http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1007.html
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(回答先: スピーカー自作は時間と金の無駄 _ 自作ではまともな音にならない 投稿者 中川隆 日時 2019 年 10 月 13 日 16:49:23)
長岡鉄男 スーパースワン - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7+%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3
ヤフオク! -「長岡鉄男 スーパースワン」の落札相場・落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7+%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3&x=0&y=0
ヤフオク! -「長岡鉄男 スワン」の落札相場・落札価格
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=&p=%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7+%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3&x=0&y=0
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えりか先生のでぼこぼミニシアターvol.6 スーパースワンというスピーカーのお話 014-05-19
https://ameblo.jp/atomic1480/entry-11854364460.html
風呂場のスピーカーの故障からフォステクスのフルレンジスピーカーの音質の良さを知りました。フルレンジって聞きやすくて素直で。自然な音なんですよね。
ヤフオク眺めていましたら。上のスーパースワンっていうスピーカーが安価に出ていました。これは自作スピーカーのなかで名作と言われているものです。15年ぐらい前にすごく流行ったものですね。見た目は焼却炉みたいなぶさいくなものなのですが。音はすごくいいとされているのでした。バックロードホーンっていう形式のもので。それは市販スピーカーではほとんど無い形式なんですよね。作るのがすごくメンドクサイから。
本来自分で合板などをきったり貼ったりしてつくる前提で設計されたスーパースワンなのですが。ヤフオクでプロが精度よくつくったものがブームがすぎたせいかえらく安価に出ていたんですよね。二個で22000円ほど。1個11000円です。これに13000円のフルレンジスピーカーを買ってきて取り付けました。EF108EΣっていうものです。
早速アンプをつないで音を出してみたところ。けっこうおどろきました。ホントにいい音だったんです。おおお!ってぐらい。先日買ったオンキョーのスピーカーは1本が定価11万円。今度のスーパースワンは箱とスピーカーあわせて24000円ほど。ですが私はスーパースワンのほうがいい音だとおもいました。フルレンジの素直で美しい音と量感たっぷりの低音が両立してるんですよね。
このスーパースワンの前身であるスワンっていうスピーカーは自作スピーカー界のカリスマ長岡鉄男って人が最初に作ったのですが。当時オーディオ雑誌記者だった立花隆が取材しにいって、その音を聞き、イスからころげ落ちるかと思う程おどろいた、っていう記事を書いたという伝説が残っています。
私はそこまでは驚きませんでしたが。このスワンシリーズのスピーカーが自作マニアにもっとも多く作られた、と言われている意味はすごくよくわかりました。生まれて初めて、このスピーカーいい音だな、とほれぼれしました。
すごく細かい事言えばオンキョーに比べるとずしっとしたドスの利いた低音ではなく、もうすこしふんわりした感じはします。でもオンキョーはある程度デカイ音でないといい音にならない感じがするんですよね。もっと音量上げたくなるタイプです。
その点スーパースワンは小さい音でもいい音だな、って思えるんですよね。この年になっても知らなかった世界があるな、バックロードとフルレンジの組み合わせっていいな、と思いました。
https://ameblo.jp/atomic1480/entry-11854364460.html
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スーパースワンD-101S − 故長岡鉄男氏設計のスピーカー自作 2009年夏
http://www.ces-dur.sakura.ne.jp/e_work/super_swan.html
□スピーカーユニット FE108-Sol への交換について、末尾に補足しました。
■スーパースワン D-101Sとは
・2009年夏に、オーディオ評論家だった故長岡鉄男氏設計の「スーパースワン D-101S」
を作った。これは、10cmユニットを使ったバックロードホーンで、独特の形状からス
ワンと名づけられている。白鳥の頭部分は小型箱のスピーカーユニット、胴体部分は
折りたたまれたホーンである。小型箱の音場再生とバックロードホーンの音を融合さ
せることに成功したユニークで合理的な設計だ。
・長岡鉄男(1926-2000)は、スピーカー自作派にはよく知られ、その設計アイディアは
いまだ頼りにされている。オーディオ製品の評論についてもそうだったが、情緒的、
神秘的要素を排して理詰めでありつつ、柔軟な考え方をする人だった。
■製作まで
・長岡鉄男設計のスピーカーは、30年前に20cm一発のCW型(コンスタント・ワイズ)
バックロードホーン Dー3MKU(フォステクスFE203Σ、コーラルH104 スーパーツィー
タ)を製作し、10年ほど使った。低域は出にくいものの、高能率で小音量でもやや乾
いた音が軽々と出て、市販スピーカーに無い良さを持つスピーカーだった。
・子どもたちが小さい時期は音楽を聴くことが少なくなり、大きさが邪魔になって、スピ
ーカーを処分した。その後は、ヘッドフォン派になった。その間、「スワン」とその発
展形が次々と発表され、大いに興味があったが遠くから見ていた。
・2009年2月、パシフィコ会議センターで開かれたAVフェアをたまたま見たら、フォス
テクスのブースで、スーパースワンにマグネシウム振動板の新製品10cmユニット、MG
100HR-Sが取り付けられ、鳴っていた。
その時は「特段の特徴はなく、周波数レンジも広くない普通の音だな」と、大して印
象を受けずにいた。その後、雑誌で、炭山アキラ氏がこのユニットを使ったCW型バック
ロードを発表し、音を相当褒めていたので、30年ぶりの自作に取り組む気になり、ユニ
ットを購入した。
・ユニットは、内部損失が大きいマグネシウムを特殊な形状に成型し、鳴きや分割共振を
抑えているのが特徴だ。ユニットの裸特性は、公称の高域は何と55kHzまでという。だ
が、5kから20kにかけて5dBくらいのへこみがある。バックロード向け設計だが、Qoは
0.27でそう低くはない。また、バックロード用10cmとしては、実効質量moが5.4gと
重く、能率も86.5dB/w(1m)と低めだ。マグネットがもっと強力でも良かったのでは
ないか、この点でFE108Super、FE108ESの後継とは言えない、というのが、ネット上
の風評である。
・このユニット用のエンクロージャーだが、メーカーのフォステクスは「D-101Sスー
パースワンを推奨」と明記している。AVフェアでも鳴らしていたし、スーパースワン
に装着することを前提に開発したようだ。
ただ、スーパースワンは、1992年当時限定発売されたFE108Superを使う前提で、
その強力な磁気回路、オーバーダンピングの特性を最大限に活かすよう設計されたス
ピーカーだ。オリジナルとは異なる特徴を持つMG100HR-Sとの相性は本当のところ
どうなのか。
一方、このユニット用の新たなCW型バックロードホーンの設計も、コンパクトさの
順に炭山アキラ氏、浅生 ム氏、フォステクスの自社設計の3種類が発表されている。
さてどれにするか。ネット上の評判では、周波数レンジのフラットさでは炭山CW、
点音源再生ではスーパースワンの評判が高い。結局、スワン型へのかねてよりの興味
から、スーパースワンを採用することにした。
■製作
・長岡鉄男のオリジナル設計をなるべく忠実に守ることを基本にした。
・板材は、横浜市内、京急線黄金町駅に近い米屋材木店で、シナアピトン積層合板15mm
厚 3尺×6尺 2枚、3尺×3尺 1枚、カット加工費込みで5万円強。
この店には、バーチ合板、ブナ合板もあった。さらに重く硬質なので、高域の響きが
美しいかもしれない。迷ったが、シナアピトンは、硬いアピトンと柔らかいシナの組み
合わせ。内部損失が適度である可能性があるかも、と考えこちらに賭けることにした。
米屋材木店の良いのは、オーダーで一般DIY店に比べはるかに丁寧なカットをして
くれること。ルーター加工も可能。店主の自作スピーカが店頭で鳴っており、長岡スピ
ーカーにちゃんと理解がある。スピーカー向き合板が何種類もあることも含め、スピー
カー自作者にとって、他にはない強い味方の店だ。
6月下旬にカットができ、納品された。
・長岡設計との違いは、前面の化粧板の幅を広げ、前板を二重にして補強を兼ねたこと。
オリジナルの板幅で、ルーター加工で3mm幅の溝を掘り、デザイン上のアクセントをつ
けた。ほかは、ネックの付け根の補強板について、木口を正面から側面に変え、見た目
を変更したことくらい。
それ以外は、全てオリジナル設計どおりとした。ヘッド部の面取り、音道の曲がり角
にあたる木口の面取りまで、気は心ということで、忠実にオリジナルに従った。
・組み立てには、長岡スピーカーの三次元見取図を掲載している「T'z Audio Crafts」
のウェブサイトが大変参考になり感謝している。2×4材とM8長尺ボルトを使った自作
の固定締め具と仮釘止め、木工用ボンドと部分的にエポキシ接着剤で組み立てた。作業
は土日ごとに、少しずつゆっくり行い、結果として接着剤を乾かしながら段階的に進め
た。
直角を出し、隙間を作らないことには注意した。米屋材木店の正確なカットに大いに
助けられた。しかし、接着剤をたっぷり塗って締め具を締めるとわずかずつずれること
は避けられない。下の写真でもずれているのがわかる。かんなやペーパーで調整し、エ
ポキシ接着剤や木工用パテで念には念を入れた。
・塗装は、ペーパーがけの下地作りのあと、薄く希釈した透明ウレタンニスを布で拭き塗
り・ペーパー研磨を2、3回繰り返し、最後につや消しウレタンニスの刷毛塗り・ペー
パー研磨で仕上げた。
つや消しウレタンニスは、全くのつや消しではなく半つやで上品に仕上がり、かつ、
むらが目立たない。素人には最適の塗装だと思う。
・吸音材は、長岡氏の設計では、音道の底板部分に5〜10mm厚のフェルトなどを貼る、
としている。フェルトは、吸湿性があり、経年変化で虫食いなどの劣化もあるので、
コイズミで購入したシンサレート吸音材10mm厚を、吸音特性が大きいので厚さを半分
にして貼った。
・ユニットは、背後のマグネットに、コイズミで購入した純鉛 φ68×20mm 0.8kgの
円板を接着した。これは、長岡氏のスワンaの設計で推奨し、スーパースワンでは参考
として記述している方法。エンクロージャーへの取り付けは、鬼目ナットM4を下穴
にエポキシ接着固定し、パッキンは省いて、しっかりとりつけた。
・エンクロージャー内の配線材は、オヤイデのEXPLORER 2.0 を採用。2.0スクエア。
ターミナルは使わず、30cmほど直接引き出して、スピーカーケーブルに圧着スリー
ブで接続。
・約1か月乾燥させてからユニットを取り付けて音出しし、さらに1か月後に胴体中央
部のデッドスペースに、左右それぞれ、鉛チップ 8.5kgとジルコンサンド1.5kgを
入れ、最終完成した。
■音の評価(2009年末)
・製作後、3か月が経ち、ユニットもエンクロージャーもエージングが進んだ。
・ネット上での評判では、スーパースワンとこのユニットとの相性は、オリジナルであ
るFE108Superに比べ、高域がおとなしくなり低域が豊かで、クラシック向き、という
ものであった。ユニットの裸特性とスーパースワンによる低域増強により、そのよう
な評価はうなづける。
・私は、オリジナルユニットFE108Superや、その後継ユニットでのスーパースワンの音
を知らないが、クラッシック中心のリスニングであるので、現在のマグネシウムユニ
ットでの音はなかなか良いと思っている。
fレンジ、dレンジともそこそこ広い。低域は、40Hzまでは出ており、オーケス
トラも、ジャズのベースも不足なく、かつてのD3よりたっぷり出てバランス良い。高
域は、素直だがおとなしい、といえばおとなしい。そこは使いこなし。スピーカーを
リスニングポジションに向けて内側に振る、TEACのCDプレイヤのDACがフルエンシ
ー型で高域が伸びてはいるがおとなしい似たタイプなので別のDACを使う、などの工
夫をしている。ツィータ追加の必要は感じない。
・全体に、ナチュラルで癖が無い。乾燥した音ではなく湿り気の多い音でもない。弦楽
器、管楽器、ピアノ、それぞれそれらしい、自然な音色として聞こえる。
音はバックロードらしく、軽々と出ており、鈍重な音ではない。普通に良い音とい
う感じだ。小口径フルレンジの単音源の良さで、音場は広い。ボーカルは音像が一点
だし、録音によっては、スピーカーの外に音場が広がる。
■補足 スピーカーユニット FE108-Sol への交換(2015年12月)
・スーパースワンを製作して6年が経った。この間、ユニットMG100HR-Sの片側のエッジ
に剥離が生じてFostexに送り修理してもらったが、それ以外は問題なく、音にも不満
なくここまで来た。
・先月、Fostexのサイトで新たなユニットFE108-Solが限定販売になると知った。
20年以上前、強力な10cm径バックロードホーン用ユニットとしてFE108S(Super)
が限定販売され、スーパースワンが生まれた。その後、メーカーのFostexは、少しず
つ設計変更を加えながら、このFE108S系バックロードホーン用ユニットを何年かおき、
断続的に限定販売してきた。それが久々に出たわけだ。
私の使ってきたMG100HR-Sもその系列の一つではあるが、純マグネシウム振動板を
使っていて、紙コーンを使った他のFE108S系とはだいぶ違う音と言われている。他を
使った経験が無い私にはわからないが。FE108S直系ではなく、傍系といったところか。
そんな背景があり、MG100HR-Sに不満はないと思いつつ、直系ユニットを試してみた
い好奇心が高まり購入に踏み切った。この辺が電気工作好きの馬鹿なところだ。
・今回のFE108-Solは、紙コーンであること、強力な磁気回路であることはFE108Sと
共通している。FE108という名称をもらい、「バックロードホーンでの使用に適した
スピーカーを目標に開発しました」とうたわれているので、Fostexとしても直系とい
う位置づけなのだろう。
ただ、バックロードホーン向きのユニットであるかどうかの指標となるQoが、これ
までのFE108S系が0.3未満であるのに対し、0.34といささか高い。
MG100HR-S、FE108Sとパラメータを比較してみると次のとおり。
FE108-Sol MG100HR-S FE108S
実効質量mo 2.9g 5.4g 2.7g
Qo 0.34 0.27 0.25
fo 70Hz 70Hz 80Hz
再生周波数帯域 fo〜35kHz fo〜55kHz fo〜18kHz
出力音圧レベル 90dB/W 86.5dB/W 93dB/W
マグネットサイズ φ100×15 φ100×15 φ100×15
発売年 2015年 2009年 1992年
FE108Sと比べて、実効質量とマグネットサイズがほぼ同じにもかかわらず、Qoは
高めだ。能率も90dB/Wと少し低い。foは低い。高域も35kHzまでと広い。説明書の
周波数特性グラフを見てもかなり平坦だ。正面方向は2kHzから15kHzまで10dBほど上
がっていくが、30度方向は10kHzまでほぼフラットだ。
FE108Sは思い切ったオーバーダンプの特性で、バックロードホーン以外に使えない
極端な性格のユニットだったのだろうが、FE108-Solは極端さをならし総合点を上げた
優等生として設計されているようだ。バックロード用、バスレフ用の中間かもしれない。
Qoの高さが気になるところだが、計測条件の違いもあるかもしれないし、あまりと
らわれても仕方ない。いずれにせよ、スーパースワンに取り付ければ、当然オリジナ
ルのFE108Sとは別の音になることだろう。まあどんな音になるか、お楽しみだ。
・ユニットの交換は、切り抜き径とねじ穴がこれまでと共通なので割と簡単にできた。
接続用に金メッキ・ファストン端子のケーブルが付属してきたが、接続として不確実
と思うので、これまでのケーブルをハンダ付けした。(ボイスコイルへの線材の放熱
処置をしながら。)また、端子・接続ケーブルを逃がす位置だけは異なるので、鋸で
少し切り欠きを入れた。MG100HR-Sで行った背中へのデッドマス付加は、やってい
ない。
・新ユニット、きりっとした感じで見た目は悪くない。
■音の評価、試聴会(2016年1月)
・ユニット交換後、50日ほど経過した。エージングも進んだと見なせるだろう。エンクロ
ージャーは作って6年以上経つので、エージングはユニットだけの問題なのだが。
実のところ、このユニットは交換直後から変な音を出さず、バランス良く鳴っていた。
その後も、音の基本的な印象は変わらずにきている。
・スーパースワンとFE108-Solの組み合わせの音は、ニュートラルでクセが無い。低域・
高域の不足感や特定の帯域の強調はなく、すこぶるバランスが整った音だ。適度にしっ
とりした音で、乾いた音や過度に艶やかな音ではない。元気でやんちゃなじゃじゃ馬で
はなく、意外におとなしい落ち着いた音と言える。MG100HR-Sの音とも似ている。
おとなしさ、落ち着きといっても、バックロードホーンの反応の速さ、能率の高さは
MG100HR-Sを上回る感じだ。パーカッションなど打撃音のカツンと耳にくる立ち上がり
はバックロードならではである。ダイナミックなだけでなく、管楽器、弦楽器の音色の
ニュアンスもよく感じられる。
また、スワン型バックロードの特徴である音場再生も、無論しっかりできている。細
かい音が出ているため、ソースによってスピーカーの存在を意識させないほど上下左右
に音場が広がる。
・2016年1月23日、秋葉原のコイズミ無線の本店内でFE108-Solを使ったバックロードホー
ンの試聴会があったので行ってみた。講師は炭山アキラ氏と浅生 ム氏。わが家と同じ
「スーパースワン」、炭山氏のFE108-Sol用の新作「ヒシクイ」(Stereo誌 2月号掲載)、
フォステクスのFE108-Sol用CW型(コイズミ製真鍮リング付き)の三種の聴き比べという、
願ってもないイベントだった。
三種とも良く鳴っていたが、比べると、スーパースワンは低域がやや太くたっぷりし
ている。ヒシクイは低域が適度にひきしまって音域バランスが良く、ベストと感じた。
フォステクスも似た音で悪くない。三種とも、ビル・エバンス・トリオのピアノにつや
が無いと感じたのは古い録音のせいか。その一方でドラムのブラシは、スーパースワン
がそれらしい音だった。高域は、バックロードによる影響がほとんど無いはずなので、
ユニットの個体差だろうか。
ヒシクイはスーパースワンに比べて音道が少し短く、開口が前面である。また、スロ
ート面積を5cm×7cmに減らしてQo=0.34に対応している。メカニカル・クロスオーバー
も違ってくる。新たに作るなら、設置面積が小さめで鳥型のヒシクイが良さそうだ。
スーパースワンも、低域の太さはあるが不具合というほどではなかった。また、中域
のたるみなどは感じられなかった。使いこなしでカバーできる程度の違いだ。それを確
認できたのが、この日の収穫だった。まあ、理想的にはオリジナルの6cm×7cmのスロー
ト面積を、ヒシクイ並みに狭めると良いのだろうけれど。
Qo=0.34について尋ねたところ、炭山氏は「自分も大丈夫かなと思っていたが、出来
上がってみると全く問題なかった」と答えてくれ、浅生氏もウンウンと頷いていた。炭
山氏は、Stereo誌 2月号でもこの点に触れて、駆動力が弱いということはないと断言し
ている。現にこの日の試聴で、三種のいずれにおいてもバックロードホーンをしっかり
駆動できていると実証していた。気にしなくて良いのだろう。むしろ、炭山、浅生両氏
は口を揃えて、バックロード用として良くできたユニット、と推奨していた。
・試聴会に行って改めて感じたのは音量の違いだ。試聴会での音量は過大ではないが、そ
れ相応の大きさであった。私の場合、鉄筋コンクリート造集合住宅の4畳半程度の狭い
洋間、近い距離で小音量、という条件でのリスニングだ。音量は、ある程度の大きさで
ないとスピーカー本来の力量が発揮されないものだ。どうしても箱庭的にこじんまりに
なってしまい、迫力や躍動感が減り、情報量も少なくなる。
FE108-Sol+スーパースワンがわが家で力を出しきれていないのは明らかだが、この点
はいかんともしがたい。ただ、同じ小音量という条件下で、小口径フルレンジで高能率
のスワン型バックロードは、他の形式のスピーカーに比べてやはり優位と思うので、こ
れを使っている。
知ったふうなことを書いているが、私のリスニングはそうした部屋、下記のような中
級の機器という制約下のものである。また上述のとおり、オリジナルのFE108Sもその後
の系列ユニットも、私は音を知らない。その点、ご承知おき願いたい。
(参考)わが家の機器(ヘッドフォンを音質の基準にしています。)
NAS:QNAP TS-119
サーバPC:PC Engines APU.1D4 + ligtmpd(64bit)
クライアントPC:Intel i7-3770S Windows機 + GMPC
USB-DAC・ヘッドフォンアンプ:Oppo HA-1
ヘッドフォン:ULTRASONE Edition9(バランス接続に改造)
Sennheiser HD-650(同上)
プリメインアンプ:SONY TA-A1ES
スピーカー:スーパースワン D-101S
http://www.ces-dur.sakura.ne.jp/e_work/super_swan.html
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大山美樹音 スピーカー追求道 長岡鉄男 D-101Sスーパースワン
http://www.diyloudspeakers.jp/1000html/1500ninnki-nagaokasp/1506d101s.html
D-101Sスーパースワン
長岡スピーカー人気No 1ー究極のスワン
基本データ
シナ合板+カット代金※1 30,325円
ユニット代金※2 (FE108EΣ)17,072円
その他必要コスト※3 5,000円
サイズ D-101sスーパースワン
縦1010mm×横370mm×奥行き360mm
長岡鉄男氏推奨ユニット FE108S
代替ユニット1 FE108EΣ
代替ユニット2 FE108ES
代替ユニット3 FE108ESU
製作難易度※4 4
参照図面1 長岡鉄男の最新スピーカークラフトB
参照図面2 長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術@
参照図面3 長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術C
参照図面4 FM FAN92年12号
参照図面5 長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術specialedition図面集編T
音道データ 長岡バックロードの音道データ
周波数特性
FE108S搭載のD-101sスーパースワン
D-101s+FE108S
FE108EΣ搭載のD-101sスーパースワン
D-101S+FE108EΣ
大山のコメント
長岡師のスピーカーの中で最高傑作といわれるスピーカーがこれ。自作マニアならずともオーディオマニアであれば一度は聞いておかなければ一生後悔することになるだろう。現在は108Sが進化した108ESUを利用するマニアが多い。FE-108EΣを利用する場合はD101aを利用した方が良いと長岡師は述べられている。
※1合板代金は東急ハンズ新宿店の価格表を参考に必要合板代金(シナ合板)とカット代金を 足したものです。あくまで参考程度に考えてください(2006年10月現在)。
※2ユニット代金は長岡鉄男氏推奨ユニットを用いた場合の金額です。小泉無線での価格をネットで調べたものが参考となっております。値段の変動等の可能性のあるものですから参考程度に考えてください(2006年10月現在)。
※3その他コストとは主に、ターミナル・内部配線・ファストン端子・ネットワーク用コイル・コンデ ンサ、木工ボンド、オニメナット、木工道具などなどを合算して5000円としております。
※4製作難易度は5段階に分け、1が最も簡単で5が最も難しいとしています。スピーカーのサ イズ・構造の複雑さ・実際に大山が作った経験を基に書いた主観的なものです。
http://www.diyloudspeakers.jp/1000html/1500ninnki-nagaokasp/1506d101s.html
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大山美樹音 スピーカー追求道 D-101Sスーパースワン 視聴編http://www.diyloudspeakers.jp/3000html/3020d101s/3021d101s.html
•初視聴
•翌日
•周波数特性の分析
•超長寿スピーカー―スワン
•視聴2週間後〜ただひたすらエージング
•スワンスピーカーの優位性検証
•スワンスピーカーの優位性検証2
•スワンスピーカーの優位性検証3
•スワンとソースの相性1
•視聴1ヶ月目のスワン〜中低域の改善
•FE-108EΣ装着のスーパースワン
•6NFE108ES搭載のスーパースワン
•6NFE108ESU搭載のスーパースワン
•FE108ES2の裸の特性 バックロードホーンはいかにして低域をかせぐのか
http://www.diyloudspeakers.jp/3000html/3020d101s/3021d101s.html
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大山美樹音 バックロードホーン 〜 スピーカーの最終理想形 〜
https://otokoubouz.com/z700/top.html
フルレンジ一発による全帯域再生。
音工房Zのバックロードホーンがオーディオファンの夢を叶えます。
ラインナップ
音工房Zのバックロードホーンキット・完成品は累計で3379セット(2018年9月現在)販売させていただきました。
Z1000-FE168NS
2019年の新作モデル。FOSTEXのSolシリーズの進化系NSモデルを初採用。
完成品
Z701-Modena(V3)
8センチフルレンジからは信じられない低音をだします。音工房ZのフルレンジNo1ロングセラーキット。
自作キット
音工房Zが追求するスピーカーの最終理想形
バックロードホーン
簡単に自己紹介させてください。音工房Zの安達真と申します。
以前にインターネットで大山美樹音(おおやまみきお)というペンネームを使っていたので、現在もそのまま使っています。
私はこの仕事を始める前まではオーディオは単なる趣味の1つでしかありませんでしたが、長岡鉄男先生の自作スピーカーとの出会いが私の人生を根底から変えてしまいました。
長岡先生のスピーカーはたくさん製作しましたが、最も感銘を受けたスピーカーがD101Sスーパースワンというバックロードホーン型スピーカーです。
ヘンテコな形状のスピーカーからでる音場感と定位感、そしてネットワークレスの鮮度の高さは市販のマルチウエイではあり得ないものだと感じました。長岡鉄男先生はお亡くなりになられてしまい実際に会うこともできませんでしたが、、、
私はこの長岡先生の意志を勝手に引き継ぎ自作スピーカーを研究するサイト「究極の自作スピーカー追求道」を初めたのが2004年、そして2009年から本格的にスピーカーやキットを販売する「音工房Z」をはじめさせていただきました。
幸い多くの方にご支持をいただき2018年2月時点で7000名を超えるユーザー様に弊社の商品を御利用いただき、コアなリピーター様に支えられ新作は発表と同時に大量のご注文をいただけるようになりました。
バックロードホーン型スピーカーとは
「バックロードホーンスピーカー(=バックローデッドホーンスピーカー)」という言葉を知らない方もいると思いますので、全く初めての方にも分かるように簡単に解説したいと思います。(ご存知の方は流して読んでいただけたらと思います)
まず、市販のマルチウエイ型スピーカーと比較すると分かりやすいと思いますのでイラストをあげてみます。1枚目は一般的なスピーカーで多くのメーカーが採用しているバスレフ型スピーカーの内部構造、2枚目がバックロードホーン型スピーカーの内部のイラストです。
スピーカーユニットは前からも後ろからも音が出ますが、スピーカーユニットの背面(ボックス側)から出た低音をどちらの形式も利用します。
バスレフ型エンクロージャーは低音の狭い帯域を持ち上げますが、バックロードホーン型エンクロージャーは低音から中低音のより広い帯域を大きく持ち上げることができます。
そのためアンプの能率を高くとることができない真空管アンプの時代には、単純に能率をかせぐ(=大きな音を出す)ためだけにバックロードホーンエンクロージャーは用いられてきました。真空管アンプからICのアンプに変わりアンプのパワーは飛躍的に大きくなりました。そのためスピーカーは振動板の重い低能率タイプをアンプの力でドライブして低音を出すスピーカーが主流になりました。
[画像1] FE208-Sol
[画像2] FE108EΣ
[画像1、2]バックロードホーン専用の軽量振動板、マグネットが強力なオーバーダンピングユニット(Σ、Super、Solなど)
バックロードホーン型スピーカーはその製造工程の複雑さと、設計の難しさから大手メーカーが作るバックロードホーンスピーカーはほとんどなくなってしまいましたが、フルレンジ1発のバックロードホーンスピーカーは、マルチウエイやバスレフにはない多くのメリットがあり、自作オーディオファンを中心に脈々と利用され続けています。
そのバックロードホーンスピーカーのメリットを紹介したいと思います。
バックロードホーンの6つの強み
1. 点音源に近いスピーカーになるため、音場感・定位感が良い
弊社で販売しているバックロードホーン型スピーカーはフルレンジ1発のスピーカーを使います。 バックロードホーン型エンクロージャーは低音を持ち上げる力が強いので、ウーファーを使わない前提の設計をします。
人間の耳に敏感な中域より上の帯域は全てフルレンジユニット1つから全ての音がでますので、点音源に近いスピーカーに必然的になります。
200〜300Hzあたりから下の低音だけはホーンを介してでますが、指向性の強い中域より上は全て1点からでますのでそれは音場感の良さ、定位感の良さにつながります。
一般的な2way、3way型スピーカーの場合は中域にクロスを置かざるを得ないので音がウーファーとツィーターの両方からでますが、それは定位の悪化につながります。
2. スピーカーユニットとアンプを直結してつなぐため、音の鮮度が高い
マルチウエイ型のスピーカーは帯域を分割するためにLCR(コイル、コンデンサー、抵抗)と呼ばれるデバイディングネットワークが必要になります。これらは全て抵抗成分ですので音の鮮度を下げます。
一方フルレンジスピーカーだけで構成されるバックロードホーンスピーカーは帯域の分割が必要ありませんので、スピーカーユニットとアンプを直結してつなぐ(スルー接続)ことができます。抵抗成分がないので、音の鮮度は高いままです。
マルチウエイ型スピーカーは各ユニットのレベル調整をデバイディングネットワークが行うことでベストな状態にもってゆきます。
フルレンジ1発のバックロードホーンの場合はフルレンジユニットの素の実力と、バックロードホーンエンクロージャーの箱の力の2点だけで音が決まります。ネットワークでの音量調整ができない分、高度のスピーカーユニットの選択眼と箱の設計についてノウハウが必要になります。
3. 高能率でスピーカーの鳴りっぷりが良い
アンプの出力が弱い真空管アンプが主流の時代はホーンにより能率を少しでもかせぐことができたためにバックロードホーンを利用することがありました。高能率というメリットはアンプの力が大きくなった現在でも生きています。能率の高いスピーカーは鳴りっぷりがよく、元気な音が楽しめます。
4. 小音量再生時でも解像度が高く、低音再生に強い
音工房Zのバックロードホーンは細かい音の再現に強い、低音量の再生に強いというメリットがあります。
FOSTEXのFEシリーズ限定販売ユニットはマグネットが強力で振動板がよく動くタイプのものを利用しますが小音量時の解像度が特に高いです。バックロードエンクロージャーの背圧の影響が少ないことも一因かと思います。
現在市販されている低能率型のマルチウエイスピーカーと比較するとその優位がよく分かります。小音量でも輪郭が「ぼやける」ことなく「鮮明」な音が楽しめます。
5. ホーンロードのかかった音特有の音離れの良さ
特にFOSTEXのオーバーダンピングユニットを使ったバックロードホーンの音は大口径のウーファーを使った低音と違って音離れが良いと言われています。これは振動板に重さのあるウーファーの音とホーンロードのかかった音の違いです。ドシンとくる低音なのにスピーカーにまとわりついた感じではなく音が前に前にでてきます。
6. バスレフ型スピーカーよりもローエンドを伸ばせる
ローエンド部分の量感については同一口径のスピーカーユニットを使った場合、バスレフより低い帯域まで再生することができます。箱やユニットにもよりますがバスレフのローエンドは急降下します。
徹底的に作り込んだ設計
音工房Zのバックロードホーンはこれまでに設計を繰り返してきた多くの経験、ユーザー様のお声、スピーカーユニットごとに徹底的な試作の作り込みによるテスト&エラーの繰り返しにより仕様を最終決定します。これは1台のバックロードホーンが出来上がるまでの代表的な工程を御紹介します。
1. ユニットのエージング・素性確認
2. 箱の方針を決定
過去に製作した箱にユニットを入れてどのような箱を作るか方針を決定。
市販品とのブラインドテスト比較を行います。
3. パーチクルボードやMDFで試作箱の作り込み
4. 開口部分のダクト調整、空気室の容積調整
5. 音道の微調整・ 無響室での測定
6. ベニヤの種類を変えての本試作・聴感により仕様を決定
バックロードホーンの欠点を克服するための方法
バックロードホーンのメリットを中心に書いてきましたが、「バックロードホーン」にデメリットはないのでしょうか?
バックロードホーンには実はメリットと同じくらいデメリットも存在します。音工房Zではこれまでの設計ノウハウや販売経験、設計段階で徹底的にテスト&エラーからデメリットを克服できるよう努力してきました。
バックロードホーンはユニット選定と箱の設計が全てです。
箱の内部構造によって全く違う音に変わってしまいます。
弊社の商品が多くのユーザー様にご支持いただけたのも長岡鉄男先生が築き上げてこられたバックロードホーンシステムに絶え間なく改善を行ってきたからだと自負しております。
1. 低域と中域のバランスの悪さを綿密な設計により調整
バックロードホーンのエンクロージャーの不満の第一は「適切な量感の低域がでないこと」「中域が膨らみすぎてしまうこと」です。音工房Zのバックロードホーンはこの課題に真正面から取り組んできました。
ホーンカーブの改善、最終開口部分の桟による絞込み、内部吸音材の調整等をスピーカーユニットごとに行い適切でバランスのよい低音をお楽しみいただけます。
2. 低域の遅れを箱の設計により回避
スピーカーユニットの前面からでる距離と、背面の迷路を通ってでる距離が違うので低音だけが遅れて聞こえるのではないか?というのはバックロードホーンエンクロージャーの欠点としてよく言われます。
しかし、軽量振動板のフルレンジの鋭い立ち上がりと、重量級のウーファーの遅い立ち上がりで比較すると、バックロードホーンが必ず低音が遅れて聞こえるということはありません。
バックロードホーン箱の設計で中域に大きなピークがあるとどうしても遅れ感として認識されてしまう場合はあります。ここは箱の設計で回避が可能です。
3. ボーボーというパイプ共鳴音への対策
スワンに代表される長岡鉄男先生のバックロードホーンの箱でも視聴環境によってこのパイプ共鳴音は気になる場合がありました。これは低音がこもりやすい環境で、大音量で利用される場合に特に気になるところです。
このパイプ共鳴音はバックロードホーンだから必ず起こるものではなく主に中域帯域の膨らみによって起こるもので箱の設計で量をうまく調整できると考えています。 ここは設計の最難関なところで、適当に作ると「スカスカ」もしくわ「ボーボー」のどちらかになりやすいところです。
この中域帯域はスピーカーにとっても必要なものなので単純にゼロにしてしまえばよいわけではないです。音工房Zのバックロードホーンはスピーカーのホーン開口部分の開き具合を調整する方法を取り入れてソースや試聴環境に左右されない設計を目指しています。
4. 難しい部屋やセッティングとの相性問題を解決
バックロードホーンの周波数特性はバスレフ・密閉型に比べるとフラットにならずに特定の帯域に凸凹がでてしまうのは避けられません。そのためセッテイング位置の影響で低音のある帯域が大きく膨らんで聞こえたり、ある帯域は量感が非常に少なく聞こえてしまうことがあります。
これはスピーカーのセッティング位置を変えたり、リスナーの位置を変えたりする必要がありノウハウが多少必要になります。音工房Zのスピーカーをご購入いただいたユーザー様にはメールでご質問を私にぶつけていただければ、問題が解決されるまでお手伝いさせていただきます。
自作キット初心者の方も安心のサポート
バックロードホーンは製作が難しくて大変というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、弊社のバックロードホーンキットは全て初心者の方でも簡単に製作できるように様々なサポートご用意し、初めて製作される方を力強くバックアップします。
高精度のベニヤカット
ベニヤのカット精度が良いと、初心者の方でも簡単に綺麗にスピーカーを組み立てることができます。
音工房Zでは自社工場で高精度のベニヤカットをNCマシン等を駆使して正確な検品のもと出荷しております。
分かりやすい取扱説明書
スピーカーの組み立てに必要な要点をおさえた解説をした紙の取扱説明書を同封しています。
取扱説明書は紛失した場合でも弊社のサポートページからダウンロードできます。
組み立ての詳細を書いたPDFレポート
取説に書ききれない細かい作り方のコツなどを解説しています。
商品発送時にお送りするメールに書きますパスワード付きの「購入者様特典ページ」からご覧いただけます。
動画セミナー
スピーカー製作時に問題になるところを短い動画にまとめております。
商品発送時にお送りするメールに書きますパスワード付きの「購入者様特典ページ」からご覧いただけます。
同時購入による割引動画やクランプ
スピーカー製作に欠かせない自作式のクランプを弊社のキットとの同時購入に限り格安で販売しています。
また製品並みの仕上げを目指したい方のために、突板貼りや塗装の有料動画セミナーを割引価格にて販売いたしております。
ユーザー様の声
たくさんのレビューを頂戴したなかのほんの一部を御紹介させていただきます。
“ バックロードホーンは初めてでしたが、もう他のタイプには戻れないのでは・・・・そんな感じですね。”
ご利用者様 藤井 徹 様
ご利用者機種 Z700-FE108EΣ
完成までには毎日少しずつ時間をかけ20日間ほどかかりました。
でもその期間はひさしぶりにとても楽しい日々を過ごさせてもらうことが出来ました。
購入前は、「組み立てするのにハタガネは持っていないし、電動工具も持っていないのできっとうまくいかないだろな。」と思い購入を躊躇していたのですが、大山様からのメルマガ、商品紹介ページを読むにつれ欲しい気持ちがマックスになり「ポチ」っと購入してしまいました。
“市販品の10万超えのスピーカーと比べてもいい勝負をする、ものによっては超えているとさえ思えます。 ”
ご利用者様 マイト 様
ご利用者機種 Z701-ModenaBHBSmini(V1)
※スピーカーユニットは弊社のアドバイスによりお客様が置換されております。
Z701BHBSのエージングがほぼ終わりましたので、レビューしたいと思います。 音源は、プレーヤーがSONYのHAP-Z1ES、アンプがOctaveの真空管プリメインV70SEです。
まず、2つの点で驚きました。恐ろしいくらい正確な板材カットのおかげで実に組みやすかったです。組む時間が短くてすみましたので、一気に突き板も張ってしまいました。ローズの突き板を張り、つや消しウレタンニスにて塗装しました。突き板張りセミナーも大変有効で、初めての体験でしたが、そこそこ上手く貼れました。
このカットならば、初心者の方でも誰でも組めると思います。
“ 低域はバックロードホーンの威力を思い知らされました。”
ご利用者様 堀 暢雄 様
ご利用者機種 Z701-ModenaBHBSmini
小生55歳になる自作初心者です。製作前は多少の不安もありましたが、何度も工程を確認しながら、土日でコツコツと1か月かけて製作しました。
出来ばえにも満足し、こんなに夢中に取り組んだのは何十年ぶりかと、楽しい時間を過ごしました。さて肝心の音質ですが、とにかくびっくりです。一言で言えば音が生々しいのです。クラシック、ジャズを中心に幅広く聴きますが、まず驚いたのはホールのライブな音空間を見事に再現することです。
“ 10cm一発でこれ程までに低音が出るとは思っていませんでした。もちろん、中高音も十分です。
ご利用者様 今立 宏之 様
ご利用者機種 Z700-FE108EΣ
購入してから約半年とやや遅くなりましたが、感想です。
Z-700-FE108EΣを購入して大満足です。10cm一発でこれ程までに低音が出るとは思っていませんでした。もちろん、中高音も十分です。洋楽POPS女性ヴォーカルが好みなのですが、このスピーカーだとクラシックが聴きたくなります。
“ 鬼です・恐ろしいバランスで製造されています。 まさにZマジックです。”
ご利用者様 林 康樹 様
ご利用者機種 Z1000-FE103Sol
段ボールが2重に梱包され非常に丁重に扱われていました。
[製作・塗装] 高級家具の様に美しい出来映えで、インテリアとしても気を遣われているのだなと思いました。
[音の印象] 泣かせてくれます。(本当に涙が流れています)音がピュアーでスピードが速い。低音はしっかりと出ています。高音はここまで一発で出るかと思わせる程、きらめいています。
「目隠しをされて3WAYスピーカーでござい」と言われても分かりません。でも、ピュアーさは、隠しようがありません。鬼です・恐ろしいバランスで製造されています。まさにZマジックです。
“ これほど、世にある優秀なスピーカーですら難しい、すごい音が小さなスピーカーから生まれることを感動しています。”
ご利用者様 TG 様
ご利用者機種 Z1000-FE108Sol
昨日は、大変お世話になりました。
試聴会では、Z1000-FE108Solの素晴らしい音響効果を体験させていただきました。
これほど、世にある優秀なスピーカーですら難しい、すごい音が小さなスピーカーから生まれることを感動しています。
スワン、B&Wそれぞれに良さと弱さがあることもよくわかりました。
“ この試聴会のレビューは提出していませんが、正直言ってビックリして書けなかったです。”
ご利用者様 竹井 裕二 様
ご利用者機種 Z700-FE108Sol
40年間スピーカーを自作してきた者です。長岡式FE103バックロードホーンが好きで、これまでいくつも製作してきたものの、ガラクタがどんどん積み上げられて居住空間が破綻する毎に作品は処分されました。
2002年にFE16**Σ(もうなんだったかわからない)のバックロードホーンにしてから、もう新たに製作することもなくなり落ち着いていたのですが、いつか10cmに回帰したいと想っていました。
ラインナップ
Z1000-FE168NS
2019年の新作モデル。FOSTEXのSolシリーズの進化系NSモデルを初採用。
完成品
Z701-Modena(V3)
8センチフルレンジからは信じられない低音をだします。音工房ZのフルレンジNo1ロングセラーキット。
自作キット
「ハイエンドの音を追求するスピーカー専門工房」
音工房Z
音工房Zはこだわりのスピーカー職人大山美樹音(本名:安達 真)が設計・製造・販売をてがけているオリジナルオーディオブランドです。
音工房Zの製品は自社工場で職人が一台づつ手作りで仕上げています。
弊社がスピーカー作りの指針とする評論家 長岡鉄男先生には次のような想いがありました。
何百万円もするハイエンドスピーカーの1/10位のコストで同等の自作スピーカーを作る。
「ハイエンドの音を追求するスピーカー専門工房」 という理念には、そんなコストパフォーマンスが極めて高いスピーカーを商品として提供し、お客様のオーディオライフをより良いものにしたいという夢を込めております。
https://otokoubouz.com/z700/top.html
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オーディオ解体新書 D-101S スーパースワン
http://kameson.net/audio/d-101sc.htm
言うまでもない、長岡氏のナンバーワンスピーカー(家庭用としては)の、スーパースワンです。ユニットの入手が困難になっているので、なかなか作れませんでした。
木材はMDFでカット済みのものを、オークションで購入。
早速 サクサクとパーツごとに組み上げます。
ハタガネは、使い方が難しい(抑えるときにズレル〜抑えている間にもずれる)ので、ココ一発というときはステンレスビスを併用しました。接着剤は、良く使用される木工用の白いヤツで合計1キロ使用しました。
長いハタガネが無かったので、まず外枠を作ってから、その後内部に仕切り板を設置するという工程にしました。
この時点で、思ったより大きいな〜という印象です。
接着剤が半乾きになってから、ビスを打ち込みます。
続いてヘッドの取り付けです。
ヘッドの裏板は、まだこの時点では取り付けません。
オリジナルの補強材の取り付け
四方の板と天板を接合しつつ、音道が理想カーブに近づけるような・・・気持ちで!!
あくまで<気持ち>です。天板との接合面積は2倍になっているので、強度差は出るかと。
ここもビス固定+接着材ですね。
最終工程です。
吸音材は、第一ターンに少しグラスウールを入れました。
もう少し多くても良いと思います。
スピーカーターミナルは、ヤフオク購入の製品。
良いのかどうかだか判らない。
モンスターケーブルを加工して・・・・
ユニットを取り付け!
この時点で、空気室の裏板を取り付けます。
ユニットは、6N-108ESです。
ただし振動板はオリジナルではなく、
センターキャップとの接着に、備長炭(?)含有の接着剤を使用した、
最新の108用の振動板になっています。
紙臭いサウンドを解決したとかいう噂です。
試聴です!!
スーパースワンの下には、御影石のプレートを設置。
上には、鉛インゴットを乗せます。
前側の飾り板は塗装後に取り付けます。中空部分にはまだ何も充填していません。
軸上1メートル;基本的にハイ上がり
特に2-4KHZの盛り上がりは酷くないか??
この帯域が持ち上がっていると、明るく、明瞭で、歯切れの良いサウンドとして
感じられるだろうが・・・・。
3メートル;カマボコ型のF特性。
低域はしっかり再生できているのは100HZまで。
コレを見る限り、スーパースワンの正直な再生帯域は100HZ-15KHZですね。
ちょっと小細工。
100HZの低域の音圧が少し上がりました。
これは聴いていても効果がわかります。
後部のホーンにマイクを突っ込むと、こんな感じ。
低域が100HZまでというのは、サイズから来る限界みたいですね。
中低音に独特に雰囲気があり、それが音場感に繋がっています。
しかし、少なからず、板の共振によって、創生される音もあるようで、私的にはその音がプラスの方向に作用しています。
低域は量感はありますが、それはあくまで200-400HZ程度の範囲の話。
でも、独特の雰囲気を持ったスピーカーですね。
詳しいインプレッションは、こちらを参照のこと。
アンプはパイオニアのA-828、CDPはSONYのCDP-555ESJとCDP-555ESAで聴いてみました。
この組み合わだと、ちょっと音が硬いかな〜。
A-838は強力な電源で、低域の制動力の強いハズですが、ティンパニーの音とかは悲惨ですねえ。
酷いもんです。聴くに耐えません。アコースティックギターとかも、ボンボン音が響く感じで良くないです。
女性ボーカルのポピュラーミュージックとか、チェロのソロ演奏には合っていますが、
少し共鳴音が誇張された感じになります。
スワンというのは特別なスピーカーで、他のスピーカーでは代わりにはならないと思いますが、
スワンも他のスピーカーの代わりにはならないような気がします。
http://kameson.net/audio/d-101sc.htm
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スーパースワンのユニット交換
http://naturephoto.kachoufuugetu.net/manager/audio/super_swan/super_swan.htm
2001年12月末日、スーパースワンのスピーカー(以下SP)ユニット交換をしました。
スーパースワンは、長岡鉄男氏設計の自作SPで、SPユニットはFOSTEX(フォステクス)の限定販売品。12月4日からユニットのFE-108ES2が限定発売されると聞き、飛びつきました。この限定販売は2001年の2回目で、1回目は情報を聞き漏らしました。(^_^ゞ
○長岡鉄男氏設計 スーパースワン
←SPユニットは10cmフルレンジ一発で、中高音は主に前面から放射され、低音はSPユニット裏側から下の首の部分を下って、胴の部分へ入り、胴の内部で何度も上下に折り返されて、胴の背面下部から放出されます。
こういう型式を「バックロードホーン」(BH)と言うのですが、長岡鉄男氏は長年「音が悪い」とされてきたBHに独自の設計を取り入れ(本人談では「設計が悪いから音が悪い」との事)、高音質SPにしています。
なぜこんなややこしい事をして低音を(BH)で出すかと言うと、低音、中音、高音、専用のSPユニットをずらりと並べるよりは、ユニット一発(場合によっては+トゥイーター)の方が音がいいからなんですね。
(書き始めるとキリがないので、詳細省略)
今回は上の「←」で指した部分のSPユニットを交換。
写真の旧ユニットはもう7〜8年は使っていて、『新しいのが欲しいなぁ〜』と、思っていたところだったんです。
私のスーパースワン、組み立てに釘を一本たりとも使っていないんです。全部木工用ボンドで接着しただけ。釘は使わない方がいいようですよ。組み立てに時間がかかりますけどね。
○現行ユニット取り外し
現行ユニットは、6N−FE108S。
6Nは、銅純度99.9999%の銅線使用という意味。
SPユニットへのリード線は半田付け。
反対側はSPターミナルへ。
ターミナル付けした穴は、木工用ボンドで穴埋め
で、赤い2つの印は何かと言うと・・・
○買ってから分かった仕様変更(T-T)
SPコードを取り付ける位置、Sではユニット下から2本なんですが、ES2はサイドから1本ずつで、そのままでは取り付けられない・・・(T-T)
で、上の写真の赤い部分、コードを通すために削らなければならなくなってしまいました。(面倒くさい・・・)
○ユニット比較(左:ES2、右:6N−S)
○ついでに(左:ES2、右:ただのS)
見た目は同じですが。
デカイですね、ES2のマグネット。新素材マグネットでそれがダブルですから、駆動力は相当強力そう。6N−SとSは何の変哲もないコーンですが、ES2は分割共振を抑えるリブ、高音域のコントロールをしていると思われる、センターキャップになっています。
また、エッジは割と複雑な形状のタンジェンシャルエッジで、これも分割共振対策でしょう。見ての通り、SPコードの取り付け位置が違います・・・。
○ザグリました
下のくぼみがS、6N−SのSPコード取り付け位置。
左右ちょっと斜めに削れているところが
ES2のSPコード取り付け位置。
FOSTEXの指定よりも必要最小限に小さく加工。(あんまり意味無いけど)
内部の下に「音道」が見えます。
○これで削りました
本体を作ったときに使ったヤスリ。
写真に写っている方は目の粗い方。
細かい方でも常識から見るとすごく粗いです。
よー削れる・・・。
☆取り付け前、取り付け後
見た目はかなりリフレッシュ。
ネジ穴がES2は4個余っていますが、ヘッドにあまり穴を開けたくないので、ネジ4本で取り付け。まぁ、とくに問題はないでしょう。
○早速試聴
第一声(?)はとにかくひどい音。
中域に妙なクセがあり、低音がボンついて、高音が神経質。
『こりゃ、まずったか』と思いましたが、最初からいい音が出るワケはないので、ボチボチと箱(エンクロージャー)に慣れていくでしょう。
1時間ほど鳴らしたところでは、中低域の張りと中域の解像度の高さはなかなかのもの。ボイスコイルやエッジの慣らしが終わると、音の角は取れると踏んでいます。
中低域のクセと低域のボンつき、これが一番心配・・・。
それにしても、スーパースワンはすごいスピーカーです。
○一週間後、本格テスト
鳴らし始めはそれはもうひどい音だったんですが、だんだんユニットがこなれて、箱(エンクロージャー)に馴染んできたようです。そこで本格テスト。
○☆試聴ディスク
LaSpagnaBIS-163
FUUIN-FueImprovisation(風韻−笛 即興演奏) CBS/SONY 32DG49
輪廻交響楽/芸能山城組 ビクター VDR-1200
IMPACT 日本オーディオ協会 GES-9080
LaSpagnaは、試聴ディスクの定番なんですが、ES2ではより音像定位が明快になって、ギターの一弦一弦や、タンバリンの鈴が見えてくるよう。
一番驚いたのが風韻。
これまではバスマリンバの音像が膨らみ、多重録音部分で音が濁っていたものが、きれいに分離分解され、音像も締まって音程明確。(部屋のそこかしこからビビリ音が・・・)
途中で入ってくる篠笛は、息を吹き込む場所がまるで見えるかのようなリアルさ。
どう聴いても目前で演奏しているとしか思えない!
三十弦箏もリアルで、低音部のアタックは音の塊が飛んでくる感じ。能管の音の鋭さはこれまでに聴けなかったもの。このディスクの本当の良さが初めて発揮されたような気がしますね。
芸能山城組の場合は、やはり中高域の定位の明快さと、低音の締まりが印象的。
「ボワン」としたところが無く、余分な音が出ていない感じですね。人間の声の移動もリアルすぎて気持ちが悪い。「さらばたけんうだぎゃでぃ・・・」ああ、気持ち悪ぅ。
IMPACTには色々な音が録音されていて、ガラス粉砕音は高音のトランジェントチェック、雷鳴は空間表現、全域のトランジェント。自動車のエンジン音も入っています。こういうパルシブなソースにも余裕で対応できているのか、音像は引き締まって明快、本当にリアルな音です。
FE−108ES2、交換は大成功だったようですね。v(^-^)
これまでのユニットだと、箱内部の抵抗にユニットが負けて、特定の周波数で(主に低音)共鳴が大きくなることがありましたが、ES2ではかなり抑えられています。
まだ鳴らし込みが足りないので、中高音域にキャラクターを感じますが、いずれそれも解消されていくことでしょう。
(2001.12)
http://naturephoto.kachoufuugetu.net/manager/audio/super_swan/super_swan.htm
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スピーカー工作 (^.^) 本当に安い? (^.^)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/tsucchiy/yasui.html
安いと思う人にとっては安いし、高いと思う人にとっては高い!!
ずばり! 価値観の問題です (^o^)b
1.何を我慢するかが問題!
メーカー製の高価なスピーカーを買えば、音が良くてかっこいいのは当たり前ですよねぇ (^o^)b 要するに
・ いい音をとるか?
・ 安いスピーカーをとるか?
・ 見た目(かっこよさ)をとるか?
自作スピーカーを安いと思うかどぉかは、これで決まります (^_^) 全部を望む人は、頑張って高価なスピーカーを買いましょう (^_^;) でも「見た目はいいやっ! メーカー製の音は好きじゃない」って人にとっては、自作によるスピーカーがピッタリです (^^♪ 工作が好きなら、「もぉ最高!」
例えば 「初めてスワンを聴いた人が、大切にしていた高級スピーカーを投げ出して自分でもスワンを作った」 なんて話がたくさんあります。私の友達にも、私のスワンaやD−55を聴いてスピーカー工作に 目覚めた人が何人もいます。この人達はみんないい音(メーカー製では味わえない音と言うべきかな)を選んだってことですね!
・ 「コブラ」を作ったN氏
・ 「スワンa」を作ったN氏
確かFE208Sを買ってたけど、D−55も作ったのかなぁ?
・ 「スーパースワン」を作ったM氏
・ 自分で共鳴管を設計したU氏
・ 「スーパースワン」を作ったY氏
・ フォステクス推奨のダブルバスレフを作ったK氏
みんなメーカー製を捨ててまで、自作しちゃいました (^o^) みんなのスピーカーは元気で鳴ってるのかなぁ (^_^)?
スワンは確かに凄いスピーカーです。あの音質と音場感は決して市販品で味わえるものではありません。 しかし、世の中、あの奇妙な形に耐えられる人がどれだけいるでしょうか? D−55のように四角いスピーカーなら、塗装技術やホーンの開口にネットを用いるなどすることで美しく仕上げることはできますが、中途半端な工作技術では無理で、家具職人並みの技術が必要です。
右の写真は、現在の私のリファレンスであるスーパーフラミンゴです。 スワンをご存じない方は、このフラミンゴがもぉ少し太った形を連想してもらえば、スワンになります。 さて、これがフラミンゴに見える人がどれだけいるでしょうか? 限りなく焼却炉に近い形と思いませんか?長岡教の信者は、この形を美しいと思っているんですけどね・・・ 普通の感覚なら、みっともなくて 部屋に置くことをためらってしまいますよねぇ(^_^;)
だらだら書いてしまいましたが、何が言いたいのかというと・・・
・ この写真を見ても抵抗がない
・ スピーカーに何十万円も掛けたくない
・ 5〜10万程度のスピーカーの音に納得できない
この条件に合う人は、絶対に自作をオススメします (^_^)b
スーパーフラミンゴ
2.いくら位かかるの?
では実際にどのくらいのお金が必要になるのか、例を示しておきます。 ユニットやターミタルは定価ですので、実際はもぉ少し安く入手できます。板はシナ合板の価格ですが、見た目を全く気にしない方は、ラワン合板が約半額で入手できます。 カット料金は当然自分でカットすれば無料ですが、素人にはまず不可能ですので、東急ハンズやホームセンター等のカットサービスを利用して下さい。店によって価格が違いますから、高い目の価格を示しておきます。 ターミナルは一律で示しておきますが、300円くらいからあります。 この他に仕上げをしたい方は、塗料代等がかかります。
どぉです? 高いと思いますか? (^_^)
BS−69「ボトル」 (長岡先生小型バスレフの代表作)
ユニット FOSTEX FF125K 4200円×2
ターミナル 直出しのため、なし 0円
15mm厚シナ合板 900mm×900mm 3500円
カット料金 約1500円
その他 ボンド・ケーブル等 約1000円
合計 約14500円
D−83「フラミンゴ」 (私の「フラミンゴ大改造」のページを参照してください)
ユニット FOSTEX FE83E 2980円×2
ターミナル FOSTEX T−150 2000円×2
15mm厚シナ合板 サブロク 6500円×2
カット料金 約8000円
その他 ボンド・ケーブル等 約1000円
合計 約32000円
F−90「河童」 (私の「河童」のページを参照してください)
ユニット FOSTEX FE107E 4100円×2
ターミナル FOSTEX T−150 2000円×2
15mm厚シナ合板 サブロク 6500円
カット料金 約5000円
その他 ボンド・ケーブル等 約1000円
合計 約25000円
D−100 (12cmフルレンジによる、トールボーイのフロア型のバックロードホーン)
ユニット FOSTEX FF125K 4200円×2
ターミナル FOSTEX T−150 2000円×2
15mm厚シナ合板 サブロク 6500円×2.5
カット料金 約6000円
その他 ボンド・ケーブル等 約1000円
合計 約39000円
F−63 (前後にフルレンジを取り付けたダクト兼用スタンド一体型バスレフ)今私が一番聴きたいスピーカー!
ユニット FOSTEX FE103E 3800円×4
ターミナル FOSTEX T−150 2000円×2
15mm厚シナ合板 サブロク 6500円×1
カット料金 約6000円
その他 ボンド・ケーブル等 約1000円
合計 約33000円
http://www004.upp.so-net.ne.jp/tsucchiy/yasui.html
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