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(回答先: 最後の6行はオリハルさんのお言葉。消し忘れました。 投稿者 sunshine 日時 2008 年 1 月 19 日 14:13:43)
やはり、金銭というものが人間に裏表の使い手にさせているようですね。金銭とは人間の内面では所有権・所有欲というエネルギー・レベルに呼応しているのですね(http://oriharu.net/jhave.htm#money3)。まあ、それはそれでいいとして、問題なのは、所有権を超えた領域(例えば生存権)までが、所有権の段階のエネルギー=金銭によって規定されてしまう場合があり得てしまう現状だと思います。これが現代ではグローバルに展開して、単に数字データが電波で飛び交っているだけなのに、そういう金銭の情勢に基づいて森林が伐採されたり、石油採掘がイラクの人々よりも優先されたり、工場の操業が活発になって河川が絵の具を溶かした水溶液になってしまったりして、動物もバタバタと死んで行くのですね。動物と言っても、その一つ一つはとっても愛らしく可愛い生き物になのに。彼らも、そして、人間の身体も地球ですよね。なんとかしたい!というハートは誰でも持たれると思いますが、問題の領域が大きすぎて、マインドで考えを持つ方向さえ定まらないというのが実情ではないかと思います。でも、分っている人は人間の経済活動に変化をもたらそうとしているのも事実で、数日前に、NHKの「クローズアップ現代」で、「儲ける為を第一とするのを良しとせず、自分の出資金を利息がほとんど付かなくても自分が望んだ目的の為に使われることをネットで公開される透明なデータで常時確認できるような新しい資金の融通システム」が日本で動いているのを紹介していました。出資者達の人間的な質が高いことがこのような新しい金融の基盤となっています。彼らの目的意識は「儲け」なのではなく、この場合「太陽電池パネルの普及」という目的意識なので、そのために使われることこそが望みだからなのです。そうなんですよね。「所有権(この場合の利息)こそ第一!」という転倒した発想で、可愛い生き物達の命まで、不必要かつ無意味に奪っていい訳がない! 所有権レベルのエネルギーによって全ての事を動かしてしまう事に疑問の慧眼を向けるべきです。だから、お金「だけ」で世の中を動かしてしまうのには、「人間性=地球」にとって無理のあるシステムですね。人々が目覚めてくれば、「所有権・所有欲を超克した目的意識」を持てるようになる筈です。なぜ超克意識が必要になるかと言えば、崖っぷちにある温暖化した地球を見ればその必要性は自明の理です。そのような(所有への)超克意識の立場から新しい(お金の)流れが出来つつあるようです。
以上は、緊急の課題である温暖化問題について述べましたが、主にこの世の物質世界に焦点を当てています。霊的な世界に焦点を当てる発想を持てば、ルドルフ・シュタイナーが述べているように、死後の世界では自分が周囲の世界に対して与えた影響を、今度はその周囲の世界(主に周囲の知人、友人たちでしょう)の立場になって「自分」がどんな影響(苦痛、喜び等)を与えるかを追体験して行くのだそうです。だから、人に対して残酷に取り立てたり等々の行為を、今度は相手の立場に入って、その中から「自分」によって苦痛が与えられることを経験して行くそうです。もっと踏み込んで言いますと、多くの人を殺したような人間は大変なことになるだろう、ということです。つまり、「何度もその種の体験をさせられる」のでしょうから。
でも、その前に、自分一人の為に時間もお金も使ったとしても空しいと思うんですがね。現代人は所有権に対応する精神エネルギーが肥大化してしまい、自然的な本能的な(地球の)発想を忘れるところまで来ているのでしょうね。それで空しい行為(宝飾が100個もあるよ、みたいな行為)を主たる活動として生きているのでしょうね。もし私だったらそんなのを100個も買うより、同じ金額で有意義でポジティブな影響を与える為の何かをしようと思いますね。そのほうが私(地球)は充足感があるよなぁ。