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(回答先: スターリニズムは突然発生的に誕生したのではなく、マルクス=レーニン主義の中につねに/すでに胚胎していた 投稿者 南青山 日時 2009 年 7 月 29 日 09:05:51)
>意味がよくわからないのですが、小生は、計画経済と自由競争経済との違いを指摘しているのです。
自由競争経済の中で、個別の会社が売上計画を立てるのは当然でしょう。
しかし、その売上計画が、強力な中央集権国家・官僚によって強圧的に管理されるとなると、さまざまな問題が発生するということです。
J まさにそのとおりです。自由競争経済にもコストを無視した競争が行われる社会は、やがて資本の力によって抑えられてしまいます。コストをどのように判断するのかということでは、人の労働がそれにかかわってくると考えます。競争の結果自己の投入した労働で食べて(生きて)いけなくなったのでは人間の生きる社会ではないといえます。現在のワーキングプア。
>小生が指摘したかったのは、マルクス=レーニン主義の本来の社会主義経済がどのようなものであろうとも、その内部に「国民のニーズにダイナミックに対応した計画の見直しが行なわれ」なくなる要因が不可分の状態で含まれていること、そのために、マルクス=レーニン主義の社会主義経済は失敗が運命づけられている(必然的と言い換えてもいいですが)ということです。
J 私もそのように考えます。現在多くの人が第三の道を模索している状態だといえます。ただマルクスを否定するのではなく、マルクス主義によって労働運動が開花し、現代の民主主義に近い社会になったと感じています。そこに次の時代を探る自由があると考えます。
>上の項目とも関連しますが、マルクス=レーニン主義はスターリニズムへの道を内在している、それゆえに否定すべきである、というのが小生の考えです。
スターリニズムは突然発生的に誕生したのではなく、マルクス=レーニン主義の中につねに/すでに胚胎していたということです。
(非常に大雑把な言い方になってしまいますが)マルクス=エンゲルスの理念を曲解・矮小化させたのがマルクス=レーニン主義であり、それを否定的に乗り越えていかないと、現在の資本主義社会、資本主義経済の次を構想することはできないでしょう。
>乗り越えていかないと、現在の資本主義社会、資本主義経済の次を構想することはできないでしょう。
J 少なくとも私もそのように考え、その基本となるものが「人間とは何か」の問いかけから始めなくてはならないという考えに行き着きました。そして個々の政策の前に基本的な考えを造らなくてはならないと感じています。