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http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6901449.html より全文転載。
「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年5月28日です。本日は、2006/05/03に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.241を転載します。
(以下転載)
【サマータイム制導入に反対する】 vol.241 2006/05/03 発行者:media
http://archive.mag2.com/0000144953/20060503165856000.html?start=580
●気象はカオス
気象の世界では、多くの要素が複雑にからみ合っています。
それ故、カオスになりやすいのです。
カオスの問題では、(初期)条件のわずかの違いで、結果が激変してしまいます。
ですから、気象を100%正確に予測するには、無限に正確なデータを無数に集めなければならないのです。
そんなのは、現実的には不可能なことです。
ですから、気象を100%正確に予測することは不可能なのです。
せいぜい、確率的なもので精一杯…といったところです。
このことがわかると、どんなに高速高性能なスパコンを用いても、100%正確な予測は不可能であることがわかるはずです。
つまり、予測には限界がある…ということであり、それはスパコンの性能(の高さ)では解決できない問題なのです。
こうなってくると、ただ単に世界最速スパコンを導入すればいいという単純な問題ではないことがわかるでしょう。
マスコミや作家といった連中のはしゃぎぶりは、独善的な政治家や役人たちに踊らされた、まさに“馬鹿騒ぎ”と言わざるを得ません。
誤解しないでいただきたいのですが、私は決して、世界最速スパコンが何の役にも立たないと言っているのではありません。
もし、「世界最速スパコンと、そうでないスパコンと、どっちがいいか?」と聞かれたら、ほとんどの研究者は“前者”と答えるでしょう。
性能はいい方がよいに決ってますから。
ですが、いくら高性能でも、使用料が払えないほど高いのでは、使えないでしょう。
限りある研究費の多くが、スパコンの使用料に消えてしまうというのでは、お話しになりません。
使えないということは、スパコンが“ない”のと同じことです。
これでは、せっかく導入(購入)しても、意味がありません。
それぐらいなら、多少性能が落ちても、“後者”の方が望まれるでしょう。
コストの悩みは、研究者とて同じです。
そういうところを見落とされては困るのです。
世界最速スパコン崇拝は、研究費が多く得られる研究者たちと、そうでない研究者たちとの間の“格差”を広げるものでもあります。
一番怖いのは、「世界最速スパコン使用」というのが、研究に対する評価基準となってしまうことです。
つまり、「世界最速スパコン使用」の研究はみな正しく権威あるものであり、そうでない研究は正しくなく権威も認められない…
という偏見が定着することです。
実際、“環境屋さん”たちは、こうした偏見を定着させることに必死になっています。
特にNHKは、公共放送のくせに、そんなことやってるのですから、最悪ですね。
こんなもんに受信料なんか払う必要は一切ありません。
●「3点」であることをいいことに…
さて、ここからは、先月30日にNHK総合TVで放送された、「同時3点ドキュメント」という番組に関するお話しです。
地球温暖化のこと、やってましたでしょう。
2日(正確には3日)の深夜に再放送、やってましたが…。
そういえば、29日には、教育TVで、別の地球温暖化関連の番組が、やはり“夜遅く”に放送されてましたね。
NHKは、省エネ感覚ZEROです。(笑)
それはさておき、この同時3点ドキュメント、やはりNHKらしい番組でした。
この日の3点は、ツバルと中国(重慶)と米帝(笑。主にニューヨークのナットソース社)。
要するに、地球温暖化が原因の海面上昇のせいで、ツバルが水没しちゃう〜という話題です。
でもさー、海面上昇の原因が地球温暖化なら、なぜ、その最大容疑者であるロシアを取材しないよ?
番組名が「3点」であることをいいことに、ロシアを除外してますね。
いかにもNHKらしい狡賢さです。
狡賢さといえば、排出権取引で儲けてる会社として、米国の会社を選んでいるところも、そうです。
欧州にだって、そういう会社はあるのに…。
国が京都議定書に参加してないのにCO2でゼニ儲けしているという点を強調することで、米国はとことんカネに汚い国…というイメージを植え付け、反米感情を煽ろうとしているのでしょう。
同時に、中国への同情も巧みに煽っていましたね。
ま、中国による環境破壊の実態を“ようやく”報じたことは、少しはマシになった証しと言えるのかもしれませんが、中国を発展途上国と位置付け、中国に対する同情心を煽るところなどは、相変わらずの媚中ぶりです。
●いかがわしいビジネスを生んだ京都メカニズム
さて、ナットソース社のような、排出権取引でゼニ儲けしている連中がいることは、やはり見過ごせぬ問題です。
社内の様子が放映されましたが、パソコンをはじめとする情報機器類が、ズラーっと並んでましたでしょう。
彼らが消費する電力、その他諸々のエネルギーは、半端じゃないと思いますよ。
それに、彼らが儲ければ、その儲けたカネが、彼らの贅沢や、さらなる野心のために注ぎ込まれるわけで、そうなれば、さらなるエネルギー消費を招くでしょう。
それらによって生じることになるCO2量は、いかほどに?
これで、本当に、CO2削減になるのでしょうか?
非常に胡散臭い!
こうしてみると、排出権取引に代表される京都メカニズムは、全く空虚で偽善的なものであることに気付くでしょう。
そういえば、ナットソース社の連中には、太った奴が多かったですね。
そーとー儲けて肥えているのでしょう。
ま、確かに、人間の善意だけでは地球温暖化は防げないのかもしれませんが、こういう姿を見せつけられると、シラケますね。
「地球を温暖化から救えるのは、我々の資本主義経済だけだ」とまで言われると、もう完全に興ざめしてしまいますがな。
京都議定書(京都メカニズム)は、一見、現実主義的のように見えますが、実際には、環境保全への取り組みを、すっかりおかしくしてしまうものだったようです。
怪しげなビジネスが次々と…。
こいつらのCO2排出量は、完全スルーしてますし…。
こんな空虚で偽善的な議定書は、やはり破棄すべきでしょう。
●強欲で狡猾な者ほど得をする京都メカニズム
CDMにしろ、排出権取引にしろ、京都メカニズムは、怠け者の国ほど得をするように出来ています。
この日の放送は、そのことをハッキリと教えてくれたと思います。
中国・重慶の炭鉱で、日本の商社(三井物産)が、採掘の際に発生するメタンガスの排出権を購入しようとしてましたでしょう。
そしたら、炭鉱の責任者らしき人物が、さらなる増産をする…とかなんとか言ってましたよね。
環境保全の重要性など、これっぽっちも考えてないわけです。
このことからわかるのは、環境保全に取り組まない国ほど、排出権取引で儲けることが出来る…ということです。
重慶の炭鉱が排出権を売ることが出来るのは、環境保全に取り組んでこなかったためです。
そう、怠け者ほど得をするのが、排出権取引なのです。
京都メカニズムとは、怠け者ほど得をするように出来ているのです。
そして、怠け者ほど得をするというのは、マルクス主義の特徴です。
このことから、京都議定書が、文マルの議定書であることは、明白でしょう。
ちなみに、マルクス主義の国の経済は、衰退する一方でした。
革命直後こそ、資産家などから略奪した富があるので、まだいい(これでみんな騙される!)のですが、それが底をつくと、もう衰退あるのみです。
結局、ソ連や東欧の共産主義体制は、崩壊してしまいました。
マルクス主義経済では、怠け者ほど得をするので、労働者が真面目に働く意欲を失うのです。
これが、経済衰退の最大の要因となるわけです。
こうした歴史に学ぶならば、怠け者ほど得をする京都議定書が、環境保全への取り組みをどうしてしまうか?は、明白でしょう。
●中国の戦略
そういえば、中国の科学技術省の地球環境室のオッサンが、おもしろいことを言ってましたね。
中国はいずれ世界最大の排出権輸出国になるだろう…と。
自ら減らす努力もせず、先進国にそれをやらせて、自分たちは排出権輸出でしっかりとゼニ儲けする。
排出権は中国(政府)の財産だ…と。
まともな日本人には絶対に真似できない狡賢さです。
ま、利用される側が馬鹿なだけなんですけどね。
それにしても、中国に地球環境室なんてものがあったなんて、驚きですね。
もちろん、これは、地球環境をまもることを目的としているところではありません。
地球環境を餌にした戦略を練るためにあるところです。
そういう国なんすよ。
●軍事大国ほど得をする京都メカニズム
京都メカニズムには、多くの抜け道があります。
法案にたとえるならば、これは、まさに“ザル法案”の典型ですね。
たとえば、軍事用のCO2排出量は、対象になっていません。
ま、現実的に極秘の部分が多くて、やりようがない…という事情もあるのですがね。
とにかく、このことから、軍事大国には有利なものであることがわかるでしょう。
ちなみに、ここで言う軍事には、諜報(活動)なども含まれます。
つまり、中国や欧州などには有利なもので、逆に、憲法九条に縛られた日本にとっては、この上なく不利なものである…ということです。
こうしてみると、京都議定書は、まさしく、自虐・亡国・反日の産物であることがわかるでしょう。
こんなものを推進した政治家や官僚は、まさしく、売国奴であり、国賊です。
と同時に、軍事大国=中国を甘やかすことでアジアの軍事緊張を高めた、平和の敵です。
そして、二つ上の項で指摘したように、地球環境の敵でもあるのです。
●やはり悪の議定書
削減義務を怠ったところには罰則をかすそうですが、そんなことで本当にCO2削減が可能なのでしょうか?
日頃、死刑があっても犯罪は減らない…と言ってる人たちが、なぜ、そんな考え方が出来てしまうのか?
毎度お馴染みのダブル・スタンダード。
そもそも、最初から削減目標を定めることに無理があるのです。
技術にだって限界というものがある。
技術的な問題もろくに考えないとは、なんて非科学的な議定書なんでしょう?
前にも指摘しましたが、これは、まさしく、計画経済の亜種です。
「権威ある我々が決めた目標を死ンデモ達成せよ!」という、あれですね。
やはり、文マルによる悪の議定書です、こんなものは。
だからこそ、NHKはヨイショするのでしょう。
そもそも、温暖化や水位上昇を問題にしながら、排熱や排水などを問題にしない…というところからして、おかしいんですよ。
こんなイカサマ科学議定書は、直ちに破棄されるべきです。
発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
お手数ですが、件名(Subject)に ST とご記入願います。
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http://mediax.hp.infoseek.co.jp/mm8/mm.htm
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(転載終わり)
スパイラルドラゴン拝
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