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スピーカケーブル ウェスタンエレクトリック WE 18GA (撚線、 0.823mm2)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/882.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 7 月 06 日 11:12:15: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ケーブル(電線)の世界 投稿者 中川隆 日時 2017 年 9 月 18 日 10:57:54)


プロケーブル社 ウェスタンエレクトリック WE 18GA(復刻版, 撚線、芯線外径 1.024mm, 芯線断面積 0.823mm2, 推奨距離、片側2m前後)
https://procable.jp/speaker/replica_we18.html


Price: ¥1,600〜 (税込)

長さ
50cm×2本(+1,600円 税込)
75cm×2本(+2,400円 税込)
1.0m×2本(+3,200円 税込)
1.5m×2本(+4,800円 税込)
2.0m×2本(+6,400円 税込)
2.5m×2本(+8,000円 税込)
3.0m×2本(+9,600円 税込)


伝説の「WE」(ウェスタン・エレクトリック)のスピーカーケーブルの「復刻版」です。

これぞ本物中の本物の「復刻版」になります。
それの2mくらいで接続する時のベストの太さのWE(ウェスタンエレクトリック)の18GAです。
A.I.W.社による「復刻版」ですから、新品になります。

このWE(ウェスタン・エレクトリック)の復刻版のスピーカーケーブルは、A.I.W.社という米国企業が製造しております。

昔からWE((Western Electric))社は、自社で何かを製造するということがなく、常に下請け企業に、WE((Western Electric))の製品の製造は任せていました。
スピーカーケーブルの場合には、それが A.I.W. 社だったのです。

◎当店のWE復刻版は、AIW社製スピーカーケーブルが、「オーディオアクセサリー銘機賞2013」において【スピーカーケーブル部門 カテゴリー別】を受賞した、その現物そのものであり、

◎AIW社製Western Electricスピーカーケーブル復刻版14GAが、18GA、16GAに引き続いて、Stereo誌7月号の「Stereo試聴室の話題の新製品を聴く」で【特選】を受賞した現物そのものであります。18GA、16GA、14GAと、3種類全てが、そのような名誉を「受賞」している現物そのものと全く同一のものです。


WE(Western Electric)18GA という太さは、今の常識からは、とても細いです。
しかし、細くて良いのです。いや、細くなくては、スピーカーの能力は、十二分に引き出せません。

https://procable.jp/speaker/replica_we18.html

さて、この写真は、ケーブルの構造です。ビニールみたいなもので絶縁されており、その回りは、美しい綿布で覆われています。とてもコストのかかる、二重構造になっております。これも理由があります。綿は帯磁しませんから、あえて使われています。

オリジナルは、二本の線が、適度なピッチでよってあります。これも理由があります。ノイズを拾うことを、適正に、避けるためです。

当店の出す復刻版は、あらかじめよってあるものを出しております。

ストレートのケーブルを四本でバラで売っているのが、普通の復刻版です。したがって、値段は、そちらは倍になります。


「WE」(ウェスタン・エレクトリック)のスピーカーケーブルは、おそらく、アルテックやJBLの箱の内部のスピーカーケーブルより、高品位なものなのでしょうから、スピーカー内の配線を交換するならば、このレベルでないと意味がありません。勝手に太いものに交換されてしまっておられる場合は、おそらく、音を悪くしているだけですので、元に戻してあげて下さい。その際の適切な太さは 14GAでもいいのですが、16GA くらいでしょうか。

世界最高峰のWE(ウェスタンエレクトリック)、伝説のWE(ウェスタンエレクトリック)の「復刻版」、

2m接続時の標準ともいえるWE(Western Electric)18GAのスピーカーケーブルをどうぞ。

通常100ボルト電源ですと、2mあたりが適正使用範囲です。もちろん機材やスピーカーによって変動がありますので、必ず合うとは言えません。平均がそれくらいという意味です。それ以上長いケーブルがご入り用のかたは、16GAを使ってください。

完璧主義の、そのまた上をいく、完璧なケーブルが、この、WE(ウェスタン・エレクトリック)、より線18GAの、復刻版です。


18GAというのは、太くないです。
今の標準からすると、ずいぶん細いほうだと思います。
しかし、普通の能率のスピーカーを駆動するには、十分な太さになります。

あまりにも太いケーブル、見てくれだけの高額なケーブルは、音をおかしくします。

100ボルト電源の場合、太いケーブルでは切れる音にならず、すりガラス越しの音のようになってしまいます。その原因は、ケーブルにあります。

音が見事に切れて、生音に近づけるに、WE(Western Electric)18GAを2mほどで使用するには、ベストスピーカーケーブルの一品になります。


アルテック、ジェンセン、JBL、タンノイのモニター系、それらを完璧に鳴らすには、WE(ウェスタンエレクトリック)のスピーカーケーブルが必用です。独特な、洗練されきったフラット感が必用なのです。上記のプロ用スピーカーが、どれもこれも鳴らしにくいこと、このうえないのは、現代のスピーカーケーブルの品質が悪すぎることが、原因の一つです。

WE(ウェスタンエレクトリック)のフラット、それは、100年続いた思想の中での「フラット」という意味にとられても構いませんし、現代においては、レコーディング・スタジオや放送局だけが残している、「本物のフラット」の音のことです。いや、それよりさらに美しいフラットな音のことです。


注:)スピーカーケーブルは、必ず左右同じ長さで接続されてください。

★要注意事項!!

スピーカーケーブルの「本数」につきまして

スピーカーケーブルというものは、スピーカーを鳴らす為のものです。一本というのは、一個のスピーカーを鳴らせる一本ですから、二本がはじめからよってあります。1m離れた二個のスピーカーを鳴らすには、1m二本です。この種の間違いが継続的に多発しておりますので、注意ください。

「WE」(ウェスタン・エレクトリック)についてご存知ないかたに少し説明を加えておきます。エジソンが出た直後から米国には、「WE」(ウェスタン・エレクトリック)という会社が登場しています。途中で社名をルーセント・テクノロジーに変えており、米国では、一種の謎めいた、帝国的な存在になってしまいましたが、今もそれは伝説的に、「WE」(ウェスタン・エレクトリック)と呼ばれています。

50年も60年も前の「WE」(ウェスタン・エレクトリック)の真空管アンプは、とてもタフで、今も映画館などで現役で使用されており、それが放出されると、200万円だの、状態の良いものですと、それ以上の値段で取引されている代物です。勿論、音が素晴らしく良いから、その値段が付くものですが、60年前の骨董品のようなプロ用アンプに、民生用のどれを持って来ても、到底かなわないという事実が、面白いと思います。それは、スピーカーケーブル一つとっても、全く同じ現象が起きています。
https://procable.jp/speaker/replica_we18.html

▲△▽▼


スピーカーケーブルの芯線外径サイズの単位 AWG, GA
米国ワイヤゲージ規格 AWG


米国ワイヤゲージ規格(American wire gauge、略語:AWG)は、(断面が円形で、固体、非鉄金属、電気伝導体の)ワイヤのUL規格である。

主として北米で使われている。

番数が大きくなるほど、芯線外径サイズは小さくなる。

例えば1番線(1ゲージ、1G)は7.35mm、10番線は2.59mmである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B8%E8%A6%8F%E6%A0%BC

AWG とはアメリカンワイヤーゲージ(American Wire Gauge)の略であり、直径mm(φ)や 断面積mm²などの表記同様、主に導体の太さを示すために広く用いられています。


AWG: 芯線外径(mm) 芯線断面積(mm²)
8 : 3.264 8.368
10 : 2.588 5.262
12 : 2.053 3.309
14 : 1.628 2.081
16 : 1.291 1.309
18 : 1.024 0.823
20 : 0.812 0.517
22 : 0.644 0.326
24 : 0.511 0.205


AWG、mmφ、mm²の関係については、下記の換算表を参照ください。
http://www.tokyo-ideal.co.jp/awg.html

▲△▽▼


バナナプラグに挿入できるスピーカーケーブルの芯線外径は 12-18 AWG

Amazon  
Postta バナナプラグ スピーカーケーブル用 10個セット
価格: ¥ 1,199 通常配送無料

芯線外径サイズは4mmまでのケーブルに対応し、
12-18 AWGのスピーカーケーブルと利用可能です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-Postta-%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E7%94%A8-24K%E9%87%91%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%AD-10%E5%80%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/dp/B01HLTOJCC/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1522815773&sr=8-7&keywords=%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0


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12AWG 〜 18AWGのスピーカーワイヤーに対応する
https://www.amazon.co.jp/FosPower-%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%80%90%E3%81%AD%E3%81%98%E8%BE%BC%E3%81%BF%E5%BC%8F-%E9%87%91%E5%B1%9E%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%80%91%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC/dp/B075Q9D4CK/ref=pd_sim_23_2?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B075Q9D4CK&pd_rd_r=d62e98e2-7de9-11e8-b2eb-9b5452fe5409&pd_rd_w=k68cW&pd_rd_wg=sWanF&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=7990452376513976631&pf_rd_r=DWZ19T38ZT80DR6H9JHD&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=DWZ19T38ZT80DR6H9JHD


▲△▽▼


プロケーブル社 スピーカーケーブル用 Y型圧着端子
https://procable.jp/speaker/speakercable_y_plug_2.html


スピーカーケーブル用Y型圧着端子4個セット
販売価格100円(税込)

14GAまでのスピーカーケーブルに使用可能です。

これにて、ネジ式のスピーカー止めの接点不良を皆無にして下さい。
圧着工具が必要ですので、近所のホームセンターなどで入手されてください。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[-13423] koaQ7Jey 2018年7月06日 11:15:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16333]

インピーダンスが全てを決める - 麻瀬憧庵(正)
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

ダンピングファクター(DF)という言葉があります。

簡単に言うと、スピーカーの振動板の余分な動きを止める力を表すとでも申しましょうか。

 この数値が大きい程、振動板を強烈に制御し、特に低音においては過度特性の良いしまった音を提供してくれますが、大きすぎると、全体的には暗く沈んだ音となり、躍動感のないつまらない音になります。逆に小さくなり、特に10以下になると軟らかい、ふくよかな低音が朗々と鳴る事になります。

 昔の真空管アンプのDFはほとんど10以下でしたから、低音が豊か、出力が少ないのにパワー感がある等という真空管アンプに共通の性格は、このDF値からきているといっても過言ではないでしょう。

この数値は、アンプ、スピーカー、スピーカーケーブルの三位一体となった関係で決まり、求め方は次のようになります。


システムのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷(スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス)


ここでアンプの出力インピーダンスは普通カタログに表示されていないと思いますが、アンプのダンピングファクターは書かれていると思いますので、ここから計算できます。

アンプのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷アンプの出力インピーダンス


これより、アンプの出力インピーダンス=スピーカーのインピーダンス÷アンプのダンピングファクター

この場合のスピーカーのインピーダンスは普通8Ωで計算されていますので、

カタログにダンピングファクター100と書かれているアンプの出力インピーダンスは  

8Ω÷100=0.08Ω

となります。


 実際にダンピングファクターを変えて周波数特性を測定したものが右のグラフです。


 ◎ダンピングファクターと周波数特性の変化
    「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂より
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


ダンピングファクターが ∞〜10 位まではそれほどの変化は感じられませんが、それ以下では大きな変化が現れます。

 一般的にダンピングファクターというと低音部に影響を及ぼすというふうに言われていますが、このグラフでは、中音部(200〜1kHz)、高音部(2k〜7kHz)にも大きな変化が生じているのが解ります。
    


 部屋にスピーカーを設置した場合、その置き方を色々変える事により、ある程度周波数特性をコントロールする事が出来ますが、このダンピングファクターを変える事により周波数特性をコントロールする方がはるかに精度が高く、非常に現実的で効果的な方法です。

 ここで非常に重要な事があります。

このグラフのダンピングファクター ∞〜10 の間はあまり変化はないように感じられますが、実は、実際に聴く音はこの間で激しく変化します。

 ダンピングファクターを追い込んで行くと、いきなり目の前に音がぽっかりと浮かび上がる状態が出現します。

この最高の音が出た瞬間のグラフと、そのちょっと前の状態のグラフを比べたら、おそらくほとんど見分けがつかない状態でしょう。でも音的には激変したと思われる状態なんです。

グラフ上ではほとんど同じ状態であっても、人間の耳には著しい違いが感じ取れるのです。

 この時のダンピングファクターがいくらなのかという事は全く問題ではありません。
使用する機材、部屋の状態等で、最高の音が出る瞬間は違ってきます。

各々の部屋で、目の前の音と対峙し、最高の音を出す為にダンピングファクターをコントロールするという事が要点なのです。

このダンピングファクターを変化させる方法ですが、最初に書いたこの式でお解り頂けると思います。


システムのダンピングファクター
=スピーカーのインピーダンス÷(スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス)

ここで「スピーカーのインピーダンス」と「アンプの出力インピーダンス」は不変です。

変化させられるのは、「スピーカーケーブルのインピーダンス」だけです。
これは、ケーブル長に比例します。

つまりケーブルの長さを変える事によりインピーダンスを変化させ、ダンピングファクターを変えて行くという事なのです。

 この事は、Cで紹介しました

『PRO CABLE』
https://procable.jp/

で、

「音の焦点」
https://procable.jp/setting/28.html
https://procable.jp/setting/42.html
https://procable.jp/setting/90.html
https://procable.jp/setting/48.html


として語られている事(タイトルバーにある「 オーディオの基本と鬼門・その真実」内にあり)で、今まで誰からも聴いた事がない事でした。

しかし、私はスピーカーの自作をし始めた段階で、ダンピングファクターと周波数特性の変化については知っており、上のグラフも当時から見ていた物ですので、『ナ〜ルほど〜』と、まさしく目から鱗状態で、さっそく試してみたのです。

 よく言われる、「スピーカーケーブルは太い物をアンプと最短に繋ぐのが良い」という事が全くの間違いだという事をお分かり頂けるでしょうか。

これは真空管アンプ時代に、悪いダンピングファクターをさらに悪化させない為に言われていた事で、こんな言葉は過去の遺物でしかありません。

しかし、同じくCで紹介しました、科学的に考察しているサイト


『オーディオの科学』
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm


でもこのように書かれているんですよねぇ〜。

 今のダンピングファクターの非常に大きいアンプに太いケーブルを短い距離でつないだ場合、過制動を起こし、躍動感のない、暗く沈んだつまらない音しか出てこないでしょう。

大多数のオーディオファンは、こういう場合、原因を機材に求めてしまいます。
アンプを変え、スピーカーを変え、そして、更に太く、有名で高額なスピーカーケーブルを購入するのでしょう。

全ては無知のなせる技。
オーディオ雑誌やオーディオ評論家の言う事、書く事を鵜呑みにしてはいけません。
彼らは無知なのか? あるいはお金の為に真実を語らないのか?


さて、実際の長さがどれくらいになるか? 

これは何とも申し上げられません。
使用する機材により全く異なる値になるでしょう。

 どれくらいの太さのケーブルが良いか?

これも機材によって違ってきますが、アンプとスピーカーの距離を考慮する必要があります。

距離が短く1〜2m位で繋げるならば、とても細いケーブルで十分です。


それが4〜5m以上ある場合はいくらか太い物が必要です。
といっても今オーディオ用に出回っているような太いケーブルは全く必要ではありません。というより絶対使ってはいけない物と言えるかもしれません。

ここから先は全て実験です。ご自身で試行錯誤するしかありません。

 例えば、ケーブルを10m買ってきたとすると、それを5m、3m、1m、1m、に切ってみましょう。

片チャンネルに5mを、もう一方に3mを繋いで音楽を聴いてみましょう。
この時かける音楽はボーカル物を。インスト物では正確に音を判断することはできません。

正確にセンターに陣取り、音を聴いたらどちらかに顔を20度ほど捻ってそのチャンネルの音を聴きます。
次に反対側に顔を捻ってそちらのチャンネルの音を聴きます。

どちらの音が好ましく聞こえたでしょうか?

もし5mの方が良く聞こえたならばそちらにもう1m繋いで同じように聴いてみましょう。
もしさっきの方が良かったというのであれば、目指すポイントは6m以内にあるという事です。

次には3mの方に1m繋いで聞いてみましょう。まだ5mの方が良ければポイントは4m〜6mの間にあるという事が出来ます。

この様にして大雑把な長さが解ったら、次には数cmづつ切って行き試聴を繰り返します。

一番初めに3mの方が良く聞こえたら、事は簡単。5mの方を数cmづつ切って行くだけ。
ポイントは3m〜5m間にあるか、又は3m以内にあるか。

 何んとなくいい音に変化してきたと思ったら、切り取る長さに御注意を。
一度に切るのは5mm〜1cm位にして試聴を繰り返して下さい。

もし切りすぎたと思ったらまた繋いで試聴。継ぎ足しても全く問題ありません。

但し、プラスマイナスがショートしないように、この点だけは細心の注意が必要です。

 私が経験した本当の事をお話しします。

最後、最高のポイントはわずか数mm以内の所にあります。
本当にそれだけの差でがらりと音が変わるポイントがあるんです。

これって、インピーダンスにしたらどれくらいの差になるんでしょう? 
おそらく数mmΩという事なんでしょう。

上のダンピングファクターの曲線グラフ上では差を見いだせない位の値でしょう。

信じられないとは思いますが、こればかりはご自身で経験して頂くほかありません。

 何度も何度もトライ&エラーを繰り返すことにより自分の耳も成長していきます。
今まで聞こえなかった音、判断がつかなかった音の差、確信が持てなかった優劣、そのような物が少しづつ解ってきます。これこそがオーディオの醍醐味。

そしてある日、目の前に歌手の顔がぽっかりと浮かび上がる日が訪れます。
生音の出現です。


※お薦め品
 私が上記の作業を繰り返していた時に使用していた物です。


まずはアメリカ・ベルデン社のスピーカーケーブル。

これはやはり『PRO CABLE』で絶賛されていたので使ってみました。
上が型番8460、下が8470。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html

 太さは

8460が18AWG(アメリカの導線の太さの規格、数字が小さい物ほど太い)、
8470が16AWG。


8460はとても細く、昔のJBLのスピーカーターミナルの非常に小さい穴にも楽勝で入ります。

8470はその穴にちょうど良い位の太さです。

 これらは相当昔からある物だそうですが、いまだに大変評判が良く、その上大変安価。
ネットで探すと、1m当たり200〜250円位で購入できます(ホームセンターでは売ってません)。

これ位の値段なら、納得いくまでチョッキン、チョッキンできます。


プロケーブル - 最高峰のスピーカーケーブル・伝説のスピーカーケーブル -WEとBelden

BELDEN ベルデン 8460 18GA(推奨距離、片側2m前後)
https://procable.jp/speaker/belden8460.html

BELDEN ベルデン 8470 16GA(推奨距離、片側3m〜4m)
https://procable.jp/speaker/belden8470.html

 どの位の長さで最高の音が出るかは、機材により変わってきますが、

8460なら1〜3m位、8470なら3〜5m位でしょうか。

ですので実験される場合は最低でもこれ以上の長さから始めないといけないでしょうね。

購入時は少し長めに買っておいた方が良いですね。何しろ実験には失敗がつきもの。


 その下の表は昔のJBLから発表された家庭用スピーカーのケーブル適合表です。


JBL Wire Chart 1975年のJBL kit plan から
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


これを見ても、スピーカーのインピーダンスと距離によりケーブルの太さを変える事、つまりトータルのインピーダンス、ダンピングファクターの管理が重要だという事が解りますね。

 こちらはケーブルの先端を剥く時にとても重宝する「ワイヤー・ストリッパー」。

http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


何しろ数え切れないほど、チョッキン、チョッキンしなければいけません。
これがないとチョット辛いですよ〜。

ホームセンターで1,500円位で購入できるんではないでしょうか。
ケーブルの太さに会う穴を選んで、取っ手を握るだけ。簡単です。
  

※御注意

この「音の焦点合わせ」を行う上で注意しなければいけない事を、二つ程書きます。


■その1
『PRO CABLE』のサイトに焦点合わせの公式なる物が書かれています。


●公式、その1
 メッキ線材の場合(銅にメッキされていて銀色の線材)、

ベルデンや WE などのメッキされている線材は、

短くすると、音が柔らかくなります。長くすると、音は、よりシャープになります。
細くすると音はシャープになります。太くすると音はマイルドになります。


●公式、その2
 非メッキ線材の場合(銅そのままであり、銅色の線材)

非メッキ線材は、

長くすると音が柔らかくなります。短くすると、音がシャープになります。
太くすると、一般的には、音は柔らかくなります。細くすると、これも音はシャープになる傾向を見せます。


以上の二つなのですが、ここで紹介した方法は『公式 その1』の方です。

音がシャープな場合はケーブルを切って行き、軟らかすぎる場合は長くするという事なのですが、ここに書かれている、「軟らかい」、「シャープ」なる言葉は、初めのうちはなかなか実感しにくいものがありますので、とりあえず長さを変えてみて、音の変化をどのように実感するか、全てはご自身の感じ方で決まります。


 『公式 その2』の方なんですが、これはインピーダンスとダンピングファクターとの相関関係からは理解できないものなんですが、サイトでは論理的な説明は一切行われていない為良く解りません。

又、この公式内の記述も「この部分、逆に書かれているんでないの?」と思わざるを得ないところがあります。

 がっ、実は私この方法も試してみました。理由は不明なのですが、確かに長くすると高域が落ちて行き、軟らかな音になったように感じられます。

おそらく、長くする事により直列抵抗が増え全体の能率が下がるんでしょうが、その時、低音部より高音部の方がより低下度が大きいんじゃないんでしょうか。

 サイトの中で、VVFという、家屋の天井裏や壁内の配線に使われるぶっとい銅の単線を使用し、片側200mなんて長さになっている方がいらっしゃいましたので、こんなになっちゃ大変だという事で、直径0.68mmのベル線(チャイム用に使われる細い銅の単線)を使い音の調整をしたところ、片側約20mというところでバランスが取れました。

 ところが、こちらのケーブルを選んだ場合、ちょっと問題があるという事が解りました。
それは、『公式 その1』の方法より、ケーブル長がかなり長くなることからきています。

実は、抵抗値は温度によってかなり変動致します。ケーブル長自体も変動しますから。
真冬や真夏等、毎日ほとんど同じ気温ならいいんですが、季節の変わり目など、前日から3〜5度も変化する時期等は毎日音がコロコロ変わり、調整に時間を取られ音楽を聴くどころの話ではなくなってしまいます。

と言う訳で、こちらの方法はあまりお勧めできません。


まっ、『公式 その1』の方法でも、夏と冬ではケーブル長の調整は行わなければなりませんが。

昔から、夏と冬ではなんか音が違うなぁとか、昨日と違うなぁとか思う事が多かったんですが、気のせいなんだろうと思っていましたが、やっぱり、実際音が違っていたんですねぇ。


■その2

 同じくこのサイトでの記述で、生音が出現すると、それは昔からいつも聴いている音なのだからすぐ判るという風に書かれているんですが、はっきり申し上げまして、そこまでリアルな音がいきなり飛び出してくる訳ではございませんので、この生音に関しましては、なかなか悩むところであります。

 今聴いている音が良い方へ向かっているか否かは、結局はいつも聴いている音楽をより多く試聴し、判断していく他ありません。

今まで聴いていたトラックのこの部分に出ていた歪がなくなったとか、メタリックな響きが素直になったとか、ボーカルの上ずりがなくなりコクがでてきたとか、そのように比較試聴を繰り返しながら事を進めて行く必要があります。

すると、今まで録音が悪いと思っていたCDが、まったくそのような事はなく、結局は自分の装置の音が悪かったのだという事に気付かされて行きます。


 ロック向きの音、ジャズ向きの音、クラシック向きの音等という事も、単にスピーカーの周波数特性が悪いせいであり、良く調整されたスピーカーは、何を聴いても良い音がするという事が解ってきます。
http://masedoine-de.mond.jp/new1051.html


2. 中川隆[-13418] koaQ7Jey 2018年7月06日 16:45:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16333]

楠 薫 ■ オーディオ隔離病棟 ■
〜 電線病病棟:スピーカー・ケーブル 〜
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/speaker_cable.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130617.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130623.html


TANNOY Reveal 601pのケーブル選び


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オーディオの世界で、ここに足を踏み入れたが最後、泥沼にはまってしまって、大変なことになるのがケーブル(電線)の世界です。 スピーカーやアンプにお金をつぎ込むのは、目にも見えるし、音質的な変化も大きく、変えただけの価値、あるいは見返りが あるものです。

一方、「ケーブルでは音の本質は変わらない」とおっしゃる方も居るように、確かにアンプやスピーカーを換えるようには 劇的には変わらないのですが、「あともう一歩欲しい」という時には、本当に拝みたくなる程の効果があったりします。

この「電線病」が高じると電源コンセントや屋内配線、さらには配電盤、果てにはジャズ喫茶メグのオーナー寺島靖国先生のように敷地内に 電柱を建てて、個人用柱上トランスを取り付けることになってしまい、オーディオの奥深さと己の業の深さを実感することでありましょう。

文中に「アメリカで買うと」とあるものは「オーディオ関連リンク集」のオーディオショップ編にも出ている、 その名も「Cable Company」という ショップで購入した場合を主に示しています。価格は日々変動している上に、ドル・円レートも刻々と変わりますので、多少異なる場合が あります。

トライ・アソシエイツ

今は亡き、国内メーカーです。いくつか種類を出していて、「マーキュリー」はアースが別ラインで落とせる構造になっています。

静寂が美しいスピーカーケーブルの最右翼。音場の表現も見事で、キュートでみずみずしいサウンドが特徴です。

(1)トライアソシエイツ・スピーカーケーブル「マーキュリー」 2m 1組(定価 \60,000)

(2)トライアソシエイツ・スピーカーケーブル「エレクトラ」 4m 1組(定価 \46,000)

主に初期の、タンノイのスターリング時代に使用していました。
2013年現在、ゾノ・トーンにそのノウハウは生かされています。外皮のデザインも同じだったりします。


JPS Labs Superconductor

インターコネクトケーブルと同じ線材を使っているだけあって、同じ傾向の音がします。音に芯が欲しい時などに重宝します。

意外にも高域が暴れず、重心の下がったしっかりしたサウンドになるので、私の知人の中ではジャズファンが愛用していますが、 芯のあるしっかりした低域は、タンノイなどのスピーカーで低域が締まりがなくて困っている場合には最適で、クラシック音楽を聴く上でも重宝しています。 写真は左側がバイワイヤリング対応の、アメリカのJPS社から直接取り寄せたものです。10万円くらいします。

右側が最新のSuperconductor 2タイプのスピーカーケーブルです。芯線がさらに太く、Superconductorよりも明瞭で低域、高域ともに伸びやかです。

Belden STUDIO 497

最近、モデルチェンジして若干太くなりましたが、おなじみ黒・橙二色が捩ってあるケーブルです。

ヴィンテージ・オーディオをやる方には必須アイテムとも言える代表的ケーブルで、使い始めは高域にひとクセあるものの、使っている内に 重心が下がって、芯のある力強いサウンドを聴かせてくれます。\700/mと安価なのも嬉しいですね。

JPS SUPER BLUE 2

JPSの切り売りケーブルです。1m10ドルで手に入ります。 国内販売はされていません。 例によって、「Cable Company」に注文し、取り寄せたシロモノです。

同社のSuperconductorシリーズほど芯の強さはありませんが、一本筋の入った鳴りっぷりは、相通じるものがあります。バランスの良さも見事で、 切り売りでこれくらい素晴らしいケーブルは、なかなかありません。1,000円/mと、お値段も比較的お手頃。

北九州市小倉南区の「医療法人きむらクリニック」 では、開院前、2001年1月にまとめて200m購入して屋内配線に使用しています。

12G(AWG)相当の太さですから、スピーカーやアンプの端子に直接つなぐことも出来て、鮮度の高い音を楽しむことが出来ます。

試しにWBTのYラグを使ってみましたが、やはり少し音の透明度と鮮度が落ちます。 しかし、バナナプラグほどではないように思います。シルバー・タイプは銀の良さである、高域の伸びやかさを堪能でき ますし、Yラグはターミナルとしっかり接触面積が取れるものだったら、それなりに使えると思います。

外皮を取り除いて中身の赤と黒のケーブルだけだと、少し高域が暴れます。鮮度と言うか、クリアさもやや落ちる気がします。 でも、本質的には変わりません。取り回し易さを考えると、これでも良いか、と思ったくらいです。

Resolutin Reference Speaker Wire

「Cable Company」お奨めのスピーカーケーブルです。 高域がみずみずしく、音に厚みが出ます。線が細くならず、決して暴れない高域は素晴らしいものがあります。 これでローエンドがAETのSINくらいに伸びやかに出ると文句ないのですけどねぇ。

シナジースティック・リサーチのケーブルについては、 「電源&アクセサリー大全2006」等を出している、音元出版の 「世界のケーブル大百科」の中の SYNERGISTIC RESEARCH編に詳しく載っています。


WE-AIW 14GA SP cable

JPSの赤黒ケーブルを見ていて、ふと、PRO CABLEのWebにWE(Western Electric)社の 同じような赤黒スピーカーケーブルがあったな、と思い出し、A.I.W社による復刻版の14Gモノを注文してみました。

Webには6〜8mの長さで接続するのに最適な太さ、とありますが、テストなので、2mと長さ的には短くなっています。 お値段は1,900/mと、少々高め。でも、WEを扱うヴィンテージショップでは、3,000円を超える値段で売っていたりします。
そしてこの音!

未だにWE(Western Electric)社を信奉する方々がいらっしゃる理由、わかる気がします。

JPSでも楽しい音だったのですが、こちらはさらに芯のある、メリハリの効いた音です。逆に言うと、JPSの方が少し高分解能で、 音を解きほぐして聴かせていたのかも知れません

ジャズには本当に良いかと思いますが、拙宅ではJBLのスピーカーターミナルの付け替えは面倒なので、ソナスファベールの ストラディヴァリで試してみました。
すると、ちょっときつめの音で、分解能が現在使用しているAET Evidenceと比べると劣るので、クラシック音楽用の 高解像度スピーカー向きではないと思います。でも、楽器の質感がかなり正確に描き出され、芯のある音は、さすが、です。

WE-AIW 10GA SP cable

一度、WEのケーブルで味をしめると、さて、オリジナルの太いタイプはどうだろうか、と気になります。

そこで、PRO CABLEのWebで一番太いWE 10Gモノ、取り寄せてみることにしました。
お値段は2,100/mと、昨今のスーパーケーブルから比べたら、数十分の1、です。
これはWebによると13〜16m用とのことですが、テスト用なので、2mで使用しています。

その音ですが、聴いた瞬間、「マッチョだぁ!」と、笑ってしまいました。

音像は14GAに比べて少し大きめ。すべての帯域に渡って芯のある音がします。 さらに低域の力強さは、半端じゃないです。14GAでは低域はこの半分くらいの印象でした。 聴感上は低域の出過ぎなのでしょうが、小型スピーカーを使用しているので、どうしても低域不足が否めず、それを 補う意味でも、この太いタイプのスピーカーケーブルは、「トーンコントロール無しでケーブルだけで低域の量感、力感アップ」を 図ることが出来る、魔法のケーブルと言って良いかも知れません。

でも、本来の使用方法ではなさそうで、ケーブルを長く伸ばした時、低域のエネルギー感が失われていくのを考慮して、 スピーカーケーブルとして10m超える長さを引き回す時に最適にチューニングされているのかも知れません。

ちなみに、10GAのこのケーブル、ぎりぎりReveal 601pのスピーカーターミナルの真ん中の穴を通すことが出来ます。 ただ、少し曲がっていたり、撚れていたり、線がはみ出ていたりすると、駄目です。そういう場合は、再度、ケーブル・ストリッパー 等を使用して、真っすぐ、綺麗に外皮を剥いてやり直してやると、きちんと収まります。


BELDEN8477 12GA SP cable

安くて音の良さそうなスピーカーケーブルと言えば、PRO CABLEで入手可能なベルデンが思い浮かび、 12GAモノ8477を取り寄せてみました。700円/mと、かなり安価です。

そしてこの音、どこかで聴いたことがあるな、と考えを巡らせ、思い当たりました。

そう、ベルデンの3芯のインターコネクトケーブル BELDEN8423 の みずみずしく、色彩感豊かで、空間分解能に優れ、楽器の立ち位置、前後感まで手に取るような音。あの音に似通っているのです。

さらに音にスピード感があり、透明感もあって、WE-AIW製10GAのSP cableのように、力業で低域をぶん回すような鳴らせ方はしません。 ただ、それを「低域が軽い」「重量感がない」「高域の芯が乏しい」と感じる方がいるかも知れません。
ジャズのシンバルが派手に鳴ってくれるという意味では、WE-AIW製10GA SP cableに一歩譲りますが、クラシック音楽にはこちらの方が 相性が良いかと思います。それでいて、スピード感、色彩感があるので、個人的にはジャズもけっこう気に入っています。

それからもう一つ、注意しないといけないのは、鳴らし始めは低域が出ないし、出てもモッコリ、切れの悪い、寸詰まりの音です。

AETのEvidenceもそうですが、1日目はひどい音でガッカリさせられます。ここは我慢のしどころで、「100時間鳴らしてから評価しよう」 とのんびり構えるくらいにしておかないと、エージングが進んできて音に色彩感が出始めていることに気づかず、ブチ切れてゴミ箱に放り 込まないとも限りません。それくらい、鳴らし始めは、ひどい音です。(笑)

欲を言えば、もう少しローエンドが伸びている感じが欲しい。WE-AIW製10GA SP cableで聴かせてくれたあの低域が耳から離れない せいかも知れません。でも高域のみずみずしさ、分解能は、圧倒的にBELDEN8477。悩ましいところです。

AET SIN SP

国産でも最近は、けっこう良いケーブルが出てきました。その中でもお気に入りなのが、AET。

ワイドレンジで解像度が良く、眼前に綺麗に広がるステージ・イメージが抜群です。通常はシールドはアースに落とさないのですが、 私は特別にシールドをアンプ側でアースに落とすよう、特注してもらいました。 低域の伸びやかさが素晴らしく、それでいてモッコリしたり、ダレたりしないのは見事です。

逸品館で切り売りSIN(4,950円/10cm)があったので、取り寄せてみました。
ティアックのNP-H750を、スピーカーがタンノイのReveal 601pを使用してのテスト試聴だったため、 スピーカー側はYラグでOKなのですが、アンプ側がYラグ非対応のターミナルで、バナナプラグでの接続となりました。

いつも思うのですが、ケーブルの試聴ほど神経を使うものはありません。
だいたい、3〜4日しないと、最終的な話が出来ないほど、刻々と音が変化していきます。

特にYラグやバナナなど、接続部を取り付けたものは、音がストレートに変化していきません。

低域が良く出るのは相変わらずで、ピラミッド構造のどっしりと安定した低域の上に中高域が乗っかり、 Reveal 601pが、まるで10インチ口径のスピーカーのようなローエンドを聴かせてくれます。

ただ、ジャズを鳴らすにはローエンドがやや出過ぎて、中低域のスピード感が AET HHL EVDほど出ていなくて、しかし伸びやかさは抜群なので、 このケーブルはクラシック音楽に相性が良いかと思います。


AET HHL EVD WBT0645Cu-WBT0681Ag

本来は切り売り出来ないケーブルですが、AETのHHL EVD(5.5スケア 2芯平行構造)を エスアイエスに無理言って4mだけ取り寄せ、 WBTのバナナプラグ0645CuとYラグ0681Agで作って音を聴いてびっくり。これ、けっこう、いけます。

HHLよりも2つくらい格上のSINは低域寄りでしたが、こちらは高域寄りのワイドレンジで、SINよりは軽めですが、それでも十分に低域が出ていて、 スピード感もあり、やや高域が繊細気味かも知れませんが、聴いていてとても心地良い音です。
エージング時の音の変化が大きいのには驚きましたが、これは銀を使用したYラグ、バナナプラグのせいもあるかも知れません。 キメの細かさ、軽やかでいながら、芯のある音は秀逸で、WE(Western Electric)社10G(AWG)SPケーブル では難しかった、音の立体感が見事でした。

残念ながら、Reveal 601pのスピーカーターミナルには10G(AWG)、5.0スケアまでしか差し込むことが出来ません。 アンプ側も同様。そのため、Yラグ、バナナプラグを使用せざるを得ませんでした。

AET PRIMARY F500

そこで、切り売りWeb表示価格 3,780円/m の、かろうじてReveal 601pのスピーカーターミナルの中心の穴に入る、 4芯平衝配列 2.5スケア×2=5.0スケア(10AWG相当)のケーブル、AET PRIMARY F500を試してみることにしました。

HHLよりも下の位置づけですが、実際聴いてみるとけっこう良いケーブルで、HHL EVDに良く似た音の傾向。ワイドレンジさではHHLに一歩譲るものの、 Yラグやバナナプラグを使用せず、ダイレクトにスピーカー、アンプに接続することにより、音のストレートさ、素直さ で勝っている部分があります。

特に低域から高域にかけての音の質感がビシッと整って、高域にいくほど鋭さが増すようなことがなく、 低域から高域までの切れ味が同じ傾向なのは見事です。
エージング時の音の変化が、HHLよりは少ないのは、これもやはりダイレクト接続の恩恵でしょうか?

ただ、音の粒がHHLより荒く、パリパリする感じです。4芯の外側に巻いている防振材がHHLでは銅テープなのが、 PRIMARY F500では非金属の、防振強化用PET(ポリエチレンテレフタレート:ペットボトルや磁気テープの基材)テープのせいかも知れません。

HHLと比較して奥行きが乏しく、底の浅い音ですが、これはHHLを聴いているから そう感じるのであって、これだけで聴いていれば、それなりに良い音であることは、間違いありません。

EXIMA Speaker Cable prototype

面白いスピーカーケーブルを入手いたしました。

なんと、CDジャーナル・スピーカーブック2013の特別付録、アイレックス特製EXIMA Speaker Cable、です。 これは3150円で販売予定の製品のプロトタイプとか。
14G(AWG)程度と、線が細めなので、ダイレクトにスピーカーやアンプにつなぐことが出来ます。
音質はとても素直で、奥行きが非常に良く出て、立体感があり、澄み渡った中高域は抜群です。
その分、もう少し低域に厚みが欲しい気がします。パワー感も、もう少しあった方が個人的には好みです。

製品版では少し太めの12G(AWG)になるそうで、低域も少し量感がupするでしょうし、直接ケーブルをアンプやスピーカーにつなぐもよし、 WBTのプラグ等を使うもよし、という具合になりますから、AET PRIMARY F500の良いライバルになるかと思います。

AET PRIMARY F500よりも勝る点としては、透明感でしょうか。しかしよく聴き込むと、ちょっとヒラヒラした感じがしないでもありません。 これはケーブルの制振のために巻いている、アルミ箔テープに関係していると思われます。

しかも、これをキッチリ巻いているため、ケーブル製作がし難く、外皮が薄いため、芯線にまで外側のカットが伝わって しまって、長さをそろえるためとはいえ、他方のケーブルも切らざるを得ない状況となって、ちょっと残念。

このスピーカーケーブル製作上のポイントや要領か何かをA4紙1枚で構わないので、付けてもらうと良いな、と思った次第です。
                                                                      
追加情報です。
企画制作を行ったアイレックス(株)に試聴記をメールしたところ、EXIMAケーブルの担当の方からメールがありました。
特別付録のプロトタイプではシールド材にはアルミ箔を使用していましたが、製品版では銅箔を採用することになったとのこと。 アルミのチリチリした独特の高域の響きが鳴りを潜め、密度の濃い、透明感のあるサウンドが期待出来ます。 さらに導体の太さを12AWGの予定から11AWG程度にupしたとのこと。より豊かな低域再生が可能となるでしょう。 プロトタイプのケーブルを試聴して、若干気になったところを見事に改善、これは本当に驚きを禁じ得ません。
それとともに、求める音に対して私と同じ方向性をもった担当の方であることがわかり、ちょっと嬉しくなってしまいました。

ただ、残念ながらそういった修正が入ったため、納期が遅れて8月発売だった予定が、9月中旬にずれ込むようです。
でも、もし、発売後にこれだけの修正を行ったリニューアル製品が出ると、最初に発売した製品を購入したユーザーから 不満が出ることは明かですし、それはメーカーにとっても、ユーザーにとっても、好ましいことではありません。
今後のことを考えると、今回の決定は、英断だったと思います。本当に楽しみなケーブルになったようです。

発売時期等、詳しくは、eilex「EXIMAスピーカーケーブル発売時期のお知らせ」をご覧ください。

EXIMA Speaker Cable(製品版)


1) NL4FX - ニチフ5.5AWG 6mm

TANNOY Reveal601p用に、Thomann S-150 Mk2に接続して試聴すべく、 NEUTRIKスピコンNL4FXと、ニチフYラグ5.5AWG 6mmで 3mモノを1セット作りました。スピーカー端子の基本、ニチフYラグ5.5AWG 6mmと、アンプ側がプロ用で 使用される、NEUTRIKスピコンNL4FXの組み合わせです。


2) 両端ニチフYラグ5.5AWG 6mm

基本中の基本、両端ニチフYラグ5.5AWG 6mmです。




3) WBT0661Ag - WBT0661Cu

ハイエンド用を狙って、WBTの銀と銅のYラグを使用してみました。


4) 両端WBT0661Cu

両端ともWBTの銅Yラグです。



5) FURUTECH FP-201R

FURUTECH FP-201R(ロジウムメッキ)Yラグを使用したもの。

待ちに待った、EXIMA Speaker Cableが2013年10月4日金曜日にやってきました。
エスアイエス経由で、1スプール40m、丸ごと購入しちゃいました。
あんなにAET SINの時には苦労したのに、EXIMA Speaker Cableでは、スピコン側の取り付けは苦も無く終わってしまいました。

一つには二度目だったので、要領が少し良くなったのでしょうが、それより、AETでは太い2線を捩って穴に入れる難しさがあったのだと思います。
今回のEXIMA Speaker Cableでは、1線ずつ挿入するので、銅線が不規則によじれたりせず、11AWGと、10AWGよりも一回り細い線だったので 入れやすくもありました。

また、以前のサンプルと違って太めになっていたので加工もしやすく、周りにカッターナイフで薄めに切れ込みを入れ、尖端の鋭利なハサミで慎重に 削るようにして切れ込みを広げる感じでグルリと一回りすると、案外、外皮もサンプル品の時ほど力が要らすに、比較的楽に外皮を取り外すことができました。

次に手がけたのが、基準となる、両端ともニチフYラグ5.5AWG 6mmのタイプです。 写真は3mモノですが、拙宅では195cmで使用しています。
黒の直径1cmの熱収縮チューブを外皮に被せ、6mmモノをそれぞれ、プラスには赤、マイナスには黒を被せます。 8月15日の「実験工房」の記事をご覧いただくと、ヒート・ガン等、工具、用具一式がご覧いただけます。

そして、ハイエンド用にWBTのYラグ、しかも銀をアンプ側、銅をスピーカー側に使って、銀だけの時のようなドンシャリ、線の細さを回避しつつ、 地に足が着いた、静けさや透明感のある、ワイドレンジタイプを目指して作ってみました。

EXIMA Speaker Cableの有り難いところは、音出し開始時から、エージングはそんなにしていなくても、ある程度の音で鳴ってしまうところでしょうか。
ニチフYラグ5.5AWG 6mmを使用したものでは、残念ながら、空間描写能や芯のある浸透力の強い音 は期待出来ません。が、高域が小粒ですが華かで、浮遊感のある、ちょっとこぢんまりとした音です。
ボリュームを上げて、少し大きめの音で聴くと、スケール感を補い、まとまりの良さをプラスに発揮するように思います。

元々、サンプル・ケーブルの時点でも高域はみずみずしく浮遊感がありましたが、中域との質感が違い、みずみずしいので好きな人は好きでしょうが、 質感が違うのが嫌な方は、ちょっと気になって仕方がなかったかもしれません。今回の製品版ではわずかに高域が線が細く、浮遊感があって、 ヒラヒラした感じがするのですが、サンプル版のような質感の違いは、ほぼ解消されたと言っても良いかと思います。

欲を言えば、WE(Western Electric)のスピーカー・ケーブルのような、芯のある力強さも秘めていて欲しいし、その一方で、 もう少し高域の静けさがあっても良いかな、という気もします。
音の緻密さという点では、サンプル・ケーブルの方が緻密だったかも知れません。 ケーブルの外皮を外す時の密着感は、サンプル・ケーブルの方が上だったように思います。 ひょっとしたら、そういった密着度とも関係しているかも知れません。

高域の質感の変化は、アルミ箔を銅箔に変えたせいかも知れません。ただ、サンプル版に較べて、巻きが緩い気がします。 隙間を埋める綿線も、サンプル版のようなギッシリ詰まった感じがなく、ケーブル加工はし易くて都合が良いのですが、実際の音は、サンプル・ ケーブルと比べて、透明感の点では少々劣る気がします。余韻の部分が音が散る傾向がみられ、ドンシャリでうるさいと言うほどではありません。

価格的にWBTは高価(WBT-0661Cu:希望小売価格13,440円/4個1ケース)なので、基本ということでニチフのYラグを付けたケーブルをまず試してみたのですが、 WBTのYラグ(アンプ側銀WBT-0661Ag、スピーカー側銅WBT-0661Cu)を使用したケーブルでは、鮮度が上がって高域は線が細く、ややドンシャリ気味になってしまいます。

超高域の線の細さは、WBTのYラグを両端とも銅製のCuのものを使用すれば、落ち着くのではないかと思い、早速、AETの自作SINに使用していた銅製Yラグを 外して、銀製Yラグと入れ替えたところ、重心が下がって、高域も落ち着き、線が細くて浮ついたところが改善され、これまでで一番の音になりました。
ひょっとしたら、EXIMA Speaker Cableの製作者は、WBTのYラグで試聴テストを行っていたのではないか、と勘ぐってしまったほどです。
メールで製作者に伺ってみたところ、最終確認は「コネクタ無し」のようで、フルテックの金メッキ、ロジウムメッキのYラグでも確認しているとのこと。

そこで、私もフルテックのロジウムメッキYラグを試すことにしました。このFP-201ロジウムメッキYラグは、 まるでEXIMA Speaker CableのためにあるようなYラグです。
EXIMA Speaker CableとWBTの銅Yラグでは音がきめ細かいのは良いのですが、勢いと音の芯が不足する部分がありましたが、FURUTECH FP-201R(ロジウムメッキ) Yラグではまったくそんなことはなく、 音の芯もしっかり出ていて粒立ちが良く、値段はむしろWBTより安いのですが、フルテックでは1ランク上がったような感じさえあります。

超ハイエンドのソナスのストラディヴァリではさすがにAET Evidende SPには一歩譲りますが、HARBETH HLCompact 7ES-3では とても鳴りっぷりが良く、FURUTECH_FP-201R(ロジウムメッキ) Yラグを得てHARBETHのちょっとこもりがちな部分を解き放って軽快なサウンドになり、3,150円/mでこの音なら、大満足です。 それにしても今回、フルテックのYラグの優秀さ、改めて思い知らされた次第です。


AET PRIMARY F150

安くて音の良さそうなケーブル、ということでAETのPRIMARY F150 というのもテストしてみました。
2芯平衝配列 1.5スケアと、かなり細身で、取り回しのし易さは抜群です。
PRIMARY SPシリーズは、ピュア・オーディオはだけでなく、ホームシアターも視野に入れた、高音質の廉価な 882円/mの切り売りスピーカーケーブルです。
音は、と言うと、さすがに格上のF500には奥行き、透明感等の点では及びませんが、素直で嫌な響きがなく、 取り回しのし易さから、確かにテレビ用スピーカーの配線などに気軽に使える点は、評価できると思います。

AET Evidence SP

この太さで、長さで、そして2本必要なのですから、金額がただ事ではありません。
しかし、AETの、そして世界最高峰のスピーカーケーブルのこの音を聴いてしまったら、虜になってしまって、もう、逃れられません。

「電線病」とはよく言ったもので、本当に「ビョーキ」です。(^^;

超高分解能でありながら、それをひけらかさず、ローエンドまで実にワイドレンジ。それでいて芯の部分がしっかりあり、音の質感を損なわず、 線の太さが低域から高域まで揃っているというのは、オドロキです。
http://www.kusunoki.jp.net/audio/cable/speaker_cable.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130617.html
http://www.kusunoki.jp.net/audio/experiment/ex20130623.html


3. 中川隆[-13421] koaQ7Jey 2018年7月07日 18:15:24 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16345]

伝説のスピーカーケーブル 2011/10/31
http://audiomyhobby.at.webry.info/201110/article_15.html


伝説のスピ−カーケーブル WE16GA

これぞ本物中の本物!

既に製造されておらず、本国のアメリカにすら、在庫が無くなってしまっているほどの名ケーブル中の名ケーブルです。世界中にある在庫が尽きたらそれで終わりという貴重品です。それだけ品薄だということです。

ベルデンの8473を購入してからしばらく後に購入したものです。
プロケーブルに在庫がなく、あちらこちら探してやっと長さ5mのものを4本手に入れました。

芯線の太さは16AWGで、推奨の長さはは3〜4mなのですが、どうしても使ってみたかったというのが実情です。

無理矢理 5mで使うことにしました。

流行の極太ケーブルからすると遥かに細いです。しかし、最近の低能率スピーカーを駆動するには十分の太さなのだそうです。あまりにも太過ぎる、見てくれだけの高額なケーブルは、音をおかしくする、とプロケーブルは言っています。プロが使うものですから、見てくれではなくて、確かな品質が求められます。技術的な裏づけがあって、その太さになったということだと思います。

確かにベルデンの8460で聞いた時の印象は強烈でした。

太いケーブルを使っていた頃は、すりガラス越しに向こうを見ているようで、何かモヤモヤとした音だったのを思い出します。

ベルデンのスピーカーケーブルは、最上質のアナログレコードの音がすると言われます。

それに対してこのWE16GAは無色透明、真のフラットだと感じます。
雑味のない非常に澄んだ音がします。部屋に居ながらにして生演奏を味わえる、と言えるほどケーブルの存在を感じさせません。

このくらいレベルの高いものを使ってしまったら、オーディオ製品などバカバカしくて使う気になれません。癖があり過ぎて、せっかくの音楽が台無しになってしまいます。

「フラットな音」について、少し考えてみました。

電気回路のことなどずぶの素人ですが、専門的な言葉を借りると、電気的に色付けしないこと、正確には、周波数特性的にピークを持たない音が「フラットな音」だそうです。録音された音そのものに近い音だということです。音に個性が出るのは、録音された音の周波数特性と比べて、どこかの帯域にピークがあるからだと言えそうです。口で言うのは簡単ですが、周波数特性的にピークを持たない音を作り出すのは、技術的にも相当大変なことのようです。

フラットな音は、味も素っ気もなくて面白味のない音だと、さも知った風なことを言う人がいますが、大きな間違いです。フラットな音とは限りなく生演奏に近い音です。生演奏ほど個性的なものはありませんので、これは凄いことだと合点がいくはずです。
http://audiomyhobby.at.webry.info/201110/article_15.html


伝説のスピーカーケーブルをもう一つ 2011/12/23
http://audiomyhobby.at.webry.info/201112/article_12.html


ウェスタン・エレクトリック WE16GA。


これを手に入れるのはなかなか大変でした。

私がウェスタン・エレクトリックにこだわるのには理由があります。

ベルデンも素晴らしいケーブルなのですが、それ以上に癖が無く、究極のフラットと言えるほどの音質だからです。実際WE16GAは、良い音悪い音という表現を超えた音源に忠実な音を聞かせるケーブルです。

私の視聴環境では、スピーカーとアンプの距離は、ケーブルを壁に沿って這わせると5mほどになります。

ベルデンの 8473 と WE16GA を交互に使っておりましたが、8473 に比べると、WE16GA の方が高域に若干(本当に若干ですが)きつさがあり、低域にやや物足りなさを感じます。

それもそのはず、8473は 5mで使うのにジャストフィットの太さ 14AWG。

それより1段階細い、3〜4mがジャストフィットと言われる太さなので、5mで使うには少々無理があったのでした。

プロ用ケーブルというのは非常に長さに敏感な代物でして。


先日、クローゼットを覗いたら、いつ頃購入したのであろうWE14GAが出て来ました。

8473と同じ太さでしかも長さ5m弱。それも4本。
ずっと眠っていたとは勿体無い。これを使わない手はありません。

市場に存在するウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルは、少なくとも50年以上前に製造されたものと思われます。メーカーそのものも既に消滅し、製造も全くされておらず、世界にどのくらいの在庫があるのかは不明です。特にこのWE14GAは、本国アメリカの在庫は元より、世界中の市場在庫も尽き果てたようで、どこにも売っておりません。オークションに出品されることも少ない、ヴィンテージもヴィンテージなスピーカーケーブルです。

ウェスタン・エレクトリックのケーブルに共通する特徴は、ビニールの被覆の更にその周りが美しい綿布で覆われているという二重構造にあります。綿は帯磁しないということから敢えて使われているそうです。非常に手が込んでいます。構造はシンプルでも、つぼを押さえた作りで的確な音を出す。そこがプロ用の凄いところです。また、2本の線が適度なピッチで撚ってありますが、これはノイズを拾うことを適正に避けるためだそうです。

一段階太いと言っても、オーディオメーカーが造る大蛇のようなケーブルとは比べようも無いほど細いものです。まともな音を出すには、寧ろ細くないとダメなのです。必要以上に太いスピーカーケーブルでは、まともな音を出すのは不可能です。

それではケーブルを結線。

パワーアンプ側は、例のY型ラグを装着。


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パワーアンプの出力端子にネジ止めします。


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スピーカー側は芯線抜き出しのまま結線します。


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2台のCrown D-45に接続したものの、1台が不調になったためシングルワイヤリングでの接続を余儀なくされました。ジャンパーケーブルとして、10cmほどに切ったWE16GAを使いました。


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愛聴曲をいくつか聞きましたが、WE16GAに比べて高域のきつさが気になりません。
背景雑音の少なさ、音場の見通しの良さや立体感、楽器の位置の正確さやヴォーカルの定位の良さ、音のシャープさなどはそのままに、重心が少し下がった感じがします。部屋の雰囲気が変わりました。

低音の出方をチェックするのに、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン」を使います。
このオルガンの重低音を再生するにはかなりしんどいものがあります。我が家の古ぼけた洋間で、近隣の迷惑を気にしながらの音量ではなかなか聞き取れません。このケーブルは、オルガンの低音が前より聞こえる・・・
重低音には程遠いですが、その片鱗を垣間見ることができました。部屋の状況を考えると大健闘と言えるでしょう。

クラシックのコントラバスやジャズ・ポピュラーなどのベースの低音はよりストレス無く出るようになりましたが、ダンピングの効いた、膨らみ過ぎず引き締まったダイナミックな低音です。ヴァイオリンなどの弦楽器では、高音は倍音成分タップリでまろやかになり、やや耳に付いていた金管楽器の鋭さも和らぎました。と言ってもシャープさは失われていません。尚且つ音にコクがあります。これはいい感じ。

協奏曲では、独奏楽器の存在感が凄いの一言に尽きます。
ステージの一番前で演奏しているのがハッキリわかります。強奏するオーケストラに掻き消されることもありません。

ヴォーカル物は、2本のスピーカー間の真ん中に声がピンポイントでポッと浮かび上がる感じです。サ行も耳に付かずいかにも人の声らしく聞こえます。

前より音がこちらに向かって来るような感じになりました。迫力がありますが、とても自然な耳当たりの良い音なので、音量を上げてもうるささを感じません。これが落とし穴で、ついつい音量を上げてしまいそうです。要注意ですな。

一つ発見がありました。
スピーカーの後ろ側にほとんど音が回り込みません。スピーカー自体の性能も一役買っているかもしれませんが、それだけロスが無く、前面に確実に音が放射されているようです。音離れが良いと感じたのはそのためかもしれません。

5mほどで使うにはどうやらWE14GAがベストマッチのようです。これで音楽をより楽しむことができそうです。初めからこれを使っていればよかったな。

世の中には物凄いものがあるもんだと思いました。


オーディオシステムの実力を評価する簡単な方法があります。

ヴォーカル物(歌)を何か1曲聞いてみて下さい。

●歌声が、2本のスピーカー間の真ん中にしっかり定位するでしょうか?

●その歌声が、いかにも人の声らしく聞こえるでしょうか?

以上の2点をチェックしてみて下さい。

人の声は普段から聞き慣れているので、違和感があればすぐにわかるはずです。人の声がそれらしく再現できれば、楽器やその他の音もそれらしく再現できるというわけです。
http://audiomyhobby.at.webry.info/201112/article_12.html


4. 中川隆[-13418] koaQ7Jey 2018年7月07日 19:15:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16345]

プロ用スピーカ−ケーブルの使い方 2011/12/28
http://audiomyhobby.at.webry.info/201112/article_15.html



オーディオが趣味という方であれば、ベルデン(BELDEN)の名を耳にしたことがあるのではないかと思います。

ベルデン社はアメリカでも古参の、プロ用ケーブルの専門メーカーです。

その中でも知名度が高いのが、8460という型番のスピーカーケーブルではないかと思います。このケーブルは、レコーディングスタジオなどのプロの現場で使われるものです。

プロ用と聞くと、値段が高くて私たちにはなかなか手に入り難い、というイメージを持っている方もおられるかもしれませんが、このケーブルは単価が非常に安く入手し易いこともあり、一般家庭で使っている方も多くいます。それがために、安易に取り扱われるケースが多いケーブルでもあります。

Amazonなどでも販売されており多くのレビューも見かけます。ところが、どのレビューを拝見しても、プロ用スピーカーケーブルに対する認識が甘く、そもそもオーディオの基本的なことをわかっているのか?と言いたくなるようなコメントも多く、とても正しい使い方をしているとは思えないものばかりです。

プロ用スピーカーケーブルというのは、単にアンプとスピーカーに繋げただけではまともな音は出ません。その素晴らしさを体感するには正しい使い方があります。私たち素人は、正しい使い方を解説したものに触れる機会が思いの外少ない、と感じました。

プロ用スピーカーケーブルは何を目的として製造されているか?

オーディオの世界には、「音が良くなる」をキャッチフレーズにした非常識とも思える高い値段のスピーカーケーブルが数多く存在します。これはケーブル本来の役割を無視して売らんかなだけで製造された結果です。

プロ用スピーカーケーブルというのは、再生された音楽信号を正確にスピーカーに送り込む、それを唯一、最大の目的として作られています。勿論他の用途のケーブルも同様です。レコーディングの現場では、録音された音源を検証する作業(モニター)があります。音源そのものの音を聞くためには、フラットな周波数特性の機材が必要です。モニター機材には変な個性や色付けがあっては困るわけです。これは昔も今も変わりません。ここが民生用機材のコンセプトとの決定的な違いです。

ベルデンの8460は音が良いとか悪いとか、好きだの嫌いだのという類のレビューが多くありますが、このケーブルはそのような次元の低い代物ではないのです。私たち素人如きの音の好みなどは取るに足らないもので、音源を如何に忠実に再現するかというプロの厳しい要求を満たすために作られたスピーカーケーブルなのです。コストパフォーマンスの良さのみで注目されている節がありますが、非常に遺憾です。

このスピーカーケーブルの構造は、すずメッキした複数の細い銅線にビニールの絶縁体という単純なものです。しかも複数の細い銅線は撚ってあります。かなり手間のかかることをしています。また、プラス・マイナス2本のケーブルも適度なピッチで撚ってあります。これはベルデン社100年以上の歴史の中で、フラットな音を出すため、ノイズを拾わないために、試行錯誤の末に考え出したものと思われます。一見単純なこのケーブルに込められている技術とノウハウは、半端なものではありません。

プロ用のスピーカーケーブルは使う長さに対する適切な太さ(型番)というものがあります。私がプロ用のスピーカーケーブルを使うに於いて一番始めに覚えた事柄です。

ベルデンのスピーカーケーブルだと下記のようになります。

2mまでの長さで使うなら8460(太さ18AWG)

3〜4mの長さで使うなら少し太目の8470(太さ16AWG)

5〜6mの長さで使うならより太目の8473(太さ14AWG)

9〜12mの長さで使うなら更に太目の8477(太さ12AWG)

といった具合で、どの型番も線材や構造は全く同じです。違うのは芯線の太さのみです。

プロ用スピ−カーケーブルの商品説明では、必ず太さ〜〜AWGと表記されています。私の記憶では、オーディオメーカー製のスピーカーケーブルには太さの表記はなかったように思います。

オーディオメーカーは太ければそれだけ音が良くなると吹聴し続けてきましたが、これはスピーカーケーブルの役割をわかっていないという証拠です。オーディオメーカーの理論武装というのは所詮その程度のものです。彼らの製品がプロ用ケーブルメーカーの足元にも及ばないのは当然と言えます。私もそれは痛感するところです。プロの領域というのは緻密なものだということです。

使う長さに対して型番の選択を誤ると、酷い音になってしまう可能性があるので、長さに合った型番を使う必要があります。それが面倒臭いと感じる方、生に近い音でなくても十分満足だという方、束ね難いとかデザインが云々といった見てくればかりを気にする方はこのケーブルを使うべきではありません。

小型スピーカーなら8460で十分だというレビューを見かけたことがあります。
多くの人が閲覧するインターネット上で、よくわかりもしないのに適当なことを言う方がおられるので非常に困ります。

小型スピーカーは細いケーブル、大型スピーカーなら太いケーブルを使えばいいということでしょうか?

およそナンセンス!手の平サイズであろうと人の背丈以上あろうと、スピーカー・システムの見かけの大きさなど全く関係ありません。ケーブルやスピーカー・ユニットの電気的特性によってケーブルの太さが決まるのです。

理論的な詳細については、私は素人ですのでとんとわかりませんが、見かけの大きさとは関係がないことくらいは想像が付きます。いくら趣味とは言え、基本的なことを間違って解釈して覚えていると、良い音を得るどころかとんでもないことになりかねません。

セッティングが上手く合いますと、素晴らしい音になります。

セッティングというのは焦点を合わせることです。長さを微調整することを言うそうです。

例えば8473であれば、ピッタリ5mあるいは6mのものを使えばそれで良いというわけではないそうです。

6mのものを使って違和感のない音がすれば問題はありませんが、スッキリしないことがあります。

その場合は、ケーブルを1cmとか0.5cmの単位で少しずつ切ります。
その都度音を聞きながら短くしていきます。
すると突然ビシッとフォーカスの合った音に出会います。
それが適切な長さということになります。

非常に手間のかかる作業なので、私も厳密には焦点を合わせていませんが、それでもなかなかの音を得ることができました。良い音というのは簡単には得ることはできないようです。

スピーカーケーブルの焦点が合うと、生演奏をすぐ側で聞いているかのような錯覚に陥ることさえあります。実際に使ってみた時の私の印象です。これは記録されている音(CDなど)に近いという意味です。記録されているのは生の音です。つまりは生の音に限りなく近いということです。


ベルデンのケーブルを使ってみたら、音が細身に感じたというレビューがありました。

型番に最適な長さ以上のケーブルを使うと、高音がシャープになり過ぎてきつさを感じることがあり、それと同時に低音も物足りなくなるそうです。それが細身に感じるというわけです。


また、音がスッキリし過ぎて物足りないというレビューもありました。
その方は、余程モヤモヤとした篭った音を長い間聞いていたのでしょう。
そして、それが良い音だと信じていたのだと思います。

音がスッキリしたと感じるのは、山の頂で、雲が晴れて遠くまで見渡せるようになったのと似て、音の篭りが一掃されたからです。

音場がクリアになります。しばらく聞いてみて下さい。今まで聞こえなかった音が聞こえてくるはずです。情報量が一気に増えるのです。このCDにはこんな音が記録されていたのか!とビックリすると思います。ストレス無く音楽が聞こえてくるはずです。

いつ頃から始まった風潮なのか、オーディオメーカーが作るのは大蛇のようなケーブルばかりですが、それらに比べるとプロ用スピーカーケーブルは遥かに細いものです。

太過ぎるケーブルでは、不透明なフィルター越しに見ると映像が霞んで見えるのと同じように、音が篭ってしまいます。まともな音を出すには、寧ろ細くないとダメです。

凝った線材を使ったものや凝ったメッキを施したものも、色付けが酷くなったり、余計な響きが乗ったり、締りの無いブヨブヨに膨らんだ音になります。

私が過去に使った太いケーブルは、確かにそのような音でした。
こういう音は聞いていて心地良い音と言えるでしょうか?


逆に最適な長さよりも短めのものを使ったらどうなるか?

実際にそういう条件で聞いたことが無いので定かなことは申し上げられませんが、最も太い8477でも必要以上に太いわけではないので、大きな支障は無いと思われます。とは言え、長さに対する適切な太さのものを使うのが無難です。


生の音とはどのようなものでしょうか?

例えば、マイクを通すことをしないクラシック音楽の演奏会を思い浮かべてみて下さい。生演奏というのは、非常に見通しが良いと表現できるようなスッキリした音だと言えないでしょうか。スピーカーから出てくる音とは明らかに違うはずです。演奏会では、ステージと客席の間に遮るものはないので、音がダイレクトに耳に届くはずです。勿論ホール壁面の反射も影響しますが、色付けやモヤモヤしたものは感じないと思います。

高音はシャープですがきつさは感じません。
低音も引き締まっていますが、十分に厚みがあります。
細身だと感じたり、物足りなく感じることもないと思います。それが生の音です。

ところが、録音したものを再生して聞こうとすると、私たちの耳に届くまでには沢山の遮るものが立ちはだかります。それは、録音の段階では録音機材であり、再生の段階では再生機材ということになります。マイクロフォンを通して音を電気信号に変換した瞬間から生の音ではなくなります。そしていくつのもフィルター(機器やケーブル)を通過した末に私たちの耳に届くわけです。

いくつのもフィルターを通過する毎に情報量が減っていき、下手をすると生の音とは程遠いものを聞かされることになります。寧ろそのようなケースの方が多いのではないでしょうか?

オーディオの歴史というのは、生の音を如何に忠実に記録するか、それを如何にそれらしく再現するかを追求したものと言えるでしょう。試行錯誤の繰り返しの歴史であるとも言えます。

昔に比べて、最近のオーディオメーカーは利益を追及することのみに終始しているような気がします。勿論利益を追求しないと会社が立ち行かなくなるのですが、「それらしく再現する」というオーディオ本来の目的を未だに本気で追求しているかとなると、多いに疑問を感じます。

何時でも何処でもイヤホンさえあれば簡単に音楽を聞くことができる、お手軽な携帯音楽プレーヤーがもてはやされるようになりました。部屋でじっくりスピーカーと向き合うという、オーディオ本来の姿は衰退してきたように感じます。何時でも何処でも音楽を聞けば良いというものではありません。どれほど高性能なイヤホンやヘッドホンであったとしても、「それらしい」音を聞くのは無理であると断言します。イヤホンやヘッドホンではすぐに限界に突き当たります。

日本のメーカーは、利益の薄い本格オーディオから次々に撤退しました。そして手軽さや利益追求のみに眼を向け続けた結果・・・今や値段が高いだけの安易な製品が何と多いことか。

ベルデンのスピーカーケーブルは安いですが、侮ってはなりません。金額など全く関係ありません。何万円もするケーブルが必ずしも良い音がするわけではないのです。要は電線なのですから、このくらいが適正価格だと思います。

目の玉飛び出るような高額な機材は不要ですが、だからと言って単に激安なだけの機材でいいかというと、それも問題です。本気で良い音を聞こうと思えば、やはりそれなりの機材が必要です。オーディオというのはある程度お金のかかる趣味なのです。

オーディオの目指すべきものとは何か、良い音とは何かを、改めて考えてみる必要があると思います。

ケーブル類を換えることで音の違いを楽しむ、などという変な趣味からはいい加減卒業するべきです。そもそもケーブルを換えると音が変わるということ自体がおかしい・・・ケーブルの役割を考えたら行き着くところは一つに決まっているはずなのです。

ケーブルを作る際のコンセプトがオーディオメーカーによってまちまちで統一されていないのが大きな問題です。ケーブルに個性など持たせるから話がややこしくなります。

生の音を基準にしてオーディオを考える必要があります。
生の楽器(エレキであっても)の音や、生の歌声を頭の中にインプットして、その上でオーディオ・システムを組むべきではないでしょうか。

プロ用スピーカーケーブルは、音源の音を色付け無くそのままスピーカーに転送します。録音の良し悪しや再生装置の粗まで曝け出してしまう可能性さえありますので、覚悟して使う必要があります。

プロ用スピーカーケーブルを使って何も感じないとしたら、使い方を間違えているか、再生装置がショボい(金額の問題ではありません。高額でもショボいものはショボい)か、聞いている本人が生の音をわかっていないか、酷い音を聞き続けて耳が麻痺しているかのいずれかだと思います。

プロ用スピーカーケーブルは、オーディオに関する知識の浅い方が興味本位で使っても、その実力を発揮させることはできません。宝の持ち腐れになるだけです。
http://audiomyhobby.at.webry.info/201112/article_15.html


5. 中川隆[-13414] koaQ7Jey 2018年7月07日 19:35:46 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16345]

スピーカーケーブルの太さは音質に大きく影響する 2012/03/01
http://audiomyhobby.at.webry.info/201203/article_1.html


新しいスピーカーのベスト・ポジションが決まりつつあります。
壁との距離、内振りの角度などいろいろ試しているのですが、後もう少しというところまできました。

その前に、どうしても気になるのが高域の物足りなさです。TX1152のドライバーは帯域が20kHzまであるのに、この高音の頭打ち感がどうにも解せないのです。

イコライザーで補正したくなるような聞こえ方の高音というのはちょっと変ではないか?

もしかして、スピーカーケーブルの選択を間違っているのか?

ウェスタン・エレクトリックのWE14GAでは太過ぎるのか?

そう言えば、出力音圧レベルが100dBもあるようなスピーカーは細いスピーカーケーブルでないと音に切れが無くなる、というようなことをどこかで聞いたのを思い出しました。

そこで、一段階細目のWE16GAに換えてみることにしました。

スピコンというのは、ケーブルを付け替える時にとても楽なコネクターです。

ちょちょっと結線し直して、聞いてみると・・・

嘘だろ?!

と言うくらいに音が激変しました。

クラシック音楽を聞いてもジャズを聞いても、気になっていた高音の頭打ち感は見事に払拭されて違和感がなくなりました。これならイコライザーで高域を補正する必要はありません。

スピーカーから音が出ていないように感じるポジションも見付かり、更にいろいろと聞いてみると、見通しが良いとはこのことを言うのだ、というくらい音楽が明快になりました。ケーブルや機材を新しいものにする度に、凄いと思うのですが、今度ばかりは「こりゃ凄い!」と思ってしまいました。

ケーブルの太さを変えただけでこれほど聞こえ方が違うとはちょっと驚きでした。太さを変えたといっても、巷で流行っている大蛇のような太いものから比べると遥かに細いのです。

大蛇のような太いケーブル使っていたらいつまで経ってもモコモコと篭った音を聞かされていたかもしれません。

高能率スピーカーは細いケーブル。
改めてケーブルの重要性を思い知らされた感じです。

何だか恐ろしい世界に足を踏み入れてしまったような気がします・・・
http://audiomyhobby.at.webry.info/201203/article_1.html


6. 中川隆[-13430] koaQ7Jey 2018年7月08日 16:05:27 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16381]

[13] mixiユーザー 11月09日 19:17

どえりゃあ裏技を紹介します。
信号の伝達はまあドミノ倒しと考えてください。

ですから片Ch3mのSPケーブルのSP側の1mだけをWEを使い、残りをカナレでもベルデンでも結構です繋ぎます。

最終的に出てくる音は3mWEの場合とほとんど変わりません。つまり最後の1mのみが音のプロファイルに影響し後は関係が少ないという事なんです。このエコ方式を知ってから家族のSPは全てWEで繋いでおります。

後、ゲージ(太さ)と長さの関係をちゃんとしませんとまとまりませんよ。太いと太い音がしますが上が出ません。というかバランスが低音に偏り高音が不足のように感じます。

又、細すぎると高音ばかり目だって低音が出ていないように感じます。これはどの線でも言えます。長い場合は太めにしないとエネルギー転送できないし、太すぎるとボヨ〜〜ンとしたしまりの無い音になります。これは井上さんの言う通りですね。

良い音のする線素材、新しいものでは無いようです。
皆さん中古を買い漁るのはそれが理由です。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=95062&id=47911320


7. 中川隆[-13423] koaQ7Jey 2018年7月08日 16:12:56 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16381]

ノイトリック スピコン(スピーカー用ケーブルコネクター speakON) 
https://procable.jp/speaker/spikon2_plug.html

speakON(スピコン)は弊社独自の発想により開発されたプロ用音響機器のスピーカー・パワーアンプ接続用コネクターです。既に数多くの製品に採用実績があり、世界標準となっています。当SPXシリーズはその中でもスタンダードラインに位置するシリーズです。高電流対応、高耐久性、さらには独自のロック機構 により接続不良を防ぎ、音の現場で確実、忠実な信号伝達を行います。


スピーカー用ケーブルコネクター speakON NL2FX

・2コンタクト(スピーカー1回線)
・定格電流 40A rms / 連続
・適合ケーブル外径:φ6.0〜10.0o
・3つのパーツのみを使用し、はんだ不要のイージーアッセンブルを実現
・4コンタクトタイプのspeakONレセプタクルとの接続も可能(+1/-1のみ接続)
http://www.neutrik.co.jp/jp/speakon/nl2fx


プロケーブル社 Neutrik ノイトリック 二芯用スピコン、NL2FX
450円(税込)

最大電線サイズ/単線:10AWG、撚線:12AWG
https://procable.jp/speaker/spikon2_plug.html


8. 中川隆[-13459] koaQ7Jey 2018年7月15日 06:36:34 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-16576]

ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブル 16GA (焦点の長さ 3〜4m)を 2m 買って
QUAD ESL63 に繋ぎましたが話にならない酷い音でした。
前に繋いでいた ベルデン8460(18GA) 2m (焦点の長さ 2m 前後)が正解だった様です。


16GA (焦点の長さ 3〜4m)を 2m 長で使うとプロケーブル社の言う通り

すりガラス越しの音のようになった
高音が全然出なかった
かなり遠くで鳴っている感じ

それから、ウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブルは音が ぶっと過ぎて繊細さが全く無いのでクラシック音楽にも静電型スピーカーにも全然合いません。

クラシック音楽や静電型スピーカーを聴くなら ベルデンのスピーカーケーブルを買ってプロケーブル社の処方に従って焦点が合う様に長さを調整するのが正解です。


僕の経験的結論として

・ケーブルを変えても音は変わらないというのは大嘘で、アンプを変えるよりケーブルを変えた方が音は大きく変わる

・ケーブルは太ければ太い程いい、とか 短ければ短い程いい というのは間違い

・プロケーブル社の焦点の話は正しい

・ケーブルもクラシック用とジャズ用とあって、クラシックとジャズの両方が上手く鳴る装置は存在しない


システムのインピーダンス
= スピーカーのインピーダンス+スピーカーケーブルのインピーダンス+アンプの出力インピーダンス

は直流なら定数ですが、交流では周波数によって変わります。

いい音を出すにはシステムのインピーダンスを可聴範囲のすべての周波数に対して最適化しないといけないのですが、簡単に変えられるのはケーブルの太さ、長さとケーブル・メーカーだけです。

プロケーブル社ではケーブルの太さ、長さとケーブル・メーカーを最適化するノウハウを焦点理論と言っているのです。

ケーブルはプロ用の周波数特性がフラットなものを選ばないと、可聴範囲のすべての周波数に対して最適化できないというのがプロケーブル社の主張なのですね。


9. 中川隆[-9922] koaQ7Jey 2019年5月31日 14:47:17 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2433] 報告

有名なWE18GA ブラック 単線シングルスズメッキは ビンテージケーブルか・・・?
2018年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/f473e42f2ecf06da00f29fbcddc43adb?fm=entry_awp

WesternElectric 18GA単線シングル ビンテージケーブル単線シングルスズメッキの入手である、

ここで再度ウェスタン・エレクトリックWesternElectricについて調べてみた

下記は日本電気株式会社当時のロゴのようです。

このウェスタン・エレクトリックWesternElectric会社を調べるとどうやら1928年、WesternElectric は初めて受話器と送話器が一体化した電話機を開発した(それまでの電話機は本体に送話器がある燭台型だった)。同様此のような電話の音をなるべく良く伝えようとした電話線を製作して製品が今や貴重品になった、WE独特の鏡面は絹巻又は綿巻で被覆しいかにも大切に扱われるケーブルは見た目もビンテージらしい当時の製品が未だ現役で流通しているのですが技術革新とは何であろうと疑問にさえ思うこのモデル「102」は本体底面が丸いのが特徴で、1930に登場した後継の「202」はほとんど同じ形状だが底面が楕円形になっている。

次の大きなアップグレードは1937年の「302」である。工業デザイナーである(ヘンリー・ドレフュスとも、英国: Henry Dreyfuss)の設計によるもので、いわゆる黒電話の原型となった四角い底面が特徴である。なお、「302」より前の電話機は別に回路を収めた箱が必要だったが、「302」ではそれを電話機本体に内蔵している。1949年以降はモデル「500」がリリースされ、適宜更新されていった。

細かい改良として、ダイヤルをより静かによりスムーズにしたり、回路基板をプリント基板にしたりといった更新が行われた。モデル500は1986年に押ボタン式電話機に完全に取って代わられるまで、製造が続いた。世界でも最も多数製造された電話機である。

ウェスタン・エレクトリックは通信関係で発達した会社で通信ケーブルは性能の良いものが多い、

地域ベル電話会社のものであり、AT&Tのものであり、同時にWesternElectric自身のものである。

結果としてWesternElectricの電話機の新機種投入頻度は少なく押さえられた。戦後電話の普及によりWesternElectricは、海外資本として日本で初の合弁事業を立ち上げた会社であった。

1899年、日本電気(NEC)の設立当時、WesternElectricは株式の54%を保有していた。

日本でのWesternElectricの代表としてウォルタ・T・カールトンーが日本電気社内に席を構えた。

当時電電公社の電話のケーブル電話機に関する電電公社との繋がりは深かったであろうと思う

1992年まで使用されていたNECの旧ロゴのデザインは、上記のロゴですがWesternElectricのロ

ゴが由来となっている。書体は実に良く似ている。

最近NECの前身である日本電気株式会社表記のあるプリ管の中からWEの影響の強いロゴのプリ管

のパッケージケースの中に入っていた検査証を見つけた44年と表記があり、昭和44年すなわち19

69年50年前の製品、思わず納得してしまう。当時は真空管の時代でトランジスターはまだ将来の

物だったんですネ!ロゴなどはまだWesternElectricの英文字表記は近く、NEC以前の製品なんで

すね・・・・・50年前の物を今見ると 進駐軍の事が思い出され妙に懐かしくなってしまう。

これは大切に保管しようと思う、このプリ管の音は未だ聴いては無いが思わず期待してしまう。

ロゴはWEの日本版である、此の様に歴史を含め考えると何故か身近に感じるではありませんか?

プリ管の音質はWEの音に近いのか全く不明ですが思わず期待してしまいます。(笑)

筆者の従兄弟が昔、電電公社に勤めていた頃、スピーカーケーブルように電話線を頂いた事がある、

当時入手しづらくスピーカーケーブル用に10メートル程頂き、配線したが、単線の銅線であったよ

うに記憶する音質は良くなった記憶があるのは遠い昔の話で、現在はNTTの前進であり公共機関で

あった

涼しい部屋で、安静にしながら音楽は聴く、勿論淹れたての珈琲を頂きながら、香りはいいのですが

今日は残り少なくなったブルーマウンテンのブレンドを淹れたが筆者は余り美味しく感じない、味は

昨日飲んだハワアン・コナが旨く感じる。自宅近くの焙煎店にもコナ・コーヒーは販売しているがこ

れがクソ不味いので此の店での購入はすべて辞めた(笑)

昔従兄弟が電電公社に勤めていたときに頂いたケーブルは今思えばNECの製品だったのかも知れない、

現在使用のインターホンコードと良く似てた。記憶をたどれば間違いなく単線であり、太さもインタ

ーホーンコードとよく似てた記憶がある、今回は現在では実に珍しい、Yさんより紹介され、WEの単

線スズメッキ単線を入手してみました。早いも勝ちのようでスグに完売してしまったようだ。

正式名は「WesternElectric 18GA ブラック 単線シングルスズメッキ」というらしい、ただWEの名

前だけで高額になっている現状は消費者には非常に痛手である。特に真空管のWE300Bなどはプレミ

アム価格100万の話を聴く。

スピーカーケーブルはまだその様な事は無いが将来は不安である、資料によるとALTECのA5やA7等と

いったアメリカンヴィンテージのシステムと相性が良いそうです。此のケーブルはヴィンテージスピー

カーには頗る相性が良いらしい、撚線も良いが、単線が効果的と言われる可なりの癖はあるので、た

だし全てに適合するとは言えないが、古いヴィンテージエンクロージャーには相性は良さそうである

らしくオールドTANNOY駆動には期待は出来る。

同じWE18GAにも撚線もある、こちらは色が黒と赤になっているようです、勿論復刻版のようで、こ

の撚線にも古い物が価値があるようで、新しく低コストのため技術革新は製品の品質が落としたと聞

くWEは現在は閉鎖されて商品在庫も少なくなり、ヴィンテージコードとして取扱してるようです。

WE18GA撚線について調べると「ウエスタンエレクトリック(以下WE)のケーブルも基本的にヴィン

テージスピーカーを使用している場合は単線がお薦めである。特に今回紹介する18GAはとても汎用

性が広く、見つけたら即買いをお薦めする。」などの紹介記事もあった、此のような書き込みも見つ

けたから早速20メートル程注文する、貧困老人にも手が出せる価格送料込みで20メートル約\12,000

考えて見れば高額なケーブルです。

更に注意事項として復刻版についての注意書きがある非常に気になることが書いてありました。

サイズ14GA:低域が力強い

サイズ16GA:低域から高域までバランスが良い

サイズ18GA:広がりがある、ツイーターや内部配線向き

という説明がされていました。

下の写真がWE(Western Electric)の14・16・18GA、A.I.W.社による、より線の「復刻版」だそう

です確かに復刻版は撚線で単線とは違う、単線シングルスズメッキのオリジナルの品物です。

もし、WEの復刻版スピーカーケーブルを購入しようと思った方がおられたら、WEのスピーカーケーブ

ルの正しい使い方はこうです。単線も同様である。

サイズ14GA:5〜6mほどの長さで使うこと

サイズ16GA:3〜4mほどの長さで使うこと

サイズ18GA:2mほどの長さで使うこと

特に1950年代前後のものは希少である。

WE、それは単に古いだけでなく、現代でも追いつけることの出来ないノウハウを持っていた企業なの

です1987年製と、細かい年式が明らかなこのケーブルは、綿巻きに樹脂巻、錫メッキのケーブルであ

る。WEのケーブルは古いほど音は良くなるそうだ、そこはタンノイも同様である新しくなるほど絶縁

にコストダウンが見られ質は落ちたようである。これほど技術が進んでもWEのケーブルが重視される

のも可笑しい話ではある、でも使う素材は確かに良いようだ銅の質は単純なタフピッチ銅(純度99.9

%程度)と見られる。これで十分である。屋内配線はすべてタフピッチ銅だ。これが一番安定してい

るのである。純度と音は関係ない。一番関係するのは絶縁の仕方だ。ビニール系の高分子化合物は静

電気を誘発するのでイケない。「例えばこんな経験はないだろうか。特に汚れた環境では無いのにケ

ーブルの外皮が汚れる。これは電気が流れることで静電気が発生し、細かい汚れを付着させるからで

ある。」

WEのケーブルは1940年代にはそのことが分かっており、この会社のノウハウは素晴らしい静電気が

極力起きない絶縁材を使用していたのである。此のためエナメル皮膜に絹巻、又は綿巻きである。現

在日本でも70年以前に作られた戦艦大和は擬装の部分は今の技術だけではは出来ないそうです、造船

技術以外の分野で例えば46センチの砲身、三連の主砲等、体験を元に技術も向上する、技術とはその

ようなもののようです。

アンプ変更時の簡素化のため、本来ならFURUTECHのバナナプラグを使用したいが、高額なのでオイ

デヤ電気のBP-208CG 金メッキ波形バナナプラグを代用しています。価格も安価で仕上がりも良いの

で筆者はこのプラブは定番にしています。

今回のWE撚線18GA ブラックは昔のヴィンテージ物なので注文すると早速配達された。現在使用して

いるプラグはネジ止めする為シッカリ接続され重宝しています。今回のWE18GA単線シングルスズメ

ッキケーブルと筆者のシステムとは実に良い組み合わせのようだ、丁寧に2メートルにカットして繋ぐ、

この音が出るまでのドキドキする瞬間は何時も興奮を覚える・・・

しかし冷静に考えれば、40年前の機器を聴く為に、このような些細なとこに真剣に取り組んでいるの

が実に馬鹿げた話ではある、接続コードに可なりつぎ込んでしまったようだ、(笑)

最近もフルテック オーディオグレードUSBケーブルを注文してしまった。以前からオーディオインタ

ーフェースに接続ケーブルを交換すると音質が良くなるというコメントが気になった。

どのような音がでるのか?現在アナログケーブルはWEを使用しているが、BELDENに交換した

が今回のスピーカーケーブルの違いは少なかった、現在在庫でBELDEN8428・BELDEN88706

があるがBELDEN88706がいい感じがした、ゆっくりの試聴が必要か?

庭にはホテイアオイが水槽に一杯で片隅に咲く睡蓮の花に癒やされます。

筆者も以前のブログにWE16GA(撚り線)single(緑)を使用したが音は良く気に入ったが

今回のWE18GA単線はそれより細い、早速スピーカーケーブル・コネクター装着し、試聴する、

この細い単線はTANNOYの端子には此の細さは穴に入りやすい細さで大変ありがたい。

交換し改めて試聴する、次はWanda Landowskaのゴルドベルグ変奏曲を聴く、聴きなれている

はずなのに、驚いたことに音質が全体に良く聴こえる特に豊かなまとまるの良い低域に驚く?

今回此のWEの単線スズメッキWE18GA撚線ブラックを繋ぎ視聴する全体的に音の密度が上がっ

た気がするこのたびオリジナルのWE18GA撚線ブラックを購入して、指定のように2メートルの

コードにカットして繋ぎ試聴してみた。結果その差に驚く。

「部屋中にまろやかな音楽が響く・・・」これぞ望んだ音かもしれない・・・・?

以前BELDENのコード?やFOSTEXも良いとされ、種類も色々変えてはみたが、納得は出来WE

16GAに留まる銀メッキが良いと言われ、銀メッキコードにも交換したが、筆者のシステムには

合わず、変更を繰り返すうちに最終的にははWE16GA(撚り線)single(緑)を使用していまし

たが換える前まではもうこれ以上良い音は望めないと思ってましたが、こんなに簡単に上回る製

品があったのだWE18GAは断トツに情報量が多く、音がしっかり聴こえます。

あえて言うならば、少し音源が近づくのが問題箇所ですかネ♪

特にジャズのヴィブラフォンのアタック音はまさに生っぽいの音、低音もさらに低く伸びた感じ

の音、自然な低域まで充実した音、こんなに細いスピーカーケーブルで・・・Western Electric

恐るべし。全く驚くようなケーブルでアッパレである。これはヴィンテージスピーカー専用かも

知れない。

TANNOYのレベルボタンはARU付きAXIOM80箱に移植してからはフラットな状態で聴いている

又今回の18GA撚線ブラックは単線なのでスピーカーのプラグに繋ぎやすいのもありがたい。

しかし流石WE18GA単線スズメッキのケーブルは万能では無いのかもしれない、

筆者のサブSPのKEF Q300に繋ぐにはWE16GA撚線が相性は良く、単線はなにかスッキリしない。

写真のケーブルAE線はインターホーンのケーブルの写真ですがこれも単線コードであります。

此の安価なコードのこのケーブルが意外と良い音を出すのです。此のコードも単線なんです、

やはり単線は古いヴィンテージスピーカーには相性が良いのかアルテックのスピーカーも相性は良い

と聴く以前使用してたAE線(1.2mm)@200のインターホーンのケーブルですが、此のケーブルは

外の地中に埋設される厳しい条件の中で対応しなければならなく、導体の回りを耐燃性ポリエチレン

で絶縁しているものです(ポリエチレンはビニールより絶縁力が強く非常に優秀です)。(注)

これは筆者が感じた意見です。その回りは、 鉛フリーのビニールが囲っております。これが安価で安

定した音質が堪能できるケーブルです。

このケーブルは長く使用していたケーブルです。今は大切に保管しています(笑)

フランツ・コンヴィチュニー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団特に筆者お勧め

は余り馴染みのないベートーヴェン交響曲第七番AXIOM80に移植したIIILZ inCabinetである

程度ボリュームを上げて試聴する。

特にベートーヴェン交響曲はオーケストラの爆発のような響きが出ると素晴らしいが低域オーケ

ストラの厚み深さが増し、今回のCDを視聴し、決してスマートではないが、ごつごつした、骨

太のベートーヴェン。しかし、細部もゆるぎなく構築されている確かにオーケストラの演奏など

は情報量が多くなれば再現される音質も上がるようです、第七番の迫力ある演奏は見事である、こ

の先隠れたケーブルが出てくるか楽しみです。

勿論此の後は交響曲第3番変ホ長調「英雄」交響曲続いて筆者の好きな第四番を聴く、

ベートーベン 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 コンヴィチュニー Beethoven Symphony No.4

ロバート・シンプソン曰、「交響曲第4番はギリシアの乙女ではない。

巨人がとても軽快に滑らかに体操をしている。交響曲第4番には、鋼の筋肉が潜んでいる。」と言い

ました。交響曲第4番はベートーヴェンの他の作品と比べると乙女に感じるかもしれませんが、

作品そのものを聴くと力強さに溢れています。

今回のWEのケーブルは筆者のシステムと良くマッチしたケーブルに思える、

サブスピーカーのKEF Q300に接続したが結果は同良好であったが以前の撚線WE16GAが相性は

良い。ケーブル1本の違いは驚きである。

でも相性は現在メインで聴くAXIOM80に移植したIIILZ inCabinetが最も良く聴こえる

前にも紹介したが年々数が減るWesternElectricのケーブルは

「WE18GAはとても汎用性が広く、見つけたら即買いをお薦めする」のコメントは事実である。

又プリ管の話に変わりますが、国産の古い管50本を仕入れたが、相当違う種類の物が混載して

いる時間を掛けて選別したが、不明な管も多く取り敢えず、代表的な日立、NEC、東芝、松下

等購入し試聴したがその中で使用可能なプリ管は1.5割ほどでしたが、各社のプリ管が揃いまし

たが、余分な管が余ってしまった。

筆者の思惑通りに、日本のメーカーは一般的に聴きやすく余り癖の無いのが特徴のようです・・・・・

全体的に平均的な感じで聴きやすい綺麗な感じの音で疲れはい音が特徴かな?

又各社さすが日本製品で作りも非常に丁寧に作ってアルようです。

考えると国産品もヴィンテージ管に分類されるとおもうが、どのメーカーも遜色なく聴けた、実に

穏やかな音がする国産のプリ管は一度じっくり聴き分けるように試聴していきたいと思いますが、

ただしヴィンテージプリ管TelefunkenECC82、SIEMEN E81CCに比べると明らかに違いが分かる

がキラッとする弦のユニゾン、今まで聴きにくかったコントラバスの低音等は再現は違いがあるよ

うですが・・・

一般的に音楽を聴くのには良い、又最新の支那(中華)製、ロシア製より良く聴こえる、ブラボー!


2 コメント


WE SPケーブル (Kontakun)2018-08-07 10:24:23

私も、以前からWEのSPケーブルに興味は持っていますが、今だ購入には至っていません。そこで参考に聞かせて頂けたらと思います。

Belden8470、9497は試しましたが、どちらも、音域が少しカマボコ型でゴツゴツ、ザラザラした音、高音も少し耳障りな感じで、私の好みの音ではありませんでした。ツイストを解けば少しは柔らかくなるかも。

今は普通の国産銅撚線タイプを使って良い感じになっています。
WEはどんな感じでしょうか?Beldenの感じであれば、少し私の好みからズレてしまいます。

因みに、SPはJBL、アンプは真空管KT88 ppで、よく聴く音楽はロック、フュージョン、ジャズボーカルです。

コメントありがとうございます。 (金ちゃん)2018-08-07 11:18:02

ロック、フュージョン、ジャズボーカルをお聴きになっておられ、昔のいわゆるヴィンテージスピーカーをお使いならWE18GAの単線はオススメです、

私もBELDENも使いましたが、インターホーン用のAE線(1.2mm)のが良かったです、でも最高はWE18GA単線錫メッキの音が全体的に音楽の重心が下がり、しかも低音が明瞭に、より好ましく響きます。

WE18GAの単線は品不足なので見つけ次第早くの購入をお薦めします、使用注意は錫メッキは剥がさないでご使用ください。

特にJAZZ関係を聴くと音源が近くなった様に感じました。引き締まっているのでそんな印象になるようです。

https://blog.goo.ne.jp/yk1231yk/e/f473e42f2ecf06da00f29fbcddc43adb?fm=entry_awp

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