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これは別に特定の誰かを指して言っている訳ではないが、
「いろいろな観点を持て」とか「もっと原因を精査せよ」とか
もっともらしいことを言う人は、たくさん居る。
それはそれで、決して、間違っているとは思わない。
物事を慎重に考えることは、尊いことなのかもしれない。
しかし、何かの事柄で、切羽詰って、切実に困っている人たちからすれば、
このような能天気な議論ばかりで、ちっとも改善が進まない状況というのは、
苛立たしいばかりであろう。
「議論はいいから、何か具体的な対策を考えて、すぐにでも実行して欲しい」
こう思うのは、当然のことではないだろうか?
もちろん拙速は良くない。
しかし、何も決められず、ただただ時間を空費していくばかりというのも、
現在の既得権者は、それで構わないのだろうが、絶望の淵に追いやられている者からすれば、
地獄以外の何物でもないのである。
わたしは、根本的には、全ての人にとって都合の良い政策やら解決策なんてのは、
ほとんどないに等しいことだと思っている。
「何を切って」「何に与えるのか」
この旗色を明確にしない議論は、結局、何も決められない
「現状維持」の結論しか生まないのだろうと思う。