http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1005.html
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(回答先: 最高の音を一番安く手に入れる方法 _ パソコンの iTunes ファイル + プリ機能付き DAC + フルレンジスピーカー 投稿者 中川隆 日時 2019 年 10 月 07 日 20:43:01)
スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作ではまともな音にならない
スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 1
我が、蹉跌のオーディオファイル #28.欲しかったスピーカー 2012.09.06
http://audio-file.jugem.jp/?eid=34
オーディオに興味を持ち始めてから約40年程経つが、当初最も欲しかったスピーカーにクラングフィルム、(後にシーメンス)オイロダインがある。
引き出しを整理していたらシーメンス当時のカタログが出てきて、オイロダインのスペックが載っていた。オイロダイン
ちょっと驚くのは再生周波数で、何と50Hz〜15,000Hzとあった。
今時数万円のスピーカーだって人間の可聴範囲20Hz〜20,000Hz付近をカバーしている。
そこで、スピーカーの再生周波数に付いて一寸調べてみたら、どうやらこういう事らしい。
スペックがどの様な数字であるかは兎も角、
「実際にスピーカーから出る低音の60Hz以下は音というよりも風圧として肌で感じるもので、強烈なドラムやベースの唸りの様な低音は大概80Hz〜100Hzくらいである」
という。だから、60Hzが出れば通常僕らが聴いているオーディオの低音に何ら不足を感じるものではなく、まして50Hzが出るなら映画館などの大鉄桟を巨大な大砲の発射音や炸裂音で揺るがすに実は充分な低音が出る事をオイロダインのスペックから読み取る事が出来るのだそうだ。
そして高音は「4KHz〜6KHz以上の純音の音色を判別する事は非常に難しく」この辺りで音程に対する判断は鈍って来るものらしい。
僕らが聴く「スピーカーの音(無論録音前の原音も)を決定づけるのは純音ではなく倍音であって、倍音は整数倍で膨らんで、大体13〜14KHzほど先からは殆ど聴こえてこない」ものらしい。
だから、オイロダインの50Hz〜15KHzという周波数帯域はこれらの条件を低音で10Hz、高音で1KHzばかり其々上回っており、従ってオイロダインで聴けない音は無いといってもよいという事になるらしい。
だから、2〜3万ながら矢鱈に周波数帯域の優秀なスピーカーが量販店などに出回っているのは、要するに僕ら消費者が悪いという事になるようだ。
_つまり、食紅で真っ赤な蛸しか買わないとか、胡瓜や大根や長芋も真直ぐなものしか買わないとか、そうした次元と同じ事で、本質よりも見た目を重視する発想と同じ理屈になると考えてよいだろう。
_生産者は売れなければ困るから、食紅が体に毒だろうが薬だろうが兎も角真赤っかに塗りたてちまう。流石に近頃では暮れの御徒町でもこんな蛸は滅多に見掛けないが、一昔前は真っ赤っかが常識だった。
_食の安全が叫ばれる現在でも、野菜などは相当にいかがわしい色付けや型の細工、或は遺伝子の組み換え、延命処置などをしてあるものが出回っているようだ。
そういうものでなければ、僕らが買わないから、言い換えるなら、音が良かろうが悪かろうが最低でも20Hz〜20KHz出る事にしなければ買う人が居ないから、メーカーは無理してでもこういうものを造るし、測定の仕方で再生周波数表示などどうとでも云える事でもあるから、何が何でもこれ以下の数字は発表すまいとする。
_基より、こんな数字は音質には何の係わりもない事で、それは曲った胡瓜も真っ直ぐな胡瓜も味や栄養価に変わりが無いどころか寧ろひん曲った胡瓜の方が(自然栽培)数段勝るというのと同じ事であるようだ。
_従って周波数50Hz〜15KHzのオイロダインのスペックは、実質的に巨大空間における再生音に何の不足もないということを示しているのだが、既に各メーカーの宣伝文句に毒されてしまっている僕らは、この数字に目を疑い「そんな程度のものか」と吃驚して「大したこと無い」と見下してしまう。
_でも評判は最高だから、それを僕らが住むマッチ箱の中の更に小さな書斎で鳴らそうと思う人もいる。結果的に手にはしなかったが自分がそうだった。
マッチ箱の中で鳴らすオイロダイン、実際は劇場の体積分の部屋の体積程度の実力も出せないのではあるまいか。
第一天井高が違い過ぎる。一般的な家庭用のスピーカーだって100%の実力を発揮させるには本当は5メートル以上の天井高を必要とするが、我々の住むマッチ箱の天井高は多寡だか2m半程度が通常の高さである。
単なる大音響ならば出そうと思えば出せるのかもしれないが、音楽としてはとても聴けたものではあるまい。今更ながらこんなものを買わなくてよかったと再度カタログを見直してそう思った。
▲△▽▼
39 :25:2006/03/07(火) 21:17:07 ID:EJYGN0Dj
Lowtherの設計で優れているのは、何でしょうか?
いくつか考えてみると、
軽いコーン紙と強力なマグネット、そして
ボイスコイルボビンの内側と外側の両方にコイルが巻いてある事、
マグネットとボイスコイルのギャップがギリギリまで狭くしてあること
などが、 良い結果を生んでいるのでしょうか?
もっとも、それだけに維持調整が難しい面もあるのでしょうね。
40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/07(火) 22:04:43 ID:nO6o8FgQ
コイルボビンとメインコーン、サブコーンの接着部にのり代があること。
突き当てで接着ではないから振動がきちんと伝わるよ。
42 :25:2006/03/08(水) 20:14:55 ID:jngahQNX
>>40
なるほど、振動系の作りもよく考えられているのですね。
Lowtherは実験的とも思えるエンクロージャーを色々と作っていますが、そこにも深く考えれられたノウハウがありそうです。
Lowtherは、私の聴いた範囲では入力信号にとても敏感に反応しセンシティブですが、ウェットやドライといった傾向はあまり感じられませんでした。 その意味で非常にニュートラルだと思いますが、音の出方(音圧や高低のバランス)は、エンクロージャーによって相当変わるようです。
43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 23:28:27 ID:CFPtD9lU
>>42
全くその通りだと思います。世界各国にLowther Clubが存在しておりますが、タイで作っているエンクロージャーは面白いです。(タンノイのオートグラフみたいなエンクロージャー)
複雑なエンクロージャーは自作も難しく、専門家に頼むと大変高価ですが、Lowther Club of Hong Kongに頼むと比較的安価です。(イギリス製や日本製の数分の1)
79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/23(木) 11:43:07 ID:Fil/wiLu
下は様々なバックロードホーンのオンパレードです。こういうのを見ると、日本人は保守的過ぎるのか、それとも、ドイツ人は気が狂っているのか…と考えさせられます。
http://www.hm-moreart.de/30.htm
44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 02:58:59 ID:bHQv/rGW
>>Lowther Club of Hong Kongに頼むと比較的安価です。
$9,500 HKDなら15マンぐらい?
やっぱり、佐久間氏の樽入りローサーが一番安上がりか。
あの樽、7千円ぐらいの筈。
http://www10.big.or.jp/~dh/codo/speaker/sp7_j.html
45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 08:10:59 ID:puFSsw+A
アコースタのハコならペアで15万ぐらい、TP1ロンドンなら45万ぐらい、イギリスにTP1ロンドンのエンクロージャーを頼むと120万ぐらいということです。
確かに中国製のエンクロージャーは信用出来ないということもありますが、イギリス製だって今のものは疑問です。
(古いオリジナルのTP1はいい音します。ハイスピードでありながら、ハイスピードが強調され過ぎず朗々と鳴ります。)
でも、よく考えるなら、旧PM4A入りTP1の中古相場が80〜90万ですから、こちらの方がお買い得です。
樽入りPM6Aは有名ですが、音聴いたことないです。もしあれでいい音するならそれこそ福音というものです。
46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 08:25:26 ID:puFSsw+A
新ユニットはPM4AもPM6Aも小音量再生が少々苦手(どんなハコに入れた場合でも)という印象をもってます。1950年代のアルテックA7と較べるとそれがはっきりします。
つまり、80〜90万かけるのなら古いアルテックA7を買った方がいいかも、ということになってしまいます。(もちろん、音色は全然違いますが。)
そこがLowtherの悲しいところです。
34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 12:32:51 ID:ZwX4iAFy
どなたか Lowther と Axiom-80 を実際に比較された方、情報下さい。
35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/05(日) 14:34:39 ID:Fg6NneSn
>>34
どちらも使ったけど、ウチでは直接音ばかり耳に突いて聴き疲れる。
部屋が広く、直接音と間接音が上手くブレンドするようにしないとダメみたいだ。
47 :あれれのれ:2006/03/09(木) 09:59:00 ID:mm+yXwdT
私はほんのかじりですけれども、アキシオム80も使った事があります。
あれは、良いユニットで、綺麗な音がします。 本当に綺麗な音だと思います。
見かけとは違いますよね。ポンと置いても良い音です。
日野のアキシオム80のコーン紙+フォステクスフルレンジの音も似たような音でしたから、コーン紙の音なのでしょう。繊細ですが、取り立てて細いと言うわけではないと思います。アンプによりますが。
背圧を掛けるとダメなようですので、大きなバスレフが良いのでしょう。 ただ、色々いじってはダメだと思わせるような所があります。 ユニットとしての完成度は高いのでしょう。
ローサーはその点、ガーガー、キャーキャ言ってどうにもならない様な元気良さがあり、何とかしようと思わせるのですね。
TP1−Dなんかは、フロントロードとバックロードのバランスを取って、その上、ユニットの前に、紙か石膏かと言うようなディフィーザ(マスク)まで付けてありますが、良質な箱鳴きと、ロードの掛かった堂々とした音でとても元のユニットと同じとは思えない音になっています。 こんな事は、アキシオム80では、お目にかかった事は無いですね。
ローサーの箱は、響きが大変大切で、十分に乾燥していない重い合板では全然ダメだと思います。
TP1−Dなどは、大きいのですが、大変軽いですよ。 あの本物のTP1−Dを看護婦の下駄箱にしている人がいるからもったいないですよね。
アルテックと較べるなら、ベルサウンドのPM7のシステムでしょう。 繊細感では、当然優れていますし、なりっぷりでも決して負けていないのではないでしょうかね。
48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 12:35:19 ID:puFSsw+A
私のはTP1-Isis(タイプ3?)というエンクロージャーです。板が薄く、古いので乾燥は十分でやはり軽いです。コーナータイプでコーナーに置かないと低音が十分出ない印象でした。
音は非常にいいのですが、どこか煮え切らない印象で、いろいろやったのですが、諦めました。下駄箱にしている人の気持ちがほんのちょっとわかります。いろいろやったあげくモノにならなかったので頭に来たのではないでしょうか…
アキシオム80はその昔、新ユニットをちょっと聴いただけで、本物の音は知りません。ただ、すごく憧れます。あれだけたくさんの人があれだけたくさん語ったユニットは他にないのではないでしょうか。いつかは買おうと思ってます。でも、最近はすごく高くなってます…
箱入りペアで68万とか… でも、もしかしたらその価値があるのかもしれません。
51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 19:45:14 ID:dsuCxAWu
ラウザーのオリジナルはウ゛ォイト、これは励磁型。アルニコになってラウザーとなる。
ラウザーユニット全ての機種、ホーンロードを前提の設計。バックロードタイプの極め付けは、神戸に在住していたS氏の作品。それにしてもウ゛ォイトは今聴いても絶品である。
49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 14:26:42 ID:bHQv/rGW
ローサーには、アンプをどうなされているのでしょうか?
やはり、オスラムPX-4とか?フィリプスAD1やテレフンケンRE604だったり。
米国球のRCA45、50の人もいらっしゃるでしょうか。
50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 16:14:36 ID:puFSsw+A
最初は米国球の245シングルで鳴らしてました。250も210も試しました。でも、音の厚みとかあまり出ないので、直熱ビーム管の1619シングルで鳴らしてました。こちらは直熱三極管の速さと多極管のパワーを兼ね備えた鳴り方をします。チョーク結合で中域重視で鳴らしてました。安いですが、大変いい球です。(今でも1200〜2000円で買えると思います。)
ヨーロッパ球には憧れますが、使ったことありません。 実験的にはWE205Dプッシュプルや211プッシュプルで鳴らしたこともあります。あまり合うとは思えません。
52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 20:21:02 ID:bHQv/rGW
1619シングルが好結果というのは面白い。
結構、高域がキツそうなイメージがあるが、やってみないと分からんか。245でダメって云うのは厳しいな、回路やトランスの再考の必要があるかもしれない。
53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 22:13:16 ID:Deq6l0Zg
52さん、245がダメな訳ではないですよ。私の好みからするとあっさりし過ぎているかなぁという程度です。合っていることは合っていると思います。(トランス結合NFBなしでした)
クォード405で鳴らしたこともありますが、さすがにちょっときつかったです。
あと、PM6A新タイプをヴォイト・パイプという箱(三角のホーン)に入れてEL34ppで鳴らしたこともあります。箱が安物の材料だったのでダメでしたが、アンプはミスマッチじゃなかったと思っています。
54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/09(木) 22:16:50 ID:Deq6l0Zg
Lowtherの本当の欠点というか問題は高域でなく低域にある、と私などは思っていますが。
58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/13(月) 08:34:36 ID:Y8H3BGB6
Lowtherは日本よりもアメリカ、カナダ、北欧で人気があるようです。日本人にはないアプローチが大変興味深いです。
日本ではLowtherを「古いスピーカー」と見る傾向がありますが、あちらでは「最新鋭のスピーカー」と見る傾向があるよう
で、これもまた面白いです。
59 :25:2006/03/13(月) 18:41:23 ID:lEsd40Rm
>>58
確かに、Lowtherのスピーカー作りの思想は守りながら、開発の手を休めない所も評価されているようですね。 新しいモデルも聴いてみたくなりました。
70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/18(土) 21:41:52 ID:LTHgFyer
季刊アナログの今出ている号の”ビンテージコンポの銘機を研究する
「ローサー アクースタ」林 正儀” って読んだ人いる?
71 :25:2006/03/20(月) 19:17:36 ID:Sy38KFS8
>>70
季刊アナログ、今日買って読みました。
アコースタ入りのPM6A(角バッフル)の評価がすごく高い。
やはり、エンクロージャーが良いとローサー本来の音が出るのですね。
73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 17:33:56 ID:PmJnaqQV
ラウザーはコーン型とは思えない強靱で太い音が出るのが不思議です。
ちなみに、LOWTHERはラウザーと発音すべきでしょう。
70年代からは輸入元もラウザーと表記しています。
ローサーと呼ぶ人は年寄りか、佐久間アンプファンですねw
>むかし評論家の岡俊雄氏がローサーを長年愛聴されておられましたが
>>10
岡氏はARとQUAD−ESLでしょ。その前にラウザーを使われてたのかな?
ラウザーの愛用者といえば佐久間俊氏が有名ですが、真空管アンプ研究家として著名な武末数馬氏も愛用されてましたね。
41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/08(水) 00:07:52 ID:hdx0KHRf
イギリスのスピーカー全般を見渡す時、パルメコのデュプレックス・タイプからいかにしてロジャースやスペンドールやハーベス方式に移って行ったのか興味があります。アルテック、パルメコ、タンノイ、ロジャースとなるのでしょうか。
74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 17:34:52 ID:PmJnaqQV
>>41
ロジャースやスペンドールやハーベスは、後にKEFを創立したクック氏が開発したBBCモニターLS1(グットマン オーデオム80+セレッションHF1300×2)の系譜に連なるから、バルメコやタンノイとは無関係。
バルメコはVITAVOXと同じく劇場のPA用メーカー。
タンノイはこれらとは無関係で独立した系譜。
あと、イギリスには、グッドマン、DITTONシリーズ以前のセレッション、ステトリアン、ワーフェデールといった家庭用メーカーもあって高級電蓄みたいな「創った美音」を聞かせてくれてましたね。
http://mimizun.com/log/2ch/pav/1140735976/
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スピーカーは自作よりこういう専門家に任せるのが正解
チューブ・オーディオ・ラボではアンプ以外にも各種スピーカーの作成も行っております。
トランスから真空管・ライン(RCAケーブル)そして、その先の出口「スピーカー」まで、すべての相性にこだわりながら、真空管とのベストマッチなスピーカー作成にこだわっております。
そんなスピーカー紹介のページです。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/Speaker.html
▲△▽▼
チューブオーディオラボ スピーカーコーナー No.5 ☆2013/12/27
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/05/Speaker05.html
今回ご紹介するスピーカーは 《LOWTHER_》
歌姫・・・ローサーから2タイプご紹介いたします。 LOWTHER_ DX3&PM2A
◇ LOWTHER_ DX3
20cmのフルレンジですが・・・
他のスピーカーでは聴けない音が出るのですよ・・・
其れなりの箱が必要ですけどね・・・
◇ LOWTHER_ DX3
裏側、強力な・・・マグネット
◇ LOWTHER_ PM2A
DX3との違いはマグネット・・・
クリックして大きな画像へ
◇ LOWTHER_ PM2A
コーン紙は同じ・・・
◇ LOWTHER_ PM2A
でも・・・・このアルニコマグネット・・・
強力なマグネット・・・・心して掛からなければ・・・・
マトモナ音なんて・・・出ないだろう・・・
◇ LOWTHER_ PM2A
殆どが此のアルニコマグネットのお値段です。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/05/Speaker05.html
チューブオーディオラボ スピーカーコーナー No.1 ☆2012/10/20更新版
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/01/Speaker01.html
ローサー
● Lowther
自称ローサークラブ(六日町)会長を自認しております。
これからどんな姿にするか・・・
P6M
● Lowther P6M
後ろから出すか・前から出すか・・・
オリジナルに近づけようか・・・
PM6A
● Lowther P6MA
とりあえず・・・
第一弾・・・
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/01/Speaker01.html
スピーカーコーナー No.9 ☆2019/02版
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/09/Speaker09.html
◇◇◇◇◇ 2019/2/13 〜 3/16 【更新】 ◇◇◇◇◇
2/13 久しぶりにスピーカー紹介。一本増えました、ローサーのPM7です。
3/16 ようやくバックロードの箱が出来上がりました。
◇ 革のエッジ
ローサーのエッジが無いリペア用スピーカーを英国から格安で・・・
北国のドクターM氏にエッジとダンパーを柔らかい革に張り替えて貰いました。
◇ PM7
PM7の張り替えが終り・・・送られてきましたので、取りあえずの後面解放の箱に入れて・・・
手前がPM7です・・・後ろは同じくローサーのPM6・・・
バックロードホーンが出来上がるまでの間エージングを兼ねての試聴です。
◇ 裏側
スピーカーのフレームと大きなアルニコマグネットは塗装して無いです・・・
コーン紙の補強の入れ方も手持ちのローサーとは違います・・・色々有る様ですネ
では試聴です。
アンプは2A3シングルプレートで・・・
平面バッフルでの感想ですが、以外に低音が出ています。
◇3/16 製作工程
バックロードホーンは、とても素人では出来ない話ですので(上手にお作りに成る方もいらっしゃいますが)・・・ 此処はアッサリプロの家具屋さんにお願いしました。
写真(作成途中の様子を頂きました、ありがとうございます)を見ると・・・ヤッパリ任せて良かった・・・と思います。
◇3/16 吸音材
箱が出来上がって来ましたので・・・先ずは吸音材をユニットの後ろ部分だけ取り付けて・・・ 音出しです。
ううん・・・ローサーの豪放さが失われて聴きやすいのですが、ローサーの音では無いな・・・
◇3/16 ユニット
箱との接触部分に緑色のフェルトを貼りました・・・ PM3のイメージです、此処は見え無いのですが・・・ネ 吸音材を取り払って、ユニットを付けます。
◇ 埃よけ
◇3/16 埃よけ
ユニットの前にスケスケの埃よけを付けました。
昔・・・こんな感じのクライスラーのスピーカーがありましたね・・・ご存じの方はオーディオの大ベテランです。
◇3/16 正面
大きさもほどほどですので、オーディオフェアにも持ってゆけます。
塗装色は赤茶色の半艶・・・時間と共に落ち着いた渋さが出てくると思います。
◇3/16 PM7
全体の響きの豊かさは、後ろの箱にかないませんが・・・中々善戦しています。
直熱三極管で聴くボーカル、弦楽器・・・ 防熱五極管で聴くコンチェルト、JAZZ・・・アンプとの相性も有り組み合わせを楽しんでいます。
----------------------------------------------------------------------------------
2/13・・・このままでも良い感じです、フリーエッジの効果でしょうか・・・
3/16・・・バックロードホーンもまたいい感じです。追加のテストも・・・有るかも・・・
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Speaker/09/Speaker09.html
▲△▽▼
▲△▽▼
スピーカーは自作よりこういう専門家に任せるのが正解 _ 2
サウンドトレール Trail仕様 スペンドールBC‐U
サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html
Mr.トレイルのオーディオ回り道 2010/07/20
Trail仕様(内部配線ルシファー)のSPの販売をします。
対象機種はALTEC#620AとスペンドールBC‐Uになります。SPのみです。
スペンドールBC‐Uはオリジナルでは「くぐもった様な音」で「枯れた音」とたとえられていますが、それは内部配線が「伝送ロスの塊」で有ったからで、エネルギー感の少ないサウンドでした。内部配線を「ルシファー化」して見ますと、JBLのモニターSP並みにエネルギーが出て来て音が前にも飛び出して来ます。
このSPの特徴は「弦楽器」の質感に有ると思います。全体のエネルギー感を上げた上でボーカルや弦楽器の質感が「さざめく」様に出て来ます。 価格はお問い合わせください。セットで5万円ほどです。
SP端子はフルテック製最高級ロジウムメッキ品に交換。
このSPは「趣味」で「ルシファー配線」で作ったものですが(一般的には作る事が難しい)JBLとはまた違った英国の音色でエネルギー感を出してくれます。
元々「音楽表現」の上手いSPにエネルギー感が付加されますとサブスピーカーではなくなります。
38cmクラスのSPと対等なメインSPとしてお使いいただけます。
http://soundtrail.co.jp/p04.html
スペンドール BC‐Uと云うSP - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月14日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020
私は大きいスピーカーも好きだけど、20pウーハーを使った小型スピーカーも好きです。メインのオリンパスシステムが有っても常に小型のスピーカーを合わせて持っていました。現在でもJBL#D208システムをそばに置いています。ウーハーが20p以下になると低域の再現で物足りなくなるので20p以上にしています。8p、10p、12p、16pのSPも自作して使って見ましたが、あくまでも「おもちゃ」ですね。
10年以上前から「スペンドール:BC‐U」と云うスピーカーを使っていた。他にはタンノイ#VLZ(25pモニターゴールド)自作箱や、ALTEC#408自作箱・サンスイ:SP-LE8T ハーベスHL-MK3等と色々なSPを集めては、聴き比べて楽しんでいました。小型のブックシェルフサイズのSPを好んで使います。あくまでもサブ用として・・・。
サブSPとしてこの10年で一番長く手元に置いていたSPがBC-Uで有った。クラシックの弦楽合奏を小音量で夜中に楽しむ為に使っていました。ヴォーカルも非常に良かったですね。音色的に「艶やかな」質感をユニットが出してくれる処が気に入っていました。ユニット自体は「セレッション社」のユニットでしたが・・・。
特に気に入っていたのが「音楽が聴ける」と云う点です。もっともメーカーオリジナルの状態では個人的に使い物にならないので、内部配線をグレードの高い配線に交換していました。最終ヴァージョンではないが、下記の様な極太配線で鳴らしていた時も有ります。
この配線は、一般に「ブラックスーナー」と呼ばれているモノですが、半田材やSP端子をグレードの高いモノに交換して使っていました。この状態でも非常に良いサウンドを出してくれていました。完実電機の福岡営業所の所長さんが昔販売していた事の有るSPらしくて、私の処のBC-Uを聴かれて、「これ本当にBC-Uですか?」と云われた事を思い出します。メーカーオリジナルの状態では、内部配線がショボすぎて音が前に出て来ませんが、私のBC-Uは音が前に出て来るし、音数が全く違うSPくらいに多いのでビックリされていました。その後もっとグレードの高い配線を開発したのでそちらに内部配線を交換しておりました。
ただこのSPは「耐入力」が低いので「中音量」までしか出ません。サトリのミニアンプで鳴らしてもボリューム10時の方向でツィーターがクリップしてしまいます。いざ本気になって聴こうとするとどうしても「音量不足」で力不足を感じました。
現在当該SPは東北大震災で大型SPや超高級システムを無くされた方が、貸出試聴でこのSPを自宅で聴かれて、「音楽が聴ける」と喜ばれそのまま帰って来ませんでした。
コメント
コメント日が
私の原点です (SEED)2016-08-15 09:08:50
私の原点のスピーカーです
素晴らしいスピーカーですね〜
いまこの音に回帰してシステムを構築しています♪
BC-U (しき(トレイル))2016-08-15 09:23:25
「枯淡の音」として有名なSPですね。でもオリジナルでは物足りません。
自分仕様に作り上げて見ると良いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/94d7c57b826dcf28c6d9f9c815e0c020
HARBETH H.L.MONITOR MK3 とスペンドールBC-U - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2016年08月15日
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408
先日のスペンドールBC-Uに続き、英国製のハーベス(HARBETH) H.L.MONITOR MK3と云うSPの思い出話。
20pウーハーがスケルトンで透けて見えます。
箱の作りは非常に丁寧に良い材料で作られています。この辺はBC-Uと遜色有りません。
内部の作りは上述の写真の様になっています。内部配線はオリジナル状態です。
BC-Uも似たような内部配線でした。
ネットワークも丁寧に作って有り、CRパーツが整然と並んでいました。この写真を撮ってから内部配線とSP端子を交換しました。
オリジナルの状態では、内部配線がこの細さですから音数的にはまったく満足できませんでした。しかし、バランスの良いサウンドで、2ウェイながら高域が良く伸びていました。
BC-Uに比べると、パワーが結構ぶち込めて結構な音量で楽しむことが出来ます。
生演奏の雰囲気はこのサイズですから難しいですが、国産の30p3ウェイのSPシステムよりまともな音がしていました。
オーディオを始めたばかりの方は、SPのウーハーサイズが大きい方が良い、2ウェイより3ウェイが良いと思いがちですが、「音楽性」と云う観点で選べば、国産の30pウーハーを持ったシステムより、はるかに高い性能を持っています。聴いて見れば納得できます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/84630a08864eba72fe41c42bd2d86408
2007/06/21
アンプとSPが入荷しました。VT-62PP(10W)モノーラル×2台とスペンドールBC-USPです。
オリジナルの状態(素材)でヒアリングして見ました。
まずSP-Uのサウンド。「枯れた音」とか表現されていますが、情報量が足りません。SP内部で相当音が「伝送ロス」しているようです。フォステクスの10cmユニット1発(Trail仕様品)に負けています。
音色は艶やかそうで良い感じです。穏かな音にも聴こえますがこのままでは私は欲求不満になってしまいます
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/ae44e0fd5ab6bbc3160fe3ea21b2668c
スペンドールBC-Uは、古い雑誌で「枯淡のサウンドの名機」と言われていたのを記憶していて、どんなサウンドかと大変期待していましたが、オリジナルの状態で出てきたサウンドは「ショボイ」サウンドで何処が名機なのかサッパリ判らないのが感想です。 国産の10万円クラスの「どうでも良い」サウンドと殆ど変わらない。このサウンドを「名機」と読んだ評論家はどんな耳をしているんだろう。
外観の作りは確かに上品なつくりで良い感じはする。ユニットの作りも良さそうに見える。リアバッフルを開けて中を見たとたん
「なんだこの極細配線は・・・」。
ネットワークも整然と綺麗なつくりでは有るが、ぎぼしの様な差込式の接続、ボイスコイルへの配線の劣悪なこと。
正直言って「まやかしのSP」だと思う。こんなSPでも自分の技術で何とか1級品のサウンドに出来ないかと、部品と配線を交換してみたが、わずかに改善が見られただけ・・・。どうしようもないSPは対策してもどうしようもないサウンドにしかならない。
JBLのLE8Tやアルテック409、タンノイVLZは素晴らしい潜在能力で、「激変」とも云える変化をして1級品のサウンドに化けてくれましたが、このBC-Uはユニットにもたいした潜在能力は無いようです。 自宅でDVD再生専用に使おうかと考えて購入しましたが、サイズ以外は「不合格」でとても私が満足できるレベルでは有りません。音質的にはVLZを持って来たいのだが、スペース的に入らないのです。困った???。
どんなに良い「音質改善」の技術を持ってしても、ユニット自体の再生能力が無い物はどうしようもないことが理解できました。良い勉強になりました。 良いSPの基本は「良いSPユニット」を使って有るシステムでないと良くはならないということです。サウンドの決め手はやはりSPですね。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/0183620edf067fc84144165017ee3a8f
2007/07/24
現在のBC-Uの音を聴くたびに「不満」が噴出す。音数が圧倒的に足りないのだ。
メインの
マッキンC40+自作EL34pp(ムラード球)
+707J箱+D130(16Ω)
+375+H5039
+175DLH
+2405+デッカリボン(#3160+#3105)
の自宅メインシステムと比較してはいけないけれど、私の耳が「メインシステム」の音を基準に判断するので、どうしても「不満」な点が多い。BC-Uも自分なりにオリジナルより遙か上のサウンドが出るように手を加えているのだがまだ足りない。
本当はSP内配線に「化け物ケーブル」を使いたかったのだが、端子類が弱くSK-5のクラスしか使えなかったのだ。今回「化け物クラス」のケーブルが使えるように工夫をして見たい。また現状手を付けていないネットワークにも手を付けてみたいと考えている。
BC-Uからもっと「音数」と「こもりのないサウンド」(詰まった様に感じるのだ)を排除したい。
現在組み合わせているアンプ(サトリのプリ+パワー)も含め手持ちの管球アンプをヒアリングして使ってみようと思案している。どんなにあがいてもメインのシステムには適わないのは判っているが「同傾向」のサウンドに出来ないか(BC-Uの可能性を引き出す)にトライしてみたいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/fc49b67192d4fa8cc9dd75c8dac194b7
2007/06/22
昨日来たスペンドールBC-Uを本日じっくりと聴き込んでいます。
全くのオリジナル状態での試聴です。昨日着いたばかりの頃のサウンドは音数が少なくてチョッと物足りなかったのですが、1日中鳴らしっぱなしにして聴いていますと、かなりの情報量と独特の質感が有ります。特にクラシックのオーケストラ(モーツァルトのシンフォニー)はなかなか聴かせてくれます。
全く刺激的な音がしなくて弦のさえずりが心地良く つい うとうとしてしまいます。「枯れた音」の意味が少しづつ判ってきました。この質感でこれだけ出せれば通常のマニアの方は充分でしょうね。前のオーナーが大切に使っていたんでしょう。1日鳴らしこんだだけでこんなにも歌いだすんですから。
昨日SPBOXの裏バッフルを開けて内部配線やユニットの作り、ネットワーク、吸音材等をチェックしていまして、何処をどうすればもっと良くなるかは判っていますが、あえてしばらくはオリジナルにこだわって鳴らしたいと思います。SPボックス内の配線の何と細いこと、これでコンだけのサウンドを出しているんですから驚き。またSP端子の貧弱な事が将来の改善対象になります。
このSPにはミニアンプシステムが似合います。肩肘張らずにスーッと「音楽」を聴く事には入れますね。聴き疲れしないことが良いですね。それでいて物足りなさが少ない。それこそ1日中聴き続けられるサウンドです。分解能や活きの良さではフォステクスの10cmフルレンジが上ですが、サイズ的にどうしても物足りませんがこれならかなり満足できます。
このSPももう25年以上立つのですね。古いけどいいSPです。当時1台¥112000円もしていました。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/966f34e4517a9025821931b48bd2ad0f
BC-Uの鳴らし込み 2007/06/29
昨日までは散々BC-Uの不出来を感じていましたが、本日自宅にセットして鳴らし込みに入っています。スペース的なことも有ったのですが、自宅にセットして良かったと思います。
このSPにはJBLやアルテックのSPに求めるサウンドと同一の物を求めてはいけないのだと思います。聴きやすく耽美な音色はこれはこれで良いと感じ始めています。原音再生とは違いますがなかなか品位が高く、鳴らしこむにつれ音数も増えてきています。
BC-Uの音の世界も一つのオーディオの世界です。じっくりとこのSPの良さを引き出して使いこなしたいと思いはじめました。全ての音の角が取れてまろやかに響く様は私にとって新鮮な世界に見えます。くつろいでゆったりと音楽に浸れそうです。自宅のサブ機としてメインとは正反対のサウンドを楽しみたいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/6afbdd1baea9aa041afa4a497d3d1e2d
BC-Uをひたすら鳴らし続けています。非常に面白い音の出方をするSPだと思う。中音のみが抜け出ているんですね。人の声は飛び出してくるんですが上下の音は奥の方にに引っ込んでいます。
BGMとしては抜群ですね。まず嫌な音がしません。しかしどこか詰まったような感覚はいただけませんがボーカルは良いですよ。
まだ鳴らし始めて3日目ですので音質の評価をするのは早計かもしれません。 メインSPと比較すると能力的には到底及びませんが、及ばないところが良いと云う不思議なサウンドです。矛盾しているようで矛盾しない音の世界です。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/9a2e135c4b467a9183fdd9975c83eb5b
不思議な魅力のSP BC-U 2007/08/03
スペンドールのBC-Uを自宅で使い始めて約1ヶ月。不思議な魅力のSPだと思う。
ワイドレンジでもなくレスポンスも早い訳でもなく、音数も・・・・と不満な所がいっぱいなのに、ついつい「まーいいか・・」と聴きこんでしまう。
このSPは「なんともいえない甘い音色」(この手の音色に私は弱いのだ)といい加減なソースをかけてもうまく鳴らしてしまう点だ。メインSPで「録音が悪い」と片隅に追いやったCDがそれなりに聞けてしまう。なんとも不思議なSPだ。
こんなSPは喫茶店なんかに使ったらとても活きるのではないだろうか?
嫌な音を出さないから「お客に優しい」SPだと思う。
BC-Uの最終チェーンナップ 2007/08/08
BC-Uの雰囲気の良いサウンドに浸りながら不満鬱々たる気分を一掃すべく、中途半端なチェーンナップを最終系のチェーンナップに変更した。ネットワークの端子類の強度が心配で大きく重いケーブルを使うことを躊躇っていたのです。しかし、どうしても我慢できなくて行き着くところまでやりました。現在に処これ以上の対策は有りません。
さて、出てきたサウンドは・・・・!!!!。にっこりです。
BC-Uの潜在能力をほぼ引き出しているでしょう。SPの外側に大きく音場が広がります。低音も鈍いながらレンジも伸びて弾みます。中域・高域も充分にのびやかに歌います。詰まった感じがなくなりました。
おかげでヘレンメリルは歌っているスタジオの空気感も感じられるようになりました。また最新録音のソースをかけると「音数」が素晴らしいです。低音の量感を除けばJBL4343が負けてしまいそうです。専用の新型トレールに設置していますので使い勝手も音質も申し分有りません。
それでも自宅メインのSP-707Jシステムの足元にも及びませんが気楽に音楽が楽しめます。707Jシステムは聴く側にも「真剣に聴く」事を要求するような所があります。気力が充実している時はそれでも良いのですが毎日となるとそう云う訳にはいきません。うるささはまったく無いのですが、演奏家と面と向かい合って聴いているような錯覚になるリアリティが有りますので・・・。
その点BC-Uは気楽に聴けます。それでJBL4343と同等以上のサウンドですから。
多分このプログを呼んでいる人は「まさか???」の3連発でしょうが事実です。そもそもオーディオの進化の中でおざなりにされてきた箇所が有ります。しかもその箇所が「音質」の最重要なキーパーソンなんです。SPは50年前に完成の域に有ります。アンプも30年前に達しています。ADやCDPも20年前に達しています。
完成の域に有る商品に手を加えるのは「コストダウン」と「見てくれデザイン」で使い勝手を上げる事くらいです。
私が実施しているのは「基礎技術」の見直しです。「本当にこれでいいのか?」と云う素朴な疑問を検証して行った中で発見したものです。目先を変えた技術(音を追加する装置等)や開発途上の商品には興味は有りません。根本的な「基礎技術」のリファイン(常識が間違っていた)をしているのです。ですから「革新的」な変化をします。
BCUにこの革新的な技術を適用しました。
Mr.トレイルのオーディオ回り道 6
BC-Uのその後 2007/08/13
最終系チェーンナップを完了して馴染んできたみたいです。音数もメインと比較しても聴き劣りしなくなりました。低音から高音までシームレスに繋がっています。反応の早さもいい感じです。
段々メインを聴かなくなりつつ有ります。メインはダイナミックレンジや周波数レンジが広いので使い方を選びます。いつも夜中の11時から12時・1時と聞きますので「ささやくような」音量で聴く時が有ります。こんな時はどうしてもボリュームを絞りますのでメインSPでは小さい音が聴き取りにくくなります。
こんな時はBC-Uの出番です。小さい音量にしても「演奏の姿」が崩れずに聴けます。BBCモニターを手がけていたスペンドールですのでこの辺はさすがです。アンプ等のシステムもサトリのプリ+パワーですので小型で場所も取らずイージーに扱えます。本当に気軽に高性能なサウンドが聴けます。
実際にこのBC-Uのサウンドを聴かれたら一瞬固まってしまうのでは・・・?
BC-Uを過去に使ったことのある方に今度聴いて頂きます。果たしてどんな反応が来るのでしょう?
BC-Uの「音質改善」対策完了 2007/08/31
スペンドールBC-Uの「音質改善対策」が完了しました。 外観はほとんど変わりません。SP端子を大きい物に交換したくらいです。最後まで残っていたウーハーへの対策を完了しました。
さて、出てきたサウンドはと言うと、「低音から高音まで質感と情報量」がそろいました。今までは「低音の鈍さ」が若干気になっていたのですが、ほぼ解消したようです。伸びも良くなっています。
BC-Uの持つ良いところ・・・「バランスの良さと刺激音のないサウンド」はそのままに、「眠たくなるような薄目を開けたサウンド」から「目をパッチリ開いたサウンド」に変わりました。これならLE8Tと遜色ないサウンドです。別の言い方をしますと「厚いベールを被った音からベールが無くなった音」へ変わっています。
これくらい出てきますと私のBGM用に使えると思います。下手なマニアの手の届かないレベルのサウンドになるでしょうか。
何をしたかは秘密です。サウンドを聴いていただくだけです。BC-Uを過去に使った事のある方なら「愕然」とするはずです。「なんで?・・・」と。それくらい良い音が出ています。
私はメーカーを神様の様には考えていません。メーカーに足りない物が判ります。少し手を加えてあげるだけで「激変」します。
サンバレーの「樽アンプ」です。キットを組んで作成しました。ただオリジナルでは低音が膨らみおまけに情報量が足りません。そこで、当社の技術を注入して有ります。サウンドは「別物」クラスに上がっています。
このアンプはプリメインアンプですので「伝送ロス対策」には理想的な形をしています。欲を言えばプリアンプ部も管球式にして欲しかったんですが・・・。
現在樽アンプとBC-Uの組み合わせにSD-9200でセットを組み鳴らしていますがとても品位が高く緻密な情報量と空間再現性をもって朗々と鳴っています。BC-Uで朗々となどとは普通では考えられないでしょうが現実に目の前でなっています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200708
スペンドール BC-UTrail仕様 2007/09/12
スペンドールBC-Uの為にサウンドトレール第6番目のパテントを具現化しました。
チョッと細身のスタンドなので(LS5/3Aを想定したデザイン)BC-Uのサイズまでが限界のようです。低音はSTM型に負けますが、他は変わらない程度に出してくれます。
現在自宅にはサンスイSP707Jシステム(Trail仕様)とBC-Uの二つのシステムが有りますが、2つのシステム共に同じように2つの新製品を投入して有ります。おかげでBC-Uの出番が多くなっています。アンプもサトリで充分いけます。取り扱いがイージーで気楽に超高音質が堪能できます。メインシステムに聴き劣りしません。
が・・これが有ればメインは要らない?・・・と言う訳には行きません。表現の次元が違います。
メインには圧倒的な緻密な情報量と音色が有ります、スケール感も桁違いですから・・・。
BC-Uからメイン、メインからBC-Uと切り替えるとその差が判りますが、単体で聴くとBC-Uの方が普通の方には判り易いかも知れません。そんな訳でもっぱらBC-Uにべったりです。でも音量をいくらでも上げれる訳では有りません。意外とボリュームの位置に制限が有ります。ユニットの能力がJBLのユニットには及びません。
ドーム型のユニットを使ったシステムで、小音量で音楽を楽しむように設計されているようですので「真夜中」の小音量再生に力を発揮します。音量を絞っても音痩せしませんし、音色が妙なる音色ですので聴き疲れしません。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200709
BC-UのSP端子交換 2009/03/17
スペンドールBC-UのSP端子をフルテックの音質改善品に交換しました。本当はアンプの方も一緒にやりたかったのですが、長さが合わず断念。来月に持ち越し。交換前と交換後では「別物」くらいにパワー感や音数が違います。たった20pクラスの低音とは思えないほど「ズン」と響きます。
音の広がり感も非常に拡大しています。オリンパスに挟まれて中央に固まった位置ですが、音の広がりは前面いっぱいに広がります。まるでHL88の所から音が出ている様に感じます。アンプへの対策が完了すればこれで結構遊べそうです。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200903/1
BC-Uシステムの電源強化 2009/05/11
オリンパスシステムの中にセットしているスペンドールBC-Uシステムで歌謡曲やクラシックの小編成ものを楽しんでいますが、オリンパスやRCA箱システム、D130システムと比べると「音質差」を感じましたので「電源の強化」をして見ました。
内容はすべて「化け物シリーズ」のケーブルですが、機器に接続するのはSCE-43にしていましたが、今日は壁コン〜タップまでのケーブルを旧SCE-44(レビトンL型)からSCE-43にグレードアップしたのと電源タップをオヤイデのR1を使い内部配線を「ルシファー仕様」にした物に交換しました。
結果はてき面で、BC-Uとは信じられない「重低音」と「音の厚み」を獲得しました。これなら安心して聴けるかと思います。普通の家庭(マニア以外)ではメインシステムとして使えます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2
BC-Uシステムの仕上げ 2009/05/12
BC-Uシステムは
CDP + SD-9200 + 自作マランツタイプ2球プリ + 6L6Gシングルパワーアンプ +BC‐U
で出来ています。 今日はパワーアンプのSPターミナルをフルテックのFP-800B(R)に交換しました。これでパーツ類の交換も完了です。既に内部配線やRCA・XLRソケットはTrail仕様です。ノイズは聴き取れません。
音のキレ・ヌケや音数が格段に上がっていますね。寺島JAZZをかけていますがシンバルのキレや音の伸び等今までこのSPから聴いた事のないサウンドが出ています。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/200905/2
2010/04/02
今一番のビックリサウンドは「スペンドール BC‐U」(Trail仕様)です。
このSPのオリジナル状態でのサウンドを知っている方がいたら、現在鳴っているサウンドを聴いたら「信じられない!!!」と思われるでしょう。となりの「RCA箱システム」が鳴っていると錯覚します。
20cm口径の低域ユニットとは信じられない程の低音と、コンプレッションドライバーでないと出ない様なシンバルの質感が出ています。それも小音量ではなく「爆音クラス」の音量で使えてしまいます。ケーブル類はCDP・アンプ周りはルシファー系を使っていますが、SPケーブルはWEの14GAです。自分でもちょっと信じられないサウンドです。ここまでこのSPの潜在能力が有ったのかと感心しています。JBL顔負けの低音と音が前に出て来ます。
http://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/m/201004/3
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自作でも何とかなるのは 20cmフルレンジくらいでしょう:
オーディオは感性とノウハウと叩き上げのスキルだ!
今まで沢山のユニットを使ってきました、フルレンジで特に印象が残るのはGOODMANSのAxiom80、ヴァイタボックスDU−120、パイオニアPAX−30B、ワーフェデールのスーパー8RS/DD、コーラルのべーター10と大変個性のあるユニットばかりだがその中でAxiom80は超が付く名器ですが私の好みとは多少違っていた記憶が残っている、
オーディオで一番難しいのはスピーカーです。これが上手く鳴らなければいくらWE−300Bアンプを繋いでも良い音は望めない、
今までスピーカー遊びをしてきてわかったのはスピーカーこそボックスとボックスに使われる木の材質が決め手と痛切に感じた、
スピーカーボックスはユニット以上にコストがかかるから安く済ませるには平面バッフルが一般的、私も色々やってきたが平面バッフルの場合は16〜20cmクラスのユニットだと効果があるが30cm以上を平面バッフルで使う場合は相当大きな板が必要になる。最低でも2m×2mぐらいのバッフル板を使わないとユニットの裏側から音が前に回り込んで低域が減少して中高域が喧しくなる。低音が出ているように聞こえるだけで本当に出ているならピラミッドバランスになるはずだが残念ながら本当の低音は出ていない、平面バッフルで聴くのなら16〜20cmクラスだと大きなバッフル板も必要なく楽しめるはずだ、勿論バッフルも振動していますから良い素材の板を使いたいものだ、
ネットのユーチューブでスピーカーを検索してみると色んな方が見える。例えばユニットをボックスに入れずに単体で鳴らしているがこんなのまったくもって意味を持たない、裸で鳴らして何を聴かせたいのかこんな鳴らし方なら5球スーパーのスピーカーのが良い音で鳴る。
たかが20cmされど20cm
JBLやアルテック、タンノイが今のスピーカーの主流でメインに使っている方が沢山いるがアルテック党やJBL党は国産のスピーカーには見向きもしない、スピーカーは海外製に限ると自負しているマニアは日本製のスピーカーと聞いただけで見下げて相手にもされない、
私は20cmクラスのユニットで聴いていると云うと頭からバカにした態度と上から目線で相手にもしない、
国産のユニットを真剣に聴いた事もないくせにスピーカーに関しては師匠や博士になったつもりだろうが私に言わせるなら有名な外国スピーカーすらまともに鳴らせないくせにと声を大にして言いたい、
このような連中に国産の20cmクラスのフルレンジを真剣に試聴したことがあるのだろうか、海外製ユニットでもこのクラスはコンパクトで大変人気がある。アルテックの755EパンケーキやJBLのLE8T、ラウザのPM−6辺りは人気の的だがこのレベルに匹敵するのが「マネシタデンキ」の8PW1である。このユニットもアメリカへ沢山輸出され好評だったらしい、アメリカには755EやLE8Tなど有名なユニットがあるのにゲンコツスピーカーが沢山売れたとはひょっとしてアメリカのユニットよりゲンコツのが音が良かったのかも知れない、
果たしてゲンコツスピーカーの実力はどの程度なのか大変興味が出てくるのだがゲンコツクラスだとボックスは適当、アンプは何でもよい考えで聴いているはず、例えは悪いが美人にボロボロの服を着せるのと同じでゲンコツは哀れだ、
アルテック、JBL、タンノイ、ハーベスなら拘りを持って楽しんでいるがましてや国産の20cmのゲンコツスピーカーなどメインスピーカーにはなれずサブシステムのスピーカーでしかないから多分出番は回ってこないのではなかろうか、
今回テスト的に現在使用している300リッターのボックスに入れたらどんな音の変化が出てくるのだろうか、ネットで検索するとゲンコツスピーカーを沢山の方が評価をしていますがほとんど50〜60リッターのボックスが多いが評価としてはどれも正しいと思う、大型ボックスに入れたゲンコツスピーカーは面白くなりそうだ、
たかが20cmされど20cmを300リッターのボックスに入れ材質はフィンランドバーチと真空管アンプで奏でた音、これは楽しみだ、
ゲンコツスピーカーを鳴らすシステム
デジタル
PCオーディオでの試聴
ノートパソコン
音楽ソフト Foobar 2000
昇圧トランス ウェスタンエレクトリック 618C
DAC ラステーム UDAC32R
アナログ
プレーヤー フォノモーターはプロ用ヤマハアイドラータイプ
トーンアーム マイクロトラック303ウッドアーム と GraceのG−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォン SL−15E、GraceのF7M
昇圧トランス ウェスタンの618C
プリアンプ マランツ#7
メインアンプ ウェスタン VT52刻印シングルアンプ、
整流管はWE−274B刻印 最新作の英国直熱三極管アンプ
ウエスタンの618C昇圧トランス、
今回完成したアンプでゲンコツを鳴らしました、
世界の名器に対抗できるのだろうか
以前のコラムでご紹介したワーフェデールのスーパー8RS/DDも20cmユニット、コーラルのベーター10、GOODMANSのAXIOM80は25cmどちらもフルレンジユニットだったが国産の名器と謳われるナショナルゲンコツスピーカーはこれらの名器に対抗できるのだろうか、
ゲンコツスピーカーは過去に鳴らした記憶しかないからほとんど未知数な音、皆さんもゲンコツスピーカーは知ってはいるが聴かれた方は少ないはず、
今回使用するのは真っ赤なアルニコマグネットを使ったEAS−20PW55である。
このユニットに関して詳しくはオーディオの足跡に詳しく紹介されていますから参考にしてください。 試聴開始
いくら日本の名器と云えども所詮20cmのフルレンジだが300リッターのボックスだと今までの評価を覆す音が出るのか、早速バッフルを外して予めサブバッフルに取り付けたゲンコツを実装したが大変な作業でもあった、
最初にCDを使いPCオーディオでの試聴になる。リファレンスCDは一番のお気に入りの豊田裕子が弾く癒し系の「スローバッハ」ピアノとバイオリン、小鳥のさえずり、川のせせらぎが入っている癒し系のCDだ、
聴く曲目はバッハのG線上のアリア、CDをトレーに入れて出てきた音はピアノの響きが素晴らしいサウンドだ、ピアノの音には余分な付帯音もなく切れ込みの良い響きでどちらかと云えばGOODMASのAXIOM80に近い鳴り方でしっとり感と押し出しの良さが何とも心地よく聞こえる。特にピアノは絶品だ
CDをPCオーディオで鳴らすと今までのCDPで聴いてきた音とは全く異りマスターテープに近い鳴り方には驚いたがDACの後に付けたWE−618Cの実力は大変素晴らしくアナログを超えたようなサウンドになり何時までも聴いていたい癒し系のサウンド、耳障りのない上手く纏めた鳴り方である。
バイオリンに関しては多少音痩せしたように聞こえるがこれが20cmとは思えない量感とスケール感のあるサウンドには参った!
AXIOM80の時は低音不足であったがゲンコツは20cmなのに十分出ているのには凄い、1960年代の時に使ったゲンコツとはまったく違うサウンド、やはり300リッターのボックスと材質はフィンランドバーチが威力を発揮しているように思える。
またゲンコツスピーカーをマランツ#7、ウェスタンのVT52で鳴らされている方は多分いないと思うのでこのような評価になった、
ゲンコツスピーカーをトランジスターアンプで鳴らすと5球スーパーや並4ラジオのスピーカーの音になってしまう、ここは是非良質な真空管アンプで聴かないとゲンコツが可哀想だ、
このサウンドを聴くとゲンコツスピーカーは十分世界に通用できる名ユニットの一つに加えてもおかしくないがゲンコツに限らずフルレンジはどうしても高域がやや不足する部分があるがそこはフルレンジの良さで音楽を聴かせるのが魅力だ、
次に聴いたのは流行歌で春日八郎の別れの一本杉、春日八郎は以前千葉県に所要で行ったときブログで有名なこばさん宅に寄って聴かされた名曲中の名曲だ、GOODMANSのAXIOM22とWE−101アンプも素晴らしかったが、ゲンコツの場合は違った意味での良さもある。ゲンコツで昭和の歌謡曲を聴くと時代の雰囲気が良く出てレトロなサウンドになるが最近雑誌に載っている名ばかりの海外スピーカーではHi−Fi調になってこの哀愁に満ちた春日八郎の歌声はなかなか出てこない、
ゲンコツスピーカーを使っている方は多分50〜60リッターのボックスでサブスピーカーやセカンドスピーカーとして聴いていると思うがマランツ#7やWEのVT52、WE−618Cを使って300リッターで聴くゲンコツは一般的なゲンコツとは違う評価になる。
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-041
アシダボックスの世界最高のフルレンジユニット - 1559087071 - したらば掲示板
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1559087071/l50
(5)i氏山荘(5)圧巻ASHIDAVOX、755E GOLDEN8 CD408 403A 他を圧倒
**「美濃和紙」の超軽量コーンASHIDAVOX 20cmが往年の内外著名SPを圧倒**
http://801a-4242a.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26
ヤフオク! -「ASHIDAVOX 」- 中古品の落札相場、落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=ASHIDAVOX+HF1&x=0&y=0
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アシダボックスの世界最高のフルレンジユニットが売れなかった理由
アシダボックスのフルレンジユニット(販売期間 1957-1984)
8P-HF1 2950円
6P-HF1 1000円
・当時のナショナル、コラール、三菱の20cmフルレンジの半分の値段だからハイレベルのオーディオマニアは買おうとすらしなかった
・貧乏人がアシダボックスを買ってもダンボール箱や安物の小型ボックスに取り付けたのでまともな音にならなかった
20cmフルレンジ用の後面解放箱はここで売っています:
スピーカーボックス 真空管アンプ「カトレア」 2010年12月14日
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50
ヨーロッパ製の軽く反応の良いスピーカーユニット用に設計したフロントホーンスピーカーボックスの制作に掛かりました 20Cmから25Cmの口径が使用でき フィールド型のユニットもおもしろいと思います
この形です
内部は響きの良い米松合板で 仕上げはウォールナット仕上げで作り上げます
まずは ホーンの本体を作り 米松板でボックス本体を作ります
本体の二枚目板
響きを考え 仮止めのねじは接着剤が乾いたらすべて取ります
こんな仕上がり
ウォールナット材で内側を仕上げる
http://www.cattlea.jp/news/info.php?id=50
真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/welcome/
試聴用スピーカー バイタボックス
イギリスの名門 劇場用のバイタボックス
1932年創業の英国名門「VITAVOX」社BITONE MAJORです。
この珍しいスピーカーシステムを是非聴きに来て下さい。
アメリカのアルテックより約3dbも能率が良く、反応が良く、音の広がりが最高です。
販売も可能です。価格:80万円
http://www.cattlea.jp/welcome/
8インチ(20cm)用 後面開放型エンクロージャはウェスタンのレプリカで有名な G.I.P.Laboratory でも売っています:
G.I.P.Laboratory enclosures
http://www.gip-laboratory.com/seihinhako.html
粋音舎
ドイツの超軽量コーン 20cmフルレンジ用キャビネット
寸法 幅38cm×高さ58cm×奥行30cm
形式 後面開放型
材質 フィンランドバーチ材
( 前面グリルは別売となります。)
製造委託先 株式会社 サカエ工芸
http://www.soundstage.jp/OpenBack.html
粋音舍 Online Shop
http://suion.ocnk.net/
株式会社 サカエ工芸
フォスター電機や主要オーディオメーカー各社にエンクロージャー供給。
パトリシアン他、エレクトロボイス社へのホーム用、PA用各種エンクロージャーを供給。
http://www.soundstage.jp/SAKAE.html
Lowtherスピーカー ユートピア輸入製品一覧
http://www.utopianet.co.jp/product/import.html#lowther
AXIOM80-SINGLE
口径 24cm 適応ユニット GOODMAN
サイズ H 950×W 460×D 330mm
24cmフルレンジスピーカーを1本収納するために造られたBOXです。
¥168,000/1本
■ AXIOM80-TWIN
口径 24cm×2 適応ユニット GOODMAN
サイズ H 1110×W 460×D 330mm
24cmフルレンジスピーカーを2本収納するために造られたBOXです。
¥199,500/1本
http://www.utopianet.co.jp/product/enclosure.html
スピーカーエンクロジュア(BOX) ユートピア製品一覧
http://www.utopianet.co.jp/product/enclosure.html
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スピーカーは自作よりこういう専門家に任せるのが正解 _ 3
Vintage Audio(ヴィンテージ・オーディオ)
ネクストイノベーション株式会社 オーディオ事業部 担当者:大塚
http://vintage-audio.jp/
https://www.facebook.com/ni.vintageaudio/?fref=ts
ヤフオク! - t_otsuka0413さんの出品リスト
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/t_otsuka0413?
当店では1950-60年代に欧米諸国で製造された、Vintage HiFiオーディオ機材の販売・レストア(オーバーホール・修理)を行っています。
機材・部品販売 取り扱いメーカー一覧
Goodmans・EMI・LEAK・RCA・STEPHENS・ALTEC・JBL・EV・Jensen・Beam-Echo・PYE・GEC・Lockwood・DECCA・Garrard・Thorens・Acoustical(QUAD)・McIntosh・Marantz・Tannoy・ORTOFON・Technics・DENON…等
多数在庫ありますので、機材をお探しの方は、電話かメールにてお問い合わせください。
※当店では基本的に機材を現状で保管しております。お客様からお話しを頂いた時点で、メンテナンスの方法(仕様)を打ち合わせ、修理・調整後出荷致します。
http://vintage-audio.jp/?page_id=7
SIEMENS Coaxial+関本製後面開放箱(ペア) 販売 2017/03/10
SIEMENS Coaxial+関本製後面開放箱(ペア)を販売します。
通称「鉄仮面」と呼ばれる西独SIEMENS製25cm同軸ユニットが入荷しましたので、関本特機部で生産された後面解放型キャビネットにセットしてみました。
また、SIEMENS Coaxialは非常にレアなアルニコ・マグネット仕様です、更に両ユニット共1966年7月製でシリアルNo.も僅か「21」の差しかありません。
SIEMENS Coaxialが好きな方には、朗報かと思います。
SIEMENS Coaxial:C72233-A10-A1(アルニコ・マグネット仕様)
ユニットの製造年:1966年7月(両ユニット共)
シリアルNo.150290、No.150269
関本特殊無線製後面開放型エンクロージャー
■サイズ:700mm(W)×915mm(H)×285mm(D)
※後面にサランネットが貼られた仕切り板が付属していますので、接続するアンプや設置場所によっては脱着して調整が可能です。
https://vintage-audio.jp/?p=1378
SABA(サバ) Permadyn 19-200 フルレンジSPユニット 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=390
SABA(サバ) Permadyn 19-200 フルレンジSPユニット(5298U8)を2本使用して当店なりにシステムを作ることになりました。
まずはユニットについて
メーカー:SABA
モデル名:Permadyn 5298U8
生産国:ドイツ
生産時期:1952〜1958年
型式:シングルコーン
口径:8in.
インピーダンス:5Ω
マグネット:アルニコV
鮮やかなグリーン色のコーン紙が特徴のドイツ名門SABAのフルレンジSPユニットです。超軽量コーン紙に小型の磁気回路、ペラペラのプレスフレーム・・・1950年代の家庭用ドイツ製ユニットの特徴なのですが、これを上手に鳴らすと、英国やアメリカのユニットでは出すことの出来ない、ナチュラルで透明度の高く、繊細で分解能が高いサウンドを奏でるので、見た目じゃ判断できないのです。そして、これらドイツのユニットを研究すると非常に合理的に作られている事に気が付きます。超軽量なコーン紙を使用している為に、それを駆動する磁気回路は小さくでき、よってフレームもダイキャスト等大掛かりでなくプレスフレームで十分な強度が取れる訳です。実に合理的でしょ!しかも、超軽量コーンはユニットの設計だけでなく、サウンドにも大きなメリットがあります。軽量だから信号に対しての反応が圧倒的に速いのです。これにより、全帯域で分解能が高く、小音量時に音が潰れないのです。小口径・軽量コーンのユニットは、家庭用(家庭用HiFi)ユニットに分類されますので、ドイツ業務用と混同して考えては駄目です。また、構造上ハイパワーユニットではありませんから、駆動するパワーアンプも、2〜3Wのシングル(またはP-P)管球アンプが適当です。音量が足りないからといって、ハイパワーなアンプを繋いだりしてはいけません、音量を稼ぐ場合は、ユニットを複数個使用します。そして、適度な音量で鳴らすことで、超軽量コーンユニットのメリットが最大限発揮できます。
この事を踏まえてシステムを構築します。まず、特徴である軽量コーンにあまりプレッシャーを掛けずに使用したい為、平面バッフルか後面開放型が適当だと思います。密閉型、バスレフ型になるとバックプレッシャーのコントロールが難しくなる事とエンクロージャーの影響を受けやすくなりますので、今回は1940年代の米PHLCO社のAMラジオのキャビネットを利用することにしました。後面開放型になります。バッフル板をキャビネットに合わせて製作します。適度な鳴りを考え、9mm厚のフィンランドバーチ合板を使用しました。ユニットのインピーダンスは5Ωなので、2本をシリーズに接続し、トータルインピーダンス10Ωで使用します。それを組み込んで完成です。
そのサウンドですが・・・ユニットの特徴を上手く活かせたシステムになったと思います。決してワイドレンジではありませんが、全帯域に渡って癖がなく明瞭度が高いサウンドです。長時間聴いても聴き疲れすることもなく、部屋の中に音楽が自然に広がっていきます。これ1本で十分か?と言われると、私の場合はそうはいきませんがサブシステムとして、または音楽鑑賞用としてなら十分な能力があります。
ドイツ家庭用シングルユニットは、見た目ではなく実質的な能力の高さを、国内の皆さんも評価して欲しいと思います。このユニットは、ドイツ(ライプチッヒ)のコレクターからの出物で大変状態の良いユニットでした。同等ユニットも多数ありますので、これらSPユニットをお探しの方は下記までお問い合せ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=390
Goodmans+LEAK TL-12plus 2012/02/07
https://vintage-audio.jp/?p=926
先週の土曜日に九州は福岡まで、Goodmansの3WayシステムとLeak Tl-12plus+ヴァリスロープVを納品に行ってきました。
私は基本的にどんなに遠くても、それ相応のシステムの納品の時には持って行く事にしています。システムが嫁いだ先がどうなっているのか?そんな興味もあります。やはり、今後も大切に使用して欲しいという気持ちが一番かも知れません。
今回のGoodmansは、英国ADキャビネット社が製造したGoodmansの指定箱に、12inの3Way仕様です。スピーカーと二人三脚を組むのは、LEAK TL-12plusの初期型です。LEAKの専門書に解説がありますので、敢えて隠しませんが、LEAK TL-12plusはシャンパンゴールドのタイプでも初期型と後期型があり、出力トランスの設定を変更しています。発売が1957年で1964年まで製造されています。年表から考えれば初期型はモノラル時代の最後に発売されていますので、ステレオ時代に入り音作りを変更したのだろうと推測できます。初期型の方が中音域に厚みがあります。後期型はフラットでワイドレンジな感じを受けます。モノラルで使用するのであれば、初期型の方がマッチすると思います。
このシステムを活かすも殺すも今後はオーナー様の腕次第という事ではありますが、オーディオが最も華やかだった頃の英国のHiFiです。しかも、英国の音を代表するGoodmansのシステムですから、使いこなせば必ず答えてくれるポテンシャルは持っています。特にクラシック系の音楽には、これ以上ない位の組み合わせですから、是非是非大切に使ってやって頂きたいものです。
https://vintage-audio.jp/?p=926
Goodmans社(グッドマン) 3Way Hi-Fi スピーカーシステム 2010/12/2
https://vintage-audio.jp/?p=728
■構成
・AUDIOM 60 ’12in BASS’
・MIDAX 650
・TREBAX
・X0-950/5000 ネットワーク
・A.R.U 172
・Variable Attenuator(カーボン抵抗タイプ)
・A.DAVIES & CO. HI-FI CABINETS
A.DAVIES社のエンクロージャーに納められた高級HIFIスピーカーとなります。
お客様からの予約があり、今回仕上げたモノをご紹介します。
Goodmans社はご存知の様に、基本的にSPユニットのサプライヤーであり、各社のからの仕様に合わせたユニットを製造販売しており、当時の英国系のオーディオメーカーは挙ってGoodmans社のユニットを使用しています。しかし、これだけのユニットを開発しながら、システムとしては殆ど製造していないので、優れたユニットを作りながら現在国内のオーディオマニアには本当の実力は知られていないのです。
実際、当時の英国製でGoodmans社のユニットを使用しているシステムや当時は箱屋といって、エンクロージャーを単体で製造していたメーカーが比較的多くありましたが、それらが製造したエンクロージャーも殆どありません。
今回は、そんなGoodmans社のHiFiユニットと当時の箱屋A.DAVIES社が製造したエンクロージャーを組み合わせてシステム化しました。
そのサウンドですが・・・
Goodmansの高級3Wayらしく、ワイドレンジでクリアーなサウンドです。ただ、Goodmansの凄さはクリアーでいて品があるのです。クリアーなサウンドを発するスピーカーは他にもありますが、この独特な品の良さはGoodmansにしか出ないサウンドなんですね。そして、特に英国は高級HiFiになればなるほど、クリアーで癖の少ないサウンドになります。HiFiを謳っているのですから、当然といえば当然なのですが!ただ、国内のオーディオマニアにはその理解力がない為に誤解されがちなのです。上手く理解して使用頂けるとその良さがわかるでしょう。LEAKの管球アンプを組み合わせると伺っておりましたので、LEAKのコンディション次第ではありますが、組み合わせ的には問題ないと思います。
また、エンクロージャーですが初期のパーチクルボードを使用しています。初期のパーチは混ぜ合わせている接着剤の量が少ないので、適度な内部損失があり後期のパーチ程、カチカチのサウンドにはなりません。ただ、結構脆いので、扱いやネジ締めには注意が必要です。このエンクロージャーは、ユニットがインラインで、上からTREBAX-AUDIOM-MIDAX-ARUという配置されています。音に広がり感を持たせる為に有効な手法なのです。
クラッシック、Jazz、J-popと何でもこなす能力があるのですが、やはりクラッシックは最高です。何とも言い難い上質な音楽は素晴らしいの一言。それも、特に編成の大きい作品はいいですね。分解能が高いのでディテールが見事に表現されます。封を切ったばかりの「独 ARH 14 328-0 リヒター バッハ・ヨハネ受難曲」を聴きながらこの記事を書いているのですが、本当に素晴らしい!
このシステムは既に売約済みですが、同じモノはありませんが他にも在庫はありますので興味があれば、お問い合わせ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=728
ROCKBAR Co製 Goodman用エンクロージャーキット 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=520
ちょっと珍しいGoodman用のエンクロージャーキットのご紹介です。
ROCKBAR CORP製 GOODMANS用エンクロージャーキット
米ROCKBAR CORP.が1960年頃販売していた、Goodman用のエンクロージャーキットのデットストックが入荷しました。
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2010/05/Goodmans-KITS.jpg
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が当時のカタログですが、今回入荷したモノは「A-2123」というモデルで販売価格的には上から2番目の商品です。ユニット構成により19種のバリエーションがあったようです。
エンクロージャーキット「A-2123」:3Wayシステム用
ウーファー:Aud.70×2(12in口径)
ミッドレンジ:Midax
トィーター:Trebax
ネットワーク(X/O):750Hz/5000Hz
ARU:172×2
販売価格:$333.50(1960年頃)
板材は側板・天地板はフィンランドバーチ(ランバーコア材)、バッフル板・裏板は米松合板、ARUは底板・裏板に付ける様になっています。当然キットですから、釘やネジ、接着剤、サランネット、吸音材等部品は全て揃っています。
これに、ユニットとARUを準備すればスピーカーシステムとして完成できます。Goodmansは基本的にユニットのサプライヤーであり、システムはそれほど存在しないので、Goodmansのシステムで使用しようと思えば、こうしたキットも必要になる訳です。
ただ、このキット・・・ちょっと不思議なのです。aud.70を2本使用という所とネットワークのX/Oが750Hzという所・・・?インピーダンス15Ωで使用する為には、aud.70が8Ωまたは32Ω仕様が必要なのに、そんな規格知らない。あと、通常Goodmansで販売していたネットワークの定数は、950Hzで750Hzはないはず・・・いやぁ不思議です。カタログの数値が誤りなのか?しかし、ウーファーのインピーダンスはどうしようも無いし・・・ただ、Goodmansというメーカーは、各仕様のユニットを供給していたので、当時はその規格があった可能性もあります。いやいや・・・これはこのままお蔵入りかなぁ・・・と思いつつ片付けました。Goodmansはやればやる程奥が深いですね!
興味がある方がいれば販売もしますので、下記までご連絡下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=520
Goodmans(グッドマン) MAXIMスピーカーシステム 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=143
1960年初めにGoodmans社から発売された超小型2WayスピーカーシステムがMAXIM(マキシム)です。サイズはたった267mm×140mm×184mmにも関わらず、公表された再生周波数帯域は45-20,000Hz…
4inにも満たない小さなウーファーは幅広のエッジにビスコロイド系のダンプ材をしっかり塗布され、大きなストロークに耐える設計になっています。この小さなウーファーがただモノではない事は背負った巨大なアルニコマグネットを知ると分かります。振動板より遥かに大きなマグネットはこの小さなスピーカーを構築する為に必要だったのでしょう!
Goodmans MAXIM(グッドマン マキシム) カタログ
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2009/11/catalog.jpg
日本では英国系サウンドの代表はTANNOYなどと勘違いされている方が多いですが、本当はGoodmansが代表なのですよ。またGoodmansを知っている方の中でもAXIOM80がGoodmansの代表と思われている方が多いですが、それもある意味間違いです。Goodmansは古くから1965年頃まで英国の殆どのスピーカーメーカーに、ユニットを納めてきた経緯があります。各メーカーの要望に応じた様々な用途、サイズのユニットを製造していました。AXIOM80は特殊な構造したユニットの1つなのです(異端児)。
MAXIMを含めGoodmansのサウンドは、フラットで繊細感があり艶やかなサウンドです。TANNOY等PA系の粗くドンシャリなサウンドとは全く異なります。
ただ、そんなMAXIMはGoodmansのスピーカーシステム中、個体数も多く小さいのでeBay等で時々出品されていますが状態が悪いや2本出品されてても1本1本がヴァージョン(時期)違いだったりとそのままでは常用できるモノが少ないのです。(※Vintage機材は殆どそうなのですが…)だから、きちんとレストアして使用しなければ本来の良さは発揮されません。適切に修復されたMAXIMは、小型スピーカー中最強ではないかと思えるほどの再生が出来ます。特にステレオを聴く上では適切なスピーカーと言えます。組み合わせるアンプは、LEAK社のStereo20辺りが良く合いますね。6〜10畳位のお部屋でサブシステムとして使用されるといいですよ。
販売価格は下記までお問い合わせ下さい。
※モノラル1本、ステレオペアー等多数在庫ありますので、興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=143
EMI社 DLS529スピーカーシステム 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=83
英国の大手レコードメーカーであるEMI社は、システム系ではDECCA社デコラにEMI社の楕円ユニットが採用されている事でご存知の方も多いと思いますが、1960年代中期まで自社製のオーディオ機器も製造販売も行っていました。
EMI DSL529 1965年カタログ
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2009/10/EMI-DSL529.jpg
ステレオ再生における家庭用HiFiスピーカーとはどうあるべきかをEMI社が製品化したスピーカーがDLS529となります。1960年に発表された2Way(3スピーカー)スピーカーシステムで、EMI独自の楕円ウーハー(センター部にはアルミ振動板のメカニカル型構造)に ペーパー・コーン型トィーター2本というユニット構成となっています。ステレオ再生帯域をカバーすること、そして全帯域でリニアリティーを求めた結果、密閉型(アコースティック・エアー・サスペンション)エンクロージャーを採用しています。また、本機はプロフェッショナルシリーズとして、EMI社のレコーディングスタジオでもレコーディングモニターとして使用されていました。1960年代のEMIのレコードは、このスピーカーを通して音決めされている訳です。
ただ、DLS529に限らずこの時代のオーディオ機器は同じ機種名でも製造時期によって、内容や構成がかなり変化していますので、その辺りを熟知し機材を選ばなくてはいけないのですが、本機は初期タイプとなります。またある理由で本機はペアーで使用されていた事が確認出来ておりますので、ステレオペアーという意味では、よい状態だと思います。
さて…そんな輝かしい経歴を有したDLS529ですが、製造後約50年になります。現時点で常用システムとして本来のHiFi機としての性能を発揮させる為には、ある程度のレストア(修復)が必要になります。今回はお客様の同意を得て不安個所を修復しました。内容的にはネットワークのコンデンサー(MPC)は、部品の経年劣化により特性が変わってしまっているので、同等品と交換。半田部の再半田。振動板やエッジ部のクリーニング(軟らかな刷毛で汚れを落とす程度)で再度組み上げ等です。特にネットワークのコンデンサーは、経年変化により不良となりインピーダンス特性やクロス周波数が変化しているので、レストアする場合は交換が必要です。また、半田も劣化しておりますので、再半田すると接触不良(信号通過不良)等が改善できます。
DLS529初期型の音質ですが、EMIが家庭用高級HiFi機(プロフェッショナルシリーズ)として開発しただけの内容を持ったサウンドです。全音域に亘って厚く均質な音の粒子がびっしり詰まった目の細かいシルキーなサウンド、温かくも冷たくもあり、激しくも繊細でもあり、EMI流のサウンドではあるけど実にソースに忠実な鳴り方をするスピーカーシステムです。組み合わせるアンプは、同じくEMI製のアンプやLEAK等英国HiFi系のアンプとの組み合わせで本領発揮するスピーカーです。
2010年5月現在、在庫は6台位はありますので、興味がある方は下記までご連絡下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=83
英PYE(パイ)社スピーカーシステム(TANNOYシルバー) 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=63
英PYE(パイ)社スピーカーシステム HF25/SC
英国PYE社製の大型コーナースピーカーシステムです。ユニットにはTANNOY(タンノイ)社製のモニターシルバー15inを使用しているオリジナルのシステムです。
同じモニターシルバーでもタンノイのシステムに比較し、解像度の高いしっかりしたサウンドが特徴です。また、PYEはレコードメーカーという事もあり、音楽のまとめ方もさすがですね。業務音響(PA)メーカーのTANNOYとは、違います。
反面PYEは技術集団的な一面も持ち合わせており、高性能なアンプを排出しています。このスピーカーの内部写真を見てもらえばわかりますが、吸音材を廃し卵ケースの様な材料で、吸音ではなく拡散で定在波の処理を行っている所など、随所にPYEらしさをみて取れます。
このスピーカーにベストマッチは、やはり同じPYEのHF-25アンプです。
専用アンプなんですよね。
PYE管球式アンプ HF-25 パワー管にはKT66ppで25Wの出力
TANNOYやQUADからステップアップを検討されている方にお勧めです。
販売価格は下記までお問い合わせ下さい。
https://vintage-audio.jp/?p=63
EMI Loudspeaker Type LE4(ペア) 販売 2017/03/10
https://vintage-audio.jp/?p=1343
EMI 3Wayスピーカーシステム「Type LE4」(ペア)を販売します。
1970年代の前半に発売された様ですが、日本はもちろん、海外でもあまり出回ることのないレアなスピーカーシステムです。
当時EMIの英国仕様のLEシリーズの中では、最上位モデルとなります。
EMI Loudspeaker Type LE4|カタログ
https://vintage-audio.jp/wp-content/uploads/2017/03/1-2.jpg
■システム構成:3Way4speakers
・楕円形ウーハー:14" x 9":1個
・楕円形スコーカー:8" x 5":1個
・ツィーター:3 3/4":2個
・インピーダンス:8Ω
・外形:33"hx14"dx16"w:840h×355d×406w
・磁気回路:フェライトマグネット
・アッテネーター:ツィーター、スコーカー
■オーバーホール(写真参照:写真は交換前のネットワーク)
・ネットワーク中の電解コンデンサ(BP)は、3本共同規格のコンデンサに交換しました。
■音質について
※パワーアンプはBeam-Echo Avintic DL7-35で試聴
外見から想像する以上に、エッジの効いたサウンドで1970年前後のEMIのレコードの音質というか中庸のバランスですね。
流石は英国の本流、EMIサウンドといったところでしょう!
■ご購入・ご質問がある方は下記からお問合せ下さい。
※ペアでの販売となります。
https://vintage-audio.jp/?p=1343
Neumann(KLEIN+HUMMEL) O 92 スタジオモニタースピーカーシステム(ペア) 2017/03/12 (Sold out)
https://vintage-audio.jp/?p=1405
Neumann(KLEIN+HUMMEL) O 92 スタジオモニタースピーカーシステム(ペア)を販売します。(Sold out)
[O 92]スタジオモニタースピーカーシステムは、KLEIN+HUMMELが製造しNeumannで販売されました。
かなりハイテクなシステムでして…チャンネルデバイダーを介してマルチアンプ方式の3Way4Speakersシステムとなっており、音質を完全にコントロールしています。
流石は純粋なスタジオモニターといった作りです。今も昔も意図した音質を維持するためには、パワードスピーカーなのです。私はよく音質はパワーアンプとスピーカーの組み合わせで決まると申し上げているのですがこういう製品を見てえもらえば何となくでもご理解頂けるのではないでしょうか…
■ユニット構成
・ウーファー:250mm×2
・スコーカー:130mm
・ツィーター:25mm
■サイズ:440mm(W)×800mm(H)×300mm(D)
■アンプ/ネットワーク構成
・ウーファーアンプ:120W
・スコーカーアンプ:60W
・ツィーターアンプ:60W
・クロスオーバー周波数:500Hz and 3kHz(12dB/oct)
■電源:120V/50-60Hz
■S/N:No.416、No.418(パワーアンプも同様)
今回販売にあたり、チャンネルデバイダーとパワーアンプはオーバーホールを行っています。
電解コンデンサー全交換、出力リレーの交換、再調整を行っています。
音質ですが、上記の様なハイテクなスピーカーにも関わらず、その音質はフラットかつスムースなモニターらしい印象です。
何だか各スピーカーユニット毎バラバラな音になりそうですが、非常に滑らかに繋がっています。
これだけの内容を、キッチリ纏め上げている事に感心します!
https://vintage-audio.jp/?p=1405
英VITAVOX(ヴァイタヴォックス) Bitone TYPE620 スピーカーシステム 販売 2017/03/20
https://vintage-audio.jp/?p=1453
英VITAVOX(ヴァイタヴォックス) Bitone TYPE620 スピーカーシステムを販売します(^o^)
TYPE620 は、VITAVOX Bitone 6201の前進にあたるモデルだと思われます。TYPE6201にはTYPE B compression unitが搭載され、後にGP-1compression unitに変更されます。今回のモデル(TYPE 620)には、強力なTYPE N compression unitが搭載されていますので、その様に推測出来ます。(如何せん、資料が乏しい…)
強力なマグネットを搭載した12inウーハーに6セルのドライバーユニットを使用した2Wayシステムですが、製造が古い為HiFi用途ではありません。後のGP-1搭載モデルであれば、高域も伸びているのでクラシック音楽やPOPS等にも対応出来るのですが、TYPE Nのドライバーは高音域の帯域が狭く今の時代では厳しいものがあります。但し、その分強烈な中音域はクラシックでも78S(SP)の再生や古いJazzなどには最適だと思います、まぁそういう年代のシステムですからね。エンクロージャーはバスレフ型で吸音材は入っていません。
また、組み合わせるアンプは、DFの低い無帰還型アンプが適当です。高NF型高DLタイプのパワーアンプでは、音がカツカツになってしまいます。
写真で見てもらえる様にウーハーユニットには、ブラケットを覆うように黒い布が被ってありますが、これはセンターキャップが無いためで、ボイスコイルのギャップに埃やゴミが入るのを防いでいます。つまり、この布がそのままであり、ダメージが無いということは、このユニットは変に弄られていないということになります。英国の古い年代のユニット(例えば、皆さんがよくご存知であろうと思われるTANNOY Monitor SilverやGoodmans axiom80等)は、センターキャップ無しやベークダンパーを使用してるため、何かしらのカバーが無ければボイスコイルのギャップに埃やゴミが入ります。その為に、布を被せるわけです。だから、その年代のユニットで布カバーが無いとか無くなっていれば、過去に何かしら弄られた可能性が高いということになります。
■ご購入・ご質問がある方は下記からお問合せ下さい。
※1本のみの販売となります。
https://vintage-audio.jp/?p=1453
TANNOY(タンノイ) 「Landsdown」12inモニターシルバー搭載スピーカーシステム 2015/06/01
https://vintage-audio.jp/?p=450
TANNOYの中でも珍しいシステムが入荷しましたので、ご紹介致します。
Tannoy Landsdown
12インチモニターシルバー搭載のスピーカーシステム「Landsdown」です。
「Landsdown」は1954〜61年頃まで製造されていたようです。1958年までが12インチのモニターシルバー、それ以降はモニターレッドが搭載されていましたが、今回はモニターシルバー搭載モデルです。当時の12インチ搭載モデルの中では最高級タイプです。(下記を参照下さい)
1956年のHiFi Years Bookでは。。。
・Tannoy Autograph(15in) £150.3
・Tannoy GRF(15in) £116.10
・Tannoy York(15in) £71.8
・Tannoy Landsdown(12in) £68.5
1960年のHiFi Years Bookでは。。。
・Tannoy Chatworth U(12in) £49.15
・Tannoy Canterbury(12in) £43.15
・Tannoy Landsdown(12in) £75
・Tannoy York(12in) £66
・Tannoy York(15in) £75
・Tannoy GRF(15in) £122
・Tannoy Autograph(15in) £165
写真をご覧頂くとわかりますが、丁度TANNOY AutographやGRFを半分にした様な、ロータイプです。スピーカーの高さって、試聴ポイント(通常は椅子に座って耳の位置)より下にユニットがくる様な設計のスピーカーシステムは基本的に家庭用となりますので、このモデルも家庭用高級タイプになります。また、キャビネットの構造は、バスレフタイプとなります。
結構勘違いされている方が多いと思うのですが、通常英国では家庭用スピーカーシステムとしては大型でも12インチ搭載モデルを使用していました。Tannoy AutographやGRFなどはある意味特殊用途で大きな広間などにおく場合に使われていました。その場合はキャビネットの構造もバックロードホーン型を採用しています。一般的な部屋の広さでスピーカーシステムからリスナーまでの距離が近い場合は、低域がリニアに出る、バスレフ型か密閉型なのです。余計なお話しですが、モニター(検聴用)スピーカーにバックロードホーン型なんて存在しないのです。低音域のリニアリティを求めるなら、バスレフ型か密閉型なんです。Tannoy AutographやGRFなどバックロードホーン型は家庭用PAに位置付けられます。スケール感や音場感には優れますが、リニアリティは無理な要求なのです。Tannoy AutographやGRFはメーカーのフラッグシップモデルだから良いと言うのは間違いです。リスナーの用途に応じて機材は選択するべきです。
だから、一般の家庭での音楽鑑賞用としてはTANNOYであればこの「Landsdown」が最も高級であり適当だと思います。そしてモノラル(1本)で使用する場合は、やはりモニターシルバーが良いですね。モニターレッドが悪い訳ではないのですが・・・TANNOYという会社は世の中の流行りに敏感なメーカーだと思います。一般的には1958年にステレオが始まったと同時に、モニターレッドにモデルチェンジしますが、モニターレッドはステレオ再生に最適化されたエネルギーバランスになる訳です。だから、逆にモノラル1本で使用する場合はモニターシルバーの方がバランスがいいのです。
組合わせるパワーアンプは、QUADUではありませんよ。通常はLEAK TL-12plusあたりが適当です。TANNOYにQUADUという組み合わせが国内では常識化されていますが、QUADUはESL専用アンプと考える方が普通でしょう。ESLはコンデンサー型スピーカーでその発音構造から考えても(勿論試聴しても)わかりますが、繊細ではあるけどダイナミック型スピーカーと比較すれば全くエネルギーバランスが異なります。スピーカーとアンプの組み合わせでは、それぞれのメリットとデメリットを補いあいマッチングを取るのですが、ESLの過度な線の細さや押し出し感の無さをQUADUは補うような音質(バランス)で作られているのですから、TANNOYの様なダイナミック型スピーカーに組合わせるとボケ気味の音になって正常なのです。しかも、TANNOYは当時の英国系の中でも、どちらかと言えば荒い音質のスピーカーに分類されるのですから・・・余計にボケて荒い音になります。そこで、まぁ一般的に使えるのがLEAKとなります。こだわるならモニターシルバー時代であればTANNOYのアンプやその他HiFi系のアンプとなり、いろいろ選択肢はありますが、QUADUだけは違いますよ。どうしてもQUADと言われるなら、QUADT型が良いでしょう。QUADTは「コーナーリボン」というGoodmansの12インチウーファーにリボントィーターを組み合わせたアコースチィカル社(QUAD社)のオリジナルスピーカーシステム用のアンプで、こちらは通常のダイナミック型スピーカー使用なので良いのです。ちなみに「コーナーリボン」も数台在庫あります。
Landsdown+LEAK TL-12plusでの組合わせは、やはり家庭用高級機の内容を伴ったサウンドです。ソースを選ばず、忠実度の高い鳴りをします。普通に聴けるいいシステムだと思いますよ。
TANNOYの1950年代のシステムをお探しの方、是非ご検討下さい。現在では非常にレアなシステムです、1本しかありませんので、お早めにお問い合わせ頂ければと思います。また、もっと大型がいいと言われる方にはGRF15inシルバーオリジナル(脚付)も1本在庫がありますのでお問い合わせ下さい。その他、TANNOYのアンプや各社HiFi系のアンプも多数在庫あり。
TANNOY(又はTANNOY系)のシステムも在庫あります。
・TANNOY ランカスター(密閉型) 15inモニターレッド 2台(STペアー)
└スタジオ仕様 側面に取手付、背面板にB&Kの公正特性データー表付
・TANNOY ランカスター(バスレフ型) 15inモニターゴールド 数台
・PYE HF-25SC 15inモニターシルバー 数台
└ステレオ仕様で使用する場合はモニターレッドに入れ替えも可能
価格はお問い合わせ下さい。ご来店頂ければ試聴もできます。
https://vintage-audio.jp/?p=450
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スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作では絶対に まともな音にならない理由 _ 2
私のオーディオ人生-第35回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035
このコラムももう35回目になりました、35回の節目としてマニアの間では究極のユニットとか伝説のユニットと云われているGOODMANS社のAXIOM−80フルレンジスピーカーを取り上げます。
今回ご紹介するユニットはレプリカではなく1950年製の最初期オリジナルユニットになります。巷ではAXIOM−80はマニアを引き付ける麻薬的なサウンドで魅力的な音だとかこのスピーカーで聴く弦楽器の再生はこれ以上ない!とか云われ一度このスピーカーの虜になるとタンノイ、アルテック、JBL等では味わうことの出来ないスピーカーと云われていますが果たしてどれ程のユニットなのか実験を行いながら試聴しましたので興味がおありの方は最後までお付き合いください。
1950年前後の超レアなユニット、状態も大変よくコーン紙の補修もありません。
AXIOM−80
AXIOM−80をネットで検索しますと色々な方が評価していますからあえて私が詳しく述べる必要はないのとAXIOM−80に関して自分はそれ程詳しくはありませんが使われた方のコメントを読みますとAXIOM−80は大変気難しく簡単には鳴らないと云われている、
私のコラムでも以前に書きましたが故瀬川冬樹氏がこのユニットを使っていたと紹介しましたがこのユニットはオリジナルと復刻(レプリカ)がありその違いを比較したわけではありませんが今はないヒノオーディオでヒノ製のボックスに入ったレプリカのAXIM−80を聴いたことがあります。その時の印象として大変指向性が強よくて高域は耳に付くきつい音でこれが噂のAXIOM−80の音かとがっかりした覚えがある。
皆さんもAXIOM−80を聴かれた方はオーディオショップがほとんどと思われますがショップの場合は適当にセッティングして展示してあるアンプを繋いでの音出しがほとんどですから本来の実力は見えてこないのとこのような簡易的な鳴らし方ではAXIOM−80が可哀そうに思える。ショップで鳴らすAXIOM−80は魅力が乏しく他のスピーカーのが良く聴こえて来る。残念ながら適当に接続してセッティングしたAXIOM80は本来の音とは程遠いサウンドでこれがAXIOM−80の実力かと思われるとこのユニットは哀れである。
AXIOM−80のオリジナルBOXは存在しない!
色んな方のAXIOM−80のコラムを読みますとAXIOM−80をオリジナルボックスに入れて楽しんでいる方が沢山いますがGOODMANS社はユニットを装着したオリジナルボックスは存在しません。当時GOODMANSはシュロリ貿易が輸入元でこのユニットをヤマハがGOODMANS社からライセンスを受けて製作されたと聞いています。
ヤマハボックスはAXIOM−80の図面を元に後面がコーナーになっていて前面にARUを取り付けて販売されていた、時々写真で見るオリジナルボックスはすべてヤマハが製作したものですがこのボックスは評判が悪く本来のAXIOM−80の良さが出ないボックスと云われている、 もう一度はっきり云わせて頂くとAXIOM−80のオリジナルボックスは存在しません。仮にオリジナルと称して本国からユニットを装着した物が入荷したのであれば英国の箱屋が作ってユニットを入れたものと思われる。
タンノイの様なオリジナルボックス付きの場合100%失敗はしないがグッドマンズ社の場合はユニットだけの販売では一部マニアでしか使えない欠点がある。
私が高校生の頃名古屋の納屋橋にありましたヤマハビルのオーディオ売り場にこのAXIOM80がヤマハボックスに収納されて展示してあったのを覚えています。またシュロリ貿易が出していたGOODMANSの総合カタログがありこれを目に通すと一風変わったユニットが載っていました、これが現代でも幻の名器と云われるAXIOM80で真っ赤なマグネットを装備した見た目にも高級感があったのを覚えています。当時の販売価格は1本26,000円ぐらいだったと記憶しています。またこのユニットを装着したヤマハボックスに入れたのを聴いていますが当時の耳のレベルでは凄いとは思わなかったが国産品しか知らない私でしたから外国製と云うことで魅力はありました。
センターのサブコーンは薄いベークライトのような素材を使ってあるのが本来のオリジナルになります。
AXIOM−80のレプリカ
オリジナルとレプリカ、確か真空管の名器でマッキントッシュのC−22、マランツ#7もレプリカがありましたね、良質なオリジナルが無い為やむを得ずレプリカを購入された方が沢山いますがルックスは同じでも音質的にオリジナルとは似ても似つかない音ですがこれは仕方がないかも知れません。
AXIOM−80もオリジナルとレプリカタイプが存在しますが今の時代良質なオリジナルを手に入れることは至難の業かも、ヤフオクで時々AXIOM−80が出品されていますがユニット単体で30〜40万ぐらいで落札されているのを見ますといかにこのユニットの人気があるのか伺えます。良質なオリジナルが手に入らなければレプリカになりますがこのレプリカも曲者で外観はAXIOM−80と同じ作りですが音質的にはまったく違います。
またオリジナルの場合も初期型、後期型が存在する事がわかりました、私が所有していますAXIOM−80は1950年代の初めのユニットですから完全な初期型になります。 AXIOM−80の使いこなし
今までステントリアン、ワーフェデール、グッドマン、パイオニア、コーラル、ヴァイタボックスなどのフルレンジユニットを使ってきましたがスピーカー遊びはフルレンジが一番面白いのとボックスに入れれば即鳴るのが魅力でしたがフルレンジ程上手く鳴らせないユニットはありません。オーディオはフルレンジ派もいればマルチ派もいます。あるマニアが云っていた事ですがマルチを追求して鳴らしている時に俺は音を聴いているのか楽を聴いているのか自己不信に落ちいって最終的にフルレンジに戻したと云っていましたが確かに3Way、4Wayの大型ホーンを使ったスピーカーの音を聴いていますと歪感の少ない良い音に聴こえますがじっくり聴きますと音の定位がバラバラで一つにならないのと楽器や人の声を聴きますと音像が大くなり不自然感は拭えません。音楽を楽しむと考えたらフルレンジ型やコアキシャルスピーカーが自然体で音楽が楽しめる。どちらも一長一短があるからオーディオは面白いのではないだろうか、
早速ですが私なりにAXIOM−80の使いこなしになりますが良いスピーカーほど簡単には鳴らない、特にこのユニットは箱を選びアンプを選ぶ傾向があるのがわかった、ヤマハが販売したGOODMANSの指定箱では正直低域の量感が乏しくバランスがすべて上に行ってしまい高域がきつく疲れる傾向の音になってしまう、
また解決策として低域の量感を増やす為ウーファを追加して2Wayでやられている方がいますが理論的には正しいのですがウーファとAXIOM−80の繋がりに問題があるはずです。AXIOM−80はフルレンジですからこのユニットを低域のみカットして使えば何処かの部分でディップが生じるのと音色が同じでない為不自然になってしまう、では同じGOODMANSのユニットを低域で使用すれば解決するのかと云えばこれは難しくカット&トライで挑戦するしかない、GOODMANSでもAXIOM−80は特別な音色を持ち合わせていますから音色は一致しない、
今回は私の所有しているタンノイGRFタイプのボックスにこのユニットを実装して試聴しました、このボックスの容積は約250?、ボックスの材質はフィンランドパーチで板厚は19mmでバスレフタイプなります。
他の方が書かれたブログを読みますとAXIOM−80はバスレフ、バックロードではスピード感がなく付帯音がくっ付いて鳴らないと書いてありましたがそれは本当なのか実証してみたいと思いますがその辺はカット&トライでやって見たいと考えています。
マグネットは17000ガウスもある強力マグネットで現代のスピーカーでは考えられない強力なアルニコマグネットを採用しているのは脅威でもある。
AXIOM−80音出し
早速このユニットを実装しての音出しですが取りあえずユニットのみ裸の状態で音出ししてみました、最初に出てきた音はどこにでもある特別な音ではなかったがこれをボックスに実装したらどんな音になるのか胸がわくわくしてくるのがわかる。世界の名器と云われたユニットが果たしてどんなサウンドを奏でてくれるのかスピーカーマニアならこの気持ちは理解していただけるのではないだろうか、折角鳴らす以上比較対称するものがなければ評価のしようがない、ここで片側の左側はAXIOM80を装着し右側をVITAVOXのDU−120コアキシャルを取り付けての比較試聴なら私の様な阿呆耳でもはっきりわかるはずだが未知の体験であるがため試聴には慎重にならないといい加減なレポートでは参考にならないとお叱りを受ける。
またこのAXIOM80は真空管アンプを選ぶらしいがWE−300Bを使えばきっと鳴るはずだが果たしてどうなのか、
早速であるが巷では最高の球と云われているWE−300Bシングルで試聴開始した、
試聴のシステム
プレーヤーヤマハ GT−1000
トンアーム GRACE G−565ロングアーム
カートリッジ オルトフォンSPU−GとSL−15E
昇圧トランスゼンハイザー 1950年代のヴィンテージトランス
ブリアンプマランツ#7
WE−300Bシングルアンプ、メトロアンプ
試聴レコードとCD
ビバルディのバイオリンソナタその他
以上のシステムでの試聴になります。
全体で聴くAXIOM80は高域の透明感は見事なのだがいかんせん低域の量感が薄くバランスが上に持ち上げた音になる。シングルアンプの場合はトランスの磁化の影響で低音が出にくいのかもこれは300Bアンプが悪いとは思えない、
答えはこのスピーカーにはシングルアンプは合わないではないか、250リッターのボックスを使っても低域不足は不満が残るが中高域の音色はロンドンウェスタン系の特徴のある個性のある音で巷ではこのスピーカーの虜になるのがわかる。音色を一言で云うならセピアカラーの音とHMVの蓄音器に近い一種独特のサウンドと云える。特にバイオリン、ピアノの響きと音色は特筆すべき良さが感じ取れる。ケフェレックのバッハのピアノ曲はスピード感のある付帯音の付かない切れ味の鋭い日本刀のようなサウンドだが長い時間聴いていると低域不足の不満が見え隠れしてくる。
次にVAITAVOXのDU−120に切り換えると中高域はほとんど同じ音質と音色だが低域から中低域にかけてAXIOM80では出なかったふくよかさが出て品位の高さで差が出た、低域の量感は25pユニットでは難しいかも知れないがAXIOM80はVAITAVOXに劣らず品位の高い音でタンノイ、アルテックでは味合う事のできないマニアを虜にするサウンドだが大編成のオーケストラの場合は口径が小さい分無理の様な気がするがジャズトリオをかけるとあのクソ喧しい一般的なジャズサウンドとは違うしっとりとしたコクのあるサウンドに変身する、ジャズもボーカルもグッドだが低域がもう少し出れば文句なしだ、またバッハなどの室内楽、器楽曲を聴くとこれ以上望む必要がないぐらい味のあるサウンドになる。
サブバッフルを取り付けての試聴
メトロアンプで鳴らすAXIOM80
WE−300Bシングルアンプで鳴らしたAXIOM80だがこのユニットを使っている方は良質のアンプを繋いで鳴らされていると思うがプッシュプルアンプを使うとどんな音になるのか、早速アンプを交換して再度試聴を試みた、
このメトロアンプは前回のコラムで紹介したトランスは米国製のシカゴ・スタンダード(スタンコア)トランスを使った自分では最高のアンプと思っているがAXIOM80はアンプを選びトランスまでも選ぶスピーカーでこんな気難しいユニットは聞いた事が無い、今回は出力管はGECのKT−66に交換しての試聴になる。
接続後最初に出てきた音はWE−300Bでは出なかった低域の量感が豊かになり中高域は刺激のない味のあるサウンドでピラミッドバランスに変身したのは驚きであった、やはりこのユニットはシングルアンプでは簡単には鳴らないことを痛切に感じた、
多分このサウンドこそ本来のAXIOM80のサウンドかも知れない、AXIOM80はダブルコーンのため高域がきつくなるのが当たり前ですがこのメトロアンプではトランスの影響で長時間聴いていてもまったくきつくならずに疲れない、
その後VAITAVOXに切り換えて試聴したが好みとしてはVAITAVOXのが自分には合うように思えるのとVAITAVOXのDU−120は日本には10セットぐらいしか入って来なかったスピーカーですからある意味AXIOM80より貴重に感じる。
最後に色々切り換えて試聴したがどちらがVAITAかAXIOM80かわからなくなってきた、どちらも特徴のあるロンドンウェスタン系のサウンドでよく似た音には間違いない、
最後にAXIOM80を上手く鳴らすには容積の大きなボックスで材質はフィンランドパーチ、米松合板辺りを使い吸音材を調整しながらバスレフでの使用がベスト、またアンプはプッシュブルが適合で出力トランスは有名なトライアッド、ウェスタン、シカゴ、スタンコア辺りを使用すれば本来のAXIOM80の良さが出てくるような気がしますが国産のトランスを使ったマニアが作った自作のアンプではまずは簡単にならないことをご報告しよう、名ばかりの国産のトランスではAXIOM80の良さを十分に引き出すのは難しいのと世界の名器に対して失礼である。
あとがき
今回はAXIOM80を取り上げての試聴でしたが私個人に云わせると巷で云う名器とは思わないのとこのユニットは価格がべらぼうに高くなってしまったがそれだけの価値は無いと思うがAXIOM80に恋こがれた方なら価格の問題ではない、AXIOM80もそうだが長年英国スピーカー遊びをしてきた私ですから特別凄いとは感じなかったが一般的に見ればこのユニットも名器の一つかも、
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035
因みに、
私のオーディオ人生-第35回
https://www.kit-ya.jp/etc/club/audio/y-035
に書かれている Axiom80 の使い方は NG なんですね:
AXIOM80の究極の使い方 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f1e8f4d31fc9494ad99cc84681cd8e38
SPユニットのネジ締め付けノウハウ - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/99fefad594d27c5280ae0158fffa401b
AXIOM80用のウッドホーン - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/3433a4fbb5dfea3f72fc3a9c9489ada8
オーディオは「見た目の第一印象」も大切 - 「音楽&オーディオ」の小部屋
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a6661711524293f802b24b3f4b29ccbc
Axiom80 や JBLパラゴン は お姫様なので、取り扱いが難しいのです:
JBLパラゴンについて☆パラゴンを使いこなす
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html
○パラゴンの使い方序文=ここでは具体的にアンプはどれが良い、などという類の初歩的な事は述べません。
パラゴンを使うほどの者なら、それらの事はとうにマスターしていなくてはなりません。
己の感性を投影させるべきアンプを選択出来ず、道具を使いこなせない人はオーディオの基本から学び直して下さい。
ここでは経験者を対象に大まかな方法論を示唆するのみです。きちんとしたオーディオの使い手であるならば、それで充分な筈です。
また、ここで取り上げたフクロウのパラゴンは、フクロウ個人の理想の為に造られた音像を現出させる為に調整されているSPであり、
具体的な事柄がそのまま他の人にも通用するとは思えません。よって私の真似をする必要は全く無い。
一人一人に対して一人一人の為のオリジナルパラゴンが存在すべきであって、唯一万能なパラゴンの使い方はこの世にあり得ません。
他人の調整したオーディオというものは、ハイエンド・オーディオにはあってはならないものです。
○優れたオーディオの使い手は、それぞれが、それぞれの登山道を登って頂上を目指します。
頂上に立てた時、初めて360°の展望を眼にして己の頂の高さを知るのです。
周囲に乱立するオーディオの使い手達の頂上の高さと見比べて、自分はより低いかもしれませんが、
それは貴方自身の文化芸術の熟達度に応じての高さですから、それでよしとすべきです。自分の全存在を賭けて辿り着いた頂上を誇るべきなのです。
他人の設定を使わせて貰った人の中には、貴方よりも高い位置に居て、貴方を見下ろす人も居るでしょう。
しかし、良くご覧なさい。
その人は音を創造して貰った人が登頂した山の五合目か八合目に留まっていて、360度の眺望を見られない位置に居るのです。
既存の頂上を作った人の遙か下に居るのです。
そういう他人の力を頼った者は、例え貴方より高みに有っても絶対に見えないオーディオの世界の暗部が有るのです。
ですから、たとえ標高は低くても、己の築き上げた頂上に立つ者にだけに360度の眺望が約束されている事を忘れてはなりません。
○[パラゴンは育ちのよいお姫様だと思いなさい。貴方の思うような女にはなりません。教育しようなどと思わない事です]
私の経験を語る事にしましょう。私の所にやってきたパラゴンは、当初は良い音で鳴りました。
買い求めたベテラン店員もパラゴンを鳴らすのは大変な事だよ、と、忠告してくれましたし、
ステレオサウンド誌を読んでも、これほど使いこなしの難しいSPは無いとオーディオ界の誰もが口を揃えて言っていました。
私自身も良い音で鳴っているパラゴンに一度も出会っていません。 全てがヒドイ音で鳴っていました。
輸入元の山水電気のショールームが新宿の宝ビルに有りましたが、ショールームで常時鳴っているのはオリンパスで、
お客さんもオリンパスの方を聞きたがりました。
私も二回ほどパラゴンで音を出して頂きましたし、他のお客さんのリクエストで鳴るのも試聴しました。
本当に聞くに堪えない音で、このショールームのパラゴンは楽音を奏でる装置には思えなかった。
同じJBL傾向の音ながら、オリンパスの方がマシな音でした。本家のショールームでもこの有様ですから、
他所でもパラゴンは「姿は良いけれど、音の悪いスピーカー」と酷評されているものばかりでした。
○にも関わらず、1982年の早春に私の所にやって来たパラゴンから初めて音が出た時、
それまで使っていたJBL=L200型とは比べようもない可能性を明らかに見せたのです。
勿論、当時の私は若輩ながらオーディオ歴15年を越えており、腕が劣悪だったわけでもなかったから、という事はある。
良い音だったとは言っても、今と比べると完成度は雲泥の差でしたが、最初から「これはただ者では無いわい」と思いました。
当時、パラゴンの前で何度も「これはただ者では無いわい」をブツブツと繰り返して考えあぐねていたのを思い出します。
私の入力系は当時のマイクロ製トップエンド機でLPデスク吸着も出来るもので、
アンプ系はずっと昔からオールマッキントッシュでしたからパラゴンとの相性は良かったのです。最初の幸せな出会いでした。
これでは私も張り切らざるを得ません。長年培ってきたオーディオ・テクニックの全てを注ぎ込んで、素晴らしい音にしてやろう、
と次から次へと対策を施しました。ところが、一進一退はするものの、大きく改善する様子も無く、
悪くなっただけじゃ無いかと思える事も有ったのです。
今までのオーディオで有効だったテクニックがパラゴンには通用しない事に途方にくれました。
対策で一番の大仕事はパラゴンのステージ作りでした。
大抵のパラゴンは置き台の上に置かれていますが、ツイータの位置が低い事を解決する為に誰もが考える事です。
皆さんが見たパラゴンは大抵ステージに乗っている事でしょう。
私は木工家具を自作していますので、完全乾燥した古い木造家屋に使われていた分厚い太い梁を使い、
長さ三メートル奥行き80センチの巨大なステージを作ったのです。
石のステージよりは木の響きが私は好みでしたから、木材を使ったのです。しかし、この大仕事も徒労に終わりました。
○様々な対策を試みて三ヶ月経とうとしていた頃、ふと、パラゴンは生物で言うと別の生き物なのでは、と思い当たったのでした。
思いあまった時は森羅万象に思いをはせて原点に立ち返るのが私の思考方法です。
これは今までの箱形SPでは無いし、中にグラスウールも詰まってなさそうだし、
今までのSPが毛の生えたほ乳類ならばパラゴンは恐竜なのだろう。
と考えれば、今までの対策がことごとく功を奏さなかったのが理解できるのだ。考え方を180°変えるべきだと悟りました。
○新しいスタートが始まりました。振り返ってみると、数々の対策が全て悪い方向に行った訳ではなかった。
改善効果の有った対策の一群は、一定の方向性を指し示していた。それは例えば音を解放するようにと考えた対策などでした。
反対に音を締めようとか、コントロールしようとかの意思をもって施した対策は、ことごとくはねつけられたのです。
ここでようやく私はパラゴンの正体の一端を見たのでした。
「そうか、これは育ちの良いお嬢様タイプなんだ。それもとびっきりの貴族かも。いや、お城住まいのお姫様クラスか?」
ううむ、誇り高いお姫様か、そういうことならば、私の言うことなんぞ聞いてくれそうも無いではないか。
そうなのだ、彼女の歌いやすいように歌わせれば良いのだ。何の制約も無くして、パラゴン自身が歌いたいように歌わせるのだ!
せっかく掃き溜めのような我が家に、美しい鶴が舞い降りたのだから、JBLパラゴンを歓迎しなくてはならない。
○今まで施した対策のほとんどを取り外しました。ステージ等も全て取り外して畳の上に薄いラワンの板きれを置いただけにしました。
方向性としては、パラゴンを空中に浮かせたようにしてやる事でした。
300キロも有るものは空中には浮かばないが、とにかく自由で解放された音にする方向性を貫く事だ。
そして、心機一転してセッティングをやりなおした直後に、歌い始めたパラゴンの音の素晴らしさに呆然として声も無かったのです。
今までの三ヶ月ほどの苦労は何だったのだ。たった一日にして本来の姿を現した一瞬でした。
私はパラゴンに謝らなくてはならない。すまなかった・・間違った事ばかりを貴女に押しつけていたのだから。
なまじ腕に覚えが有るばかりに、陥る失敗も有ることを知りました。
解りやすく例えて言えば、パラゴンは青い眼をした金髪のグラマー美人なんですね。オッパイもFカップだろうし。
それなのに音を押さえたりコントロールしょうとして日本女性サイズのAカップ下着を着せようと思っても、どだい無理だったのだ。
胸がこれならお尻の方はもっと窮屈な思いをしたに違いない。歌うどころでは無かった筈だ。すみませんでした、パラゴン嬢・・。
そういう事ですから、楚々とした柳腰の日本女性がお好みの日本男子は決してパラゴンと暮らしてはいけません。
私の場合はこの初日が本来のパラゴンとの結婚となりました。
この日から青い眼をしたグラマー美人は、お城のお姫様暮らしからフクロウの巣穴に同居するようになりました。
育ちの良い姫君は、好きなように歌わせてくれさえすれば、ボロ屋でも全然気にしないみたいです。
ステレオ・サウンド誌の評論家は「素晴らしい部屋でパラゴンを鳴らせば」と、おっしゃっております。
そういう方向のパラゴン再生もあるのでしょうね。贅沢指向の極みでJBLパラゴンを鳴らすというのも良いでしょう。
この試聴は、日本の元貴族の豪邸という40畳はあろうという部屋でパラゴンを鳴らした時の報告でしたが、
評論家の中にはこの40畳の部屋でも不足だ、と言う方も居ました。
つまり、西洋の石造りのお城なら、もっとパラゴンが歌うのかもしれません。キリのない贅沢指向ですね。
そういうお城のような場所で暮らすパラゴンは、きっと厚手のシルクの豪華な衣装を着ているのでしょうね。
でもフクロウ仙人の巣穴で全裸状態で身を寄せ合っているお姫様も、結構幸せそうに暮らしていますよ。
○20年以上、パラゴンを使っていますが、もう私はナンタラカンタラと押しつけがましい事はしていません。
オーディオ通がフクロウ喫茶を訪ねて来て「ちょっと低音が出過ぎなんじゃないですか?」などと言っても全然気にしない。
多くの日本の男には、このグラマラスなオッパイとお尻の良さがワカランのだ。
そういう国産娘崇拝をする奴は、ほおっておけ。胸も尻もない日本型スピーカーと暮らしておれば良い、と思っている。
http://fukuroo3.com/paragoninfo.html
- ハイエンドの「音」を追求すると称する 「音工房Z 」の自作スピーカー・キット 中川隆 2019/11/05 10:27:19
(0)
- 長岡鉄男 スーパースワン 中川隆 2019/10/14 03:42:13
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