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(回答先: 日本の企業の問題点は、配当への競争原理が働いていないこと。 配当はもう一つの経済のエンジンになるべきだ。 投稿者 hou 日時 2008 年 8 月 09 日 23:11:45)
>houさん どうもです。
少し頭を使って下さいね。
基本的に「直接金融」という「配当金分配制度」というのは「貧富の格差が広がる」という制度なのです。
ですから「配当が経済エンジン」となりませんし、しようとすべきでもありません。
それを論証しておきましょう。
仮に「10人の人を雇用している会社があり、その会社には1000万円の利益分配能力があったとします。」
10人が全員8時間づつ労働しているのなら「給与で全てを分配するとしたら、一人当たりは100万円づつ分配されます。」
で、その会社は社員にだけ株を買ってもらっている会社であり、社員は100万円分の株を全員持っていて、社長だけは1100万円持っているとしましょう。
会社は「給与で50%分配して、残り50%は配当に回したとすると」
一般社員の分配は525000円(給与50万円+株の配当25000円)となり、社長だけ5525000円の分配を受け取るという事になります。
つまり、配当金によって「金持ちは益々金持ちになり、一般労働者は正当な労働収入が減らされて益々貧乏になる」と言うことです。
こんな不労所得を奨励して「経済エンジンにしよう」などとしたら、貧乏人が浮かび上がることは永久にあり得ないことになるでしょう。
「努力したものが報われる社会ではなく、親が金持ちだった人こそが報われる社会」というのは否定するべきでしょう。