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(回答先: Re: 影の闇殿は、さすがにハンドルネームにもあるよう、影でこそこそするのがお好きなのか? 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 6 月 09 日 23:18:27)
保守主義といっても、様々な保守主義が存在すると思います。
近代的保守主義・政治的保守主義・宗教保守主義、保守主義は、伝統主義者のように「古き良きものへの回帰」への希求をするものばかりではない。ネオコンもNeoconservatism「新保守主義」の訳であるので、保守主義の枠に入ると認識しています。
また日本においては、保守主義を反米保守主義(ナショナリズム)と親米保守主義(対米従属主義)の二つに分ける分類されますが、私はこの二つとも該当しないので、消極的な親米保守主義と自分を規定しています。
もともと、保守主義という言葉は、フランス革命後王政復古の機関紙を、「Le Conservateur」と名付けたことに由来するそうです。
保守主義とは、フランス革命後、その急進的恐怖政治に対して、英国の下院議員エドマンド・バーク(Edmund Burke)が、『フランス革命の省察』を著し、フランス革命を全否定して、フランス革命をイギリスに波及させない思想を、保守主義の誕生とする説がある。結局、軍事力で制圧する対仏戦争を主導するための思想書として成立している歴史がある。単なる伝統主義とは一線を画す思想であると私は思う。
保守主義とは、革命による急進的変化を嫌うが、単に現状維持を主張するものではなく、ただし、変革を受け入れるにしても伝統や歴史的背景、そこに連なる共同体の存在。宗教的連続性を尊重した上で、変革を容認する思想であると考えています。
政治には理想と現実に常にギャップが生じ、そのギャップに私は足をとられた結果、現実主義を残しつつ、理想のナショナリズム思想を求める為に、反米保守主義(ナショナリズム)と親米保守主義(対米従属主義)以外の保守主義の旗を消極的親米保守と自己規定したまでです。
米国と日本が同盟国を結ぶ理由は、なにも中国戦争を想定したものではない。日本にしても、米国にしても、双方を仮想敵国とすることにより、より膨大な軍事予算を必要としてしまうことを回避する処置である側面を見逃してはならない。
武士道や日本の保守主義、大アジア主義について、自分の解釈を書き足したかったが、3時だ。すまんが、今晩はここまで。