭和55年(1980)迄は発売されていましたから
かなりのロングセラーだったのですね。

大昔のオデオフエアで全く人気の無かったアシダのブースに立ち寄って
アンケート用紙に答えたらデモンストレーション用のカセットを貰ったことを
思い出しました。


4653.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:杉ちゃん 日付:7月5日(日) 8時27分

Moca殿、

米マグナヴォックスの流れを汲むアシダヴォックスは、コーン質量が従来の半分というMRコーンを開発し6PH-F1と8PH−F1を作りよりましたが、

フルレンジとしては驚異的な30〜15KHzという周波特性を誇り
当時の価格¥680円!!というコレマタ驚異的な価格で、多くのゲルピンオーディオファンを作りましたがなぁ〜。

ノースさんが最近まで箱に入れて売ってたそうで、家庭で聞くには十分な性能でした。


4654.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:杉ちゃん 日付:7月5日(日) 8時29分


そのノースサウンド社が作った箱入りスピーカー

http://www3.ezbbs.net/38/1000zxl_ko/img/1246750143_1.jpg


4656.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:Moca 日付:7月5日(日) 16時4分

>通りすがり殿

この会社は本来、俗に言うトランペットスピーカーやヘッドホーン等がメインの会社だそうで、Hi-Fiユニットはどちらかというと、副業的にやってたみたいです。

>ハニカミオヤジ殿

6P-HF1は、特に故長岡鉄男氏の推薦などもあって
結構ヒット作と相成ったらしいですねェ。

ただ、年々コスト高になって長岡氏曰く「ローコストの名器」といった
長所(?)が次第に薄れていったのは残念な結果か・・・。


>杉ちゃん殿

ソコのサイトでは、欧米の、名だたる名ユニットと並び、
堂々たる風格でUpされとりますな。

それにしても、UpしたこのSPシステム、
大きさが本体だけで

860(W)/440(H)/390(D)mm
更に脚部の高さが305mm

となんとも当時出てきかけたステレオ電蓄(俗にアンサンブルステレオ)
に匹敵するデカさ!!

コリャ当時(も今も?)の日本の住宅事情では一台置くのも大変だわ
ましてやステレオで・・・なんて無理ポイわな。

4657.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:Moca 日付:7月5日(日) 16時10分

しかしこの形
ユニットを左右に独立させて、バスレフポート部分は共通の、
いわば「メカニカル2.1Ch」なんちゅうモンをデッチ上げる悪巧みを
喚起させるスタイルじゃわな。

4660.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:杉ちゃん 日付:7月6日(月) 12時38分

Moca殿
6PHF-1を使ってテッチャン設計の屏風SPを作ってらしゃったですね、
小生もサブロクのベニアに取り付けて、使ってましたが、

このSPはコーン紙がちり紙みたいにヤワなので、バスレフとか密閉は無理みたいです。

しかし、前記のようなバッフルに取り付けると、コンデンサーSPみたいな軽やかな音が楽しめます。

残念なのは四半世紀も経つとエッジがボロボロ・・
というより無くなっちゃってます。(笑)


4661.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:Moca 日付:7月7日(火) 0時7分

屏風型バッフルは意外と場所取るんよね。

http://www3.ezbbs.net/38/1000zxl_ko/img/1246892842_1.jpg

なるほど、折りたたんだら家具の隙間に押し込めるかもしらんが、
いちいち聴くたびに展開はチト面倒な・・・。

何回かの引越しなんかで、ユニットは一個破損、
今は生き残った1ユニットを、浅い後面開放箱につけて
モノ専用となって今だに現役で鳴っとります。

4664.Re: ASHIDAVOXのSPシステム
名前:Moca 日付:7月8日(水) 0時30分

ユニット自体、長年使い続けてかなりヘコが来ておりますのでねェ(笑)

しかし、ココまで来れば愛着も湧くというもの・・・(^ω^)

http://www3.ezbbs.net/cgi/reply?id=1000zxl_ko&dd=38&re=4646

11. 中川隆[-9993] koaQ7Jey 2019年5月29日 16:14:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2359] 報告

ASHIDAVOX 6P-HF1 機器組込型 2016年02月04日
https://ameblo.jp/gomiya-blog/entry-12124989964.html


アシダボックスの6P-HF1、久しぶりに出会いました。


百種類以上のあらゆるフルレンジを所有していた時期があったのですが

その中でも友人・来客から郡を抜いて音楽性評価が高かったのがこのユニットです。


海外の銘フルレンジ・ユニットも色々使ってきましたが

これほどストレスなく軽やかに鳴ってくれるユニットはそうそうないと思います。

10年ぶりだろうか、、、未練のあったユニットだけに再開がとても嬉しい。


今でこそヤフオクなどで6〜15万などという海外の銘機たちと渡り歩く価格をしておりますが、

60年代の記事を見ると定価はなんと、870円!!!!

あまり知られていないのですが、

実はこのユニット、今でも市場よりも遥かに安く手に入る方法があるんです。


ASHIDAVOXはもともとは拡声器などを作るメーカーで家庭用品よりも業務用が本業です。

その為とある映写機やオープンデッキ、館内放送用スピーカーなど

私が実際バラして抜いた品だけで10種類のアイテムにOEMとして組み込まれておりました。


興味ある方は、是非探してみてくださいね。

そして、このユニットの音質の秘訣はやはりコーン紙が大きいと思います。


フィクスドのエッジ部のこの薄さ、そしてコーン紙の深めなカーブ

三極管の真空管と鳴らすと本当に素晴らしいです。


さて、実家にボロの箱があったとおもうので近々とってこよう。
https://ameblo.jp/gomiya-blog/entry-12124989964.html



▲△▽▼



ASHIDAVOX 6P-HF1 銘器 ペア 美品 フルレンジ アルニコ
名機 6P-HF1


アシダボックス・アシダ音響社製 16cm フルレンジ ペア 美品です。

超軽量な美濃和紙のコーン紙は、センターが比較的厚めで外周にかけて
徐々に薄く仕上がられ、エッジは向こうが透けて見えるほどの極薄です。

この美濃和紙コーンから(決して大袈裟でなく)素晴らしい音を奏でます。

かつて、日本の職人さんの技術は芸術の域に達していたことが、本品や
20cmフルレンジ 8P-HF1 を聴くことで伺い知れます。

生産終了から半世紀が経ち、残念ながら次世代への技術継承が途絶えたため
今となっては日本中で大切に保管されている僅か100-200本ほど、実はもっと少なくて

数十本かもしれません。
この希少価値と高音質を、是非ご堪能ください。

http://hoshikatta.ciao.jp/otoku/vol2/2015/12/19/ashidavox-6p-hf1-%E9%8A%98%E5%99%A8-%E3%83%9A%E3%82%A2-%E7%BE%8E%E5%93%81-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%B3/

12. 中川隆[-9973] koaQ7Jey 2019年5月30日 06:33:35 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2379] 報告

ASHIDAVOX 8P-HF1 2010/12/1
https://blogs.yahoo.co.jp/dotata/18264788.html


愛用のスピーカー 8P-HF1 の片方の音が歪んだり、時々途切れたりするようになった。
アンプを変えても症状が同じなので、ボックスから取外して確認してみた。

イメージ 2

 
やはりスピーカーのターミナルのネジが緩んで、コードとの接触が悪くなっていたようだ。
コードの方も銅色がくすんで、あまり導通が良くなさそうになっていた。


フレーム後部の銘板にも少し薄汚れが出てきている。

イメージ 3


真っ白だったセンタードームも茶色い「シミ」のようなものができている。

イメージ 4


「MR cone」と印刷されたシールもフチの部分からサビが出始めたようだ。
このシールはブリキのような薄い鉄板でできているらしい。

イメージ 5


音を聴いていても気付かなかったのだが、エッジの一番外側の部分に、2ミリほどの穴があいているのが見つかった。

イメージ 6


詳しく観察すると、何となく「虫食い」のようにも見える。

裏から何か薄い紙のようなものを貼り付けて、穴を塞ぎたいのだが、ちょうどフレームに当たる場所になっている。

表面から補修するより方法はないかもしれない。


いろんなサイトでエッジの交換(張替え)などの記事も拝見するのだが
このスピーカーには最初からそもそも「エッジ」というものがない。

「コーン紙ごと張替え」ということになるのだろうか。
(会社が存在していればの話だが・・・・・)


コメント(5)


ぐはー、これはまたものすごい物をおもちで ^^;)
こういう穴の修復に、塗るつけまつげのような素材って応用できないでしょうかねえ...と、いま思いつきました.はい.
2010/12/17(金) 午後 11:08 おやじーに

.
☆おやじーに さん☆
これはまたものすごい(古い)物です。

発売当時は安っちい物だったので、みんなぽんぽん捨ててしまって
そのために今では皮肉にも「レア物」になってしまったようですね。

耐入力がわずか5Wですから、2A3や6V6などの真空管アンプ専用に使っています。
不織布にボンドを染み込ませて、何とか裏側から貼り付けられないかと考え中です。
2010/12/18(土) 午後 8:08[ あんぷりん ]


https://blogs.yahoo.co.jp/dotata/18264788.html


▲△▽▼

8P-HF1の コーン紙 2010/12/19
https://blogs.yahoo.co.jp/dotata/18291723.html


イメージ 1
https://blogs.yahoo.co.jp/dotata/GALLERY/show_image.html?id=18291723&no=0


コーン紙の端に虫食いのような小さな穴があいているので、元箱の中にあった
「取扱説明書」を見ると、スミの方に小さく「コーン紙取替え金額」が記載されている。

配送料は別としても、実費+交換技術料としてはけっこう安かったようだ。

イメージ 2
https://blogs.yahoo.co.jp/dotata/GALLERY/show_image.html?id=18291723&no=1


 
あらためて説明書を見直してみると、価格は2950円、6P-HF1の方は何と1000円になっている。

当時の他の機種の価格は分からないが、「高級品」と呼べるものではなかったらしい。
https://blogs.yahoo.co.jp/dotata/18291723.html

13. 中川隆[-9969] koaQ7Jey 2019年5月30日 06:40:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2383] 報告

アシダ音響(株)−ご挨拶
http://www.ashida.co.jp/goaisatsu.html

アシダ音響(株)−会社沿革
http://www.ashida.co.jp/enkaku.html

アシダ音響 紹介
http://www.ohsaki-area.or.jp/townguide/konjyaku/img/konjyaku24.pdf

14. 中川隆[-9710] koaQ7Jey 2019年6月10日 12:54:01 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2747] 報告

新しいスピーカーボックス 真空管アンプ「カトレア」 2010年12月14日
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50


ヨーロッパ製の軽く反応の良いスピーカーユニット用に設計したフロントホーンスピーカーボックスの制作に掛かりました 20Cmから25Cmの口径が使用でき フィールド型のユニットもおもしろいと思います


この形です

内部は響きの良い米松合板で 仕上げはウォールナット仕上げで作り上げます
まずは ホーンの本体を作り 米松板でボックス本体を作ります

本体の二枚目板

響きを考え 仮止めのねじは接着剤が乾いたらすべて取ります

こんな仕上がり

ウォールナット材で内側を仕上げる
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50

15. 中川隆[-9702] koaQ7Jey 2019年6月10日 13:22:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2755] 報告
6: あらい :2011/04/03(日) 09:15:57 HOST:p164.net219126028.tnc.ne.jp

新しいスピーカーボックス 真空管アンプ「カトレア」
ヨーロッパ製の軽く反応の良いスピーカーユニット用に設計したフロントホーンスピーカーボックス
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50


ペンションすももの木にあった、ボックス入りのテレフンケン8吋合わせて
5インチツイータは、聴かせて貰ったですが良い音でした。

他にはVITAVOXがありスケール感はありますが
テレフンケン8吋はダイニングの20畳ほどでも十分に鳴っていました。

このボックスは手間かかるとのことでスピーカ込み30万ペアしますが
知り合いの方が聞いて後からすぐ買ったようです。

今はメンデ8吋フィールドが、抜群に良いとメール来ました。
元はラジオでも化けるみたいですね。


7: あらい :2011/04/03(日) 09:23:31 HOST:p164.net219126028.tnc.ne.jp

因みに、ペンションすももの木のオーナはアンプカトレアをやって
売る事もしてますが
ここは、スピーカユニットや、真空管のストックがすごいです。

大抵のものとレアなフィールドツイータも見せてもらい、今度はオールフィールド
システムを作るらしいです。

ビクターの試作品30cmユニットが3ペアと言うのもありました。
サウンドパーツさんと知り合いみたいです。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1301612344/

16. 中川隆[-9439] koaQ7Jey 2019年6月21日 02:11:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3043] 報告

平野紘一さん(マスターズ代表) Thu Nov 16 11:38:27 JST 2006

エンジョイオーディオ!その行く道は!?

 WRアンプの製作・販売を始めて、数年経った。
おかげ様でその製作台数は3桁になっている。

わたしのようにオーディオ黎明期から、繁忙期にオーディオで飯を食ってきた者には現状及び近未来が楽しみであり、心配である。

 長年、オーディオ業界にいるので(1965年から)、内外からいろいろ情報が入ってくる。 

皆さんの参考になるかどうか分からないが、ここに書いてみることにする。 

 まず、アメリカではオーディオ、とりわけ、ハイエンド・オーディオは非常にシュリンクしてしまっている。

振りかぶって言うと、共和党の金持ち優遇によって、金持ちしか、ハイエンド・オーディオを買えなくなったからである。

従って、アメリカのハイエンド・コンポは非常に高額である。
また、アメリカのオーディオメーカーの設立・廃業・転売が著しい。

 あの、有名なオーディオ誌”ステレオファイル”もあまり、みるべきものが無くなってきた。

マッキントッシュはクラリオンに支えられてきたのは故存知の方も多いと思うが、クラリオンが傾いてきて、マッキントッシュはリップルウッドの傘下に入ることになった。今後、どのような方向になるのか?


今年、創業60年になるJBLの新商品開発のエネルギーは素晴らしい。

 アメリカの友人に聞くと、JBLをアメリカの東海岸ではあまり見かけないと言う。

JBLを率いるハーマンさんはユダヤ人だけにクレバーであるから、JBLをうまく導いていくと思う。そうなると、JBLの商売はアジア、それも、日本、中国、台湾、それに韓国あたりのオーディオファイルの方々が買うのではなかろうか?
特に、最近の中国の富裕層の購買意欲がすごいらしい。

 金持ちではないオーディオ好きのアメリカ人は AVレシーバーを買って、スピーカーを自分できれいにセットして、SPケーブルは壁に入れてきれいに処理するらしい。

重点はやはりVであり、それからがAであると言う。
AVレシーバーは日本勢(DENON、パイオニア、ケンウッド、ヤマハなどなど)が強いと言う。

 ハイエンドオーディオではなかなか日本勢はむずかしそうである。
まず、スピーカーではサウンドバランスの点で、イエローがやったのは認めたがらないようだ。

スピーカーユニットでは日本の技術は世界一であったのだから、サウンドバランスは早く、彼等に任せれば良かったのだ。近年、パイオニアがそのようなシステムを取り入れて、かなり良いサウンドバランスになったと言う。
(つい、最近、CEATECでパイオニアのこの種のSPシステムは聴いた。かなり、聴かせる!)

 アンプでは、近年デジタルアンプが登場しているが、高周波を取り扱うので、もう、普通のオーディオメーカーでは他におえないところまできている。

すなわち、デバイスはIC製造ノウハウが必要だし、プリント基板は多層構造が必要である。こうなると、初期投資が大変で数が出る平面TV、5.1chサラウンド、カーオーディオ用アンプ、それこそipodのようなアイテムにデジタルアンプは皆さんの気がつかない分野にどんどん採用されている。
最近のTV、音質が違うとは、皆さん気がつかないかな?

 アメリカのハイエンド・オーディオは一握りのお金持ちが買えるものになってしまったから、日本での価格は¥100万を超えるものが多くなったのはそのせいでもある。

 それでは、ヨーロッパはどうかと言うと、まだ、かなり、健全である。

まだまだ、SACDはこれからだし、アナログレコードも健在で、アナログレコードプレーヤー、フォノアンプ、カートリッジなどもある。スピーカーが苦手だったドイツからエラックのような小型でありながら、優れた音質のSPが出てきたし、B&Wに至っては技術的にも、サウンドバランス的にも非常に評価が高い。アメリカでもB&Wはアメリカ勢を圧倒していると言う。

 価格も特に金持ちでなくとも、買えるようなリーゾナブルな製品が多い。
残念なのは、BBC出身のSPブランドに元気がややないことだ。BBC出身のエンジニアから、後継者への橋渡しが難しいのかも知れない。

 さて、日本の現状はどう見たらよいであろうか?

特にアンプに絞ると、アキュフェーズ、DENON、マランツ、LUXとブランドも限られてきた。そして、真空管アンプは中国製も多くなってきた。
そして、オークションを眺めると、懐かしいアンプが沢山、売りに出ている。
どう、考えたらよいのだろうか?
 
 医学的には聴覚・味覚は発生学的に皮膚感覚の一部である。そして、オーディオはエンジョイするものである。そこから、WRアンプのような、NFBアンプの問題点を解決したアンプもあるし、ノンNFB真空管アンプもあるし、小型・高効率(言わばオーディオのファーストフード)のデジタルアンプもある。
それぞれの主張があり、これぞオーディオは面白いと思う。

 最後に話が少しそれるが、NFBの発明者ハロルド・ステファン・ブラック氏に生前お会いしたS社のTS氏の話によると、NFBはMASTER &SLAVE システムであると言う。誤解されそうであるが、悪い意味ではないことを次回書かせていただこうと思っている。
 
 ”皆さん、一度きりの人生!楽しんでください。それには、広告も充分ではなく、地道にやっているところも尋ねてみると、新しい発見、喜びを得ることありますよ!”
http://west.wramp.jp/datawr13.html

17. 2020年11月08日 09:47:58 : clChoBGbOA : L3dzaVcvS1dSVkE=[6] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
サンスイSP-2005 は良いサウンドがする 2020年11月08日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/22eec5cafadc7a325198b98ce15fff35


下段のスピーカー サンスイSP-2005はなかなか良いサウンドがする。1970年代当時聴いた時も「良いサウンド」だと感じていたが、実際に使って見てもJBLやALTECのブックシェルフサイズのSPと遜色ない性能を持っている。

SPユニットは5個。スコーカーとツイーターは2個づつ付いている。低域は30cmの高能率型。重低音は出ないがD130系の軽快なサウンドが特徴。D208の20pクラスとは低域の豊かさが違う。

リアパネルには⓵フルレンジ A2ウェイマルチ B3ウェイマルチアンプ方式の切り替えSWが有り、1台のアンプでも使える。

現在はTA-2000FとTA-3120の組み合わせで鳴らしているが、JBLサウンドと遜色ないサウンドを出している。中古価格¥2万円/セット(送料別)で手に入る事を考えるとコスパが良い。マルチアンプ化して遊ぶ事も出来る。しばらくは楽しんで見たい。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/22eec5cafadc7a325198b98ce15fff35

18. 中川隆[-10076] koaQ7Jey 2020年11月08日 09:51:48 : clChoBGbOA : L3dzaVcvS1dSVkE=[7] 報告

1970年代の日本のスピーカーやアンプは欧米の有名ブランドに引けを取らなかった

ソニー プリアンプ TA-2000・TA-2000F
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1066.html

パイオニア Exclusive M5
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1064.html

パイオニア プリアンプ EXCLUSIVE C7・C7A
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1067.html

19. 中川隆[-10074] koaQ7Jey 2020年11月08日 10:15:27 : clChoBGbOA : L3dzaVcvS1dSVkE=[10] 報告
SANSUI SP LE8T - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=SANSUI+SP+LE8T+
SANSUI SP-LE8T
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/sp-le8t.html

\ 57,900(1台、1973年頃)
¥70,000(1台、1974年頃)
¥69,000(1台、1979年頃)
 
ロングセラーとなったJBLのフルレンジユニットであるLE8Tを用いたスピーカーシステム。

ユニットには20cmコーン型フルレンジスピーカーであるLE8Tを採用しています。
振動板には特別製法のコーン紙に特殊な白色のダンピング材を吹き付け、最適な剛性や質量を実現しています。また、センタードームには0.05mmの極薄加工ジュラルミン製センタードームを採用しており、ボイスコイルボビンに直接取り付ける構造によって高域特性を伸ばしています。
磁気回路には3kgのアルニコVマグネットを採用しており、質量が大きくリラクタンスの低いポット型磁気回路とすることでトッププレートに全磁力を集中させています。また、ポールピースには高炭素鋼製のものを採用しています。ボイスコイルにはリボン状のアルミ線を用いたエッジワイズボイスコイルを採用しています。
フレームにはアルミダイキャスト製フレームを採用しています。

エンクロージャーはサンスイが独自に作成したものを使用しており、木工技術を結集した組格子グリルのデザインとなっています。
板材には硬質ホモゲンを使用しており、グリルの格子は檜組格子となっています。
外観の仕上げはウォルナットのオイル仕上げが施されています。

LE8Tの画像 ユニット断面図 特性図

機種の定格
方式 1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型


ユニット 全帯域用:20cmフルレンジコーン型(LE8T)
インピーダンス 8Ω
最大許容入力 20W(1973年カタログ記載)
40W(連続プログラム)
磁束密度 8,500gauss
マグネット・アセンブリー重量 3kg
出力音圧レベル 89dB(新JIS)


材質 硬質ホモゲン
仕上げ ウォルナットオイル仕上げ
グリル 檜組格子


外形寸法 幅358x高さ596x奥行300mm
重量 18.3kg
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/sp-le8t.html


サンスイ SP-LE8T1966(昭和41年) 
バスレフ型 20cmフルレンジスピーカーシステム 
¥49,500(1台)

JBLの名作「LE8T」をサンスイがシステム化。
オリジナルの「ランサー44」よりも高い評価。
 この年、サンスイはJBLと総代理店契約を結んだ。この選択が、アンプが主だったサンスイからスピーカーシステムの名作が生まれるきっかけになった。
 サンスイの技術陣が、JBLのサウンド・ポリシーと技術に、相当の刺激を受け発奮したことが、この「SP-LE8T」の出来栄えに良く現れている。改めて説明するまでもなく、名作ユニット「LE8T」を、サンスイ設計のパイプダクトによるバスレフ型の箱に収めたもので、JBLのオリジナルモデル「ランサー44」(¥56,400)に相当した。
 箱の容積は、サンスイの方が気持ち僅かに大きく、パイプダクトのチューニングも良好で、オリジナルのランサーよりも低域の音像の明瞭さにおいて勝っていたようだ。

 また、この頃よく言われた「箱はオリジナルに限る」といった偏った見方を覆し、フルレンジシステムとしては、異例ともいえるロングランを誇った。そして、今日でも、衰えを知らぬ中古人気の高さは驚くほどである。
*外形寸法:W358×H596× D300mm 
*重量:18.3kg
http://history-of-stereo.com/13-sansui.html


▲△▽▼

LE8T 20cmフルレンジユニット 1962年
¥38,000(1966年当時)

未だに支持者の耐えないフルレンジの傑作ユニット。

 わが国に輸入されたフルレンジユニットの人気の高さで、この「LE8T」を超えるものは、まずないであろう。もちろん、国内のオーディオメーカーに与えた影響ははかり知れず、外観までそっくりの類似品が数多く出現した。

 ただ、「LE8T」で誤解されているのは、ジャズ向きという定説である。そんなことはなく、例えば、クラシック通の定番であったタンノイ「IIILZ」のユニットの弱点を十分にカバーし、シンフォニーを聴いても何ら不満はない。ソプラノ帯域においても分解能の高さがソノリティーの良さに表れている。「LE8T」を使ったオリジナルシステムのバリエーショーンは幾つかあるが、やはり、サンスイ製の「SP-LE8T」がひとつのスタンダードであろう。勿論、それ以上の容積の箱に入れて可能性をさらに引き出すことは可能だ。


詳細は

JBL LE8T
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1097.html

20. 中川隆[-10073] koaQ7Jey 2020年11月08日 10:27:34 : clChoBGbOA : L3dzaVcvS1dSVkE=[11] 報告
イシノラボ 平野紘一

連載 日本オーディオ史
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/

連載 オーディオアンプ講座
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_amplifier_lecture/

店長のブログ
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/

超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/689.html

21. 中川隆[-9865] koaQ7Jey 2020年11月17日 16:54:44 : GmJ0HtwMbI : NzRCRVhEMHdYY1E=[39] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
100年前では骨董の範疇に入らないが・・・ 2017年06月13日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/15ca11034c834d0fc6ef2b2a1c87f701

エジソンの蓄音機発明から続く「オーディオ」は、まだ100年くらいの歴史しかない。「音質」に拘ってSPユニットやトランス・真空管の追求をしていたら、50年以上前の商品に行きついた。「ビンテージ」という言葉で代表されるが、自分でも何だか「骨董品」を集めているような感覚になる。

日本のオーディオ全盛時代は1970〜1990年の20年くらい。各社が次々と弩級のSPやアンプ等を販売していた。それに先立つ米国は1950〜1970年の20年間がオーディオの全盛時代の様に思う。自分が欲しいSPユニットや機器類がその時代のモノに集中する。

米国のオーディオ文化はWEやRCA、ツルソニック、ユニバーシティ・・・ALTEC・JBLと云った系譜が繋がっている。初めはトーキー用から始まり、家庭用へと変化して行っている。やはり、この時代の「開発努力」は素晴らしいモノが有ると思う。

日本のオーディオでは、アンプ類やソース機器においては非常に優秀な進化を遂げてきたと感じているが、ことSPについては、米国の2番煎じの感が否めない。高価格のSP達も1970〜80年代に色々聴きかじったが、米国メーカー製と比べると「何処か中途半端」な感が残り手元に来る事は無かった。

オーディオ機器は「電化製品」で有る。その耐用年数は精々30年以下だろう。そんな背景の中でオーディオ機器は50年以上前のモノが珍重されている。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/15ca11034c834d0fc6ef2b2a1c87f701

22. 中川隆[-9703] koaQ7Jey 2020年11月23日 13:15:22 : kRUBXkulcE : N0ZLaXVybHNtS28=[19] 報告
Whistle Stop Cafe U

JBL換装SANSUI MONITOR 2130,2120のこと vol.1 2020-06-22
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605968994.html?frm=theme


武蔵小金井に大学時代の親しい友人がいた関係で

社会人となっても時々、中央線に乗り出かけることはしばしば。

村上春樹氏の”初代・Peter Cat”始め、

国分寺や国立の古本屋にバーや音楽喫茶など徘徊したついでである。

泊りがけで二人で久しぶりにギブソンのジャズ・ギターを弾いて楽しむ事もある。

もちろんギターアンプはJBL内蔵のフェンダーだ。

帰り道ふらふらと北口側へと回り、線路沿いに続いている梅林を見ながら寄り道の途上に

故・岩崎千明氏の二軒目の方の家があった。

そこの1階にある駐車場は各種のスピーカー始めオーディオ機器が埃をかぶって

山のように積まれていたのだ。

たぶんメーカーがこぞって持ち込んだものだろう。

その中に、サンスイのMONITOR 2130が山の一番上で

傾きながら、放置されていたのを目撃したことがある。

もったいない。である。

新宿にサンスイがあった時代に、岩崎さんとは何度かお話させて頂いたことがある。

若気の至りで、過激でぶしつけな質問に閉口されたであろう。

それでもいつも丁寧に対応された優しいお人柄であった。

しかし岩崎さんは、その時すでに亡くなられていたのである。


https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605968994-14777813254.html


整理しているオーディオ(特にJBL)の古い大型カタログの一部。
これらは折り目で切れ、ボロボロである。
これは断片、切れ端である。


捨てずに残っていたのは、当時の思い入れがあったからだと思う。
当時のサンスイが、JBLのエキステンド・レンジのドライバーを
自社のエンクロージャーへ搭載し、それぞれツイーターやミッドハイのドライバーを
後付で追加し、JBL得意の奥の深いシステムとして発展性をもたらせた。
とどめでお家芸ともいえる七宝組格子付のネットをつける念の入れ様ときた。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605968994.html?frm=theme


JBL換装SANSUI MONITOR 2130,2120のこと vol.2 2020-06-22
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605969655.html?frm=theme


SANSUI MONITORと謳うこのシリーズの
搭載されるドライバーの口径は、
それぞれ30cmの2130(D120)、25cmの2120(D110)、20cmの2115の3種類がある。


https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605969655-14777813307.html


SASUI MONITOR 2130は、D131の後継機でもあるギターアンプでもおなじみの、
D120のプロ仕様でK120も実際は同じもの。後のE120へと続いた。

D130の弟分だが、相対的な磁気回路は兄貴を上回る。

ステージモニターとしても、これ以外考えられないし、

15インチツインウーハーのミッドバスとしても最強。


https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605969655-14777813317.html

SASUI MONITOR 2120

MONITOR2120は、2120、K110と同様にD110のプロ仕様。
これもフェライト・ヴァージョンとしてSFG化され、
E110として大活躍した。

オーディオによし、ギターアンプにもよしである。


https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605969655-14777813326.html

SASUI MONITOR 2115

最後のMONITOR2115だけは前二者と性格は異なり、
低能率でコーンのストロークで低域を稼ぐタイプで、
名前だけは有名なLE-8Tのプロ用だ。

ランサプラスが塗布されずその分反応は良い、
口径にしては豊かな低域と感ずるも、所詮は箱の共鳴を利用した低域である。
JBLとしては、マイルドな味付けで、Dシリーズを好む者からすれば、
大人しすぎ、20cmという小さな口径もあってか、寂しい音で
はっきり言って、熱い空気感をも伝える、ジャズの再現には物足りない。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605969655.html?frm=theme


JBL換装SANSUI MONITOR 2130,2120のこと vol.3 2020-06-22
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605976691.html?frm=theme


このシリーズ、個人的には過去に全て経験している。
どれを選ぶかなら、ミッドに2370等ホーンをおごることを前提なら
モニター2130だ。

D130と同じ時期回路を有し口径が30cmならば、
相対的にも、JBL最強の磁気回路である。
音もカタチも良く似た、ALTEC LANSINGの600Bは、同じランシングの設計による
いわば姉妹機種で、高域のスピードが低域まで横一線に並び
スパーンと立ち上がる様は、快感以外の何ものでもない。
芯のあるソロはしっかり前に出るし、低域も適度な柔らかさを持つのは
D130譲りではないか。

そしてギターアンプでもおなじみのD110のプロ用、モニター2120である。
製造中止後はK110となったが、D130を小さくしたような再現性は
小口径の利点を生かした中〜中高域の繊細さや小回りの利いた再現性ゆえ
これのファンは多い。
ミッドドライバーより、素直にツイーターを足してあげると良い結果を生む。
今自分がランサーとともに愛用しているのが本機である。


この3機種は(ドライバーも含め)いずれも、とうの昔に製造中止となっている。
中古でしか手にできないものばかりだが、
JBLやALTEC LANSING、この時代に作られたエキステンド・ドライバーは
今作れとを言われても、それは到底叶わない夢のような時に、高性能を探求し設計・製造された
20世紀の世界遺産のようなものだと思えてくる。


https://ameblo.jp/oohpopo/image-12605976691-14777813467.html


E シリーズ

フェライト化(SFG)されたモデル

フェライトの利点でもある、大パワーでも磁気が弱くならず、

何十年経っても減磁しないのは、特にSRやギターアンプでは有利。

特に紙のドライバーは違和感もなく、アルニコタイプよりも、

かえって使い易いモデルに変身しているほど。

低域もSFGのが、伸びていると思う。

因みに現在のJBLは、磁気効率の高いネオジウムの磁気回路にシフトされ続けている。
https://ameblo.jp/oohpopo/entry-12605976691.html?frm=theme

23. 中川隆[-9701] koaQ7Jey 2020年11月23日 13:21:51 : kRUBXkulcE : N0ZLaXVybHNtS28=[21] 報告
SANSUI Monitor 2115 ¥80,000(1台、1974年頃)
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/monitor2115.html

JBLのプロフェッショナル用ユニットであるModel2115を用いたスピーカーシステム。

ユニットには20cmのコーン型フルレンジユニットであるModel2115を搭載しています。
磁気回路にはアルニコVマグネットを採用しており、鋳鉄のリターンサーキットに収納することで漏洩磁束を少なく抑えています。また、センターポールピースに純銀のコーティングを施し、インピーダンスコントロールリングとして働かせています。
ボイスコイルには50mm径でJBL独自のエッジ巻アルミリボンを採用しています。さらに、ボイスコイルボビンに直接取付けたダンプド・ジュラルミンドームによってクリアな再生を実現しています。
フレームにはアルミダイキャストを採用しており、大出力時においても変形を少なく抑えています。

プロ用ユニットの特徴を引き出すため、エンクロージャーには音響用パーチクルボードを採用しています。また、バッフル板には北欧製の樺桜合板を、補強材には米松を使うなど、材質には最新の注意が払われています。さらに、バッフル板の取り付け構造にホゾ組みを採用し、その他の各板の接合にはスプラインと隅木による十分な補強が施されています。

2ウェイ方式にグレードアップが簡単にできるエンクロージャー構造を採用しており、JBLプロ用トゥイーターModel 2405やネットワークModel 3105を使用することで2ウェイスピーカーシステムにすることができます。

外観はウォルナット・オイル仕上げとなっています。また、フロントグリルには天然檜材を用いた手作りの七宝組子を採用しており、格調高い仕上げとなっています。

機種の定格
方式 1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
ユニット 全帯域用:20cmコーン型(2115)
最大許容入力 40W
インピーダンス 8Ω
周波数特性 36Hz〜18kHz
出力音圧レベル 92.5dB(NewJIS)
外形寸法 幅350x高さ630x奥行355mm
重量 19.4kg
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/monitor2115.html


▲△▽▼

SANSUI Monitor 2120 ¥100,000(1台、1974年頃)
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/monitor2120.html

JBLのプロフェッショナル用ユニットであるModel2120を用いたスピーカーシステム。

ユニットには25cmのコーン型フルレンジユニットであるModel2120を搭載しています。

2ウェイ方式にグレードアップが簡単にできるエンクロージャー構造を採用しており、JBLプロ用トゥイーターModel 2405やネットワークModel 3105を使用することで2ウェイスピーカーシステムにすることができます。

外観はウォルナット・オイル仕上げとなっています。また、フロントグリルには天然檜材を用いた手作りの七宝組子を採用しており、格調高い仕上げとなっています。



機種の定格
方式 1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
ユニット 全帯域用:25cmコーン型(2120)
最大許容入力 60W
インピーダンス 8Ω
外形寸法 幅393x高さ645x奥行385mm
重量 23.5kg
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/monitor2120.html


▲△▽▼


SANSUI Monitor 2130 ¥150,000(1台、1974年発売)
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/monitor2130.html


JBLのプロフェッショナル用ユニットであるModel2130を用いたスピーカーシステム。

ユニットには30cmのコーン型フルレンジユニットであるModel2130を搭載しています。
磁気回路には102mmφの大口径エッジ巻きボイスコイルと高能率の大型マグネットを採用しています。

エンクロージャーには厳選した素材を採用しており、側板・天板・底板などに音響用の高密度パーチクルボード、フロントバッフルには北欧製の樺桜合板、補強材には米松などを使用しています。
また、バッフル板の取り付けにはホゾ組み構造、その他各板の接合にはスプライン構造や隅木を採用するなど、十分な補強が施されています。

外観にはウォルナットのオイル仕上げが施されています。また、フロントグリルには天然檜材を用いた手作りの七宝組子を採用しており、格調高い仕上げとなっています。

2ウェイ方式にグレードアップが簡単にできるエンクロージャー構造を採用しています。
グレードアップの基本的な組合せ例として、ドライバーModel2410とホーンModel2305とネットワークModel3120の組合せや、トゥイーターModel2405とネットワークModel3105の組合せなどがありました。

機種の定格
方式 1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
ユニット 全帯域用:30cmコーン型(2130)
最大許容入力 40W
インピーダンス 8Ω
周波数特性 45Hz〜10kHz
出力音圧レベル 101dB(NewJIS)
外形寸法 幅430x高さ766x奥行433mm
重量 30.7kg
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/monitor2130.html

24. 2020年12月22日 08:39:10 : nuMuC3FGQw : bjhSdFprbHJINGc=[8] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
コーラル Flat6 16cmフルレンジのサウンド 2020年12月22日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/015aef399113b2ca378f815997c8a72a


コーラル Flat6 16cmフルレンジSPを畳に直置きで鳴らしています。本来はチャンとしたSPスタンドに載せて使いたいのですが、置き場所が有りません。専用のスタンドを作ってやりたいですね。

ドライブしているアンプは、写真上段のTA-2000+TA-3120A(50W/ch)・・・D208システム用と共用しています。

出てくるサウンドはJBL LE8Tと遜色ないサウンドです。低域のエネルギー感は若干劣りますが、高域が伸びていて、フルレンジとしての完成度は高いですね。私の処では、ケーブル類を「自作」して一般のケーブルより遥かに高い伝送能力を持った配線にしています。音の厚みとかをケーブルで補っていますので、かなり分厚いサウンドを出して来ます。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/015aef399113b2ca378f815997c8a72a

25. 中川隆[-8937] koaQ7Jey 2020年12月25日 22:00:33 : E44YwpaOb6 : TXRtS0lINkd6Z2s=[2] 報告
561: RW-2 :2020/12/25(金) 17:56:16 HOST:252.18.135.27.ap.yournet.ne.jp

P610でもPE-16でもゲンコツでも、あの当時の真空管時代の設計のユニットは
やっぱ平面バッフルか後面開放箱で鳴らすのが宜しいようで。古色蒼然でワイド
レンジでもありませんが安心感の中に溌剌感もあって意外にリアリティある発声。

バスレフとかバックロードなる誤魔化し箱に入れますとその良さが消え失せます。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1417941619/l50

26. 2021年1月04日 21:00:07 : FULbsDkRs2 : ZWhRdW00Ni9sWUk=[35] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
日本の国産スピーカーに興味が出て来た・・・ 2021年01月04日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/368126c9402bba5d961b6075dcf7ea2e


国産のスピーカーに凝るきっかけは、D208システムに使ったツイーターの質感だった。JBLのユニットでないと出ないと思っていた「シンバルの質感」がいとも簡単に出た。SP-70の純正品のツイーターです。

次に入手したのが同じサンスイのSP-2005。このSPは1,973年当時、販売店で聴いていて、音が良い事は知っていた。当時はJBL#L-100を使っていたので、購入することはなかった。50年振りにこのSPのサウンドを確認して、「なかなか良い音」がすると感心した。このSPのユニット配置は、ミッドとツイーターが2個づつ使って有る。これは、私のメインシステムのユニット配置に相通づるものです。私より先に既にこの様なユニット配置が50年以上前に完成していた事に感心しています。突き詰めていくと同じ発想になる様ですね。

次に手に入れたのがCORAL FLAT6と云う16pフルレンジシステム。16〜20pくらいの「フルレンジ」と云えばJBLのLE8Tが有名ですが、このFLAT6もなかなか大して同等以上の性能です。・・・こうやって国産SPを買いあさってしまいそうです。他にもYAMAHAの1000MやビクターのSX-7にも食指が動きます・・・がもうここまで・・・物欲を抑えないと部屋がSPで溢れてしまいます。オーディオマニアのサガでしょうか?

一人でやっていますので、もう大型システム(38pウーハーシステム)は導入できませんし、既に3セット大型システムが有ります。一人で遊ぶとなるとどうしても「ブックシェルフ」タイプのサイズになります。重量的にも20Kgが限界値ですね。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/368126c9402bba5d961b6075dcf7ea2e

27. 中川隆[-8351] koaQ7Jey 2021年1月12日 09:52:49 : ihoF0lzm7w : QkNjZzd4eGdjNUU=[10] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
サブシステムも現在では不満がない 2021年01月12日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/37789324b86de7e16189ae5588ca11b6


サブシステムも現在では大きな不満はない。3つのSPシステムが有るが、どれも良く鳴っていると思う。

サンスイSP-2005等息子に聴かせたら「JBLサウンド」と勘違いしていた。

息子はRCAWフロントロード箱にD130×2発と中高域はオリンパスと同じユニットを使っている。ホーンはHL90(お化けホーン)を使用している。7年間私と一緒に「機器の音質比較」や「システム比較」、ケーブルの開発における比較試聴等をやっていた。だから、かなり耳は出来ている。その彼が「JBLサウンド」と間違うくらいSP-2005は良く鳴っている。

CORALのFLAT6も一般のラインケーブルからNo3グレードのケーブルに交換したら、激変的に歌いだした。内部配線のグレードを上げようとも考えていたが、そのままでも十分聴き答えが有る。

D208システムはもう少し低音の量感が欲しいと思う事は有るが、透き通った質感とシンバルのアタック音とか申し分なく、いつまでも聴いていられる質感になっている。

どのシステムも良くなってきているので、手を出せなくなってる。こうなるとオーディオ的には面白くない。触れなくなってしまう。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/37789324b86de7e16189ae5588ca11b6

28. 中川隆[-7776] koaQ7Jey 2021年2月02日 10:31:08 : cJl87yAxbo : bzBJUGR5c082WC4=[7] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
サブシステムが心地よく鳴りだしている 2021年02月02日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/86abd8397609b802df518753c516c3d3

サブシステムは現在@D208システム ASP-2005マルチアンプシステムを常時繋いで、毎日聴いています。D208システムはヴォーカルが良いですね。歌謡曲やフォークソング・JAZZヴォーカルをメインに聴きます。

D208ユニットは下の方があまり伸びていないので、打楽器のアタック感に物足りなさを感じますが、ヴォーカルは非常にいい雰囲気で再生します。高域のサンスイのツイーターはシンバル音など非常に性能が高いです。


サンスイSP-2005マルチアンプシステムが更に良い。JAZZを軽く流しているだけで、身体が浮き立つような感覚にしてくれる。聴いていて耳疲れしないサウンドで、「ヌケ・キレ・ノビ」が感じられ、意外と「低音のアタック感」もしっかりしている。30pウーハーの力強さがある。一般家庭ならメインSPとして使える完成度です。

50年前のSONYのアンプをメンテして使っています。半年もかけて鳴らし込みを続けてきた成果が出始めて居る様です。見てくれはあまり高級オーディオの感じは有りませんが、「さりげなく」出てくる音は高級感いっぱいです。オーディオは使い手の耳が出来ているかでかなり変わります。

今ではこのSP-2005システムを一番よく聴きます。軽く弾み、余韻もいっぱい出るので、ながら聴きしながら余韻まで楽しむ事が出来ます。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/86abd8397609b802df518753c516c3d3


JBLのサウンドの特徴 2021年02月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a9cb24aae86f25bab7d4f696577e3575

JBLのサウンドの特徴として「エネルギー感」の再現が国産SPとは違う。これは、自分が20歳頃に感じたものです。それ以来「JBL党」になりました。

現在3ウェイマルチアンプシステムで鳴らしているサンスイSP-2005は、かなり良いサウンドで鳴っていますが、「エネルギー感」はJBLのユニットには及びません。そもそも#375のサウンドとコーン型MIDレンジユニットを比べること自体が無理な話です。ユニットの金額も作りも根本的に違います。SP-2005はJBL#4311クラスと比較すべきでしょう。下手な#4311よりSP-2005は良い音に出来ます。初めから3ウェイマルチアンプに出来るように作られていますから・・・。

JBL#4311もオリジナル状態では私の使う「音質」に届きません。内部配線を「特殊な銀線」でやり直して、初めて「私の使用に耐える音質」になります。2セット程作成しましたが、大型システムが要らないくらい良く鳴ります。

過去に色々なSPを集めて、オリジナルのサウンドと内部配線を交換したサウンドを確認してきています。道楽も過ぎると毒になりますので、もうここら辺で終止符を打ちたいと思っています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/a9cb24aae86f25bab7d4f696577e3575


SANSUI SP-2005 ¥37,900(1台、1972年頃)
SP-2005の仕様
https://audio-heritage.jp/SANSUI/speaker/sp-2005.html

29. 中川隆[-7326] koaQ7Jey 2021年2月16日 08:43:57 : 44N2D6Lynk : ZkFMRk5ZSXJwdHM=[17] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
コーラルFlat6スピーカーも鳴らしてやらなければ・・・ 2021年02月16日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c24f20c42324ddfdf2f508f657d33ebb


TA-2000プリのOUTPUTは2系統あるが、1系統しか使えません。いつもはD208システムを鳴らしていますが、1ヶ月に1週間はコーラルFlat6を聴きます。ヴォーカルが良いですね。16cmフルレンジは音のバランスが良いですね。JBL#LE8Tもコーン紙の直径は16cmです。LE8Tよりも高域が良く伸びています。

上段のプリ(TA-2000)+パワー(TA-3120A)でD208システム、上段のプリ+下段のパワー(TA-3120)でコーラルFlat6を鳴らします。このアンプの組み合わせは、1965〜1968年製で、私が中1or高1の時代ですので、元々ご縁が無かったアンプ達です。もう50年以上前のアンプですので、70歳の方でやっと知っているぐらいの機器達でしょう。Flat6も1972年製ですので古いです。

古いと云えば、私の使っているSPシステムは1950〜1960年代の物ばかりです。新しいから性能が優秀とは限りません。同じ型番でも30年も続いていると、その間に「コストダウン」され、性能が大きく下がっている物も多々あります。自分の耳で確認する事ですね。

アンプでも、50年前のアンプの方がメンテ性も良くて(修理が出来る)、壊れにくいと思います。(シンプル)但し、基本的なメンテはしてあげないと安心して使えません。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/c24f20c42324ddfdf2f508f657d33ebb

30. 2021年4月16日 13:12:51 : mV2k7WRgio : MGYvb2xWOERxY0k=[17] 報告
Date: 1月 25th, 2021
日本のオーディオ、これまで(技術の植民地)
http://audiosharing.com/blog/?p=34008


昔もいまもそうなのだが、多くのオーディオマニアは、
日本製のスピーカーよりも海外製スピーカーをありがたがる傾向がある。

こんなことを書いている私自身もそうである。
そうであっても、トータルの音ではなく、
これまで日本のオーディオメーカーがスピーカー開発にかけてきた技術力は、
そうとうなものだった、と思っている。

スピーカーユニットの振動板の素材開発にしてもそうだし、
ユニットの構造もさまざまなものが登場してきた。

測定技術においてもそうだった。

いま海外メーカーが、技術的メリットを謳っていることの多くは、
ずっと以前に日本のメーカーが実現していたことだった。

なのに、そんなことをすっぽり忘れてしまっているオーディオマニアがいる。
若い世代のオーディオマニアならば、
そういった日本のスピーカー技術をよく知らないだろうからしかたないが、
私と同世代、上の世代においても、忘れてしまっているのか、
もともと興味がなくて調べることすらしなかったのか、
どちらにしても、その人が好きな海外メーカーのブランド名をあげて、
ここはすごい、といっている。

その技術は、ダイヤトーンがとっくに実現していましたよ、と返しても、
知らない、という。自分の知らないことは事実ではないような顔をする人もいた。

そんな人がえらそうことを若い世代に対して語ったりするのか。
そんなことも思うのだが、そんな人のことは実はどうでもいい。

欧米のオーディオメーカー、特にヨーロッパのメーカーがうまい、と感じるのは、
そんなふうに日本のオーディオメーカーが開発した技術を、
こなれたころになってうまく利用しているところにある。

1970年代から1990年代にかけての日本のオーディオメーカーは、
その意味では海外のオーディオメーカーにとっての技術の植民地といえるのではないか。
http://audiosharing.com/blog/?p=34008

31. 中川隆[-4112] koaQ7Jey 2021年6月21日 09:58:45 : U1K9HodENM : VUxCYU5QZlhIeS4=[13] 報告

2021年06月21日
不用品を高く買わせる方法に長けている欧米ブランド企業
http://www.thutmosev.com/archives/86101303.html


みんな高級外車は軽自動車より安全と思ってますが、そんな単純なデータはないです。
イメージとして高級で安全だから買うのです


マーケティングとは不用品を売る事?

ある人に言わせると現代の営業マンやあらゆる広告の役割は「客を騙して要らないものを売りつける」事だそうです。

もちろん家具を必要としていたりスマホを必要とする場合はあるが、あらゆる人は既にそうした物を所有しています。

例えば最近ランドセルが高級化し10万円を超えるものが売れていて、しかも1年前から予約しないと買えないそうです。

ランドセルがいくつ売れるかは、6年前の出生数を見れば「今年は前年比マイナス5%だな」などと推測できます。

年々販売数が減少している商品で、手作りの工程があり少数の職人が1年間かけて製造します。

ランドセルは2万円台のもありアジアで製造すれば1万円でもできると思うが、高級でカラフルなのが人気がある。


数千円のカバンでも役割は同じなのにランドセルを廃止しろという意見は少なく、今後も子供がいる限り売れ続ける。

ランドセルはちょっと見には全て同じだがよく見れば高価格なのが分かり、親の自尊心を満足させる。

子供が「10万円のランドセルが欲しい」と言うはずが無いので、実は親のプライドのために売られています。


高級自動車や高級スマホも、実は低価格な軽自動車や格安スマホと機能はあまり変わらない。

以前警察の統計を見て驚いたのだが、事故件数当たりの死亡率は、車種別では軽乗用車がもっとも少なかった。(軽貨物は多かった)

これは軽自動車は女性ドライバーが多く、女性の交通事故の多くは「時速40キロ以下」で起きているためです

日本製品が売れるには動機づけが必要

一種の数字の錯覚ですが最近の軽自動車は以前より安全なのは間違いなく、反対に最も死亡率が高いのは大排気量の外国車でした。

これはドライバーのほとんどが男性で事故時の速度が高いからで、フェラーリが危険という事ではない。

同じ軽でも軽貨物は死亡率が非常に高いが、これもドライバーの性別や速度や使用環境が影響しているかも知れない。


機能や安全性でベンツとワゴンRは大差ないのに、ベンツに乗っていると人間が高級に見えるので金持ちはベンツを買います。

スマホは安いアンドロイドは操作性で劣っていたが、最近は改善されて高級機との差は小さくなっている。

日本の女性はiPhoneが大好きで、iPhoneに非ずはスマホに非ずと思っている人も居る。


これらは本当は不要なのに購入したり、普及品でも良いのに高級品を購入する例で、消費者のハートを掴むことで売っています。

ダメだったのは日本の家電メーカーで、安い中韓製品よりシャープや東芝を買う理由を作り出せませんでした。

人々が「ベンツとワゴンRの機能は一緒なんだ」と気づいてしまえばベンツは売れず、日本の家電メーカーはそうなりました。


物が溢れている現代で要らない物を買ってもらうには、イメージや動機付けが決定的に重要です。

「家電製品てどれも同じでしょ」と思われたら人件費が安い国の製品が必ず勝ちます

先日あるスポーツ選手がグッチのTシャツを着ていて、ネットで調べたらアマゾンでは48万円で売られていました。


どう見てもただのTシャツに英語でGUCCIと書いてあるだけなので原価はせいぜい3千円、それを金持ちは数十万円で買っています。

欧米のブランド企業はこういう「不用品を高く売る方法」に長けていて、ある意味日本人も見習うべきかも知れない
http://www.thutmosev.com/archives/86101303.html

32. 中川隆[-13176] koaQ7Jey 2022年4月24日 18:02:32 : BZN3AY6AYA : a2lqa3RnYmIzL2s=[9] 報告
Date: 4月 24th, 2022
陰翳なき音色(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=37060


ステレオサウンド 36号に瀬川先生の「実感的スピーカー論 現代スピーカーを展望する」が載っている。
     *
 日本のスピーカーの音には、いままで述べてきたような特色がない、と言われてきた。そこが日本のスピーカーの良さだ、という人もある。たしかに、少なくとも西欧の音楽に対してはまだ伝統というほどのものさえ持たない日本人の耳では、ただひたすら正確に音を再現するスピーカーを作ることが最も確かな道であるのかもしれない。
 けれどほんとうに、日本のスピーカーが最も無色であるのか。そして、西欧各国のスピーカーは、それぞれに特色を出そうとして、音を作っているのか……? わたくしは、そうではない、と思う。
 自分の体臭は自分には判らない。自分の家に独特の匂いがあるとは日常あまり意識していないが、他人の家を訪問すると、その家独特の匂いがそれぞれあることに気づく。だとすると、日本のスピーカーにもしも日本独特の音色があったとしても、そのことに最も気づかないのが日本人自身ではないのか?
 その通りであることを証明するためには、西欧のスピーカーを私たち日本人が聴いて特色を感じると同じように、日本のスピーカーを西欧の人間に聴かせてみるとよい。が、幸いにもわたくし自身が、三人の西欧人の意見をご紹介することができる。
 まず、ニューヨークに所在するオーディオ業界誌、ハイファイ・トレイド・ニュウズ≠フ副社長ネルソンの話から始めよう。彼は日本にもたびたび来ているし、オーディオや音楽にも詳しい。その彼がニューヨークの事務所で次のような話をしてくれた。
「私が初めて日本の音楽(伝統音楽)を耳にしたとき、何とカン高い音色だろうかと思った。ところがその後日本のスピーカーを聴くと、どれもみな、日本の音楽と同じようにカン高く私には聴こえる。こういう音は、日本の音楽を鳴らすにはよいかもしれないが、西欧の音楽を鳴らそうとするのなら、もっと検討することが必要だと思う。」
 私たち日本人は、歌舞伎の下座の音楽や、清元、常盤津、長唄あるいは歌謡曲・艶歌の類を、別段カン高いなどとは感じないで日常耳にしているはずだ。するとネルソンの言うカン高いという感覚は、たとえば我々が支那の音楽を聴くとき感じるあのカン高い鼻にかかったような感じを指すのではないかと、わたくしには思える。
 しかし、わたくしは先にアメリカ東海岸の人間の感覚を説明した。ハイの延びた音をノーマル≠ニ感じない彼らの耳がそう聴いたからといっても、それは日本のスピーカーを説明したことにならないのではないか──。
 そう。わたくしも、次に紹介するイギリスKEFの社長、レイモンド・クックの意見を聞くまでは、そう思いかけていた。クックもしかし、同じようなことを言うのである。
「日本のスピーカーの音をひと言でいうと、アグレッシヴ(攻撃的)だと思います。それに音のバランスから言っても、日本のスピーカー・エンジニアは、日本の伝統音楽を聴く耳でスピーカーの音を仕上げているのではないでしょうか。彼らはもっと西欧の音楽に接しないといけませんね。」
 もう一人のイギリス人、タンノイの重役であるリヴィングストンもクックと殆ど同じことを言った。
 彼らが口を揃えて同じことを言うのだから、結局これが、西欧人の耳に聴こえる日本のスピーカーの独特の音色だと認めざるをえなくなる。ご参考までにつけ加えるなら、世界各国、どこ国のどのメーカーのエンジニアとディスカッションしてみても、彼らの誰もがみな、『スピーカーが勝手な音色を作るべきではない。スピーカーの音は、できるかぎりプログラムソースに忠実であり、ナマの音をほうふつとさせる音で鳴るべきであり、我社の製品はその理想に近づきつつある……』という意味のことを言う。実際の製品の音色の多彩さを耳にすれば、まるで冗談をいっているとしか思えないほどだ。しかし、日本のスピーカーが最も無色に近いと思っているのは我々日本人だけで、西欧人の耳にはやっぱり個性の強い音色に聴こえているという事実を知れば、そして自分の匂いは自分には判らないという先の例えを思い出して頂ければ、わたくしの説明がわかって頂けるだろう。
     *
ステレオサウンドが出しているムック「良い音とは 良いスピーカーとは?」にも収められている。

ここではスピーカーがつくられた国による音の違いなのだが、
同じことが時代による音の違いについてもあてはまるようなに、
最近思うようになってきた。

つまり、過去の時代の音の香り(匂い)については感じることがあっても、
同時代の香り(匂い)に関しては、自分の体臭がわからないのと同じように、
わからないのかもしれない、ということだ。

ウラッハは、遠い時代のクラリネット奏者である。
フレストは、まさに、いまの時代の同時代のクラリネット奏者である。

http://audiosharing.com/blog/?p=37060

33. 中川隆[-13037] koaQ7Jey 2022年6月13日 09:31:23 : agdRaMM22M : T0g0clMvalpUdTY=[6] 報告

Date: 6月 12th, 2022
日本の音、日本のオーディオ(その40)
http://audiosharing.com/blog/?p=37449

アグレッシヴとまでいわれたことのある日本のスピーカーから鳴ってくる音。
(その38)で引用している瀬川先生の文章も、そのことを伝えているし、
1980年代の598のスピーカーの音は、まさしくアグレッシヴだった。

それだけではない、ハイスピードを謳ったスピーカーシステムが、
一時期各社から登場していた。
ハイスピードを謳ったモノほど、そこから出てくる音はアグレッシヴであった。

その一方で、日本のスピーカーを代表する存在として、
日本の音とはっきりといえる存在として、ダイヤトーンの2S305があり、
2S305の音は、アグレッシヴからはほど遠い。

日本のスピーカーのアグレッシヴな音は、
店頭効果によって生み出されたもの──、そういう見方はたしかにできる。

でも、ほんとうにそれだけが理由なのだろうか。
日本のスピーカーシステムは、どの方向を目指していたのだろうか。

2S305の後に登場した日本のスピーカーで、
海外でも高い評価を得たのは、ヤマハのNS1000Mである。
鮮鋭な音といわれたNS1000Mである。

NS1000Mの登場と成功が、アグレッシヴな音を生み出すことにつながっていったのか。
NS1000Mの音は何度も聴いているけれど、
登場したころは、私はまだオーディオに関心をもっていなかったから、
当時のことを肌で感じているわけではない。

そのNS1000Mを、1980年代、ステレオサウンドの試聴室でじっくり聴く機会があった。
鮮鋭さを代表する音というよりも、充分に鳴らし込まれたその音は、
意外にも穏やかな面を聴かせてくれた。

日本の音、日本のスピーカーの音とは──、
について考えるときに思い出すのは、黒田先生の文章である。

ステレオサウンド 54号、スピーカーシステムの総テストで、
エスプリ(ソニー)のAPM8の試聴記に、それが出てくる。
     *
化粧しない、素顔の美しさとでもいうべきか。どこにも無理がかかっていない。それに、このスピーカーの静けさは、いったいいかなる理由によるのか。純白のキャンバスに、必要充分な色がおかれていくといった感じで、音がきこえてくる。
     *
これこそが、日本の音のはずだ。
残念なことにAPM8を聴くことはできなかった。
けれど、ダイヤトーンのDS10000は聴いている。

DS10000の音も、どこにも無理がかかっていない。

http://audiosharing.com/blog/?p=37449

34. 中川隆[-13035] koaQ7Jey 2022年6月13日 09:34:53 : agdRaMM22M : T0g0clMvalpUdTY=[8] 報告
期待外れのスピーカー _ 三菱 DIATONE フロア型スピーカー 2S-305 NHKモニター

Mr.トレイルのオーディオ回り道
期待外れのスピーカー
2022年01月01日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b3f0bd206d5a4c139aca8ab477b446fe


スピーカーも色々使いましたが、期待通りのドライブ力を示してくれるスピーカーは少ないですね。何らかの手を加えてやらないと思う様になってくれません。その中で、一番期待外れだったのがRS-305だと思う。NHKモニターと云われBTS規格だ・・・とか・・・。鳴らして見るのが一番理解が早い。

ノーマルの状態でも、内部配線を交換しても余り変わり映えがしなかった。ウーハーは何とか使えるようだと感じたが、高域の5cmコーン型は全く評価できないサウンドだった。低域もJBL D130の方がより明るくて、弾む低音が得られる。1972年当時はかなりの高額SPであったが、当時もこのSPはお店に並んでいたが、選択はしなかった。それが正しかったと納得した次第。ただ「モニタースピーカー」としては、「無表情」ゆえに正しいのかも知れない。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/b3f0bd206d5a4c139aca8ab477b446fe

DIATONE 2S-305 ¥47,000(1台、1958年発売時)
¥56,000(1台、1968年頃)
¥78,500(1台、1969年頃)
¥120,000(1台、1971年頃)
¥200,000(1台、1975年頃)
¥250,000(1台、1977年10月1日改定)
¥350,000(1台、1984年頃)


1955年に発表された2S-660から3年を費やし改良されて誕生したスピーカーシステム。
NHK技術研究所との共同研究によって開発されました。

2S-305は何十年もの間、BTS-6131に規定された音質監視用R305の指定名称で、国内の放送局をはじめ海外の放送局や、音響専門メーカー、音響研究所で標準再生用として採用されました。
また、高い技術精度で作られる一つ一つのパーツをシステムとして完成させるため、エンクロージャーの製作、部品の組立て、取付けにいたる過程すべてが熟練した職人による手作業により行われていました。

低域には20cmコーン型ウーファーであるPW-125を搭載しています。
PW-125の振動系はクロスオーバー周波数1500Hz以上で高域が減衰するメカニカル・フィルターになっており、ネットワークを使用しなくても不要な高音の放射がありません。

高域には5cmコーン型トゥイーターであるTW-25を搭載しています。
このユニットの振動板は有効振動半径2cmとなっており、磁気回路には磁性材料の中でも高い方の飽和磁束をもつとされている鉄・コバルト合金を使用して、高能率化を実現しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。また、カバとラワンの薄板を1枚1枚接着し外角に丸みを持たせることで、回折現象による中・高域への影響を防止するとともに、機械的強度も高めています。

1台1台に無響室での実測データが添付されていました。

壁掛け用の2S-305C(灰色)や600Ωのマッチングトランス付もありました。

別売りオプションとして専用キャスターがありました。

周波数特性 2S-305の写真 詳細寸法図と断面図T 入力端子部
機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型

ユニット等構成
低域用:30cmコーン型(PW-125)
高域用:5cmコーン型(TW-25)

ネットワーク:HP-170
再生周波数帯域 50Hz〜15kHz
40Hz〜16kHz ±5dB
入力インピーダンス 8Ω
クロスオーバー周波数 1.5kHz
定格入力 20W
最大入力 60W

出力音圧レベル 96dB/W 102dB/VA

ネットワーク 高域:12dB/oct
外形寸法 幅650x高さ880x奥行445mm
重量 45kg(1975年以降のカタログ記載)
50kg(1969年〜71年のカタログ記載)
別売 専用キャスターMC-1380A(¥30,000)

https://audio-heritage.jp/DIATONE/professional/2s-305.html

35. 中川隆[-13032] koaQ7Jey 2022年6月13日 09:38:04 : agdRaMM22M : T0g0clMvalpUdTY=[11] 報告
日本のオーディオ製品が欧米のオーディオファイルから相手にされない理由

Date: 4月 24th, 2022
陰翳なき音色(その6)
http://audiosharing.com/blog/?p=37060

ステレオサウンド 36号に瀬川先生の「実感的スピーカー論 現代スピーカーを展望する」が載っている。

     *

 日本のスピーカーの音には、いままで述べてきたような特色がない、と言われてきた。そこが日本のスピーカーの良さだ、という人もある。たしかに、少なくとも西欧の音楽に対してはまだ伝統というほどのものさえ持たない日本人の耳では、ただひたすら正確に音を再現するスピーカーを作ることが最も確かな道であるのかもしれない。

 けれどほんとうに、日本のスピーカーが最も無色であるのか。そして、西欧各国のスピーカーは、それぞれに特色を出そうとして、音を作っているのか……? わたくしは、そうではない、と思う。

 自分の体臭は自分には判らない。自分の家に独特の匂いがあるとは日常あまり意識していないが、他人の家を訪問すると、その家独特の匂いがそれぞれあることに気づく。だとすると、日本のスピーカーにもしも日本独特の音色があったとしても、そのことに最も気づかないのが日本人自身ではないのか?

 その通りであることを証明するためには、西欧のスピーカーを私たち日本人が聴いて特色を感じると同じように、日本のスピーカーを西欧の人間に聴かせてみるとよい。が、幸いにもわたくし自身が、三人の西欧人の意見をご紹介することができる。

 まず、ニューヨークに所在するオーディオ業界誌、ハイファイ・トレイド・ニュウズ≠フ副社長ネルソンの話から始めよう。彼は日本にもたびたび来ているし、オーディオや音楽にも詳しい。その彼がニューヨークの事務所で次のような話をしてくれた。

「私が初めて日本の音楽(伝統音楽)を耳にしたとき、何とカン高い音色だろうかと思った。ところがその後日本のスピーカーを聴くと、どれもみな、日本の音楽と同じようにカン高く私には聴こえる。こういう音は、日本の音楽を鳴らすにはよいかもしれないが、西欧の音楽を鳴らそうとするのなら、もっと検討することが必要だと思う。」

 私たち日本人は、歌舞伎の下座の音楽や、清元、常盤津、長唄あるいは歌謡曲・艶歌の類を、別段カン高いなどとは感じないで日常耳にしているはずだ。するとネルソンの言うカン高いという感覚は、たとえば我々が支那の音楽を聴くとき感じるあのカン高い鼻にかかったような感じを指すのではないかと、わたくしには思える。

 しかし、わたくしは先にアメリカ東海岸の人間の感覚を説明した。ハイの延びた音をノーマル≠ニ感じない彼らの耳がそう聴いたからといっても、それは日本のスピーカーを説明したことにならないのではないか──。

 そう。わたくしも、次に紹介するイギリスKEFの社長、レイモンド・クックの意見を聞くまでは、そう思いかけていた。クックもしかし、同じようなことを言うのである。

「日本のスピーカーの音をひと言でいうと、アグレッシヴ(攻撃的)だと思います。それに音のバランスから言っても、日本のスピーカー・エンジニアは、日本の伝統音楽を聴く耳でスピーカーの音を仕上げているのではないでしょうか。彼らはもっと西欧の音楽に接しないといけませんね。」

 もう一人のイギリス人、タンノイの重役であるリヴィングストンもクックと殆ど同じことを言った。

 彼らが口を揃えて同じことを言うのだから、結局これが、西欧人の耳に聴こえる日本のスピーカーの独特の音色だと認めざるをえなくなる。ご参考までにつけ加えるなら、世界各国、どこ国のどのメーカーのエンジニアとディスカッションしてみても、彼らの誰もがみな、

『スピーカーが勝手な音色を作るべきではない。スピーカーの音は、できるかぎりプログラムソースに忠実であり、ナマの音をほうふつとさせる音で鳴るべきであり、我社の製品はその理想に近づきつつある……』

という意味のことを言う。実際の製品の音色の多彩さを耳にすれば、まるで冗談をいっているとしか思えないほどだ。しかし、日本のスピーカーが最も無色に近いと思っているのは我々日本人だけで、西欧人の耳にはやっぱり個性の強い音色に聴こえているという事実を知れば、そして自分の匂いは自分には判らないという先の例えを思い出して頂ければ、わたくしの説明がわかって頂けるだろう。

     *

ステレオサウンドが出しているムック「良い音とは 良いスピーカーとは?」にも収められている。

ここではスピーカーがつくられた国による音の違いなのだが、
同じことが時代による音の違いについてもあてはまるようなに、
最近思うようになってきた。

つまり、過去の時代の音の香り(匂い)については感じることがあっても、同時代の香り(匂い)に関しては、自分の体臭がわからないのと同じように、わからないのかもしれない、ということだ。
http://audiosharing.com/blog/?p=37060


▲△▽▼


☆ 日本語は世界一「難聴者」にやさしい言語

どの国の言語にもそれぞれ固有の周波数帯というものがあり、母国の言語を繰り返し聞いて育つうちにその周波数帯以外の音を言語として聞き取る脳の感受性が失われていく。

そのため生後11歳くらいまでには母国語を聞いたり発音する能力に特化した脳が出来上がる。

日本語で頻繁に使われる周波数帯は125〜1500ヘルツで、英語は200〜12000ヘルツと随分と違う。日本語は世界の言語の中でもっとも低い周波数帯の言語で、英語は世界一高い周波数帯の言語である。

したがって、英語民族は高齢になると早い段階で高い音が聞き取りにくくなって不自由を感じるが、日本人はすぐには不自由を感じない。その点で日本語は世界一難聴者にやさしい言語である。

※ これは一人で二か国の言語を操るバイリンガルの「臨界期」が10歳前後と言われる所以でもある。また、英語圏の国で製作されたアンプやスピーカーなどのオーディオ製品には、高音域にデリカシーな響きをもったものが多いが、これで謎の一端が解けたような気がする。その一方で、とかく高音域に鈍感な日本人、ひいては日本のオーディオ製品の特徴も浮かび上がる。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c85e3a32c3aca5331dd2fb7adaf73d2a


▲△▽▼
▲△▽▼


欧米人にはその良さがわからない日本のドスが効いた演歌


日本の軍歌:露営の歌 (Field Encampment Song)
https://www.youtube.com/watch?v=6hceNfhDFWY

日本の軍歌:同期の桜
https://www.youtube.com/watch?v=A3dVAnLmLQQ
https://www.youtube.com/watch?v=sdUrucGfoH4

『同期の桜』 台詞入り 鶴田浩二  大空に散った英霊へ
https://www.youtube.com/watch?v=IxJ2wcmy-2o

鶴田浩二 傷だらけの人生
https://www.youtube.com/watch?v=NyCG6epl1m8


王将 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%8E%8B%E5%B0%86++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

柔 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9F%94++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

無法松の一生 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%84%A1%E6%B3%95%E6%9D%BE%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%94%9F++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

美空ひばり・悲しい酒 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A+%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%84%E9%85%92  

美空ひばり 人生一路 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A%E3%80%80%E4%BA%BA%E7%94%9F%E4%B8%80%E8%B7%AF+  

美空ひばり あの丘越えて - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A++%E3%81%82%E3%81%AE%E4%B8%98%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%81%A6

真赤な太陽 美空ひばり - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%9C%9F%E8%B5%A4%E3%81%AA%E5%A4%AA%E9%99%BD++%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A

津軽海峡・冬景色 石川さゆり 1977年
https://www.youtube.com/watch?v=8dCZHpoP2YI

藤圭子 圭子の夢は夜ひらく 1970年 紅白出場
https://www.youtube.com/watch?v=5SV1zpbIATU


「ダンシング・オールナイト」作詞:水谷啓二 作曲:もんたよしのり リリース 1980年4月21日
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88++1980%E5%B9%B4

「赤いアンブレラ」作曲:もんたよしのり リリース 1980年10月5日
https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%B5%A4%E3%81%84%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A9+++%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%9F+++1980%E5%B9%B4


一方、欧米ではこういう色っぽい歌でないと人気が出ない:

ジュリー・ロンドン
Julie London-Boy on a dolphin - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QArtb3nCC8I

A beautiful song by Julie London, from the movie "Boy on a dolpin"(1957) with Alan Ladd, Clifton Webb and Sophia Loren.  

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