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温室効果ガス地球温暖化説の嘘(その79)=京都議定書は直ちに破棄すべきだ!
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/176.html
投稿者 スパイラルドラゴン 日時 2008 年 5 月 19 日 10:44:31: 0zaYIWuUC0gac
 

(回答先: 温室効果ガス地球温暖化説の嘘(その78)=京都議定書は直ちに破棄すべきだ! 投稿者 スパイラルドラゴン 日時 2008 年 5 月 08 日 07:31:37)

http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6901361.html

「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年5月15日です。本日は、2006/03/27に発行された「サマータイム制導入に反対する」 vol.218を転載します。

(以下転載)

【サマータイム制導入に反対する】 vol.218  2006/03/27 発行者:media
http://archive.mag2.com/0000144953/20060327233859000.html?start=580

◎温室効果説に対する疑問(その78)

 サマータイム導入の論拠となっている温室効果(による地球温暖化)説に対する疑問を述べるシリーズの第78回目です。
 今回の文章はとんでもなく長いのですが、どうか辛抱して読んでみて下さい。


●植樹を蔑視する環境屋さん

 最近、植樹のことを蔑視する“環境屋さん”が増えているようです。
 植樹はかえって温暖化を加速させる!と。
 23日付の北海道新聞・夕刊の「文化」というコーナーに登場した、鷲谷いずみ・東大大学院農学生命科学研究科教授などは、その一人です。

 なぜ植樹が温暖化を加速させるのか?
 鷲谷教授の説によれば、こうです。

 《温暖化→植物のCO2排出増加→植樹しても温暖化》

 では、なぜ温暖化が進むと植物のCO2排出量が増えるのか?

 温度が上がると、植物の光合成速度は、ある温度でピークに達し、それ以上の温度では、むしろ低下する。
 一方、あらゆる生物の生命活動には、ピークは存在せず、温度上昇とともに、どこまでも上がり続ける。
 このため、ある温度以上では、CO2の放出が吸収を凌いでしまうことになる。
 …と、まぁ、こんな調子です。

 でも、本当にそうなのでしょうか?

●ピークをめぐるダブル・スタンダード

 光合成の方にはピークがあると言いながら、生命活動の方にはピークがあることを認めないなんて、ダブル・スタンダードじゃないの?
 温度上昇とともに生命活動がどこまでも上がり続けるというのは、あまりに不自然です。

 人間だって、ある温度以上になると、動きたくなくなるでしょう。
 そして、動かなければ、CO2の排出も減るのです。
 逆に、寒くても、動けば、CO2の排出量は増えます。

 まぁ、人間の場合は、クソ暑くても仕事があれば動かざるを得ないのでしょう。
 しかしながら、動物や虫など、自然界の生き物は、そんな無理・無茶はしません。
 彼らは、本能のままに動きます。
 暑くなれば、動きも少なくなる。
 また、食欲も無くなるので、ますます動かなくなる。
 生殖活動だって低下する。
 そうやって、自分自身の生体への負担を軽減しているのです。

 また、植物の場合、光合成速度が低下すると、それによって生成される炭水化物の量も減ります。
 成長が減少するのは、そのためです。
 そして、炭水化物が減れば、嫌でも生命活動は低下するのです。
 そうでもしなければ、炭水化物不足で死んでしまうでしょう。

 このように、生命活動の方にもピークはあるのです。
 にもかかわらず、それを認めない。
 鷲谷教授のダブル・スタンダードは明白でしょう。


●生態系も無視

 植物の光合成速度の低下から来る(植物の)生命活動の低下は、植物以外の生物にも影響を与えます。
 まず、植物を食用にしている動物や虫は、もろ影響を受けますね。
 そして、やがては、それを食べている生き物にも、影響が及びます。
 いわゆる食物連鎖ですね。
 また、食用以外も、植物は他の生き物に生息可能な環境を提供しています。
 たとえば、日陰とか、巣を作る場所とか、水分の保持とか…。
 植物の生命活動が低下すると、これらも奪われることになる。
 そうなれば、それらに依存する生物の生命活動も低下し、CO2も減るはずでしょう。

 こういう生物間の関連さえ無視してますね。
 つまり、生態系を無視しているのです。


●得意の拡大解釈

 ある温度以上になれば、一時的には、CO2の放出が吸収を上回るでしょう。
 しかし、上で述べたような理由から、その状態がいつまでも続くということは、自然界ではあり得ないことです。

 ところが、鷲谷教授は、米国のミズーリ大学とスクリプス海洋研究所の研究グループが2003年に発表した研究成果をネタに、自説の正当性を主張します。
 なんでも、気温が高いと樹木の成長が減少し、熱帯全域のCO2放出量が増えたことが確認されたのだ!と。

 でも、それをネタに樹木のCO2排出量増加を主張するのは、拡大解釈が過ぎるというものではないでしょうか?
 熱帯全域のCO2には、人為的な活動によるCO2も含まれるのではありませんか?
 また、他地域から風などで流れ込んだ分もあり得る。
 何しろ、熱帯は温帯などとも接しているわけですからね。
 となれば、森林自体のCO2排出量が増えていなくても、高温で光合成速度が低下すれば、熱帯全域のCO2は増えるでしょう。
 ですから、それだけでは高温により森林の放出量が吸収量を凌ぐことになる証拠とはならないのです。

 そもそも、熱帯全域の「放出量」という言い方からして、おかしい。
 正確には、熱帯全域の「濃度」ではないのか?
 そこからして怪しい理論と言わざるを得ません。

 もしかしたら、外国人の研究をネタにすれば日本人は平伏す…という意図ではないのか?
 だとしたら、時代錯誤も甚だしい…と言わざるを得ません。
 日本人を見下してますね。


●他人を見下す大学院教授

 “環境屋さん”たちは、二酸化炭素を減らしたいのでしょう?
 なのに、植物の力も借りずに、どうやってそれを達成しようというのでしょうか?

 ま、そりゃ〜あ、熱帯に冷帯の樹木を植えたのでは、役に立たないでしょうけれどね。
 最初から光合成速度のピークを越えちゃうでしょうから。
 でも、そんなおバカなことをする人がいるのでしょうか?

 鷲谷教授は、植樹にかかわる人達を見下しているように思います。
 「他人を見下す若者たち」とかいう本があるそうですが、「他人を見下し」ているのは、あんたら大学(院)教授たちの方じゃないのか?


●おめでたい対案のための植樹蔑視

 植樹が駄目なら、どうやってCO2を減らそうというのか?
 鷲谷教授は、石油などの化石燃料の使用の大幅削減を提唱します。
 でもさー、それじゃー、どうやってエネルギーを得るのよ?

 これに関して、鷲谷教授は、二つのことを推奨しています。
 一つは、太陽光エネルギー。
 もう一つは、バイオマスです。
 どちらも「自然エネルギー」というわけ。

 ま、「自然…」と言えば、聞こえは良いのですがね。
 それで本当にまかないきれるの?

 鷲谷教授に言わせると、平坦で広大な北海道は、これらに向いているのだそうです。
 しかし、「向いている」というのと、「まかないきれる」というのとは、意味が違いますよ。
 何とも無責任な話です。

 それに、いくら広大といっても、砂漠や岩場とかじゃないんすよ。
 自然が豊富。
 緑を潰せ!とでも?
 そーか、それで植樹を蔑視していたわけか。
 なるほど、なるほど。


●気候も無視

 太陽光エネルギーの利用は、北海道には向かないと思いますよ。
 冬は雪が多いですからね。
 単に利用できないだけでなく、太陽光システムの雪害(着雪、着氷)対策も大変でしょうに。

 雨(や雪)の日が多いモンスーン気候の日本には、太陽光利用システムは、あまり向かないと思いますよ。
 向いてたら、とっくに普及してるでしょう。

 それに、太陽光利用システムは、とにかく場所をとる。
 田舎に工場を作った企業の中には、自社の工場に太陽光利用システムを導入していることを自慢しているところもあるようですが、それは、それだけ緑を潰してるってことなんですよ。

 話は逸れますが、昔、人口衛星を打ち上げて、それで太陽光発電して、そのエネルギーを地上へ送る…というアイデアが大真面目に論じられていたことがあります。
 確かに、これだと天候の影響とかも受けませんからね。
 当時のプロの科学者たちが提唱していたアイデアですから、決してトンデモの類なんかではありません。
 でも、ある問題からボツになっちゃったみたいです。
 それは、そんな大きな発電用人口衛星を周回させると、太陽光線が遮られ、地球の温度が下がってしまうから…と。
 そう、当時は、地球氷河期説が主流だったのです。


●バイオマス原理主義

 バイオマス信仰も、困ったもんです。
 「バイオマス」と軽々しく言いますが、この言葉の定義は広いのですよ。
 バイオマスとは、生物資源のこと。
 ですから、極端な話、薪なんかでさえ、広い意味でバイオマスになっちゃうわけです。
 鷲谷教授の言う「バイオマス」は、一体、何をさしているのか?、ハッキリしません。
 これでは、賛成も批判もできない。

 バイオマス(の生成物の利用)だって、二酸化炭素は出るのですよ。
 石油なんかに比べれば比較的少ない…というだけのことです。
 まして、排熱に関しては、利点はほとんど無し。
 バイオマスに過剰に「期待」するのは、素人のすることです。


●やっぱり観光屋さん

 この記事を見ると、鷲谷教授は、かなりのバイオマス・オタクのように見えます。
 もっとも、北海道では、バイオマスの研究・開発が盛んなようですから、それにゴマすった可能性もあります。
 でも、そのために植樹を侮蔑するのはどーかと思うぞ!

 そういえば、記事の中に、こんな部分があります。

 《…、伐採から一連の機械化した工程で効率良くエネルギーを取り出すというようなことができるのではないだろうか。》

 あの〜、「機械化」ってことは、機械を動かすためのエネルギーが必要ってことじゃーないでしょーか?
 そのエネルギーは、どうやって得るの?
 バイオマス?
 それじゃー、何の得にもならんと思うんですけどー。
 そもそも、「一連の機械化した工程」って、話の具体性が無さ過ぎですよ。
 だから「できるのではないだろうか」ってゆー言い方になっちゃったのかな?

 さらに、こんなことも語ってます。

 《…、そこは在来の野性の植物の花が四季折々の彩りを添え、昆虫の羽根音や野鳥のさえずりがにぎやかな新しいタイプの生態系となるだろう。》

 何とも感覚的な、俗受け狙いの理想郷話ですが、本当にそんなことが可能なの?
 「新しいタイプの生態系」で「在来の野性」が生存できるものなのか?
 なーんか、素人的なおめでたさがあるような…。

 それにさー、「植物」も「昆虫」も「野鳥」も、温暖化が進めば、CO2排出量を増やし、温暖化を加速させる…って、自分で言ってたじゃん。
 話が、あっちとこっちで矛盾してるぞー!
 それとも、認知症かな?

 そして、極めつけが、終わりの部分のこれ。

 《それは、里山利用の伝統に乏しい北海道における二十一世紀の里山と言えるシステムとなり、エコツアーの観光資源としても役立つのではないだろうか。》

 やっぱ、最後は「観光」。
 もう、つける薬がありません。

 それに、そんなシステムを見に来る観光客なんて、どれだけいるっつーの?
 そりゃー、バイオマス・オタクの鷲谷教授は見に来てくれるのかもしれませんけどね。
 一般の人達は関心も魅力もないと思うぞ!
 私の経験から言わせてもらうと…。


●東大がおかしい!

 東大のセンセーって、こんなもん?
 そういえば、最近の東大の出身者や関係者には、おかしな人が目立ちます。
 ガセ・メールで世間をお騒がせした国会議員も、東大出身じゃなかったでしたっけ?
 最近、東大がおかしい!
 それとも、東大って、もともと、こんなもん?

発行者:media( mediawoutagau@yahoo.co.jp )
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(転載終わり)

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