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(回答先: 二酸化炭素排出規制強化に与することで、一石二鳥の効果があるのです。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 7 月 11 日 20:41:46)
「油性物質を生産する藻類」に相当期待しているようですが、メリットだけが宣伝されて、デメリットが何も明らかにされていないのが気になります。
およそ「メリットだけでデメリットがない」というものは存在しないと思います。
なぜデメリットについては何も説明がないのでしょう。藻類の生育に必要な設備の建設とその設備の維持に必要なエネルギー消費として排出される二酸化炭素の量と、
藻類を使って生産された油性物質を消費することによって発生する二酸化炭素の量の合計よりも、藻類が成長する過程で吸収する二酸化炭素の量が多ければ、
二酸化炭素の減少に寄与することができますが、その逆であれば新たな二酸化炭素排出源の増大を意味します。デメリットはそのあたりにあるのではないでしょうか。
そうであれば、太陽光発電や風力発電のほうが二酸化炭素を排出する油性物質を生産しないため、よりエコロジーということができます。
おそらく藻類による油性物質の生産が注目されるのは、産出量が減少していく原油に代わる代替燃料としての側面があるからではないでしょうか?
藻類の生育する温度範囲も重要です。日本のように0度以下から25度以上まで水温が変化する地域では、さすがに一年中生育が可能という訳にはいかないでしょう。
藻類による油性物質の生産は、化石燃料に完全に取って代わるのではなく、風力、太陽光、原子力などの代替手段の1つとして意味があるようにわたしには思われます。