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(回答先: 計画は資本主義社会でも必要です。失敗したのはマルクス=レーニン主義ではなくスターリニズムです。 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 7 月 29 日 08:27:32)
ダイナモさん、どうもです。
>たとえ資本主義社会といえども、売り上げ計画なしで企業は存続できません。
>在庫を極力減らすジャストインタイム方式と混同しているのでは?
意味がよくわからないのですが、小生は、計画経済と自由競争経済との違いを指摘しているのです。
自由競争経済の中で、個別の会社が売上計画を立てるのは当然でしょう。
しかし、その売上計画が、強力な中央集権国家・官僚によって強圧的に管理されるとなると、さまざまな問題が発生するということです。
>計画を固定したものとして考えるから間違うのです。マルクス=レーニン主義の本来の社会主義経済では、国民のニーズにダイナミックに対応した計画の見直しが行なわれます。
小生が指摘したかったのは、マルクス=レーニン主義の本来の社会主義経済がどのようなものであろうとも、その内部に「国民のニーズにダイナミックに対応した計画の見直しが行なわれ」なくなる要因が不可分の状態で含まれていること、そのために、マルクス=レーニン主義の社会主義経済は失敗が運命づけられている(必然的と言い換えてもいいですが)ということです。
>スターリニズム下の社会は、社会主義とは無縁な腐敗した官僚主義の社会です。そのため硬直した計画至上主義に陥ったのです。
>旧ソ連邦は労働者国家ではありましたが、社会主義国家ではありませんでした。
>マルクス=レーニン主義とスターリニズムを混同してはなりません。
上の項目とも関連しますが、マルクス=レーニン主義はスターリニズムへの道を内在している、それゆえに否定すべきである、というのが小生の考えです。
スターリニズムは突然発生的に誕生したのではなく、マルクス=レーニン主義の中につねに/すでに胚胎していたということです。
(非常に大雑把な言い方になってしまいますが)マルクス=エンゲルスの理念を曲解・矮小化させたのがマルクス=レーニン主義であり、それを否定的に乗り越えていかないと、現在の資本主義社会、資本主義経済の次を構想することはできないでしょう。